No.739178

寂しがりやな覇王と御使いの兄18話

あなたまさん

亞莎編終了です

2014-11-24 04:05:04 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:9913   閲覧ユーザー数:7413

山越軍相手に終始優勢に戦っていた愛紗の目に入ったのは……一刀と稟が仲良く手を繋いでる光景だった。この光景を見た愛紗の中で何かがプツンと切れたそうに雰囲気・人相が変わり、嫉妬に支配された死神が生き残っていた山越軍に襲い掛かる。その恐ろしさは味方でも竦むほどだった、敵としてその恐怖心を一身に受けた山越軍は瞬く間に壊滅。

愛紗の周りに敵味方問わず兵士が居なくなった事でようやく我に返った

 

愛紗「ッハ!私はなにをやってたんだ・・・山越軍はどこにいた!」

 

明命「あぅあぅ、愛紗さん周りをみてください~」

 

愛紗「周りってなにが・・・・おし、終わったし戻ろうか!」

 

明命に促され周りを見てみると……自分を中心に死体の山が築かれていた。死体の服装から死んでいるのは山越兵と解ったため自分が全部やった事だと把握した。そして愛紗が取った手段は……見なかった事にして一刀の下へ帰る事だった

 

呂蒙「誤魔化した!?ちゃんと周りを見てくださいよ!?」

 

愛紗「呂蒙殿なにをいってるんだ?周りになにかあるのか?」

 

呂蒙「いえ、なんでもないですはい。」

 

見なかった事にして帰ろうとしている愛紗に向けて呂蒙は思わずツッコミを入れる。愛紗も自分がやった行為を自覚しているのだが、その場には何も無い、何も見えないで押し切るつもりだった。そんな意図が伝わったのか、呂蒙は少し涙目になりながら追求するのを諦めた

 

明命「そういえば汝南軍はどうしたのでしょう?全く動く気配が無かったですが」

 

愛紗「おそらく呂蒙殿は捨て駒だったのかもしれないな」

 

呂蒙「そんな・・・私達はあんなに頑張ったのに。。。」

 

明命「それでも危なくなたら加勢しませんか?呂蒙殿の軍が崩れたら勢いに乗って攻めてきますし」

 

愛紗達の推測を受け、太守は自分達の事を捨て駒としか見てない事に今気が付いた呂蒙はショックで気を落とす。そんな呂蒙を気の毒に思いつつも、なぜ敵が総崩れになっても攻めてこなかったのかが気になっている、義勇兵を使い捨てる人物ならば手柄を横取りにする為に軍を動かすハズだ。それが全く動かなかった・・・この事が愛紗と明命に引っかかっていた

 

愛紗「となると……動きたくても動けない理由があったと見るべきか」

 

明命「一刀様が何かしているのかもしれません、戻って一刀様と合流しましょう!」

 

 

自分達の主である一刀ならば何か手を打ったのかもしれない、そう考えた愛紗と明命は呂蒙率いる義勇兵を携え、一刀と稟の待つ場所まで戻っていく。

 

一方の一刀は愛紗達の推測通り、手柄を掠め取ろうとしていた汝南軍を牽制する為に黄龍偃月刀を手に持ち、汝南軍の前に立ちはだかっていた

 

稟「よろしいのですか一刀殿、おもいっきり睨まれてますが」

 

一刀「自ら前線に出て兵を鼓舞するわけでもなく、作戦指揮を取るわけでもなく、猛将がいないのにも関わらず真正面から迎い討てって……いくらなんでもな無能すぎる。挙句に呂蒙の手柄を横取りしようとしてるしな。あいつならが戻ってくるまでは動かせないさ」

 

稟「一刀殿の気持ちは理解出来るのですが、太守が逆恨みして攻め込んできたらどうするのですか?」

 

一刀「愛紗の暴れっぷりを見た後に俺達に攻めようとする気概があるならば、さっきの戦闘でそれを見せてるさ」

 

太守が欲しかったのは”山越軍を追い返した”という手柄のみ。この手の人間は損得勘定で動くために、山越軍が敗走して姿を消したいま、一刀達と戦う理由が存在しない。しかも前線で戦った義勇兵の援護で加勢してくれた”勇敢な民間人”を攻撃したと噂を流されれば太守の座を追われるのは明らか。それゆえに手柄を奪い取った一刀達を攻撃したくても攻撃出来ないのだ

 

愛紗「一刀様ただいま戻りました」

 

明命「同じく戻りました!」

 

一刀「二人共お疲れ様。この後はゆっくり休んでいいからね。それと呂蒙さんかな?戦闘見せてもらったけど見事な用兵だったよ」

 

呂蒙「あ、ありがとうございます!でも私なんてまだまだダメです」

 

そうこうしている間に帰還してきてた愛紗、明命、それと呂蒙の3人に労いの言葉を伝える。特に呂蒙の寡兵を操る用兵術は見事の一言、褒められた呂蒙は普段褒められてないためか、長い袖に顔を覆い照れを隠していた

 

稟「そんなことありませんよ。確かにまだ拙い部分もありますが、自信をもっていいと思いますよ」

 

呂蒙「はひ、わかりました!もう少し自信が持てるように頑張っていきます」

 

自分に自信を持て、自信を持たずに自分卑下してばかりではいけないと諭され、呂蒙は今すぐには無理だが少しずつ自分に自信が持てるように努力する意志を示した。

話しの流れが一区切りついた所で、戻ってくる間ずっと気になっていた話題を切り出す

 

 

明命「一刀様、汝南軍が動きなかったのはなぜですか?この状態が関係あるのでしょうか?」

 

山越軍との戦いが終わったにも関わらず、この場にはまだ緊張感が続いていた。それも形式上ではあるが味方の太守軍と一刀の間から発生している緊張感だった

 

一刀「俺と稟で予測を立ててたんだ。義勇軍は捨て駒、美味しい所だけ奪い取るってね。愛紗が敵陣で暴れ始めた頃に、案の定動太守軍がき出そうとしたから”そこで暴れている愛紗に突っ込ませるよ”って脅して大人しくさせたんだよね」

 

愛紗「貴方様はなにをやっているのですか。私を信じてくれるのは嬉しいですが、それを無視して攻めてきたらどうしてたんですか!」

 

一刀「そうしてたら……考えてなかったな」

 

ここまで行動を興しておいて緊急の対応策は全く考えていなかった、この返答を聞いて愛紗や明命だけじゃなく、一緒に居た稟も思わずあんだけ啖呵切っておいて無策だったんですね……と脱力する

 

一刀「まぁまぁ、奴らは愛紗達の暴れっぷりをずっと見てたんだ。いくら兵数で勝ろうとあっちの兵士達には戦意は無いよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

太守「ぐぬぬぬ!あの若造めーわしの邪魔しよってからに!」

 

兵士「しかし、戻ってきた義勇軍を含めあの関羽という少女を相手にして勝てると思いませぬ。ここは素直に撤退するべきかと」

 

太守「撤退じゃ!城に戻るぞ!」

 

兵士一同(戦わなくてよかったあ)

 

太守から撤退の命が下ると我先にと城まで駆け足で戻って行く。一刀の予想した通り、太守軍の兵士達は一刀達と事を構える気は全くなかった。太守も悔しそうに歯軋りをするだけで大人しく城まで戻って行った。

 

稟「撤退していきます、一刀殿の予想通りでしたね」

 

一刀「兵達が安堵した顔で城に戻ってる、これは想像以上に愛紗を恐れてたな」

 

明命「私だってあんな形相で暴れてた愛紗さんと戦いたくありませんよ」

 

愛紗「一刀様まで……そんなに酷かったですか?」

 

呂蒙「かなり酷かったです。夢に出そうですよぉ~」

 

 

一刀と明命からの恐怖発言、呂蒙の悪夢発言で愛紗はションボリと気を落とし、私は怖くなんか……怖くなんてないもん……と自分に言い聞かせるように小さな声で呟く。流石に言い過ぎたかな?と諸将が愛紗を慰めようとしたその時

 

稟「さてオチもついたところですし、今後の方針を話しましょう」

 

空気を読まず・・・ある意味読んだのかもしれないが、バッサリと話題を切り替えた

 

一刀「変わらず容赦ないっすね稟さん……まあ話しを進めようか、俺たちは旅を続けるけど呂蒙さんはこの後どうするつもりなの?」

 

呂蒙「私はこの有様では街に戻れませんので、義勇兵のみなさんを街に戻し、私は放浪しようかと思います」

 

この地を護ろうと義勇軍を結成呂蒙だったが、太守に睨まれたとなるとその地で暮らす事は困難。いま戻っても難癖を付けられて処罰される可能性が大きい、ならば自分が仕えたいと思える人物を捜す旅に出ようと考えていた

 

一刀「一人旅も危険だし、俺達と一緒に行くかい?君に会わせたい君主も居るからね」

 

一刀の提案は呂蒙にとって渡りに船だった。呂蒙は武芸に優れているが、愛紗みたく単身であそこまでの働きは出来るはずがない、ならば一刀達と一緒に居た方が安全に旅を出来るからだ。一つ気になったのは会わせたい君主の発言だった

 

呂蒙「私にですか?会って私には合わない思いましたら、他の方を捜しの旅を続けてもいいという条件でもよろしいでしょうか」

 

一刀「それでいいよ、無理やり仕えさせるつもりもないからね。気に入らなかったら断ってくれていいから」

 

呂蒙「それでしたら……これからよろしくお願いします」

 

稟「それでは進路はどうしますか?すぐに南陽に向かいますか?それとも予定通り襄陽に向かいますか?」

 

一刀「進路は変更して先に南陽を目指そう。先に紹介してあげた方が呂蒙さんも都合いいと思うからね」

 

一緒に旅をするとはいえ旅の目的は異なる。ならば先に南陽に居るあの子に会わせて判断してもらうのが良いと判断を下した。

話が纏まったから歩みだそうとした時に、明命が大事な事を忘れたと!と大声をあげた

 

 

明命「そういえば一刀様、お互いの自己紹介がまだですよ!」

 

一刀「あ、馴染んでたらからすっかり忘れた!俺の名前は呂珂 字は玲綺だよよろしくね」

 

稟「そういえばそうですね。私は郭嘉、字は奉孝と申します」

 

愛紗「名乗る必要もないと思うが、わが名は関雲長」

 

明命「私は周泰幼平です!よろしくお願いします!」

 

呂蒙「改めまして呂蒙子明といいます!このたびは助けていただいて感謝いたいします。こうして今会話出来ているのも呂珂さん達のお陰です、私の真名・亞莎を受け取ってください」

 

一刀「よろこんで受け取らせてもらうよ、俺の真名は一刀。色々訳有りだから南陽に着いたら真名じゃなくて呂珂って呼んで欲しい」

 

亞莎と一刀の真名交換を皮切りに、稟・愛紗・明命が続いて真名交換を行う。

短い間かもしれないが、一緒に旅をする友になったのだから真名で呼び合いたいと言うのが愛紗達の心境だった。

 

 

 

 

 

 

太守に妨害される前に汝南を出発し、亞莎を加えた一刀達は南陽を目指して寄り道せずに真っ直ぐ進んでいた。

 

亞莎「一刀様、私に紹介したいというのはどなたでしょうか?」

 

一刀「南陽で予測できたかもしれないけど南陽太守の袁術だよ」

 

なぜか亞莎は一刀の事を様付けで呼ぶ。亞莎曰く助けてもらったうえに旅の一員に加えてくれたからだとか。それと愛紗と明命が様付けで呼んでるから一刀様の方がしっくりくるのだとか。

 

亞莎「えぇ!あの我侭放題の袁術様ですか!?」

 

一刀「美羽まだそんな風評なんだ。それはだいぶ前の評価だから一度あってみるといいよ」

 

亞莎「わかりました。そこまで言うのでした会ってみます」

 

亞莎はまさか美羽の名前が挙がってくるとは思わず、条件反射で聞きなおしてしまった。洛陽での出来事をきっかけに美羽は更生し、勉学のみならず武芸に励んでいるのだが……世間の評価は今だに我侭な箱入り少女のままのようだ

 

(一刀殿、随分と袁術の評価悪いようですが・・・大丈夫なのですか?)

 

(いまの美羽なら大丈夫なはずだよ、張勲(七乃)も居るし、渡した手紙通り動いてくれてばあの人も美羽の傍に居るはずだしね)

 

稟は袁術の懐刀、張勲の存在は解っているが、一刀の言うもう1人の人物には心当たりがなかった。一刀はその人物の名を言う気が無いのか稟との会話を終らせる。稟も今無理に聞き出さなくても後々解るだろうと深追いはしなかった、この辺りは付き合いの長さが伺える

 

 

明命「一刀様一刀様!猫語の指導お願いします!」

 

一刀「そうだな、南陽に着くまで特にやることないからな、じっくり教えてあげるよ」

 

明命「今回こそお猫様とお話できるようになってみせます!」

 

一刀「その意気だ!じゃあさっそく猫探しにいくぞ明命!」

 

明命と一刀は元気に猫を捜しに付近を捜索し始める。

この光景を初めて見る亞莎は猫語?猫と話す?と2人が何をしているのか全く理解出来なかった。

 

亞莎「あいろいろ言いたいことはあるのですが……こんなところに猫いるのでしょうか」

 

稟「他にも突っ込む所があるでしょう、あなたもなかなかズレてますね」

 

愛紗「まあ気持ちは解るが・・・あの2人はああなったら無視したほうがいいぞ」

 

 

この不思議な光景は日常茶飯事だと察した亞莎はそれ以上の追求を控えた。これ以上突っ込んでも気にしないほうがいいとしか返ってこないような気がしていた

 

亞莎「ところで一刀様はどのような方なのですか?」

 

稟「女誑しですね」

 

愛紗「稟、もう少し言い方がなかったのか?」

 

稟「否定できますか?」

 

愛紗「それは・・・無理だな」

 

 

話題を切り替えた瞬間にまた返答に困る、ここまで一刀の特徴を整理すると・・・猫語を話せる、猫と交流関係がある、女誑し……どうしてこの人物に愛紗や明命といった傑物が従ってるのか、亞莎はますます解らなくなる

 

稟「いずれ解るかもしれませんが、女性が圧倒的に優秀なこの大陸で唯一覇を唱えられる殿方ですよ。今は色々あって表舞台に出ませんが、いずれ天下にその名を轟かす人物です」

 

愛紗「そうですね、あのお方が推薦する人物ですから期待してもいいと思いますよ」

 

困惑する亞莎に稟と愛紗は優しく問いかける。今はおちゃらけてるけど、その実力はすぐに解るだろうと

 

稟「それはそうと、南陽に着くまであなたに軍略を教えてあげてくれと、一刀殿に頼まれていますので講講義などどうでしょう」

 

亞莎「私なんかの為に、そこまでしていただいて恐縮です」

 

稟「そこまであなたに期待しているということですよ」

 

旅の同行を提案してくれただけじゃなく、自分に不足している勉学指導まで行って貰えて感無量な面持ちだ。一刀の能力まだ解らないが、お人好しな性格なのは理解出来た

 

愛紗「私も一緒に聞いてもいいか?」

 

稟「構いませんよ、ではここから始めましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

亞莎を加えて汝南から旅を始めて約2ヶ月が経過した。全員徒歩での旅なので文官である稟の体調を考慮して道中許昌に立ち寄り、数日休息を取ったりしつつも全員無事に荊州の最北に位置する南陽に到着した。

南陽に着いてすぐ城に向かうわけにはいかないので、宿で数日疲れを癒し体調を整えて亞莎は謁見に望む

 

 

一刀「じゃあ亞莎頑張ってね、多分気にいるはずだから」

 

亞莎「あぅ~緊張します」

 

一刀「そんな会って威圧するような子じゃないから気楽にいっておいで。俺のことはくれぐれも内密にね」

 

亞莎「わかりました。ではいってきます」

 

 

 

 

 

緊張でガチガチになっている亞莎を見送り、ひとまず亞莎との旅は終りを告げた。

すぐに出立したい一刀達ではあるが、亞莎の仕官の結果を聞いておかないと次の目的地に向かう事が出来ない。美羽の事を気に入らなければまた一緒に旅を続けるかもしれない、その可能性がある為に亞莎の謁見が終るまで出立を伸ばしていた

 

 

一刀「稟、彼女はどうだった?」

 

稟「予想以上の成長速度ですね。まだ我々には及びませんが、近い将来袁術軍を率いる立場になりますね」

 

一刀「美羽のところは将が少ないし、すぐに軍を率いる立場になるだろう。出てくるまで宿でのんびりしてよっか。下手に出歩いて目立つとめんどうだし」

 

 

稟「でわ……今日こそ勝ち越しさせてもらいますよ一刀殿」

 

一刀「将棋か、いいだろ!俺こそ勝ち越しさせてもらうからな稟」

 

愛紗「また将棋ですか、二人共飽きませんね」

 

明命「今日はどちらが勝つでしょうか?完全に戦績は互角ですし」

 

道中の休憩している時の暇潰しで一刀と稟はよく将棋を指していた。

始めた頃はやはり稟が圧倒していたのだが、稟の指す癖を把握し始めたのか、一刀が打つ手を変えたのか、少しずつではあるが戦績を持ち直し、今では完全に互角の戦いを繰り広げていた。

 

亞莎「ただいま戻りました!一刀様と稟さんはまた将棋やられてたのですか?」

 

愛紗「うむ、今日は一刀様の勝ちだったよ」

 

亞莎「一刀様は本当に凄い方だったんですね!出会った時はここまで才覚のある方だとは思っていませんでした」

 

出会った時は愛紗や明命、自分の師匠である稟がなぜ一刀に仕えているか解らなかったが、今では一刀の能力を感じ取り、尊敬の眼差しを向けている。

 

 

一刀「お帰り、仕官の結果どうだった?」

 

亞莎「合格しました!話してみて立派なお方だと思いましたので、美羽様のために智勇を尽くしたいとおもいます」

 

一刀「もう真名許されたのか、立ち会ったのって袁術と張勲?」

 

亞莎「そうですね、後は黄忠(紫苑)様が一緒に居ました!」

 

稟「本当に黄忠殿もいらっしゃったのですか?」

 

亞莎「はい、美羽様と七乃様と紫苑さまの3人でした」

 

 

(黄忠さんは美羽に力を貸してくれてるみたいだな……七乃に渡した手紙の内容を実行してくれたみたいで安心した。七乃は美羽の教育に悪いから、黄忠さんみたいに子持ちの人なら美羽を正しい方向に導いてくれるだろう)

 

稟は本来蜀に居るはずの黄忠がなぜ袁術に仕えているのか?と一瞬思ったが、一刀が一安心している表情を見て、一刀が手を打ったのかとすぐに察した

 

稟「一刀殿、亞莎も無事に仕官出来たようですし、我々は水鏡女学院に向かいますか?」

 

一刀「そうだな……まだ日も高いし、出立しようか。亞莎も稟からの教えてを忘れずに頑張って」

 

亞莎「はい!色々お世話になりました。一刀様達も道中お気をつけてください」

 

稟「今度会ったら将棋でどこまで成長したか確かめますね」

 

亞莎「はい!負けないように励みます」

 

明命「では亞莎また会いましょう!」

 

愛紗「短い間ではあったが勉強になったぞ、壮健でな」

 

亞莎「みなさんもごお元気で、武運をお祈りしてます」

 

一刀「それじゃみんな襄陽に向け出発!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亞莎「美羽様のお話と一刀様の様子を推察すると・・・一刀様が美羽様の言う”にぃさま”と慕う人物ならば・・・あの方が陳留の曹操様の兄にして幼少より名を馳せている曹仁子孝様。もし一刀様の正体が曹仁様で、洛陽での出来事で表舞台に出れないのでしたら……私が一刀様から受けた恩を少しでも返すために全力で美羽様をお守りいたします!」

 

 

 

 

18話です

 

 

数値化意外に春蘭の知力と政治が高めで驚きましたw

でもこうして見れて面白かったです!書いてくださった方々ありがとうございます!

 

亞莎仕官中の会話は次回小さな軍師達と一緒に乗せますので!

稟に鍛えられた知力UP亞莎でした

 

 

陣形などもっと勉強しないとだめだと実感しましたorz

 

 

 

 

 


 
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