No.779268

真・願望の店

アインさん

誰も否定することはない

己のの望むがままに行動する

『鈴々』

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2015-05-24 07:25:48 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1139   閲覧ユーザー数:1092

1年もかからなかった。

 

彼女はすでに彼の所有物。

 

彼の望むがままに走る。

 

犯罪?

 

いいや、誰もが認める『夫婦』だ。

歴史はかわる。

 

王の死は彼女の心に響かなかった。

 

なぜなら彼の所有物だったから。

 

均衡と平和は生きている間は約束された。

 

だが・・・。

「・・・あれ?」

 

彼女はふと思い返す。

 

子供に囲まれるながらも、愛する彼に支えながらも。

 

「・・・なんでかな。涙が止まらない」

 

どこかで絶望という味を確かに感じていた。

――幸せとは一体なんだろうか?


 
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