No.841985

九番目の熾天使・外伝~マーセナリーズクリード~番外編 Secret Mission

okakaさん

第15話ですドS注意

2016-04-12 01:14:04 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:296   閲覧ユーザー数:255

番外編~Secret Mission~ TypeFuture 未来の力はどうやって手に入れるのか15

 

 

――――――――――「侍女式自動人形桜花、加勢に参りました」

 

 

その言葉と共に地面に突き刺さったエンジンブレードが再び飛び上がり、屑ヤミーの群れを相手に暴れ回り始めた。自動人形の重力制御による攻撃だ、自在に飛び回るエンジンブレードの軌跡にいた屑ヤミーがどんどん切り捨てられていく。それを尻目に桜花は妹に向かって何かを投げつけた。

 

 

「橘花、貴方のです」

 

「うわっと・・・おお!できたんですね!」

 

とっさにクルミボンバーを外したナックルが投げられた物をキャッチし、仮面の下で満面の笑みを浮かべた。

 

 

「あら?新装備?」

 

「はい!これであの三下をボッコボコにしてやりますよ!」

 

 

ヒートの問にそう答えたナックルは戦極ドライバーのインジケーターを受け取ったゲネシスコアに差し替えた。

 

 

「ふっふっふ、行きます!」

 

 

ナックルの言葉とともに新たなクリアブルーのエナジーロックシードが解錠された。

 

«マロンエナジー!»

 

音声とともに新たなクラックが出現、そこから栗の形のアーマーが出現した。同時にナックルのアーマーが折りたたまれ、空中に飛び上がる。それを確認するよりも素早くドライバーのゲネシスコアにマロンエナジーロックシードを装填、錠を落とした。

 

«ロック、オン!»

 

同時に待機音声が流れだす、しかし今までのロック調ではなく、法螺貝の用な戦国を思わせる音声だ。その音声と共にナックルは勢い良く右手でカッティングブレードを跳ね上げ、2つのロックシードを開いた。

 

«ミックス!»

 

同時に空中の2つの鎧が合わさり、陣羽織のような新たな鎧を形成、それがナックルに突き刺さると同時に展開、新たな兜と鎧、そして武器をナックルに与えた。

 

«クルミアームズ!ミスターナックルマン!ジンバーマロン!ハハーッ!!»

 

日輪を模した飾りのついた兜、栗の意匠を取り込んだ陣羽織のような鎧、そしてイガグリのような無数のスパイクの付いたガントレット型の新たな武装を両手に装着した新たな姿。

 

 

「パワーアーップ!一気にぶっ飛ばしてやります!てりゃぁぁぁぁ!」

 

 

【アーマードライダーナックル ジンバーマロンアームズ】となった橘花は意気揚々と両手のガントレットをぶつけ合わせると、屑ヤミーに跳びかかっていった。

 

 

「さて、こっちのロイミュードは私達の相手かしらね」

 

 

ヒートの言葉にアイスエイジドーパントをロイミュードが再び身構えた。

 

 

「ちっ、まさか増援が来るとは・・・まぁいい。まとめて始末しろ!」

 

「「「「「シャァァァァァァァッ!」」」」」

 

 

アイスエイジの言葉とともに残った5体のロイミュードが飛びかかってきた。

 

 

「もうあの重加速は使えないみたいね、それなら数が多いだけの雑魚同然よ」

 

 

ヒートが最初に飛びかかってきたバットロイミュードを跳び蹴りで迎撃、後続のバットロイミュードにぶつけた。

 

 

「そういえば、貴方は変身しないのね」

 

ヒートが次のバットロイミュードに火炎弾を飛ばし、牽制しながらいつの間にか隣に来ていた桜花に問いかける。

 

 

「ドライバーが未完成なので」

 

 

桜花がそう言いながらエンジンブレードを呼び戻し、構えた。

 

 

「あ、そうだちぃねぇ様!トライドロンの中にドライバーとメモリがあります!」

 

「早く言いなさい」

 

 

今思い出したと言わんばかりにナックルが屑ヤミーを殴り飛ばしながらそう言うと、桜花はトライドロンの中にあるアクセルドライバーとT2アクセルメモリを重力制御で飛ばし、自身の腰にドライバーを装着した。

 

 

「変、身」

 

«ACCEL!»

 

スタートアップスイッチを押し、ガイダンス音声と同時にメモリを装填、一気にスロットルを回した。

 

«ACCEL»

 

音声と共に周囲にエンジン内のシリンダーの用なエフェクトが出現、その稼働が最高潮に達すると同時に桜花が加速の戦士【仮面ライダーアクセル】へと変身した。

 

 

「振り切ります」

 

 

そう言ってエンジンブレードを振り上げたアクセルがアイスエイジドーパントに突貫した―――――――――

 

 

「でりゃぁぁぁぁぁ!」

 

«ジンバーマロンスカッシュ!»

 

 

飛び上がったナックルがカッティングブレードを一回倒し、空中に飛び上がり、高速回転を始めた。すると両手のガントレットから炎を纏った無数のスパイクがはじけ飛び、周囲を爆撃した。

 

 

「「「「「オオオオオォォォォォォォォォォォォォォォ・・・」」」」」

 

 

無数のスパイクの雨に屑ヤミーが一気にはじけ飛び、爆発と共に割れたセルメダルとなって散っていく。その中心に降り立ったナックルはイガグリの中に隠されていた栗の実を模した細身の、しかしクルミボンバーよりも強力なガントレットを纏った拳で残った屑ヤミーを殴りつける。

 

 

「てりゃっ!そりゃっ!よいしょぉ!」

 

 

左フックを叩きこまれた屑ヤミーが爆散、その勢いを利用した右の裏拳が背後の屑ヤミーの顔面を砕いて吹き飛ばす。更に一歩踏み込み、正面の屑ヤミーに正拳突きが叩きこまれ、屑ヤミーを一掃してしまった。

 

 

「さて、貴方の兵隊さんももう残り少ないみたいね?」

 

 

そう言いながらヒートがアイスエイジドーパントを炎の拳で殴りつける。

 

 

「くっ・・・まさかこれほどとは・・・」

 

 

とっさにブロックした腕を焦がしながらアイスエイジドーパントが歯噛みする。ここに来てアイスエイジドーパントの作戦は完全に破綻していた。情報によれば重加速に対応できる仮面ライダーは今ここにいないドライブ、マッハ、チェイサーのみのはずだったのだ。万が一のために連れて来ていた【重加速増幅装置】を搭載していた改良型ロイミュードも起点となるノーマルのバットロイミュードを破壊され、重加速が使えない。まだ数は多いものの圧倒され始めていた。

 

 

「こうなったら・・・ロイミュード!貴様達はこいつらと共に自爆しろ!」

 

 

アイスエイジドーパントの命令で残ったアンテナ搭載型のロイミュードがヒートに一斉に跳びかかった。

 

 

「!?」

 

 

ヒートが意図に気付きとっさにガードを固めようとした瞬間、もう一つの赤い影がロイミュード達とヒートの間に割り込んできた。

 

 

«ENGINE! ELECTRIC!»

 

「させません」

 

 

その割りこんできた影―――アクセルがエンジンブレードにエンジンメモリを装填、エレクトリックの効果を発動させ一閃、アンテナ内部から入り込んだ超高圧電流がロイミュードの電子回路を焼き切り、停止させた。

 

 

「橘花、後片付けは任せます」

 

「アイアイサー!」

 

 

ナックルが返事とともにカッティングブレードを素早く二回倒した。

 

«ジンバーマロンオーレ!»

 

音声とともに日輪型の兜の前立が強く発光、同時に両手のガントレットが激しく燃え上がった。ナックルはその場で大きく踏み込み、右手を振りかぶった。

 

 

「ロケットォォォォォォッ!パァァァァァァァァンチ!」

 

 

突き出されると同時にナックルのガントレットが外れ、重力制御で撃ち出された。彼女の個性の一つ、全自動人形中で唯一、片手で大型モビルスーツを振り回せるほどの最も高出力な重力制御を利用した遠距離攻撃だ。

一瞬で超音速に達した炎のガントレットが停止したロイミュードを一纏めにふっ飛ばし、そのオーバーパワーで上半身をまとめて引き千切った。

 

 

「さ、これで貴方一人ね、末端の三下さん?」

 

「こ、こんなはずじゃ・・・そんな、そんな馬鹿な!」

 

 

想定外の自体に錯乱気味になりながら、アイスエイジドーパントが地面を凍らせ、その上を滑って逃げようとした。が―――

 

 

「逃しません」

 

 

バイクモードに変形したアクセルが既に進行方向に回り込んでいたのだ。

 

«ACCEL MAXIMUMDRIVE!»

 

「な、いつの間にィィィィィィィィ!?」

 

 

一瞬で変形したアクセルがクラッチレバーを握りこみ、マキシマムドライブを発動、必殺のライダーキック【アクセルグランツァー】を叩き込んだ。

その威力に吹き飛ばされるアイスエイジドーパント、その飛んで行く方向には、もう一つの灼熱が待ち構えていた。

 

«HEAT MAXIMUMDRIVE!»

 

「はい、お帰りなさい」

 

 

ヒートがマキシマムスロットにメモリを装填、高温の炎を纏った右足を振り上げた。

 

 

「ライダーキック!」

 

「うわぁぁぁぁぁっ!」

 

 

まるでうるさい蝿を撃ち落とすような回し蹴りでのライダーキックが炸裂し、アイスエイジドーパントは爆発、肉体からガイアメモリが飛び出すと同時にはじけ飛んだ。

 

 

「うっ・・・うう・・く、来るな、来るなぁぁぁぁぁ!」

 

 

肉体へのダメージも何のその、変身の解けた財団Xの構成員が逃げ出そうと地面を這いずりまわる。

 

 

「言ったはずです。逃しません」

 

 

そう言ったアクセルがエンジンブレードを放り投げ、財団構成員の足の上に落とした。

 

 

「ぎゃぁぁぁぁぁ!」

 

 

地面にめり込む程の重量が足をへし折り、その痛みに構成員が叫びをあげ、逃げようと必至に藻掻くが、エンジンブレードの重みで動けない、そこに変身を解いたハルカが歩み寄り、ニッコリと、しかし目だけは笑っていない笑顔を向けた。

 

 

「これも言ったわよね?とっ捕まえて尋問タイムだって。さぁ、知ってること洗いざらい吐いてもらうわよ?」

 

 

構成員に選択の余地はなかった―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

はい、ドSまっしぐらです。次回は決戦場に向かうシーンからとなります。

あ、あと今回ジンバーマロンがガントレットを飛ばしましたが、本来はそのまま殴りつける技です。ガントレットがゴリバゴーンのリペイントなので、せっかくだから飛ばしてみました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オマケ

重加速増幅装置搭載型改良ロイミュード

 

通常のロイミュードのコアドライビアとシンクロして重加速を増幅させる機構を搭載した財団X開発のロイミュード。周波数帯を完全にシンクロさせるため、アンテナが装備されているのが外見的特徴。一体ごとに出力が上がり、五体で超絶重加速をも超える重加速を限定的に発生させるが。

【隊列を乱すとシンクロ不可能】

【基点となる通常のロイミュードが破壊されると自身で重加速を起こすことすらできない】

【対象が人間一人分】

【複数のシフトカーがシンクロした波長ではかき消されてしまう】

【電撃を食らうと送受信用アンテナにも感電し、内部回路が焼き切れる】

などの欠点を抱えまくった欠陥品でもある。

複数でのシンクロした行動を取るその性質上【個性】を持たないため、ハート達オリジナルロイミュードからもコピーロイミュード同様、仲間と認識すらされない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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