No.704481

九番目の熾天使・外伝 運命の獅子

第十七話 獅子とまほら武道会―本戦第一回戦第六試合&第七試合&第八試合

2014-07-28 09:00:01 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:2129   閲覧ユーザー数:1961

第十七話 獅子とまほら武道会―第一回戦第六試合&第七試合&第八試合

 

『さーあ、まさかまさかの展開となって参りましたまほら武道会!予選ですさまじい強さを見せてくれたカリン選手がウルティムス選手相手に棄権!!ウルティムス選手が二回戦進出となりました!!さて、次の試合は―』

「ちょっとウル、不戦勝ってどういう事?私達は貴方の実力を見られると思っていたのに」

「うふふ、少し肩透かしでしたね」

「すいません、部長に朱乃さん」

「自分もウルの試合を早く見たかったさー」

「響さんも、すいませんでした」

 

不戦勝にて勝ち上がったウル、彼は今オカルト研究部の面々と共に試合を観戦していた

 

『高音・D・グッドマン選手VS青山月詠選手です!高音選手は昨年のまほら武道会で、観客の男性諸君大歓喜のモノを見せてくれました!あとスタンド!対して月詠選手は未知数!これは期待が高まります!!』

 

「ふっふっふ…見てなさいウルさん!必ず勝ち上がって貴方と対戦し、一泡吹かせてやりますわ!!」

「ええ、高音さんと戦うのは僕も楽しみです」

「ではサクッと勝ってきますね」

 

そう軽口を叩きつつ高音は舞台に上る

そして対戦相手たる月詠もまた、その両手に木刀を携え静かに舞台に佇んでいた

 

「余裕ですわね、私なんて眼中に無いと?」

「そうどすねぇ、今うちの眼中におるのは先輩だけどすから~」

「…その鼻っ柱、へし折ってやりますわ!」

 

『両者共に気合は充分!!それでは!一回戦第六試合…Fight!!』

「先手必勝ですわ!!見たところ貴方は剣士…ならば!操影術、近接戦闘最強奥義『黒衣の夜想曲(ノクトゥルナ・ニグレーディニス)』!!」

『出たー!!昨年の武道会でネギ選手を追い詰めた、高音選手のスタンドだー!!』

 

高音の背後に、影で形作られた巨大な戦闘用の使い魔が出現する

威圧感たっぷりのその使い魔を見て、月詠はなぜか舌なめずりをする

 

「ああん…先輩以外にもこぉんな使い手はんがおるなんて…。やっぱりココ(麻帆良)に来て正解でしたわ~…♪…でもぉ―」

「何をごちゃごちゃと!余所見は―」

 

禁物ですわ、と言おうとした高音がいきなり崩れ落ちる

いきなりの事に観客も、司会の和美も、そして高音本人も何が起きたのかわからない

 

「神鳴流奥義『斬岩剣・弐の太刀』…そんなけったいな影の鎧なんて、神鳴流の前には無力どす…。」

 

神鳴流の弐の太刀、それは障害物を傷つけずに対象を斬りつける技である

つまりは斬る対象を選べるのだ

それは手に持つ武器が何であれ発揮できる

 

「な、い、いつの間…に…!?」

「あんさんに見えん速さで斬りつけたやけどす…。簡単でっしゃろ?」

『ここでカウントが入ります!1、2、3―』

 

地面に這い蹲る体を片腕で支えながら高音は驚愕する

―一応は私も魔法世界で実戦経験を積んできた身、その私に見えない速度で斬ったですって…!?

 

『―9、10!なんと、大多数の予想を覆し、六回戦の勝者は月詠選手!月詠選手が二回戦へ進出でーす!』

「くぅっ………!!」

 

多少回復したのか、足を引きずりながらも高音は舞台から降りる

その目に涙を溜めながら

 

「高音さん…」

「っ、何ですかウルさん、あんなに大口を叩きながら一撃で負けた私を笑うおつもりですか?」

「そんなつもりは全く有りません。…それに僕としても、あの人は少しムカつきます」

 

月詠を視界に捕らえながらウルはそう言葉を繋ぐ

その月詠は瞬動でウルたちの目の前に現れる

 

「心外どすわー。影使いの人にならともかく、なんら関係のあらへん子供にムカつく言われるとは~」

「関係は有りますよ、僕は高音さんと戦う約束をしていました。ええ、試合である以上、力が弱いほうが負けるのは理解しています…でも」

 

ウルは月詠に向かって殺気を叩きつける

 

「理解はしても、納得できません。貴女は二回戦で僕が叩き潰します。覚悟しておいてくださいね」

「はぁ…ん、この殺気…たまりまへんわぁ…♪良いどす、楽しみに待っとりますえ~♪」

 

少し上機嫌になり、鼻歌を歌いながら月詠は選手控え室へと足を運んでいく

 

「さて、次は確か真名さんとタカミチさんの試合でしたよね」

「え、ええそうよ。それにしてもウル、さっきのは…」

「…師匠と稽古をしてたら自然と身に付いたんですよ。殺気で相手を威圧すると、同格以下なら多少動きが鈍るので重宝しますよ」

 

リアスと会話をしながらウルたちは観戦しやすい場所へと移動していく

 

『さあさあお次はぁ!?ここ龍宮神社の一人娘にしてバイアスロン部のスナイパー!龍宮真名選手!そして対するは広域指導員として沈めた不良は数知れず!付いた渾名はデスメガネ!!高畑・T・タカミチ!!この二人の激突です!!』

 

舞台の上に真名とタカミチの二人が上がる

この二人は共に中~遠距離戦を主体とする、観客に被害が出ないことを願うばかりだ。と和美は考える

 

しかし和美の懸念とは裏腹に試合自体はあっさりと終わった

真名は昨年の武道会と同じく、羅漢銭―小銭を投擲し武器とする技でタカミチに攻撃

しかしタカミチは全ての羅漢銭を居合い拳で迎撃、小銭の残弾が尽きた真名がギブアップしたのである

 

『さて、お次は今大会の人気選手、チャイナ娘の古菲選手!対するはニンニン言ってるくせに忍者で無いと否定する忍者娘!長瀬楓!!このカードも今大会で注目されている試合です!』

「ニーツァオ!」

「忍者ではないでござるよ?」

 

和美の紹介と共に古菲が舞台に上がり、楓は旋風と木の葉を撒き散らしながら舞台上に現れる

そのいかにも忍者といったパフォーマンスに観客は大歓声を上げる

 

「さて、試合というからにはいくら楓でも手加減はしないアル!そも、手加減して戦える相手ではないしネ!」

「それはこちらも同じでござるよ古。まあ秘匿に関係する術は使えないでござるがな」

『それでは、一回戦のトリを飾る第八試合、Fight!!』

「いざ、尋常に―」

「勝負アル!!」

 

その瞬間、二人の拳が交わった

 

 

 

 

 

「お、始まりましたね。楓さんと古菲さんの試合」

「…ウル、一つ聞いてもいいかしら?」

「良いですよ」

「…あの人達は本当に人間なのよね?」

 

リアスが分身した楓と、それに棍で対抗する古菲を指差す

古菲が棍を振り下ろすと、舞台に大きなクレーターが出来た

 

「間違いなく人間ですよ。それがどうかしましたか?」

「いえ…もしかしたら麻帆良って眷属候補の宝庫なのかもしれないわね」

 

リアスは頭を抑えながら呆れる

 

「…?あ、僕飲み物でも買ってきますね。何か飲みたいものありますか?」

「紅茶をお願い」

「私は緑茶を」

「自分はコーラ!」

「分かりました、直ぐ戻ってきますね」

 

ウルは駆け足で試合会場の龍宮神社を出て行った

 

 

 

 

 

 

 

「結構遠くまで来ちゃったな…。まあ考えれば分かることだったけど」

 

ウルは今、龍宮神社から少し離れた場所へと来てしまっていた

理由は単純、試合会場近くの自動販売機や売店の飲み物が全て売切れてしまっていたからだ

だから多少遠くの売店まで行って飲み物を買ってきたのだ

ウルが持つビニール袋には缶の紅茶と緑茶、コーラとミネラルウォーターが入っていた

 

「…ん、猫?…怪我してるのか?」

 

と、不意に道脇の雑草がガサッと音を立てたかと思うと、其処から二匹の猫が出てきた

白い子猫と、比較的大人の黒猫だ

白猫はぐったりしていて黒猫に背負われている

その黒猫も前足に怪我をしているようで、余り上手く歩けていない

 

「…!フー!!」

 

黒猫はウルを視界に捕らえると、毛を逆立てて威嚇する

どうやら白猫を守っているようだ

 

「大丈夫、危害を加えたりはしないよ。落ち着いて…」

「フシッ!!」

「痛っ…」

 

ウルが黒猫に伸ばした手を黒猫は鋭い爪で引っ掻く

ウルの手の甲に赤い血が滲み出る

 

「大丈夫だって…ああ、もう…よし、治してあげちゃった方が早いかな。ヴィシュ・タル・リ・シュタル・ヴァンゲイト…」

「ッ!フシャー!!フシャー!!」

 

詠唱を始めると黒猫は威嚇の激しさを増す

白猫を雑草の上に横たえ、ウルの掌に噛み付いている

 

「っ…汝が為に(トゥイ・グラーティアー)ユピテル王の(ヨウィス・グラーティア)恩寵あれ(シット)治癒(クーラ)』」

 

噛み付かれる痛みに耐え、黒猫に治癒の魔法を使う

前足の怪我が癒え、痛みが消えたことに驚いたのか黒猫は噛み付きをやめる

 

「大丈夫?一応治ったと思うんだけど…よければそっちの白猫も診せてくれないかな?」

「…ミャア」

 

黒猫は白猫の首を銜え、トコトコとウルのほうへと歩いてくる

 

「…?なんだこれ、魔力でも気でもない…妙な力が充満してる…?」

 

ウルは白猫の小さな体から、何か異質な力を感じ取る

 

「…これは師匠に見てもらったほうがよさそうだね。ねえ君、ちょっと付いてきてくれるかな?」

「…ウミャァ」

 

白猫を抱きかかえると黒猫がウルの肩に乗ってくる

そのまま走ってエヴァンジェリンの下へ行こうとしたウルだったが、いきなり立ち止まり周囲を伺う

 

「…結界…それもかなり高度な結界が張られてる。狙いは何だ…?」

 

白猫を抱きかかえる力を強める

黒猫が毛を逆立てて周囲を警戒している

 

「…元老院か?」

「―その元老院、とやらが何かは知らないがね」

 

森の奥から声が響く

その声に反応し黒猫は警戒を強め、ウルは声のほうを振り向く

 

「私達の目的は君なんかではなく、その猫達だ。渡してくれれば手荒な真似はしないと約束しよう」

 

声の主が姿を現す

弓矢を手にし、緑色の服を着た狩人のような人物

しかし、その人物の背中には―

 

「―悪魔の翼、という事はあなた方は悪魔ですか」

「ご明察」

 

ウルが相手の正体を見破ると共に、周囲に大量の悪魔が現れる

ニヤニヤとウルと二匹の猫を眺めている

 

「それで、返答はどうかな?」

「…」

 

ウルは黒猫と白猫を見る

黒猫は怯えた表情で悪魔たちとウルを交互に見やっている

白猫は薄く目を開き、ウルを見ると弱弱しく鳴いた

 

「…断ります」

「…ほう?」

「この猫達は僕が拾いました。だから僕のモノです。貴方達なんかに渡しません」

「―くひ」

 

ウルが断ると、リーダー格の悪魔は態度を豹変する

 

「くひひひひ、愉快愉快。俺の誘いを断るたぁな。黒歌と同じくらい愉快だ」

 

悪魔は顔に手を当て哄笑する

 

「一応名乗ってくかァ。バーナード・レラジェ、元72柱レラジェ家の当主だ」

「…72柱、部長と同じですか」

 

バーナードの名乗りを聞いたウルはぼそりと知り合いの名前を呟く

 

「ソイツぁ俺の下僕悪魔、つまり先に拾ったのぁ俺なんだよ。つまりソイツは俺のモンだ」

「でも逃げ出してきた、その先で僕が拾ったのだから僕のです」

 

舌戦を繰り広げるバーナードとウル

 

「埒があかねぇな、おい黒歌。お前が戻ってくりゃぁ俺ぁこのガキに手出しはしねえ。だが戻ってこなければ…分かってるよなァ?」

「…ニャン」

 

黒猫がウルの肩から飛び降り、煙に包まれる

煙が晴れたとき、其処には黒い着物をしどけなく着崩した黒髪に猫耳が生えた美女が立っていた

 

「分かったにゃ、私が戻る…。そうすればこの子には手出ししない、約束してくれる?」

「おお、俺は悪魔だかんなァ。契約は守るぜぇ?」

「…今行くにゃ」

 

黒歌はゆっくりとバーナードの元へと歩いていく

が、ウルはその腕を掴むがいた

 

「良いんですか?怪我を負ってまで、逃げ出してきたんでしょう?」

「…」

「それにあの白猫、見たところ魔力の質が似ていました。あの猫は貴女の弟妹じゃないんですか?」

 

それを聞いた黒歌はウルに抱きつく

しかし身長差があるため、必然的に黒歌の胸へウルの顔が突っ込んでしまう

 

「わぷっ」

「…大丈夫にゃん。こう見えても私は結構強いんにゃよ。…あいつらを殺して逃げるのなんてワケ無いにゃ」

「―それは」

 

主を殺して逃げた下僕悪魔

それは『はぐれ』と呼ばれ、天使、堕天使、悪魔の三陣営全てから狙われ、即時抹殺することとなっている

 

「だから大丈夫。―怪我、治してくれてありがとにゃん」

 

そう言い残すと黒歌はウルの額に口付けをしてバーナードの方へ歩き出す

 

「…来たにゃ」

「おお、良く帰ってきたぜぇ黒歌…」

 

バーナードは黒歌の腕を掴み、無理やり彼女を抱き寄せる

 

「…さて、となりゃああのガキも白音も用済みだ。おいお前ら、あのガキどもを始末しておけ。俺ぁ転移魔法陣の準備をしておくからよォ」

「分かりました、バーナード様」

「ッ、話が違うにゃ!!私が戻ってくれば手を出さないって!」

 

黒歌が激昂してバーナードに食って掛かる

バーナードは黒歌の髪の毛を掴み、無理やりに自分の顔に黒歌を向かせる

その間にもバーナードの配下の悪魔たちはウルたちににじり寄っていく

周囲を囲み、円の形でウルと白猫を追い詰めていく

 

「あぁ?なぁんにも違ってないぜぇ?『俺』は手を出さねえって言ったが、『俺達』たぁ言ってねえからなぁ?」

 

下卑た笑いを黒歌に向けるバーナード

 

「ッ!下種が!」

「下種で結構!何せ悪魔だからなぁ!!くひひゃはははははは!!」

 

バーナードが哄笑する、それと同時に悪魔達がウルへと魔力弾を放った

魔力弾が殺到し、土煙を巻き上げる

 

「少年君!」

「あぁーあ、お前と関わった所為で、何の罪もねえガキ一人が死んじまった。まあしゃあねえよなぁ?だってあのガキは下等な人間、俺は上級悪魔。格が違うもんなぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「―僕は、少年でも下等な人間でもありません」

 

 

 

 

 

「ッ!」

 

土煙の中から、少年の声がする

バーナードは驚いたものの、直ぐに平静を取り戻し土煙を払う為に巨大な魔力弾を放つ

魔力弾で土煙が晴れ、その中からは―

 

「僕の名前はウルティムス・F・L・マクダウェル。魔法世界の造物主に作られた、人造人間です」

 

白猫を抱きかかえたウルが、仁王立ちしていた

 

「少年君!」

「馬鹿な!こいつらはバカだが魔力だけなら中級悪魔に匹敵する!その魔力弾をどうやって!」

「答えると思いますか?まあとりあえず、これで正当防衛の口実が出来ました。―反撃させてもらいます」

 

そう言い放つや否や、ウルは魔法を駆使して悪魔達を倒していく

各属性の魔法の射手(サギタ・マギカ)眠りの霧(ネブラ・ヒュプノーテエイカ)などの殺傷力が無い、もしくは低い魔法で次々と悪魔を戦闘不能にさせていく

 

「ちぃッ!おいガキィ!黒歌がどうなっても良いのかぁ!?コイツを助けようとしてるんだろぉ?それ以上抵抗すっと殺しちまうぜぇ!?」

 

バーナードは黒歌の首にナイフを突きつける

しかし、次の瞬間黒歌は地面に沈み込むようにしていなくなってしまう

 

「あぁ!?おい、黒歌どこ行った!?」

「影を利用した転移門(ゲート)…格上には通じない手段ですが、貴方の頭が弱くて助かりました」

 

ウルの傍らには黒歌が呆けたような表情で目を白黒させていた

どうやらウルは転移魔法で黒歌を助け出したようだ

 

「さて、貴方も暫く眠っていてもらいましょうか。ヴィシュ・タル・リ・シュタル・ヴァンゲイト。大気よ水よ(アーエール・エト・アクア)白霧となれ(ファクティ・ネブラ)この者に(イリース・ソンヌム)一時の安息を(ブレウェム)。『眠りの霧(ネブラ・ヒュプノーテエイカ)』」

「ぐっ、ち、っくしょ…Zzz…」

 

ウルが魔法で霧を発生させると、それを吸い込んだバーナードは数秒で眠り込んでしまった

 

「…さて、こいつらどうしましょうか…。とりあえず部長に連絡しましょう。悪魔絡みみたいですし」

 

いつの間にか周囲に張られていた結界が解けている

術者が倒されたために解けたのだろう

ウルは携帯電話を取り出してリアスをコールする

 

「あ、もしもし部長ですか?ウルです。何か飲み物を買った帰りに悪魔の集団に襲われて…ええ、ええ。名前は確か…バーナード・レラジェと名乗ってました。…はい、分かりました。待ってます」

 

ピッとスイッチを押して通話を終える

携帯をポケットに入れ、黒歌の方を見ると彼女は頬を染めていた

 

「えっと…黒歌さんでしたっけ。今僕の知り合いがこいつらを拘束しに来ますので少々待っててもらえますか?」

「…」

「黒歌さん?」

 

話しかけても反応の無い黒歌を心配して、ウルは彼女を下から見上げる

必然的に上目遣いとなり、それを見た黒歌は…

 

「にゃぁ~ん♪君強くてかっこよくて可愛いって何それ反則にゃ!私君に付いてくにゃよご主人様~♪」

「わぷ、ちょ、離れてください黒歌さん!ご主人って…あ、い、息…が…」

 

数分後、駆けつけたリアスたちが見たのは、美女の胸に顔を埋め窒息しかけているウルと、ウルの腕の中でぐっすり眠っている白猫だった

ちなみにまほら武道会の第八試合は楓の勝利だったらしい

 

白猫はダレナンデショーネー(棒)

ハイスクールD×D読者の皆様、矛盾があるでしょうが流してやってください

…黒歌の元主って明言されて無かったですよね?


 
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