No.807095

旅団とクトゥルフ!!

第7話 奇跡の代償

2015-10-09 17:11:57 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1086   閲覧ユーザー数:1000

げんぶ「奇跡の代償、再開だー!」

全「「「「「「「「いあー!」」」」」」」」

ロキ「前回のあらすじ:マイシスター発狂の危機」

ガルム「実際に発狂した俺はどうなる」

ディア「そこは一真さんが治してくれるでしょう」

竜神丸「…治ると良いですねぇ」

kaito「…本当にな」

ガルム「何だよ!?怖ーな!?」

ZERO「戦闘はまだか…!」

げんぶ「順当にいけば戦闘はあるから安心してくれ」

ZERO以外全「「「「「「「出来ねーよ!」」」」」」」

Unknown「と言うか今、さらっとネタバレしたな?」

支配人「戦闘有るシナリオなのかよ…」

げんぶ「ま、続けて行こう。現在時刻は午後1時25分。場所は警察署だ。集団失踪事件の参考人として事情聴取を受けている」

竜神丸「KP、私たちは個別に事情聴取を受けていますか?」

げんぶ「いいや、休日の昼間から起こった不可解な事件の捜査に人員が駆り出されているのか、全員一緒に受けている。なお、担当の刑事も一人だけだな」

ディア「その刑事と僕の探索者に面識はありますか?」

げんぶ「同じ刑事課だからな、面識はある。名前は『浅木薫(あさぎかおる)』。晴実と同じノンキャリアだが大卒だ。26歳で階級は警部補だ」

kaito「………晴実との年齢差は4歳か…」

Unknown「充分範囲内だな?」

ディア「なっなななな、何を言てるんですすか!?」

ロキ「ディア、動揺し過ぎだ」

ガルム「それにAPP対抗ロールなら全員フラグの可能性あるだろ」

げんぶ「じゃあ全員1D100振って貰おうか?」

 

 

 

 

 

 

 

《APP対抗ロール》

 

音羽 55→29 成功

澪 45→78 失敗

晴実 20→96 ファンブル

彰人 70→66 成功

冬水 35→45 失敗

裕也 50→73 失敗

一真 40→01 クリティカル

ランスタン 20→16 成功

 

 

 

 

 

 

 

ディア「分かってましたよ…ええ…」

Unknown「流石フラグメイカーwww」

ロキ「安心して任せられるなwwww」

kaito「先輩女刑事×後輩女子力高い系男子…あれこのシチュどっかで」

竜神丸「もしかして:間違いだらけ」

kaito「それだ!」

げんぶ「とりあえずRP頼む」

 

 

 

 

 

 

 

薫『―――一通り話は聞いた…が、俄かには信じられん話だな…』

晴実『…ですが、真実です。あのファミレスの防犯カメラの映像はセンパイも見たでしょう?』

薫『だからこそ信じられないと言ってるんだ…。私はアレを『良く出来たCG』だと思いたいさ』

冬水『被害者の身元は分かりましたか?』

薫『一応な…。だが三人とも特に共通点は無い。強いて上げるのならば…精神科への通院歴がある事位だな』

一真『精神科?何処のですか』

薫『○○病院だ。だが、治療の成果が思わしくなかったのだろうな。2ヶ月程度通ってそれからパッタリだったそうだ』

彰人『晴実が気絶させた女…アイツから話は聞けたのか?』

薫『いや、そちらもまだだ。だが彼女も精神科への通院歴があった。…ほかの被害者との関連性はそれくらいだ。過去を洗ったが学校、職場。どれも繋がりは無い』

ランスタン『八方塞がりと言う訳か』

薫『一応これからもっと詳細に調べる。そこで何か進展が有る事を願うしかないな』

晴実『…センパイ、僕らに何かできる事はありませんか?あんなものを目前で見てしまった真一さんと裕也さんがあまりにも…』

真一『し、心配いりませんよ…』

裕也『ああ、大丈夫だ…。一真に診てもらって多少は楽になったしな』

晴実『それでも!…何かあってからじゃ遅いんです。真一さんと裕也さんがあの口の様になってしまうかも…。お願いしますセンパイ!』

 

 

 

ディア「ここで《信用+説得》の組み合わせロールの使用を申請します!そして…あまり使いたくはありませんが、《ただしイケメンに限る》ロールって使えます?」

げんぶ「…まあ晴実の容姿は最高値の18だしな…。ルールを設定しよう。《ただイケ》ロールは以下のようになる」

 

 

 

《ただしイケメンに限る》ロール

APPが12以上で使用可能。

対象のPOWと競わせることで使用。

成功で交渉系技能成功値に補正がつく

失敗でもペナルティは無い

ファンブル、クリティカルはその都度処理する

 

 

 

げんぶ「こんな感じかな。そして後輩補正と惚れた弱み補正でただイケロールの結果に関わらず技能値に+15の補正をプレゼントだ」

支配人「これで《説得》の成功値は30か…」

ディア「まずはただイケロール…行きます!!」

 

 

 

《ただしイケメンに限る》

 

晴実 75→56 成功

 

 

 

 

 

ディア「よし!」

げんぶ「では更に+20の補正だ!」

ガルム「デカい!」

ロキ「これで《説得》は50だ!」

ディア「それでも成功するかどうかは半々…南無三!!」

 

 

 

《信用+説得》

 

晴実 95、50→32 成功

 

 

 

 

 

薫『…そうだな。晴実、君にも独自に調べてもらいたい。被害者たちの行方と原因だな。被害者たちにも必ず何か繋がりはあるはずだ』

晴実『分かりました!』

 

 

 

 

 

 

 

ディア「よしっ!!!」

kaito「ディア、ベネッ(良いッ)!ディ・モールト(非常に)べネッッ(良いッッ)!!」

げんぶ「では薫は晴実の独自捜査を黙認してくれる。何かあれば彼女に言うといい。色々と融通してくれるだろう」

竜神丸「………とは言ってももう大体分かってしまってるんですよねぇ」

Unknown「…ああ、恐らくあれだろうな」

ガルム「俺としてはちゃっちゃと進めてちゃっちゃと口だけになる危険から脱したい」

kaito「とりあえず…『癒しの館』について調べてみたいな」

竜神丸「私は『韮崎孝江』について調べたいです」

げんぶ「OK、それでは移動してもらおう。警察署内では調べようがないだろうからな」

ZERO「俺の組はどうだ?」

ディア「僕組出入りしてるところを見られたら終わるんですが」

支配人「…俺の探偵事務所が妥当だろうな。KP、警察署から俺の事務所まで時間はどれくらいかかる?」

げんぶ「探偵事務所『偽りの花』までは…徒歩で20分、車で10分くらいだな」

ガルム「…俺車で来てるんだろうけど…運転したくねえなぁ…」

ロキ「じゃあ俺が運転しよう、あんなことが有った後だし不思議でもないだろ。後ろに真一とkaitoを乗せる」

kaito「送ってくれてあざーっす☆」

ディア「僕はバイクで向かいます、後ろに白夜ちゃんを乗せて」

竜神丸「私も後ろに姉を乗せてバイクで向かいます」

ZERO「なら俺も車で向かおう」

支配人「俺も車だ。Unknownを乗せていくぞ」

Unknown「助手席を希望する」

 

げんぶ「それでは―――探索者たちは各々車やバイクに乗り、澪の経営する探偵事務所『偽りの花』へと向かう。澪の車が先導し、他探索者はその後ろに付いて行く。―――ガルム、1D100を振ってくれ」

ガルム「うっわ、嫌な予感しかしねぇ」

 

 

 

 

 

 

《???ロール》

 

裕也→67 ???

真一→87 ???

 

 

 

 

げんぶ「…そうなると(コロコロ)…ふむ」

kaito「今何振った!?」

ロキ「同じ車に乗ってる俺らはどうなる!?」

げんぶ「まあ落ち着け。一真は運転しているから…音羽か。Kaito、アイデアロールだ」

kaito「うわー」

 

 

 

 

 

 

《アイデア》

 

音羽 45→34 成功

 

 

 

 

 

 

kaito「成功しちまったー!!」

げんぶ「それでは―――車の窓ガラスから流れる景色を眺めている音羽は隣の真一の様子が気になり、ふと見やる。すると―彼女は虚ろな目をし、右手の親指の爪を猛烈に齧っている。血が出ても気にせず爪を齧る様は…はっきり言って、異常だ」

kaito「ふぁっ!?ちょ、ちょちょちょ止める!」

げんぶ「真一は音羽に止められハッとしたように目に光が戻る。どうやら自分が何をしていたのか余り分かっていないようだ」

 

 

 

 

音羽『ちょ、真一ちゃん大丈夫!?血が出てるけど…』

真一『だ、大丈夫です…。ちょっと、考え事をしてただけで…』

音羽『大丈夫って…血が出てるじゃん。指先かぁ…。これで何とかなるかなぁ…?』

 

 

 

 

 

kaito「絆創膏を二枚渡して一枚を指に対して縦に。二枚目をその上から指を巻くように貼る。これで少しは大丈夫なはずだ!」

げんぶ「うん、そこまで具体的ならロールはいらないな。それでは多少のアクシデントがありながらも全員が探偵事務所に到着した。現在時刻は14:45。さて、何を調べる?」

kaito「癒しの館と韮崎孝江についてだ。パソコンで調べたいんだが、ロールは?」

げんぶ「《図書館》か《コンピューター》だな」

ZERO「面倒くせぇ、全員で振るぞ」

竜神丸「コンピューター持ちはコンピューターで振りましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

《図書館》

 

音羽 25→41 失敗

澪 25→74 失敗

晴実 90→7 成功

彰人 80→91 失敗

一真 70→19 成功

ランスタン 25→79 失敗

白夜 50→62 失敗

 

 

 

 

 

 

 

《コンピューター》

 

冬水 80→3 クリティカル

裕也 80→35 成功

真一 70→7 成功

夏炎 80→74 成功

 

 

 

 

 

 

 

 

げんぶ「竜神丸お前もうさ…『シナリオの破壊者』って二つ名やるよ…」

竜神丸「良いですねぇ、その重っ苦しい感じ」

支配人「背負わせねえからな!?」

ZERO「で、結果は?」

げんぶ「そうだな…図書館成功者は癒しの館のHPを見つける。癒しの館は主に摂食障害についてカウンセリングを行っているようだ。コンピューター成功者は癒しの館でカウンセリングを受けたと思われる相談者のブログを見つける。HPには診療時間と値段、簡単な相談内容などが書かれている」

ディア「時間と値段はそれぞれどの時間、値段なんですか?」

げんぶ「時間は午前10時から午後10時まで。値段はリーズナブルで一回の相談で3000円程度だな」

ロキ「…安すぎるな」

支配人「そうだな、若干不安になりかねない値段だ」

ガルム「ブログには何が書かれている?」

げんぶ「どの内容も韮崎孝江を賛美し、カウンセリングの効果を絶賛する内容ばかりだ。これ以上の詳しい内容を知りたいのなら《母国語》ロールだ。成功すると1時間消費。失敗すると3時間で読めるぞ」

ガルム「振るぞ。あ、一応他のメンバーにも声をかけて読んでもらう…良いか?」

げんぶ「ま、いいぞ。ただし竜神丸以外だな」

竜神丸「おや、私だけハブですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

《母国語》※EDU×5 ※ランスタンは《その他の言語》

 

音羽 90→67 成功

澪 95→24 成功

晴実 85→78 成功

彰人 80→23 成功

裕也 85→57 成功

一真 80→45 成功

ランスタン 73→32 成功

真一 99→87 成功

夏炎 85→55 成功

白夜 60→ 12 成功

 

 

 

 

 

 

 

げんぶ「全員成功か…。なら、ブログには韮崎の治療の即効性について書かれている。なんと数時間で摂食障害から解放されたと言うのだ。ここで…そうだな、ロキ《医学》、支配人とディアは《精神分析》を振ってくれ」

↑三人「「「?」」」

 

 

 

 

 

 

《医学》

 

一真 80→38 成功

真一 50→98 ファンブル

 

 

 

 

 

《精神分析》

 

澪 80→45 成功

晴実 93→93 成功

 

 

 

 

 

 

 

ロキ「マイシスタぁあああ!!!」

げんぶ「…それでは成功した一真と澪、晴実はどんな名カウンセラーでも摂食障害が数時間で治ることは無いと分かる。精神的な病は長い時間をかけてゆっくり治していくしかないのだ。そして…ファンブルしてしまった真一も同じことを考えるが、何をどう勘違いしたのか―――韮崎が魔術的なナニカを用いて治療を行っていると思い込んでしまう」

ロキ「何でだぁあああ!!!」

 

 

 

 

 

 

澪『おい晴実、一真…摂食障害って1日…数時間で治るようなものだったか?』

晴実『…いいえ、警察と言う職業柄精神を病んでしまう人もいるので多少は知っていますが…。摂食障害に限らず、精神的なものは治療に長い時間がかかるはずです』

一真『それにカウンセリングっていうのは直接病気を治すことじゃない…。あくまでカウンセラーが患者の心を後押しするだけなんだ。患者本人が乗り越えないと治らない病気だからな…。直接病気を治療するなんてのはカウンセリングじゃない』

真一『そうですね…。きっとこの韮崎って人、何か超常的な力を使ってるんです!それこそ魔術みたいな!』

一真『…真一?』

真一『そんなものを使って人の心を弄るだなんて…許せません!兄さんに晴実さん、ここに行ってみましょう!ペテンを暴いてやります!』

澪『あれ、俺は…?』

 

 

 

 

 

 

ロキ「どうしてこうなった…」

ディア「真一さんが電波な娘に…」

kaito「あながち間違ってないんだよねぇ…」

げんぶ「それじゃ…プラスしてディアにロキ《心理学》」

 

 

 

 

 

 

《心理学》

 

晴実 70→?? ??

一真 80→?? ??

 

 

 

 

 

 

 

げんぶ「それでは晴実と一真はブログの文章の節々から韮崎に対する尊敬―――いや、崇拝に近い感情を感じ取れた」

ディア「あ、これ成功っぽいですね」

ロキ「ん?心理学の出目は開示してくれないのか?」

げんぶ「そうだ。心理学はKPがシークレットダイスで振って、その結果で得られる情報だけを伝えると言う代物なんだ。だから成功したか失敗したかは…お前らの判断と言うわけだ」

竜神丸「私の《コンピューター》の結果は?」

げんぶ「冬水の調べた結果は韮崎孝江についてだ。彼女は数年前まで一般企業に勤めていたOLだった。ごく普通の高校を卒業し、その経歴には医学のいの字も見受けられない。そして何より―――彼女自身、精神科の病院への通院歴があった」

竜神丸「ほぉう…?」

ZERO「…もうここまで情報が集まったんだ、癒しの館とやらに乗り込むぞ」

Unknown「そうだな…しかし、この大人数で向かうと警戒されるだろう。何人かで向かい、他は外で聞き耳を立てて居よう」

支配人「一番楽なのは患者としてカウンセリングを受けに行くことだろうな」

ディア「そうなると自然なのは裕也さんと真一さんですね。裕也さんは無意識に爪楊枝を口に入れ、真一さんも同じく無意識に爪を齧っていました」

ロキ「俺も行くぞ。カウンセラーとして見逃せないだろうしな」

ディア「僕も行きます。刑事の身分は伏せますが…何かあったとき居た方が便利でしょう」

kaito「KP、今の時間は?」

げんぶ「現在時刻は16:00だ」

竜神丸「では…癒しの館とやらに予約の電話を入れましょう。万が一心理学を振られても良いように、裕也さんが掛けた方が良いでしょうね」

ガルム「うぇ、マジかよ…」

 

 

 

 

 

prrrrrrr…prrrrrr

ガチャッ

???『はいもしもし、癒しの館です』

裕也『あ、もしもし…韮崎先生でしょうか?』

???『はい、私は韮崎孝江です』

裕也『実は、摂食障害を患ってしまったようなんです…。そこで友人から先生のうわさを聞いて電話してみたんですけど』

韮崎『まあ、そうなんですか…。どんな症状が出るんですか?』

裕也『ふとした時に口に物を入れてしまうんです。およそ食べられないようなものまで…。それも無意識なんです』

韮崎『それは…深刻ですね。すぐにでも診察した方が良いでしょう。本日の19時に癒しの館へ来られますか?』

裕也『ええと…はい、大丈夫です』

韮崎『それでは本日の19時に…あ、お名前を伺っても?』

裕也『東風谷裕也です…あ、スイマセン同伴者が居ても大丈夫ですか?』

韮崎『ええ、大丈夫ですが…どなたでしょう?』

裕也『友人たちとその妹なんですが…。その妹さんも摂食障害を患っているようで、ふとした時に血が出るまで爪を噛んでいるんです。それも無意識のようで』

韮崎『分かりました。それでは本日の19時に東風谷裕也さんでお待ちしていますね』

裕也『はい、お願いします…』

ガチャッ

 

 

 

 

 

 

冬水『はい、お疲れさまでした』

裕也『ふぅ…嘘は付いてないとはいえ、演技は疲れんだぞ…』

澪『俺たちは癒しの館とやらの外で聞き耳を立てて居よう。晴実、携帯の通話をつなげっぱなしにしておいてくれ』

晴実『分かりました、何かあったら突入してください』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

げんぶ「今回はここまでにしておこう。次回とうとうシナリオクリアまで持って行けるかな?それでは…」

全「「「「「「「「待て次回!!」」」」」」」」

ディア「もうAPPファンブルはいりませんよ…orz」

ロキ「マイシスター電波系になっちったよ…」

 

 


 
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