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No.836068
みゆうさん
チャナは嬉しそうに尻尾をぶんぶん振りながら、ミサナの茶筅や茶碗を持ってくる。探し物をしているみたいに部屋中をキョロキョロ見回す。 「ふふふ、……ええ……と…?」 「…ああ、お湯ならここに沸いてますよ」 チャナはお湯が入った南部鉄器を受け取ると、お茶を立て始めた。 「みゃ…?」
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「ミドラにお茶立ててくれますよ。私の見よう見まねですけどちゃんとしてますよ」 「へへへ♪」 チャナは出来上がった抹茶を私の目の前に差し出してきた。表面はビールの様に泡立っている。 「んっ……」 ……苦いみゃ。ちょっと濃すぎみゃ。 「……美味しいみゃ」 (;=^人^=)つ旦~ 恥ずかしそうに上目遣いでこっちを見てくるチャナに茶碗を返す。 「んふふ」 「ミドラ、無理してお世辞言わなくて良いですよ。チャナ、これは小さめの茶碗だから茶杓に一杯半ぐらいで良いんですよ」 「ううん……」 チャナは、親のお手伝いに失敗した子どもみたいにうつ向いた。
2016-03-07 19:14:36 投稿 / 全2ページ 総閲覧数:648 閲覧ユーザー数:648
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チャナは嬉しそうに尻尾をぶんぶん振りながら、ミサナの茶筅や茶碗を持ってくる。探し物をしているみたいに部屋中をキョロキョロ見回す。
「ふふふ、……ええ……と…?」
「…ああ、お湯ならここに沸いてますよ」
チャナはお湯が入った南部鉄器を受け取ると、お茶を立て始めた。
「みゃ…?」
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