空自F-2Bです。
航空自衛隊の国産戦闘機の御旗を背負う二番手、F-16をベースに三菱が技術の粋を掻き集めた対艦番長になります。
今でこそ驚異的なペイロードとマルチロール性を有した万能戦闘機と名高いですが、開発、ロールアウト直後は欠陥品だのいろいろ言われていて、落ち着くまで問答あった記憶があります。純国産戦闘機の道を閉ざされた結果とも揶揄されますが、戦闘機開発の経験値が十全であったかというとそれも疑問が残りますので、個人的にはこの形でも充分だったのかなぁ、とか思っております。
F-16より全体的に大型化し、積載量を上昇させ対艦ミサイルの運用能力を付与した本機体は、MiG-31と同様のフェイズドアレイレーダーを装備しアビオニクスも向上したりと、外見こそ16ですが殆ど別の機体と言っても良さそうです。キャノピーも三分割し、大型化して非常に視野も良好です。

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なお、本機体はハセガワの1/48。中古で人の手を転々としていたのを友人が確保し、適当でもいいので作ってくりゃれと言って持ち込んできたのを制作しました。
11年前のキット（恐らく生産初期か？）であったので、中身は心配していたのですが、紛失も少なくデカールもまだ使用できたため、ストレートに制作しています。
なお計器盤はデカールがないため筆塗り、ややエアンテーク周りの処理が難しく、また座席角がシビアでちょっと間違えるとキャノピーが閉まらない等いろいろありましたが、全体的にはディティールも申し分なく、フォルムも魅力的で、パーツも控えめな優良なキットでありました。
これは初期だからかもしれませんが組み立て説明書の三面図がアシンメトリーになっており、モデルアートの特集を見るとやや違和感を覚えたので、こだわる方は迷彩型紙を作る時に新しめの資料を用意するとよいかもしれせん。

苦労は多かったですが、出来上がってみると非常にグラマラスでかわいらしく、F-2らしいですね。B型って然程食指が動かなかったのですが完成する頃にはもうすっかりそんな偏見はなくなっていました。