蜀でパーティーをやり、かなりのハプニングがあった。みんなに、もみくちゃになりがら華琳達を怒らせ今俺はなんとか生きています・・・・・
その翌日、成都を離れ今俺達は魏の洛陽に向かっている。
華琳「・・・・・・・」
一刀「あの・・・・華琳?」
華琳「なに、色男さん?」
一刀「まだ怒ってるのかよ・・・・」
華琳「別に怒ってないわよ。あなたが蜀と呉の女性達と仲良くなって、あげくのはてには雪蓮とあんなことをやって!!」
一刀「だ、だからそれは誤解だってば!」
華琳「どうかしらっ!!」
そう、それは成都を離れる前の朝にさかのぼる。
一刀争奪戦が突然起こり結局一人で一刀は寝たのだ。
朝になると玉座にみんなが集まった。
桃香「おはよ~。華琳さん」
華琳「おはよう。」
桃香「は~~。昨日はご主人様と寝たかったな・・・・・・」
ボソッと言う。
華琳「・・・・なにか言った?」
桃香「う、ううん何も言ってないよ。そ、それにしてもご主人様遅いね」
話を切り替える
愛紗「そうですね。昨日は疲れたと思われますからまだ寝ているのでしょう。」
星「いやはや主の争奪戦は、なかなか盛り上がったからな」
小蓮「みんなが一刀を引っ張るからだよ!一刀はシャオと一緒に寝るつもりだったのに!」
蓮華「小蓮!!何を言う!一刀の気持ちを考えろ迷惑だろっ!」
小蓮「なによ!お姉ちゃんだって一刀に怒ってたのに!しかもいきなり一刀と仲良くなって!」
蓮華「べ、べつに仲良くなんて//」
蓮華は顔を少し赤くする
華琳(あいつ本当にお仕置きが必要みたいね)
冥琳「おや?雪蓮も見当たらないな・・・・」
全員「・・・・・・・・・・」
全員は嫌な予感がした
全員「「「「「「「「まさか!!!!!」」」」」」」
ドドドドドドドッ
みんなは走り出す。
一刀の部屋に・・・
一刀の部屋に向かう途中雪蓮の部屋がある。蓮華はドアを力強く開く。
蓮華「姉さま!!!」
だが、そこに雪蓮の姿はなかった。
華琳「あいつ!!!まさか本当に!」
再び走り出す
ドンッ!!!
ドアが壊れそうな勢いで開けた。
華琳「一刀!!!!」
一刀「う~~~~ん」
そこには・・・・・・・
雪蓮「ん~~~~。」
雪蓮がいた
全員「「「「「あ~~~~~~!!!!」」」」
一刀「なんだ!?って雪蓮!!??」
雪蓮は一刀に抱きついて眠っていた・・・・・裸で
雪蓮「あ、一刀おはよう♡」
一刀「いやっなんで俺の布団に?」
雪蓮「なんでって一緒に寝たかったから♡」
一刀「っていうか前隠せ~~~~~!!!見えてるから!!!」
雪蓮「襲っても良かったのに・・・・」
小さい声で言う
一刀「あほかっ!!『一刀?』はっ!!」
ゆっくりと顔を上げる・・・・
華琳「あなた・・・雪蓮と何をしたの?」
笑顔でいう。だが目は笑っていない
一刀「ち、ちがうんだ。誤解なんだ!俺は別に何もしてない!」
思春「北郷!!貴様、雪蓮様になんてことを!!そこになおれ!!」
一刀「話聞いてた!!?」
蓮華「か、一刀は姉さまのことが好きだったの?」
凪「隊長・・・見損ないました・・・」
風「さすがは種馬ですね~~~。こうも早く・・・しかも呉の王にまで手を出すなんて。風は呆れるをこして尊敬しちゃいますよ~~~」
風そんなこと言ってるわりには目が!目がすごく怖いよ!
翠「こ、このエロエロ魔神!!」
そんな称号いらないから~~~!
桃香「どうして雪蓮さんなの?ご主人様・・・・」
一刀「だからみんな違うって!俺達は何もしてないよ!ねえ雪蓮?」
雪蓮は小悪魔みたいな笑みを浮かべる
雪蓮「一刀、とても気持ちよかったわよ♡でも少し激しかったからさすがに疲れたわ。」
一刀「・・・・・・・・・・・・・・」
ピシッ!!!!!!!!
一刀(俺こっちに着いてからこんなのばっかり・・・・俺生きていられるかな・・・はっははは)
全員「「「「「「「「「「この!!種馬が~~~~~~!!!!!」」」」」」」」」
一刀「ぐはっ!!!」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
とみんなにフルボッコされた
その後、俺は必死にみんなの誤解を解いたのだ・・・・・
信じてくれる人は・・・・・・いなかった。なんか悲しくなる。
一刀「はぁ~~~~~~~」
真桜「いや~~隊長。お疲れさん」
一刀「お疲れさん・・・・じゃねえよ!!お前も散々殴りやがって!」
沙和「それはしかたがないの~~~~。隊長の日ごろの行いがわるいから~~。」
一刀「うっ」
春蘭「そうだぞ!まったくすべてお前が悪い!」
秋蘭「まあ、そう怒るな姉者。それに・・・実は内心、安心しているのだろう?北郷が雪蓮殿に手を出さなかったことに。」
秋蘭は姉をからかおうとする
春蘭「なっなっななななな!なにを言う秋蘭!」
秋蘭「おや、図星だったか。ふふっ」
季衣「わ~~春蘭様、顔真っ赤~~~~」
春蘭「ち、ちがうぞ!そんなことはないっ!!こんな奴のことなんてどうでもいいに決まってる!」
秋蘭「そうか・・・そうだ北郷。」
一刀「うん?」
秋蘭「今日お前の部屋に行ってもよいか?」
春蘭「!!!!!」
華琳はピクッと反応する
春蘭は妹のいきなりの発言に驚いた。
一刀「・・・・・え?」
春蘭「しゅ、秋蘭!?なにを言っている!?そんなことはダメに決まっているだろ!!!」
秋蘭「おや?なぜだ?」
春蘭「なぜって・・・・別に・・・」
秋蘭「ならいいだろう?それともわたしが北郷の部屋に行って姉者は困るのか?」
一刀(秋蘭って・・・こんなにSだったか?)
季衣「春蘭様、正直になりましょうよ」
春蘭「うぬぬぬぬ・・・・・分かった。秋蘭!・・・わたしも混ぜろ!!」
あまりの大きな声に周りの兵たちも反応する
兵士A「ごくっ」
兵士B(いいな~~~)
一刀(こんなところで何を言ってるんだよ!あきらかに兵達が反応してるじゃん!)
秋蘭「ほう姉者も北郷と一緒に警邏の見直しの話をするのか」
一刀・春蘭「・・・・・え?」
春蘭「秋蘭?え?どういうことだ?」
秋蘭「なにってそのまんまの意味だか?姉者はなんのことを想像していたのかな?」
ニヤリと笑う
春蘭「しゅうら~~~~ん!騙したな!」
秋蘭「ふふふっ」
一刀「俺は少し残念なような・・・・」
秋蘭「なら本当にするか?」
華琳「・・・・・秋蘭?今日はこいつに・・・わたしが!直々にお仕置きするの!!」
秋蘭「フフッ、わかってますよ。華琳様」
今お仕置きって言った!?俺は無実だ!!といろいろ言いたいことはあるがそんな気力はなくっていた俺であった。
皆と話をしながら洛陽に向かっていた俺達は、とうとう洛陽のすぐ近くまで来た。
一刀「・・・・・・・」
霞「どうしたん?一刀?」
一刀「いや、なんか懐かしいなって・・・」
霞「そうか・・・一刀がいなくなってから魏のみんな泣くわ、泣くわでそれはもう大変だったんやで。」
一刀「マジで!?」
風「そうですよ~~。お兄さんはなんやかんやで人望はあったんですよ。皆が泣くのは当たり前ということです。」
一刀「俺・・・・皆になんて顔をして会えばいいんだろう・・・・」
俺は黙って皆の前から消えた。あげくのはてには悲しませていたなんて・・・会う資格なんてあるのだろうか?
華琳「いつもどおり笑って皆に会いなさい。悲しい顔をしちゃみんなが困るでしょう?」
一刀「・・・そう・・・だよな。よし!!」
華琳(ふふっ。果たして笑うことなんて出来るかしらね)
洛陽~~~~~
一刀「とうとう帰ってきたか・・・・」
俺達は今洛陽に入るための門にいる。
みんなに会いたい・・・でもそれとは別に不安もある。魏のみんなは俺のことを怒っているのではないかと・・・
緊張して少し落ち着かない・・・
華琳「門を開けなさい!」
門番「はっ」
門が開かれる・・・・・・・開かれた直後!
「「「「「「「「ワァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」
鼓膜が破れるぐらいの大きな声が聞こえる。
一刀「なっ、なんだ!!?」
民A「一刀様~~~~~~~~!!」
民B「御使い様~~~!!よく、よく戻ってきてくださった。」
魏兵士A「隊長!!隊長!!自分は!自分は今ものすごい感激でいっぱいです!!」
魏兵士B「隊長がいない間、隊長に恥ない行いをしてきました。ですが!まだ隊長には教えてもらいたいことがたくさんあります!!」
子供「天のお兄ちゃんお帰り~~~~~!」
そこには何万・・・何十万ともいう魏の人たちがいる。
手を振る者・・・隣りの人と抱き合い喜びに浸る者・・・・またある者は感激のあまりそこに座り込んで涙を流す
それぞれの声が・・・・それぞれの喜びが一刀に届く
一刀「みん・・・・・な」
稟「まったく華琳様もやりますね。」
風「風達にも教えてくれなかったんですね?華琳様」
華琳「ええ。一足早く伝令を出しておいたのよ。そのほうがビックリするでしょう?」
稟「ええ・・・ですが、一番驚いているのは一刀殿みたいですね。」
民「「「「一刀様~~~~~~!!!!」」」」
一刀「・・・・・・・・」
華琳「ほら。笑って皆に会うんでしょう?」
一刀「・・・今は・・・ちょっと・・・無理・・かも・・・」
気付けば一刀は涙を流していた・・・・必死にばれないように涙をおさえようとする。だがどんなにおさえようとしても・・・一粒・・・また一粒と涙を落とす。
今までどれだけ涙をながしたのか・・・自分の部下が戦で死に・・・自分の無力さに泣き・・・・・愛しい人と離れ泣き・・・・
だけどそんな涙とは違う。皆のぬくもりが今自分の中に流れ込んできている。そう思うと生きてきた中で最も価値がある涙だと思えた。
一刀の顔は涙でいっぱいだ。おさえることは出来ない・・・・でも・・・・最高の笑顔で・・・・精一杯の笑顔で・・・・
一刀「みんな!!ただいま!!!」
そう大声で・・・いつもと変わらないあの・・・やさしい声で・・・皆におくる
「「「「「「「「「「ワァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」」」」」」」」」
この自分の『故郷』に・・・・・・
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