No.739005

真・恋姫無双~項羽伝~三国編

あかさん

桃香や朱里ファンの方は不愉快に思うかもしれません。
すみません

2014-11-23 15:26:49 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:4992   閲覧ユーザー数:3792

第四章 1話 暴走

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は遡り反董卓戦終結時、虎牢関

 

 

 

 

桃香「朱里ちゃん、助けた二人の様子はどう?」

 

朱里「はい、かなりの疲労がありますが命に別状はありません」

 

桃香「よかった・・・・・それで、小蓮ちゃんや雛里ちゃんは見つかった?」

 

朱里「いえ・・・・・・ただ、生き残った兵士さんたちの話を聞く限り孫堅さんと馬騰さんの軍が二人に攻撃を仕掛けていくのが見えたと聞いています」

 

桃香「え!?確か孫堅さんは小蓮ちゃんのお母さんだったよね。なんで、孫堅さんが娘の小蓮ちゃんを攻撃するの?」

 

朱里「それは解りません。ただ、二人の死体も見つかってませんので無事だと思いますが・・・」

 

桃香「・・・・・そう、じゃあ麋竺ちゃんと糜芳ちゃんの二人も無事だよね」

 

朱里「はい、ただここに居ないということは楚軍に・・・・」

 

桃香「だよね・・・・・・また、私の大切な人が居なくなっちゃった・・・・これからどうすればいいんだろう朱里ちゃん」

 

朱里「それは・・・・今の所一つだけ考えが浮かんでいます」

 

桃香「ほんと?」

 

朱里「はい、ただ現状では成功する確率はとても低いと思われます」

 

桃香「ううう~~~本当にどうしたら・・・・」

 

そこに

 

兵「劉備様、保護した二人が意識を取り戻しました」

 

桃香「ほんと?よかった~~~それなら挨拶に行こう朱里ちゃん」

 

朱里「はい」

 

 

 

 

 

二人を休ませていた部屋

 

桃香「初めまして、私は劉備と言います。二人が虎牢関の近くで倒れていたのを見つけて保護させていただきました」

 

黄「それはありがとうございます。私や空丹様を助けていただき何とお礼をしたものか」

 

空丹「本当のありがとう」

 

桃香「別にいいでよ。私が助けたいと思ったから助けたんですから」

 

朱里「お二人に聞きたいことがあるんですがよろしいでしょうか?」

 

黄「すみませんがあなた様わ?」

 

朱里「私は、劉備様に仕えている諸葛孔明と言います。もしかして二人は洛陽から逃げてこられたんじゃないですか?」

 

黄「・・・・・はい、そうです」

 

桃香「え!?」

 

朱里「それでは今の洛陽の状態が解りますよね、洛陽は無事なのですか?」

 

黄「無事とわ?」

 

朱里「先ほどこの虎牢関では私達反董卓連合が洛陽に居られる皇帝陛下を助けるべく進軍していたところ楚軍を名乗る軍に遭遇し壊滅に追いやられていたのです。その楚軍は洛陽の方から攻めてきましたので洛陽は無事なのかと思いまして」

 

黄「そうでしたか・・・・・・・・」

 

桃香「一体洛陽で何があったんですか?袁紹さんの言う通り董卓さんが献帝様や引退された霊帝様を操てひどいことをしていたんですか?」

 

空丹「董卓を悪く言うでない!!」

 

桃香、朱里「ビク!!」

 

空丹「悪いのは私なのだ・・・・全て私が悪いのだ・・・・・・うう」

 

黄「空丹様・・・」

 

朱里「一体どういうことですか?それにお二人はいったい?」

 

黄「私どもの正体を他言せぬと約束して戴けねば話せません」

 

桃香「約束します。それでお二人に力がかせるかもしれませんし」

 

黄「・・・・・わかりました。ならまず私の名は趙忠、そしてこちらに居られるお方が前皇帝である霊帝の劉宏様です」

 

桃香、朱里「「え!!!!」」

 

桃香「霊帝様?」

 

朱里「なぜ、その様なお方がこのような場所に・・・・・それにまるで逃げ出したように」

 

黄「それは・・・空丹様の行動を疎ましく思われてある者から暗殺を企てられこうして逃げてきたのです」

 

桃香「その行動って?」

 

空丹「私が皇帝を引退して暇を持て余して街に出始めたことが切っ掛けで世の現状を知り劉協に助言を言うようになったからだ」

 

桃香「それって、とてもいいことじゃないですか」

 

黄「それでも、その行動を邪魔と感じるものがいるのです」

 

朱里「それでは洛陽は本当にあれているのですか?」

 

黄「いえ・・・・」

 

空丹「董卓のおかげで少しは修復しかけていたのだがこの連合で・・・・」

 

桃香「そんな・・・・・・私たちがしたことって・・・」

 

朱里「そうなんですか・・・・・お二人はこれから如何されるおつもりですか?」

 

空丹「それは・・・・黄」

 

黄「益州に行くつもりでいます」

 

朱里「益州・・・・しかしそこは・・・・」

 

黄「はい、かなりひどい荒れようだと聞いています。劉璋の横暴で民は苦しんでいるとも」

 

朱里「それを知っていてなぜ?」

 

空丹「それは私の償いでもある。今までの私はただ名前だけの皇帝だった。何もせずただ後宮で寝ているだけの・・・・・私はもう嫌なのだ。私が何も知ろうとしなかったせいで民たちが苦しみ死んでいくのを見るのを。だから私は少しでも民のために何かをしたいのだ」

 

桃香「霊帝様・・・・もしよかったら私達と来ませんか?」

 

空丹「どういう意味だ劉備?」

 

桃香「私の夢も皆が笑顔に暮らせる世界を作る事なんです。そして、いま霊帝様が言われたのは私の夢と同じだと思うんです。だから」

 

空丹「・・・・・・・・・・しかし」

 

朱里「霊帝様、実は私たちはある案件にぶつかっていてその対処に困っていたのです。もし、霊帝様がご一緒してもらえばある程度解決するのです。どうかお願いします」

 

黄「その案件とわ?」

 

朱里「それは、私達の拠点が先ほどの楚軍の領地に隣接しておりその上私たちの大切な仲間が楚軍に捕まっているのですが私たちにそれに対抗する力がないのです。それで、私が考えていたのが益州に入り力をつけるということです」

 

黄「そうですか・・・・・・」

 

空丹「いったい、その楚軍とは何者だ?」

 

桃香「楚軍は・・・楚の王は項羽北郷と名乗っています。そしてその人が楚軍を引き連れていました」

 

空丹「項羽・・・北郷・・・・それはもしかしてあの項羽か?」

 

朱里「あの人はそう名乗っていました」

 

空丹「その様な大昔の人物が・・・・・(しかし、昔母から何か聞いたような・・母様は何故か昔の・・漢建国時を調べていたがそれに何か関係が?)」

 

桃香「霊帝様、お願いします。どうか私達と一緒に来てください。そしてあの非道と伝わっている項羽を一緒に倒してください」

 

空丹「本当に倒せるのか?私の家に伝わる限り、あの者の武は神に近いと言われている。そして私の先祖の開祖様は百万以上の軍勢をもってあの者を倒したと聞く。本当にできるのか?」

 

桃香「やります!!!だって、私の大事な友達が、義妹がつかまって操られているから!!」

 

空丹「操られている?・・・・(どういう事?やはり、項羽の事が気になる・・・・私はいったい何を忘れているのだろう)わかった。ずっとと言うわけでは無いがよろしく願いしたい」

 

桃香「本当ですか、ありがとうございます」

 

黄「空丹様、今の名のままだと今後の行動がしにくくなります。よろしかったら空丹様名をかえられた方が」

 

空丹「そうか・・・・では、私の名は劉禅となのろう。黄お前はどうするのだ?」

 

黄「私は徐庶と名乗ります」

 

空丹「わかった。劉備たちもこれからこの名で頼みます。あと私の真名は空丹です。これからはかしこまらず普通に話してほしい」

 

黄「私の真名は黄です」

 

桃香「うん、わかったよ。劉禅で空丹ちゃんと徐庶で、黄さんだね。私は桃香でお願いね」

 

朱里「では、私も朱里でお願いします」

 

空丹、黄「「わかったわ(りました)」

 

朱里「あと、一つ聞きたいことがありますがよろしいですか?」

 

黄「何でしょう?」

 

朱里「空丹さんや、黄さんを暗殺しようとした人とは?」

 

黄「それは「そんなの決まってるよ!!」桃香さん?」

 

桃香「そんなの洛陽からこっちに来た項北郷に決まってるよ!!そうじゃないと洛陽の方から来る意味が解らないし」

 

黄「いえ、ちが・・」

 

桃香「そうだよね黄さん!!」

 

朱里「そうですね、桃香様。その様に考えるのが妥当ですね」

 

桃香と朱里は勝手に思い込み黄の話を聞こうとはしなかった。空丹は事情を全てを知っていたわけではないので困惑しながらも桃香と朱里の話を頷きながら聞いていた

 

黄(どうすれば・・・・・空丹様だけでも事実を伝えておかなければ)

 

そうして、話しが進んでいき黄は桃香と朱里に話すことができずに益州へ劉備たちは進んでいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数か月後

 

益州

 

劉璋「なに?劉備が俺に会いに来た?劉備とは誰だ?」

 

兵「わかりません。ただ、厳顔様も同行されてますので身元は大丈夫かと」

 

劉璋「厳顔がなあ・・・・・(アイツは儂の政に否定的だったな・・・・なぜ、その様なよくわからぬものを連れてきた?)劉備とはどのような人物に見えた?」

 

兵「普通の少女のように見えましたが、ただ中山靖王の末裔とか言っていました」

 

劉璋「中山靖王だと?馬鹿馬鹿しい、何を訳の分からぬことを・・・・・・」

 

その時

 

ドーーーーーーン

 

劉璋「何事だ!!!」

 

厳顔「ふん、決まっておろう。劉璋、貴様を討ちに来たのよ」

 

劉璋「厳顔貴様―――!!」

 

厳顔は立ち上がった劉璋に向かって豪天砲の引きがねを弾き劉璋を打ち抜いたのである

 

劉璋「ぐ!!なぜ・・・・この様な・・・・」

 

バタ

 

厳顔「ふん、貴様の政策が民に苦渋を飲ませていた。私は前から反乱を企てておった。そこに劉備殿がこられたから今決起したまでよ」

 

その後ろから桃香が歩いて来て

 

桃香「本当にこれでよかったのかな?」

 

朱里「はい、劉璋は民に重い税を取り私腹を肥やしていました。他にもいろいろと犯していましたので話しても無理でしたでしょう」

 

桃香「そうなんだ・・・・うん、わかったよ。朱里ちゃん(みんなの笑顔を守るためだよね。それに項北郷の下から愛紗ちゃん達を取り戻すためだし)」

 

厳顔「劉備殿ありがとうございました。あなたのおかげで事を一気に進めることが出来ました。あなたの夢、確かに我々の胸を打ちましたぞ。この厳顔これからは劉備殿のために働きましょうぞ」

 

桃香「これからお願いします厳顔さん」

 

厳顔「これからは桔梗とお呼びください」

 

桃香「それじゃあ、私も桃香でお願いします。それで朱里ちゃん、まずは何をすればいいんだっけ?」

 

朱里「まずはこの地をまとめることからですね」

 

桔梗「それは大丈夫だろう。儂たちがこの反旗を結構することを決めてから民たちに桃香様の良き風潮を流していたからの」

 

焔耶「桃香様~~~雑魚共の掃除終わりました~~~」

 

桃香「ご苦労様、焔耶ちゃん」

 

焔耶「いえ、このくらい楽勝ですよ」

 

焔耶は桃香を見るなり自分の主はこの人だ、といきなり桃香に真名を渡していた

 

鈴々「おね~~ちゃ~~ん鈴々も頑張ったのだ!!」

 

そう言いながら鈴々も桃香のもとに駆けてきた

 

桃香「鈴々ちゃんもお疲れ様」

 

鈴々「これで、愛紗や小蓮達を助けに行けるのか?」

 

朱里「いえ、まだです。私達にはまだ力が足りません。そのためにも土地と兵それに将を集めないといけません」

 

鈴々「そうなのか~~~」

 

桃香「よし、まずはこの成都から頑張ろう。そして愛紗ちゃん達を助けるために力を付けて行こう!!」

 

皆「はい!!(おうなだ~~)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月日がたち成都がと周辺が安定してきたとき

 

桃香「朱里ちゃんこれからどう動いていくの?」

 

朱里「はい、まずは漢中を手に入れ次に楚軍についた馬騰さんが治めていた涼州を手に入れようと考えています。ここは馬一族が抜けてから弱体化しているようなのでここを攻め取り私たちの物にしようと思います」

 

桃香「でも、攻め込むって・・・そこの人たちは領主に虐げられてるわけじゃないんだよね?」

 

朱里「桃香様、これは愛紗さんたちを取り戻すことに必要なことなんです!!桃香様は愛紗ちゃん達がどうなってもいいのですか!!」

 

桃香「そんなわけないよ!!!!・・・・・ごめん、朱里ちゃんの言うとおりだよね。私が間違っていたよ。愛紗ちゃん達を取り戻すためにはまず力をつけなくっちゃだもんね。私、愛紗ちゃん達のためなら何でもするよ!」

 

朱里「ありがとうございます。桃香様。ただ、問題なのが曹操さんの軍になります。曹操さんも涼州を狙ってるように見えますから・・・・」

 

桃香「そうなんだ・・・曹操さんが」

 

朱里「はい、まだ私たちの軍には曹操軍のように将がいませんから」

 

桔梗「朱里、将についてだが一人当てがあるぞ」

 

朱里「本当ですか桔梗さん!?」

 

桔梗「ああ、私の昔からの酒飲み仲間だが腕も立つやつでの今は荊州にいるはずじゃ」

 

焔耶「紫苑さんの事ですか?」

 

桔梗「ああ、あやつもいつもちゃんとした主につきたいと言っておったからの」

 

朱里「その方のお名前は何というのですか桔梗さん」

 

桔梗「あやつの名は黄忠、私と同じぐらいの弓の名手だ」

 

朱里「桔梗さんと同じ・・・それは凄いですね」

 

桃香「一体どんな人なんだろうね」

 

朱里「その方は私たちの陣営に入ってもらえそうですか?」

 

桔梗「それは解らんが、桃香様の夢を教えたら共感は必ずするはずだ。それに儂の名を出したら考えるだろう」

 

朱里「そうですか。なら今度私が話に行ってみます」

 

桃香「朱里ちゃん私も行ってもいいかな?」

 

朱里「いえ、桃香様にはここで待機をお願いします」

 

桃香「そんな~~~」

 

朱里「私の護衛は焔耶さんお願いします」

 

焔耶「私がか?」

 

朱里「はい、焔耶さんは黄忠さんと面識があるようですし他の方にはここで何があってもいいように待機と漢中侵攻の準備をしてもらいたいのです。すぐにも動けるようにしておきたいので」

 

焔耶「わかった」

 

そして、朱里と焔耶は荊州の紫苑の元へいった

 

 

 

 

 

 

 

 

朱里たちが成都の安定化が終わる半月前、涼州

 

 

今、この涼州の管理は馬騰の副官をしていた韓遂がしていた

 

韓遂「あ~~もう、葵のやつあたいにこんな面倒事を押し付けてアイツは新しい旦那の下で幸せな生活をしているんじゃないだろうな。あたいは現場主義ていつも言ってただろうに、本当にめんどくさい!!いっそ、やめて街に飲みに行くか・・・・・・・・」

 

韓遂はぼやきながら椅子から立ち上がり扉に向かって歩き出そうとしたとき

 

韓遂「ッ!!・・・・そこに居るのは誰だ!?」

 

韓遂は天井に向かって言葉を発しながら警戒態勢をとった

 

明命「驚かせてすみません。私は楚から来た周泰と言うものです」

 

韓遂「楚だと?それを証明するものはあるのか?」

 

明命「はい、葵様からの手紙です」

 

韓遂「葵からの?」

 

明命「はい、こちらに来るときに葵様から預かったものです」

 

韓遂「そうか、見せてもらおうか」

 

韓遂は明命から手紙を受け取り読み始めると

 

韓遂「(フルフル)・・・・葵め・・中々いい御身分で暮らしているみたいだな・・・今度会ったときは覚えていろよ・・・・・・」

 

明命(う~~~何だか韓遂さんこわいです・・一体あれに何が書いてあるんですか~~)

 

韓遂「取りあえず、周泰殿が楚の関係者なのはわかった。それで、ここに何しに?ただ葵の手紙を渡しに来たのでわないのだろう」

 

明命「はい、私どもの主、楚王項羽様からのお手紙を持ってまいりました。どうぞこれを」

 

韓遂は明命から手紙をもらい読み始め

 

韓遂「ふむふむ・・・ほ~~~~周泰殿の主はまたおかしなことを考える。葵がそちらについた時点で涼州はもう楚の物ともいえるのにそれを・・・・ふむ・・・しかし・・・うん、今後のことを考えるとこちらの方がいいのだろうな・・・・・なるほど。しかし、あいつ等は納得するかどうかだな(ここが私の力の見せどころと言うわけか。面白い、あたいも速くこの項羽様と会いたいものだね)。周泰殿、項羽様に手紙の事は了解したと伝えてくれ」

 

明命「わかりました。それでは」

 

シュッ

 

韓遂「お~~あっという間に気配が消えたね。本当に楚は化け物が集まってるみたいだね。翠や蒲公英たちは無事なのかね~~~さて、やることもできたしもう一踏ん張りしますか」

 

韓遂はまた机仕事を始めたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時が戻り朱里が紫苑の下から帰ってきて

 

桃香「朱里ちゃんどうだった黄忠さんは?」

 

朱里「はい、話を聞いてもらったところ好印象に受け取って貰えたようです」

 

桃香「よかった~~~なら、黄忠さんも私たちの仲間になってもらえるってことだね」

 

朱里「いえ、まだお返事はもらえませんでした。もう少し考えさせてほしいらしいです」

 

桃香「そうなんだ~~~残念」

 

朱里「はい、何かきっかけがあればこちらに付かれると思いますが(黄忠さんの武と統治力、それに将の力も凄そうでした。どうしてもこちらの陣営に入って欲しいですが何か手段を考えた方がいいですね)」

 

桔梗「何だ紫苑の奴はまだ決めかねているのか。どれ、今度は私が行こう」

 

朱里「待ってください桔梗さん!それより今は漢中攻略の軍議が先です」

 

桔梗「おう、そうだったの。それでいつ攻めるのだ?」

 

朱里「はい、小蓮ちゃん今私たちの備蓄はどのくらいある?」

 

小蓮「う~~ん、生産も安定してきてるし結構たまってるよ。戦をしても大丈夫なくらいに。だよね雷々?」

 

雷々「うん、大丈夫だと思うよ」

 

小蓮と雷々は桃香が益州の太守になって少ししたときに劉備軍に戻ってきていた。ある考えを持って・・・・・

 

朱里「では、すぐに出陣の準備をしましょう」

 

こうして、劉備軍は漢中攻略を始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漢中攻略はさほど難しくなかったがすぐも終わりはしなかった

 

漢中にはゴッドヴェイドーーーの医師たちが多くいたため怪我人がすぐ治り戦線に戻ってきたからである

 

朱里「このままではただ時間がたつだけですね」

 

桃香「朱里ちゃんこのままだと兵隊さんたちがかわいそうだよ。どうにかならないかな?」

 

鈴々「鈴々が突撃してみんなやっつければいいのだ」

 

桔梗「しかし、鈴々よそれを毎回やってて成功しているのか?」

 

鈴々「う~~~」

 

焔耶「それならば桔梗様は何かお考えがおありですか?」

 

桔梗「ない!!」

 

と、首脳陣が話し合い?をしている中、天幕の隅で

 

小蓮「ねえ美花、あなたに聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

 

美花「何ですか、小蓮様」

 

小蓮「えっとね、美花は何で桃香について来てるの?」

 

美花「それはですね、ご主人様は私の命の恩人だからです。だから私はご主人様にお礼も込めて侍女をさせていただいています」

 

小蓮「そうなんだ・・・・・・・じゃあ、その主がもし間違ったことをしていたらあなたはどうするの?」

 

美花「私はただついていくだけです。ただ、ご主人様に仇名すものは出来るだけ排除しますが」

 

小蓮「そっか。ごめんね、変なこと聞いて」

 

美花「いえ、大丈夫ですよ」

 

その時

 

兵「失礼します!!」

 

朱里「どうしたんですか?」

 

兵「はい、漢中より使者が来ました。それと北方よりどこかの軍が迫ってきている模様です」

 

桃香「え!?どうしよう~~」

 

桔梗「落ち着かれよ桃香様。私が北方の軍に確認に行きますゆえ、桃香様は朱里と使者をお願いします」

 

朱里「お願いします、桔梗さん」

 

桔梗「おう、任された。焔耶付いて来い」

 

焔耶「はい!」

 

桔梗と焔耶は北方の軍に桃香たちは漢中の使者との対談を始めた

 

使者「この度は対談してもらってありがとう。私は漢中にあるゴットヴェイドーーーのものだ」

 

桃香「ごと・・」

 

朱里「べいど?」

 

使者「違う、ゴットヴェイドーーだ!!」

 

桃香「はあ、そのゴットヴェイドーーの人がどうされたんですか?」

 

使者「一つ伺いたい。あなた達は何故この漢中に攻めてこられた?ここは平和であり何も起きていなかったはずだ」

 

桃香「皆を幸せにするためです!!」

 

使者「は?」

 

桃香「皆を笑顔にするためです。だから私はここに来ました」

 

使者「何を言ってるのですか?」

 

桃香と使者が話をしている間に

 

朱里「鈴々ちゃん今のうちに城内に入って攻め落としてください」

 

鈴々「うにゃ?いいのか朱里?」

 

朱里「はい、あの人たちが使ってるゴットベイドウ?は妖術に違いありません。怪我を一瞬で治すなど在り得ませんから。妖術使いは危険です。また愛紗さんみたいな人を増やすかもしれません。なので今のうちに倒さないといけません」

 

鈴々「鈴々は朱里の言ってることはいまいち解らないのだ。でも愛紗みたいに操られるのは嫌なのだ」

 

朱里「そうです。だから今、敵が油断しているうちに倒すんです」

 

鈴々「わかったのだ。妖術使い何てケチョンケチョンにしてやるのだ!!」

 

鈴々は兵を連れて気づかれないように攻撃を仕掛けに行った

 

そして時間がたち

 

使者「あなたが言っていることは滅茶苦茶です。解りました、私達は最後までここを守り抜きます。それでは!!」

 

桃香「待ってください!!何でわかってくれないんですか!!絶対私のやり方は間違っていません。だからお願いします!!!」

 

桃香は使者に向かってまだ話しかけようとするが使者は聞こうとせず城に戻って行った。そして、中では・・・・

 

使者「何だこれは・・・・いったい何が・・・・」

 

鈴々「あ!まだ妖術使いの生き残りがいるのだ!!みんな行くのだーーーーー!!」

 

兵「おおおおおおお」

 

使者はそこで意識を失った。兵に囲まれ無残に切り刻まれていったからである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

劉備軍陣営

 

朱里「これで、漢中を手に入れました」

 

桃香「なんで、みんなわかってくれないんだろう」

 

その時

 

桔梗「桃香様、只今戻りましたぞ」

 

桃香「あ。お帰りなさい。桔梗さん、焔耶ちゃん。ちょうど私達も何とか漢中攻略も終わったところだよ」

 

焔耶「流石桃香様です!!」

 

朱里「それで、桔梗さん。北方の軍とわ?」

 

桔梗「はい、それが涼州の軍でした」

 

朱里「涼州!?なぜ涼州の軍が?」

 

韓遂「それはあたいが話そう」

 

桃香「あなたわ?」

 

韓遂「あたいは馬騰から涼州の太守を引き継いでいた韓遂だ」

 

桔梗「何でも桃香様に話したいことがあるらしいと連れてきた」

 

朱里「引き継いでいたとわ?」

 

韓遂「ああ、少し前に涼州は曹操軍に落とされた」

 

皆「!!」

 

朱里「それは本当なのですか?」

 

韓遂「ああ、何とか逃げれたのは私と引き連れてきた隊のみだ。後は曹操軍にとらわれてしまった」

 

桃香「そうだったんですか・・・・それで、お話とは?」

 

韓遂「それは、もしよかったら劉備軍の客将として入れてもらえないだろうか」

 

朱里「なぜ、劉備軍なのですか?涼州の軍なら元太守の馬騰さんがいる楚でもよろしいのでわ?」

 

韓遂「私は馬騰が嫌いなんだ。あいつの自由奔放さで何度ひどい目にあったことか・・・だから私は馬騰が居るところに行きたくないのさ」

 

朱里「そうですか・・・・桃香様、今は少しでも兵が多いことはありがたいです。それに騎馬隊はこれから必ず必要になります。私は韓遂さんの客将受け入れは賛成です」

 

桃香「うん、ならこれからよろしくね韓遂さん。私の事はこれから桃香て呼んでね」

 

韓遂「それはとてもありがたいのですが、私は客将の身それにまだ何も知らない状態です。なので、私があなた様に真名をお預けした時、その名を呼ばせていただいてもよろしいですか?」

 

桃香「うん、これからよろしくね」

 

 

 

 

 

 

 

あとがき??

 

 

今回は桃香たちの動きを書きました

 

なんか朱里もやばい感じになってきました

 

次回は曹操や他の勢力の事をかきながら話を進めれたらな~~と思います

 

最後に韓遂の真名募集したいと思います。ただ、何時真名を出すかは未定です。すみません。

 

では次回もお楽しみに

 


 
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