「……んん！？」
「へぇ～ミサナちゃんのいとこかにゃ？　鼻筋の通ったマズルは大人っぽいのに中身は子どもみたいにゃ」
　ミサナにお菓子を貰おうとしに来たリュー姉は、ぬいぐるみで遊ぶみたいにチャナの毛並みを撫でまくる。子どもみたいなのはリュー姉もだけとな。
「わぁ～全身フサフサにゃ♪　モジャモジャのミサナと違って、綺麗なロン毛にゃね」
「えへへへ♪」

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　撫でてもらって嬉しいのか私が撫でた時と同様にチャナは笑顔を見せる。
「ほら、取ってくるにゃ！」
　リュー姉は、ミサナのお盆をフリスビーみたいに廊下に投げ、チャナは廊下を走って投げられたお盆を上手くキャッチする。見事だみゃ。（=＾人＾=）
「ナイスキャッチだにゃ。さらにもう一回にゃ…！？」
「ふふふ…んっ…」
「…あの、私のお盆で遊ぶのはやめて下さいね。廊下も走っちゃダメですよ」
　ミサナが二人の尻尾を引っ張ってお盆投げを制止する。