☆登場する純血種は強制的にピクシー派生化する狂ったシリーズ５話目☆
●ゲンキ達はノラモン（ブリーダーから逃げ出して野生に返った野良モンスター）で物凄くやさぐれたオーラを放つミント率いるライガー盗賊団の襲撃を受け抵抗空しくホリィのガイア石を奪われてしまった！自身をライガーと名乗る翼を失っているミント（通称：死の竜巻・疾風のライガー）に敗北し、強くなければ生きて行けない野生の掟と圧倒的な力の差を有する存在に対する厳しい現実を初めて突きつけられるゲンキ…。
だが因果応報か弱肉強食の掟はミントの盗賊団にも容赦なくその牙を剥き、ムーのワルモン軍団であるディクシー率いるディノ部隊の手によって盗賊団はミント１人を残して全滅させられてしまうのだった。
●ガイア石を取り戻そうとミントの後を追って来たゲンキ達は盗賊団のアジト跡で傷ついたミントを発見してガイア石がディクシーに奪われた事を知るがガイア石奪還よりもミントの看病を優先して一夜を過ごすのだった。余計な事をと毒づきながらもミントはゲンキ達の旅の目的を聞くと自分の身の上を静かに語った…幼い日に人間達に捨てられた事…『 ミント 』などというナヨナヨした種族のままでは弱肉強食の世界を生きられないので『 ライガー 』として生きて来た事…そして実の姉弟の様に育った弟のギンギライガーをムーによって連れ去られ、その時に翼まで失ってしまった事……焚き火の灯りを前に言葉を交わす内にミントは決して挫けず強大な存在に立ち向かおうとする意志を秘めた少年とその仲間達の姿にいつの間にか弱肉強食の掟に埋もれて足掻く事の大切さと熱く真っ直ぐな気持ちを忘れていた事を思い出す。
●明くる日、ディクシー達からガイア石を取り戻したものの窮地に陥ったゲンキの前に傷も癒えぬまま助けに現れたミントはディクシーを一撃で倒し、ゲンキ達の旅に同行する意志を伝えるのだった。二度と己に負けぬため、そして自らの手で弟をムーから取り戻すために。