No.739981

真・恋姫無双~項羽伝~三国編

あかさん

荊州での動き

2014-11-27 21:41:31 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:4636   閲覧ユーザー数:3482

第四章 3話 荊州

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建業

 

 

一刀「明命、この報告は間違い無いのだな」

 

一刀は明命がまとめた資料に目を通して言った

 

明命「はい、漢中のゴットヴェイドーの医師は皆、殺されていました」

 

一刀「・・・ここまで酷いのか劉備は・・・・・いったい何を考えてこんなことを・・・・鷹にどう伝えるべきか」

 

明命「劉備はその後南蛮の平定をし、力を蓄えつつあります」

 

一刀「南蛮か・・・・・それは何回の進軍でしたんだ?」

 

明命「?一回で南蛮の軍を抑え込み配下にしました。その上、南蛮の民をまるで奴隷のように扱っています」

 

一刀「奴隷だと!!どういう事だ?」

 

明命「それが・・・・背格好やあまりに強靭な体、食文化の違いなどから同じ人間とは思えないとのことで人間より動物と判断したようでそこから奴隷として扱い始めたもようです」

 

一刀「・・・・・・そうか、わかった。あと、小蓮たちや韓遂は無事潜りこめているのか?」

 

明命「それは、無事潜入して蜀の将として働かれています。ただ、今回の劉備たちの行動に怒りを持ってるご様子でした」

 

一刀「そうだろうな・・・・・ここは我慢してもらうしかないな」

 

明命「そうですね・・・・私も成都に訪れたときは虫唾がわきました」

 

一刀「すまないな明命。辛い思いをさせて」

 

明命「いえ、これが私の仕事ですから」

 

一刀「鳳統、これがお前の付き従っていた主の今の姿だ」

 

そう一刀は言いながら資料を雛里に見せた

 

雛里は小蓮と話し合って桃香を内と外側から正そうと決めこれを一刀に告げて楚に残っていた

 

雛里「そんな・・・・嘘です。桃香様や朱里ちゃんがこんなことを・・・・・・・」

 

一刀「だが、これが現実だ」

 

雛里「ううううう・・・どうすれば」

 

一刀「お前はそれを考えるため残ったのだろう。だから諦めず考え抜いてみろ」

 

ガシガシ

 

一刀は雛里をさとしながら頭を荒く撫でてやった

 

雛里「あわわ、わ、わかりましゅた」

 

雛里は顔を赤くしながらも何か覚悟したような目で一刀を見上げた

 

一刀「よし、良い目だ。その気持ちを忘れるなよ。それにしてももう南蛮を平定したか・・・・・(そうなると次は荊州だろうな・・・・紫苑の事が気になるな)明命帰ってきてすぐに悪いんだが星を連れて荊州の黄忠が治めてる場所に向かってくれないか」

 

明命「荊州の黄忠ですか?」

 

一刀「ああ、兵は・・・そうだな隠密部隊二十人でいいだろう。基本は偵察だが黄忠とその娘が危ないときは助けてやってくれ。あの親子には少し世話になったからな」

 

明命「わかりました。では、行ってまいります」

 

シュッ

 

明命が去った後雛里も

 

雛里「私も部屋に戻ります。情報ありがとうございました」

 

一刀「かまわんさ。今はまだ鳳統も家族だからな」

 

雛里が部屋を出て少し経ち一刀が机仕事を始めようとしたとき

 

シュタ

 

亞莎「一刀様」

 

一刀「亞莎か、どうした?」

 

亞莎「曹操軍が動き出した模様です」

 

一刀「曹操か・・・幽州に攻めに行ったか?」

 

亞莎「いえ、荊州の劉表です」

 

一刀「なるほど・・・・そっちに行ったか」

 

亞莎「はい、それと私達楚の警戒として合肥付近の城に李典と于禁が布陣しました」

 

一刀「そうか、合肥ね~~李典と于禁なら凪が一番知っているだろうから凪に行かせようかな。あと、蓮華の初陣にも最適かな(いろいろな意味で)」

 

亞莎「そうですね、兵も多くは布陣していないようなので難しい戦いではないでしょう」

 

一刀「よし、合肥方面には凪、霞、祭、軍師に亞莎、大将を蓮華で行ってくれ。別に戦わなくてもいいがもしあっちが何かして来たら何時もの通り蹴散らしてくれ」

 

亞莎「わかりました。では準備に行ってきますね一刀様」

 

一刀「ああ、行ってらっしゃい」

 

一刀(さて、合肥では大きな事は起こらないだろうけど何か引っかかりはするな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曹操軍

 

 

華琳「さて、もうすぐで劉表が治めている土地だけど、どう攻めたら効率的に落とせると思う稟?」

 

稟「はい、ここは涼州で下った龐徳率いる騎馬隊を使いながら攻めるべきかと」

 

華琳「そう、でも劉表は奇襲、伏兵の扱いが得意と聞いたけど大丈夫なの?」

 

稟「はい、それは・・・・・・・・・・・です」

 

華琳「ふふ、面白いことを考えるわね稟」

 

稟「いえ、ただこれはあまりに力技なので季衣と流琉がもつか」

 

華琳「そうね・・なら華侖も手伝わせたならちょうどいいでしょ」

 

稟「わかりました。では、作戦を伝えてきます」

 

華琳「ええ、よろしく。さて、蜀はどう動いてくるかしらね。同じ荊州侵攻、最終的にぶつかるのか、それともやり合わずに終わるのか・・・フフ、どう出るのか楽しみにしてるわよ」

 

 

 

そして、曹操軍と劉表軍の戦いが始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

劉表軍

 

 

劉表「くそ、こんな時に曹操が攻めて来るとは・・・・」

 

蔡瑁「劉表様、いかがなさいますか。我々は先の楚との戦によって大打撃を受けまだ回復をしていませんが」

 

劉表「そんなの解っている!!!あの時はこちらから攻めたため地に利を生かせず敗北をしたが今回は我らの土地だ。あの時孫堅にしてやったことをあいつらにもしてやればいい」

 

蔡瑁「あの時の伏兵を用いた戦いですな」

 

劉表「ああ、兵に準備させろ。土竜の計をするぞ」

 

蔡瑁「直ちに兵たちに手配させます」

 

そう言った蔡瑁は兵を集めて十人ずつに分け城に隣接する林の洞窟や穴の中に伏せる指示をした

 

土竜の計はいたるところにある穴や洞窟から伏兵を何度も送り込み敵を弱らせる作戦で敵が弱った後、総攻撃を仕掛けるものだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

華琳「さて、始めましょうか。季衣、流琉お願いね。華侖も思いっきりやっていいわよ」

 

季衣「了解です。ハアーーーーーーーーー!!!」

 

流琉「わかりました。セイヤーーーーーーーー!!!」

 

華侖「がんばるっす!!!テイヤーーーーー!!」

 

ズドーーーーーーーーーーン

 

バコーーーーーーーーーーン

 

ズバーーーーーーーン

 

バコーーーーーン

 

ズズーーーーーーーーーーン

 

三人は自分の武器を使って目の前の木をなぎ倒していき、騎馬が動きやすい一本の道を作っていった

 

そして

 

劉表兵1「なんだ!?木が、ギャアーーーーーーーーー」

 

劉表兵2「くそ、木が邪魔で出れない」

 

劉表兵3「くそ、何だあいつらは!!おい、木が倒れてくる前にここから出て攻撃するぞ」

 

劉表兵4「あいつら、勝手に出ていきやがった・・・・俺たちはどうする」

 

と、伏兵として潜んでいた劉表軍は混乱を始めていた

 

稟「ふふ、面白いように混乱していますね」

 

華琳「そうね、龐徳出なさい!!あの馬鹿どもを蹴散らしてやりなさい」

 

龐徳「了解しました。出るぞお前たち」

 

兵「はっ」

 

ドドドドドドドドドドドドドド

 

桂花「龐徳は感情を表に出さないから、何を考えているかわからないわね」

 

稟「ええ、でも仕事は確実にしてもらえるので我々にとってありがたい限りですけど」

 

桂花「まあそうだけど、何か不安なのよね。涼州の時も負けを認めたらすぐ軍門に下っていたし」

 

稟「それは考え過ぎじゃないでしょうか」

 

桂花「そうかしら」

 

華琳「ふふ、良いじゃない。裏切られたならその時よ。私の見る目が無かったと言うだけよ」

 

桂花「華琳様。しかし、裏切りを考えているなら早めに対処した方が」

 

華琳「裏切らせなければいいだけの事よ。私の覇道に魅了させればいいだけの事よ。それにあの子もいい身体しているし、私の寵愛を受けさせてもいいしね」

 

桂花「そんな華琳様!!」

 

稟「華琳様の御寵愛・・・・・・ブーーーーーーーーーー」

 

ピクピク

 

華琳「もう、稟ったら。柳琳」

 

柳琳「なに、華琳姉様?」

 

華琳「稟を鼻血が止まるまで下がらせてやって」

 

柳琳「いいの華琳お姉さま?」

 

華琳「ええ、劉表軍はもうほとんど瓦解しているから、後は城を落とすだけよ」

 

柳琳「わかりました」

 

華琳「さて、さっさと劉表を倒すわよ」

 

桂花「はい華琳様」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、紫苑が治めている城では

 

 

 

兵「大変です!!西から劉備軍が侵攻してきています」

 

紫苑「何ですって!!旗は、誰が攻めてきているかわかりますか?」

 

兵「はい、旗は諸葛旗、厳旗、張旗の三つ、厳顔殿と張飛です」

 

紫苑「孔明ちゃんが攻めてきたという事ね。でも何故急に?孔明ちゃんの勧誘はまだ断っていないはず・・・・・」

 

兵「いかがなさいますか黄忠様」

 

紫苑「敵の数はどのくらいなの?」

 

兵「約三万です」

 

紫苑「三万・・・・・ここの兵は一万・・・今すぐ籠城の準備と民の避難をお願い」

 

兵「はい」

 

紫苑(何故進軍して来たの?劉備とは仁の心を思う王じゃないの?このままだったら璃々も危ないわ・・・・・・璃々だけでもどうにかしないと)

 

 

 

 

 

 

 

劉備軍

 

 

朱里「桔梗さん、黄忠さんはどのようなお人なのですか?」

 

桔梗「そうだな、紫苑は冷静で確実な戦法をしよるな」

 

朱里「そうですか。なら、弱点と成りうる物はありますか?」

 

桔梗「いや無いと思うぞ。しいて言うなら娘の璃々の事になると我を忘れることがあるが」

 

朱里「娘ですか・・・・・(それなら、密偵を潜入させて捕らえ人質にした方がすぐに攻略できそうですね。北では曹操軍が劉表軍と戦っているはずですし速く終わらせないと曹操が攻めてくるかもしれません)黄忠の娘はどんな子ですか?」

 

桔梗「璃々は確か四、五歳ぐらいの女の子で髪の色は紫苑と同じだな。しかし朱里よ、そんな事を聞いてどうするのだ?」

 

朱里「城に入ったとき保護しやすいようにするためですよ桔梗さん。黄忠さんは娘を大事にしておられるなら安否が気になるでしょうから」

 

桔梗「ふむ、そうか。それとだ、何故急にここを攻めることにしたのだ?」

 

朱里「それは、曹操さんが同じく荊州を狙っていて今は劉表軍を攻めているからです。曹操さんは自分の覇道のためなら何でもする方と聞いていますのでここの人たちの危機が迫る前に仲間にするためです」

 

桔梗「それなら、話し合いで良かったのではないか?こんなに兵を連れてこなくとも・・・・」

 

朱里「いえ、前回の話で何か思うことがあるようで決めかねておられました。それでは、今回も同じことの繰り返しになります。なので、今回は兵を連れて私たちの本気の気持ちを見せるためです。それに、別に戦わなくともいいのです。」

 

桔梗「戦わなくてもよいとはどういう事だ?」

 

朱里「それは・・・・」

 

鈴々「朱里の行っていることは解らないのだ。もっと簡単にまとめてほしいのだ」

 

桔梗「こら、鈴々。今大事な話をしておるのだ、邪魔をする出ない」

 

鈴々「黙っていたら鈴々は暇なのだ」

 

桔梗「それなら、連れてきた南蛮の奴らと遊んでおれ」

 

鈴々「でも、あいつら何を言っているのか解らないのだ。いっつもニャーニャー行ってるだけだしつまらないのだ」

 

桔梗「それなら別に話すではなくその武器で南蛮兵を使って鍛錬をすればいいだろう。あいつらは何故か知らぬが増殖するからの。一匹や二匹居なくなろうとも変わらぬ」

 

鈴々「なるほどわかったのだ。それじゃあ鈴々行ってくるのだ」

 

と、鈴々と桔梗が話している間に

 

朱里「すみませんが、城に潜入して黄忠さんの娘を捕らえてきてください」

 

兵「娘をですか?」

 

朱里「はい。出来るだけ他の皆にばれないようにしてくださいね」

 

兵「?わかりました。それでは行ってまいります」

 

桔梗「やっと行ったか。ん?朱里何をしておるのだ?」

 

朱里「いえ、ちょっとした連絡を聞いていただけです」

 

桔梗「それで、さっきの話の続きだが」

 

朱里「はい、それは私たちは黄忠さんを勧誘しに来たと言うのが大前提なのでまずは話し合いをするからです。これは桃香様の方針でもありますし。話については諸侯の脅威や改めて私たちの夢を話すんです」

 

桔梗「なるほどの、しかし戦いになったらどうするのだ?」

 

朱里「その時は仕方がありませんが戦います。でも、出来るだけ死者が出ないようにします」

 

桔梗「そのための南蛮兵か」

 

朱里「はい。あの子たちは無限に増えるのでこっちに被害はほとんど出ませんし、向こうにも数で取り押さえればいいだけの事です」

 

桔梗「そうか、わかった」

 

朱里「それじゃあ、お城に向かいましょうか」

 

そして、劉備軍と紫苑は対峙した

 

 

 

 

 

城壁の上から

 

紫苑「桔梗に孔明ちゃん久しぶりですね。どうして、あなた達は兵を連れて此処へやって来たのですか」

 

朱里「それは、黄忠さんやここに住んでいる民たちを北から攻めてきている曹操軍から守るためです」

 

紫苑「それなら、何か知らせがあってもいいんじゃないの」

 

朱里「それは、曹操軍の進軍速度が思ったより速く知らせる時間がなかったからです。それに私たちは戦う意思はありません」

 

紫苑「行っている意味が解りませんよ。兵を連れてきている事態で立派な侵略と一緒ですわ」

 

朱里「違います!!これは私達劉備軍の気持ちを表しただけです。なので、どうか黄忠さん私たちの陣営に加わってください」

 

紫苑「全てがただの脅しにしか聞こえませんよ孔明ちゃん」

 

朱里「違います!!私たちはただ善意でここに来ただけです」

 

紫苑「そうですか・・・・」

 

朱里「解ってくれたんですね。じゃあ、「わかりました。私たちはあなた達と戦います。そして、その守ってくれると言う力を見せてください」そんな!!」

 

紫苑「では、戦いを始めますよ」

 

そう言った紫苑は自分の弓に矢を番えて引き絞り放った

 

シュン

 

カン

 

朱里「え?」

 

紫苑が放った矢を桔梗の剛天砲によって弾かれた

 

桔梗「ここからは私の仕事だ。朱里は下がっておれ」

 

朱里「はい」

 

紫苑「桔梗ですか。あなたとやるのは久々ね」

 

桔梗「そうだな、紫苑。それじゃあ楽しもうじゃないか」

 

ドンドンドンドン

 

桔梗は豪天砲から弾丸を連射し始めた

 

紫苑「く、兵たちは敵に万遍なく矢を射かけなさい。桔梗は私がひきつけます」

 

兵「はい」

 

命令された兵たちは次々に矢を番え放ちだした

 

朱里「鈴々ちゃん、南蛮兵たちを前に出してください」

 

鈴々「わかったのだ。お前たち前に出て戦うのだ!!」

 

南蛮兵「ニャーニャーニャー」

 

南蛮兵たちは増殖しながら城壁に向かいだして行った

 

ドスドスドスドス

 

兵「何なんだアイツらは!!矢が当たってもびくともしないぞ」

 

兵「それに仲間が倒れても見向きもしないぞ」

 

紫苑「く、落ち着きなさい。相手は人間のはずです。的確に急所を射抜けば死ぬはずです」

 

紫苑は桔梗の攻撃を避けながら兵たちに指示を送った

 

 

 

 

 

 

紫苑が戦っている時、城内の紫苑の家では

 

 

璃々「お母さん遅いな~~」

 

璃々が部屋で紫苑を待っていると

 

キーーー

 

扉が開く音がして

 

璃々「お母さん帰ってきたの?」

 

璃々は音がした方に駆けてみると

 

密偵「いたいた、お嬢ちゃんが黄忠さんの娘さんかい?」

 

璃々「そうだけど、おじさんだ~れ?」

 

密偵「おじさんは黄忠さんの知り合いだよ。黄忠さんに頼まれて君を迎えに来たんだ」

 

璃々「お母さんに?」

 

密偵「そうだよ、だからおじさんに着いて来てくれるかな?」

 

璃々「ん~~~~でも、お母さんに知らない人に着いていっちゃ駄目だって言われているよ」

 

密偵「めんどくさいな、いいから付いて来い!!」

 

密偵は璃々の手を掴み引き寄せた

 

璃々「痛いよ~~~おじさん離してよ~~~」

 

密偵「ああもう、うるさい。だからガキは嫌いなんだ」

 

密偵が璃々を気絶させようとしたとき

 

ダダダダ

 

兵「おい、お前黄敍ちゃんに何をしている!!」

 

密偵「くそ、兵が来やがったか」

 

密偵は兵の数を見て分が悪いと判断して璃々を置いて逃げ出していった

 

璃々「うえ~~~~ん、おか~~~さ~~~ん手が痛いよ~~」

 

兵「黄敍ちゃんもう大丈夫だから泣き止んでね」

 

璃々「グス・・・おじさんは・・・お母さんの部下の・・」

 

兵「そうだよ。黄忠様に頼まれて黄敍ちゃんを逃がすように頼まれたんだ」

 

璃々「逃げる?お城に行くの?」

 

兵「違うよ。黄忠様が言うにはとても優しい人らしいけど」

 

璃々「グス、誰の所?」

 

兵「確か、北郷と言われてたな」

 

璃々「北郷お兄ちゃんの所?」

 

兵「ああ、そうだよ。だから着いて来てくれるかな?」

 

璃々「うん、わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

城壁では

 

紫苑「く、何なのあの子たちは・・・・いくら倒しても減らない」

 

桔梗「よそ見してる暇はないぞ紫苑」

 

ドンドン

 

紫苑「しまった!!!」

 

紫苑は桔梗の攻撃をかろうじて避けることができたがその時に弓の弦を切ってしまった

 

桔梗「今だ!!!全軍たたみかけろ!!」

 

南蛮兵「ニャーニャーニャー」

 

南蛮兵はその身体能力を生かして敵が動揺している間に城壁を上っていき制圧を始めた

 

紫苑「ここまでの様ね。みんな、武器を降ろして投降しましょう」

 

ガチャガチャ

 

兵たちは持っていた武器をその場に降ろして無抵抗の意思表示をした

 

紫苑(このまま璃々と一緒に劉備軍に居たら璃々に危険が及ぶはず。あの時会った北郷さんならきっと璃々を守ってくれる。だから璃々無事に北郷さんがいる建業にたどり着いて)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脱出した璃々と兵たちは少し離れた森にいた

 

兵「此処までくれば少しは安心できるな」

 

兵「ああ、それにしても何だったんだあの劉備軍は」

 

兵「そうだな。噂を聞く限りは劉備と言う人物は人徳のある人と聞くが」

 

兵「全然真逆の行動しかしていないよな」

 

隊長「お前たち気を抜くな。まだ追っ手が来ていないとは解らないのだからな」

 

兵「すみません、気を付け・・・」

 

ブシュ

 

密偵「その密偵ですよ。おい、お前たち他の奴らも殺せ」

 

密偵「コク」

 

隊長「くそ!!走れお前たち!!何としても黄敍ちゃんを守るんだ!!」

 

兵「おう!!」

 

密偵「いくら逃げても無駄だ。俺たちはお前たちを囲んでいるからな」

 

隊長「くそ、どうしたら」

 

隊長は璃々を抱えながら走っている間に仲間を殺されていった

 

密偵「さあ、お前が最後だ。その子を渡してくれ」

 

隊長「渡すものか。この子は何が何でも守ってみせる」

 

密偵「かっこいいね~~~でもダメ。死ね」

 

その時

 

??「そこまでだ!!」

 

密偵「なんだ?」

 

??「悪あるところに正義あり!!蝶のように舞い蜂のように敵を刺す!!華蝶仮面見参!!幼女を襲う悪者よ掛かってこい!!」

 

密偵「何だこいつ?」

 

璃々「わ~~趙雲お姉ちゃんかっこい~~」

 

星「少女よ私はその趙雲と言う絶世の美女とは違うぞ」

 

密偵「何だかわからんが好き有りだぜ」

 

密偵は小刀を突き出しながら華蝶仮面に攻撃を仕掛けたが

 

星「ふん、遅いな」

 

カン

 

ズボ

 

密偵「ウッ・・・」

 

ドサ

 

隊長「・・・・・ハッ、あなたは、それよりもまだ追っ手は何人か・・・」

 

シュタ

 

明命「大丈夫ですよ。もう全部片づけましたから」

 

隊長「あなた達は?」

 

星「なに、通りすがりの正義の味方さ。それではな」

 

そう言って星だけ何処かに行った

 

明命「すみません。私たちは楚から来たものです」

 

隊長「楚・・・・本当ですか?」

 

明命「はい、私達の王から頼まれて黄忠親子に何かあったら助けてやれと命令を受けここまで来ていたら、追われているあなた達を見つけたのです」

 

隊長「何故、私達が黄忠様の関係者だと?」

 

明命「それは、さっきの・・・」

 

星「いや~~参った参った。敵を追っていたら明命と逸れてしまってどうしようかと思ったが近くから明命の声が聞こえて助かったぞ」

 

隊長「あなたはさっきの・・・・・」

 

星「そう言えば聞いてくれ明命。さっき、あの華蝶仮面と出くわしたぞ。あやつは本当にかっこいいな」

 

明命「そうですね星さん・・・・・それで、このお方が其処の黄敍ちゃんと面識があってわかったからです」

 

隊長「そうでしたか。危ないところありがとうございます。それで、お願いしたいことがあるのですが」

 

星「お願いとは?」

 

隊長「それは、黄敍ちゃんを楚で保護してもらいたいのです」

 

星「何故楚に?」

 

隊長「それは、黄忠様が北郷殿とおあいしたとき何かあったら楚に来たら助けると言われたらしいのです」

 

星「なるほど、あの時か。あい解った。この趙雲が無事璃々ちゃんを楚まで送ろうではないか」

 

明命「はい、了解です」

 

隊長「ありがとうございます」

 

星「それなら、行くとするか。明命は劉備軍の偵察を頼む。兵は半分あれば足りるな?」

 

明命「はい、大丈夫です。では」

 

シュタ

 

星「よし、楚に向かうぞ。付いて来い」

 

隊長「わかりました」

 

璃々「趙雲お姉ちゃん、さっきの蝶々のお面見せて~~」

 

星「う、何の事か解らんな璃々」

 

璃々「え~~璃々もあのかっこいいお面欲しいもん」

 

星「そうか、かっこいいか(考えておくか)」

 

こうして璃々は無事保護された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき??

 

今回は荊州の話でした

 

しかし、自分は戦いを書くことほんと下手と言うことを改めて実感しましたよ

 

あと、朱里ちゃん下種に成り下がりましたね。もう劉備軍には落ちるまで落ちてもらおうと思います。まあ、何人か助ける??かもしれませんが・・・・

 

次回は合肥の戦い?を書こうと思います

 

少し勢力図に疑問もっても言わないでくださいね。

 

龐徳も真名募集します

 

 

では待て次回

 


 
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