No.752918

恋姫学園物語 24

morikyouさん

一刀と恋姫たちが現代の学校で繰り広げる物語。
笑いといちゃこらと(視聴者と私の)嫉妬からできています!

2015-01-22 00:17:20 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:4211   閲覧ユーザー数:3319

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品は、作者の妄想があふれ出して固まったという不純な動機から生まれています。

原作?なにそれおいしいの?なんてレベルは超越しております。

主人公もげろなんてしょっちゅうです。

それでも良いという方はどうぞお進みくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳 Side

 

「そのあとで入れて煮込めば形も崩れにくいわ」

「ありがとうございます、教えていただいて」

「いいのよ。これくらいどうってことないわ」

 

秋蘭を行かせた後、私は月や詠たちと料理の話をして盛り上がっていた。

専ら月が聞いてくることに私が答えていて、詠がその隣で一生懸命勉強しているって感じかしら。

同じ部活の後輩だけれど、詠はともかく月はもしかしたら私以上に家庭的な能力は高い。

だから私としても色々と勉強になって面白いものよ。

 

「それにしても、貴女達が参加するなんて。ダイエットしなければいけないようには見えないけれど、やはり、そういうことなのかしら?」

「・・・///」

「そ、それは・・・」

「いいのよ。私だってそうだもの、そうでなくてもただでさえ彼に近づくチャンスはそう多くはないのだし」

 

予想通り、二人の狙いは彼に近づくことだったようね。

私は別に気にしないといけないような生活はしていないし、彼女らもそうだとは思ってたけど。

 

「その、先輩も・・・」

「ええ。恥ずかしいけれど、一目惚れしてね」

「そうだったんですか・・・」

 

月に聞かれたから正直に答えたけれど、まさか自分がって感じね。

 

「それだけってわけでもないけれど、とりあえずお互い頑張りましょう。恋に先輩も後輩もないわ」

「・・・はい。先輩には悪いですが、負けませんから」

「わ、私も!譲りません、から・・・」

 

ふふっ、学校なんてって思ってたけれど。

なかなか楽しくなってきそうだわ。

 

華琳 Side 終

 

 

ま、女性の風呂が長いのは妹とか母さんで知ってたから別にいいけど。

 

「いいお風呂ねえ。うちにも欲しいくらい」

「うちに言ってくれたら作ってあげられるよ~。お父さん私の友達って言ったら安くしてくれるし」

「そもそも、そんな敷地ないでしょうに・・・。なら学校にでも作ってもらいましょうか」

「おいおい、理事達を泣かせるようなことするなよ。どこにそんな金」

「あら、その理事の一人が家の父なのよ?使えるものは使うべきよ」

「工事なら任せろ~(バリバリ」

「「「ヤメテ!」」」

 

湯上りの空気が男にはまずいってことを失念してた・・・。

いや、木村家が来たときもそれなりには注意してたけど。

 

「あ、あれが大人・・・」

「うわ~、鈴々とは大違いなのだ~」

「・・・恋も、ああなったほうがいい?」

「恋お姉ちゃんは今のままでいいと思います!」

「一部、違う方もいるような?具体的にはお姉さまとか」

 

向こうで年下の子達が言っている様に、上級生の方々の空気が非常に宜しくない。

具体的にはとっさに部屋を出てしまうくらい、そこにいて肩身が狭くなる感じ。

というか、恋さんいつの間にいらしたのでしょうか・・・。

 

「お前とつるんでから女子、女性と絡むことも増えたが。あんな大勢のはちょっとな」

「オレだって、あんな大勢の。しかも美人だらけのあんな状況は遭遇してねえよ」

 

華佗にオレは反論してから深呼吸して部屋に戻る。

 

「いきなりどうしたの?」

「い、いえ。色々と私用がありまして」

 

戻ると桃香さんに聞かれたけど、なんとか平静を保ってキッチンへ。

・・・というか、前かがみだったからちょっと中見えてたけど、下着見えなかったような・・・。

いかん、忘れよう。

 

 

桃香 Side

 

いやあ、ご飯おいしかったなあ。

というか、北郷君のお母様やたらお酒飲んでたのにぴんぴんしてる・・・。

雪蓮ちゃんとか完全に潰れてるでしょあれ。

 

「貴女も相当だと思うけど」

「華琳ちゃんも言えないでしょー」

 

私と華琳さんはなんだかんだ言いながら抑えてたから平気だったけどね。

お父さんの仕事柄パーティとかでさんざん慣らされたのがいい方に働いたみたい。

 

「すみませんね、うちの馬鹿母が・・・」

「いいよいいよ。飲んでテンションが下がるよりは好感持てるから」

「そうね。楽しんで飲んでいるし、そもそもそれほど迷惑もかかってないわ」

 

すでにお母様を夕食時に来た霞先生のところに隔離、もとい、運んでいた北郷君がこちらに済まなそうな表情で謝ってきたので二人で笑って否定しておいた。

 

「実際、本当のパーティなんかじゃもっと酷いのもいるんだから」

「そうね。節度を持ってる者も多いけれど、外す人もいる。ま、大抵はガードマンにお引取り願ってるけどね」

 

そう、自分の容姿を把握してる私はもちろん、まとう雰囲気がすでに一線を画してる華琳ちゃんなんかは私たちの背後にある大きな権力も相まって色々と面倒なことに絡まれやすい。

まあ、私は人目につかないところだったら自力でどうにか出来ちゃうんだけどね。

 

「そういっていただけるとありがたいです」

「そんなに畏まらなくてもいいのに。そもそもこっちがお世話になってるんだから・・・。なんだったら今からでもマッサージとかしようか?」

「そうよ?私たちにこうまで言わせる男は他にいないのだから、光栄に思いなさい」

「マッ!?い、いえ、遠慮しておきますよ」

 

どこか畏まってる彼を見てちょっとからかってみた。

こういうところは流石に華琳ちゃんもノってくるね。

 

「と、ところで、今日のところは皆さん道場の方で寝てもらうんですけどいいですか?」

「聞いてるよー。私はどこでも寝られるから大丈夫」

「私もよ。勝手知ったる友人だもの、別に気負うこともないわ」

 

北郷君の問いに私たちはごく普通に答える。

 

「・・・お二人ともお嬢様だから、嫌がるかと思ってました」

「そう?そもそもこちらからお邪魔してるのに文句なんて出ないわよ」

「あれ?華琳ちゃんはともかく、私がお嬢様?」

 

北郷君の言葉にちょっと驚いて私は聞いた。

 

「あれ?華琳さんとタメで話せているのでそう思ったんですけど・・・。体育の時お邪魔しても他の人たちはどこか引いてましたから」

「ああ、そういうことね・・・。確かにお嬢様ではあるわね」

「んー、そうかな?クラスメートに物怖じしてないってだけだと思ってたよ」

「それはそれですごいと思いますけど・・・」

 

まあ、私の家のことなんて知ってるはずもないよね。

華琳ちゃんも察してはぐらかしてくれたし、北郷君もそれで納得してくれたみたい。

 

「それを言うなら、そんなお嬢様達を家に呼べる貴方も相当ってことよね」

「あはは、そうだよねー。今頃そういう所ですごい噂になってるかもよ?」

「まさか・・・。うちは普通の一般家庭ですよ?精々が友人止まりですって」

 

北郷君は笑ってるけど、きっと凄いことになってるんだろうなー。

 

 

桃香 Side 終

 

 

なんだかんだ時は過ぎて深夜。

 

「それで?実際の所どうなの?」

 

道場に布団が敷かれ、すでに何人かは寝ている中。

華琳と桃香、それに秋蘭はひとつの布団上で丸くなってはいたものの起きて話をしていた。

 

「うち?まあ、北郷君が何者かっていうのはすでに調べてるみたいだよ。まあ、私が男の子と話したりする所なんて見せたことないから、それなりには騒がれてるけど」

「そう・・・。秋蘭?」

「はい。先ほど確認しました所、すでに財界の方でも噂程度にはなっているようです。ですが、同時に劉家の息女も興味を持っているとも流れているため、表立った動きにならずにすんでいます」

「ありゃま。うちってソッチにも強かったんだね?」

「というか、表立ってないだけで貴女の家とつながってる所も多いでしょう。うちだってそちらの方に仕事をお願いしたことあるはずよ」

「ふーん、私は別にいいけど。これでお父様が変な事しなきゃいいなってだけで」

 

桃香の言葉に苦笑する二人。

桃香のことを溺愛する彼女の父親を知っているが故の反応と言えた。

 

「まあ、すぐにどうこうするって事もないよ。とりあえず明日に備えないとね」

「そうね。明日も頑張らないといけないわ。秋蘭も励みなさいね?」

「はっ」

 

そういって三人も眠りにつくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

どうも、作者のmorikyouです。

明けましておめでとうございます()

そして、いつものごとく更新が滞ってすみませんorz

 

さて、今回は特に進展もなくだらだらと続けてみました。

個人的にこの外史では恋姫達本人もそうですが、取り巻く環境というのにも気を配ってます。

まあ、そういう設定にしたからややこしくなってるわけですがw

 

そりゃ、いい所のお嬢様と黒スーツの似合う自由業のトップの娘さんが同時に男に興味を持つとか、リアルだったら激震どころではないでしょう。ありえないとは思いますが。

 

彼女らの最大の敵は家業といってもいいかもですw

 

次回はこの続きです。

できるだけ早く更新するよう頑張ります^^;

 


 
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