No.690545

インフィニット・ストラトス -Another World-  Side:ATX and Brigade and ???

Blazさん

Side : シロガネ・旅団・???・???

戦闘開始!

2014-05-31 12:02:55 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:1025   閲覧ユーザー数:989

第一話 Type:2

 

 

 

 

 

 

 

Side : Blaz Team

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュー「ぴこーん♪ぴこーん♪」

 

 

 

 

あれから色々とあり、現在Blaz達はいつもの四人チームで行動をしていた。

違いがあるとすれば、今回はBlazの専用ネクストである『ストレイド・ランゼンテ』と、小型のホバーバイクが二台ある事だ。

 

 

そして。現在は果ての無い荒野に立っており、そこで、ニューがアホ毛をまわして走り回っていたのだ。

ただの子供の遊びかと思うこの行動。

実は、意外と効果は見込めるものなのだ。

 

 

鈴羽「こうして見るとさー・・・ただの遊びかと思うけど・・・・・」

 

アルト「意外と効果アリってのがスゲェよな・・・・・・」

 

鈴羽「ねぇ・・・・・」

 

 

 

四人がこの世界に到着して、そろそろ二時間が経つ。

げんぶはBlaz達の所にあったクロスボーンを借り受け、一人別行動を取っている。

元々、Blaz同様ジオン軍人で数十年先のシステムだったが、それを短期間で習得し物とした。どうやら素質自体は高いものだったらしい。

 

 

アルト「にしても、突然この世界に住んでいた人間が居なくなるか・・・・・まさか、全員炭素の塊になっちまった・・・とかじゃ・・・・」

 

鈴羽「・・アルトの世界じゃあるまいし。それは無いよ。」

 

アルト「・・・・かもな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

すると。ニューが何かに反応した。

どうやら何かを見つけたらしい。

 

ニュー「ッ!反応あったよー!」

 

アルト「おっ!」

 

鈴羽「来た来た。Blazッ!」

 

鈴羽はストレイドのコックピットで寝ていたBlazを起こし、ニューの元に駆け寄った。

Blazも反応があったのかと思い、歩きつつ三人の元に向かっていった。

 

 

アルト「で。何を見つけた?」

 

ニュー「えっとねぇ・・・・おっきな街とーおっきな戦艦!」

 

鈴羽「街と・・・戦艦?」

 

ニューが子供の様にジェスチャーを交えて説明し、それを聞いた二人は顔を見合わせ、Blazに目をやる。

Blazもその戦艦が気にはなっていたらしく、ニューに詳しく尋ねた。

 

Blaz「・・・ニュー。その戦艦、どんな大きさだ?」

 

ニュー「んとねぇ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロガネとおんなじだよ!」

 

 

 

 

Blaz「・・・・!スペースノア級と!?」

 

アルト「って事は・・相当のデカさだぞ・・・」

 

Blaz「・・・・・コリャ・・何かが起こってるな。この世界で。」

 

鈴羽「・・・どうやら、そのようだね。どうする?」

 

 

 

Blaz「・・・・クロガネとの通信は綱がらねぇ。となると、ココからは俺達の判断で行動しなきゃならねぇか。仕方ねぇ。」

 

Blazは手馴れた手つきで腰に入れていたコルトを銃を確認し、再び腰に挿した。

 

Blaz「鈴羽、アルト。ニューと一緒にその街に向かってくれ。俺はその戦艦を確認してから合流する。」

 

アルト「・・・いいのか。」

 

Blaz「・・ああ。万が一戦闘になった時にお前等にもコジマ汚染がくるかもしれねぇからな。」

 

鈴羽「・・・・解った。けど、無茶はしないで。」

 

Blaz「わってるよ。ニュー。後で、その街の情報を俺にも教えてくれ。」

 

ニュー「いいよー♪」

 

Blaz「うっし。んじゃ行くとすっか!」

 

 

 

そして、Blaz達はそれぞれの目的を果たしに向かう。

Blazは戦艦の調査に。

鈴羽とアルト、ニューはその街に向かいに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side Change

 

Side : Shirogane

 

突如、異世界に転移してしまったシロガネ。

幸い、クルーなど全員は無事で艦自体にも特に目立った損傷はなかった。

 

ここが一体何処なのか。

解るのは、果てのない荒野だけだった。

 

 

キョウスケ「・・・・・・・・・・。」

 

その艦内で、キョウスケは一人窓から外を見て考えていた。

 

 

『似ている』と。

 

 

 

 

かつて、キョウスケはテスラ研に出張となり、リュウセイの乗るART-1(アートワン)との模擬戦を行った。結果はART-1の勝利で終わったのだが、それと同時に二機は『惑星エリア』に転移してしまう。

そこで、様々な出会いと共に、迷い込んだマサキと合流。

惑星エリアで戦い、そして三人はラ・ギアスに転移(帰還)する。

 

 

 

その惑星エリアとこの世界はかなり似ているが、何処かが違う。

共通点は、殆どが荒野で人が居ない。そして、ライフラインがまだ生きていると言う事。

もしや『彼女』のお陰か?

と思ったが、どうにも彼の何かがそれではないと告げていたのだ。

 

 

 

キョウスケ「・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると。

 

 

 

 

 

エクセレン「キョウスケ♪」

 

後ろからエクセレンがキョウスケに抱きついてきた。

キョウスケは突然エクセレンが来た事に少し驚いていたが、変わらず冷静な態度で反応したのだ。

 

キョウスケ「・・・どうした。確か、ハンガーに居なかったか?」

 

エクセレン「そっちはそっちで終わったから、愛しのダーリンの表情を伺いに♪」

 

キョウスケ「・・・・俺は変わらん。」

 

 

エクセレン「・・・・・・何考えてたの?」

 

キョウスケ「・・・・・・・・。」

 

 

隠し事は無理か。

とキョウスケは察した。

流石に長年同じ隊に居ると何か意思疎通を感じる。

だが、流石に説明をするとかなり長いので、キョウスケはごく短い答えを言ったのだ。

 

キョウスケ「・・・ある場所と似ている・・・・とな。」

 

エクセレン「ある場所?」

 

キョウスケ「・・・詳しくは話せん。話せば長くなるからな。」

 

エクセレン「・・・・そっか。」

 

同じく察したエクセレンも、そこで追求を止める。

どうやら表情から、また厄介ごとだったらしい。

 

 

エクセレン「・・・にしても不思議な所ねぇ・・・人っ子一人いないなんて・・・」

 

キョウスケ「・・・・・だな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side : ???

 

 

 

「・・・・・・ほう。来訪者か。」

 

 

 

荒野にある一つの大山。

其処は自然の城となっており、其処には一人の男が座っていた。

それでも周りには機材などがある為、一応全て岩ではなかったらしい。

 

その男は逞しい身体を持ち、髪は茶色髪の後ろを少し束ねている。

表情が笑うと、モニターを起動し、映像を見る。

 

其処には、シロガネやストレイドが映っており、ソレを見て男は笑っていた。

 

「くっ・・・・ククククク・・・・異世界からの来訪者か。面白い・・・・!」

 

 

男はその場を後にし、別の大部屋に移動する。

 

 

 

すると、其処には大人数の兵士が立っていたのだ。

その後ろには、機動兵器などが置かれており、大戦力がその一箇所に集まっていたのだ。

 

 

「全部隊に告げる。来訪者をもてなすぞ・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方。

其処とは別の場所。多くの孤島などがある地域にある砦では一人の少女が一室で寝かされていた。

その人物とは、巌と共に転移してしまったセシリアだった。

 

セシリア「っ・・・・・うっ・・・・・・うんっ・・・・・」

 

目を覚ましたセシリアは、清潔な天井を見て少し驚いていた。

今まで外で戦っていたのに、何故部屋にいたのか。

 

そう思い、セシリアはゆっくりと起き上がる。

幸い、ISは待機モードになっており、服はスーツのままだった。

 

セシリア「・・・・・・ココは・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気づいたか。」

 

セシリア「ッ・・・!」

 

すると、部屋の扉の所に一人の男が背を預けて立っていた。

黒い長髪を一本に束ねて、鋭い眼差しをしていた男性だった。

 

腰には一本の刀を挿しており、どうやら彼の得物らしい。

 

 

セシリア「貴方は・・・・・!」

 

思わず、両手のみを部分展開し、スターライトを向ける。

しかし、男は片手を上げ、セシリアに言うのだった。

 

「何もせん。私はお前を回収しただけだ。」

 

セシリア「ッ・・・・ここは何処ですの。」

 

「・・・・・・ココは・・・・お前達の居た世界ではない。」

 

セシリア「えっ・・・・・!?」

 

「・・・・・すまんな。お前に質問の権利もないし、私は答える気は無い。」

 

セシリア「・・・・それは・・・どう言う事ですの。」

 

 

 

「・・・・・・お前に残された時間が無いからだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。再び荒野では、また別の戦艦が一隻で待機していた。

その戦艦のブリッジでは、一人の少女が

否、『一人だけしか居ない』少女がシロガネを発見し、観察していたが、シロガネに向かう大部隊を見て独り呟くのだった。

 

「・・・・・あれが・・・この世界の・・・・・・・よしっ!」

 

 

少女が、座っていた椅子の近くに付けられていた野球ボール状の何かに手を置く。

すると、椅子の前に複数のホログラムディスプレイが現れ、何かを起動させたのだ。

 

「システム起動。『エクス・ドライブ』稼動開始。全セイルウィング展開。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『レギンレイヴ』、発進ッ!!」

 

 

すると、戦艦の後部からエネルギー状のウイングが展開し、更にはエンジンも起動する。

ゆっくりと戦艦は浮き始め、その巨体を空に浮かばせた。

 

黒き箱舟。神々から残された箱舟が、今動き始めたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。

戦いの火蓋も斬って落とされた。

 

シロガネでも、接近する大部隊を感知し、現在居る全機動部隊を出撃させる。

 

朱音「ヴァイスリッターを艦の直掩に回し、グルンガストとアルトアイゼンは前方で迎撃。

2ndチームも迎撃に当たれ。」

 

 

キョウスケ『アサルト1了解。』

 

ラウラ『アサルト1st了解です。』

 

 

朱音「さて。鬼が出るが蛇が出るか・・・はたまた・・・・・・」

 

 

 

 

機動部隊が全機発進されシロガネの前に展開される。

前方には大量の黒い影があり、それが敵部隊であった。

 

ブリット「な・・・なんて数・・・・!」

 

アリス「50・・・・60・・・・・いえ・・・少なくとも百単位は・・・!」

 

 

キョウスケ「ならば。全て倒すだけだ。」

 

シャル『世の中、シンプルイズベストって言うもんねぇ。』

 

エクセレン『そう言う事♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アン「・・・じゃあ・・・あれでシンプルって言えるのかよ・・・・!」

 

 

 

アンがそう言い、確認できた敵部隊を見てそう言う。

同じく、キョウスケもコックピットでその敵部隊を見て汗を垂らす。

何故なら、其処には。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱音「随分と・・・・嫌に昔馴染み連中が現れるな・・・・・!」

 

 

エルアインス。

 

バルトール。

 

ゲシュペンストMk-Ⅱ。

 

量産型ヒュッケバインMk-Ⅱ。

 

 

ヘビーガン。

 

ジャベリン。

 

ジェガン。

 

ギラ・ドーガ。

 

 

 

 

 

 

 

そして。

 

量産型F91。

 

 

ヴァルシオン改。

 

 

 

 

ラウラ「見知った奴の他に・・・見た事の無い連中も居るが・・・・」

 

キョウスケ「やる事は変わらん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全機、突貫。」

 

シャル・エクセ『『ですよねー』』

 

 

「・・・・面白い・・・・!貫けるかな・・・この俺を・・・・!」

 

 

今。異世界での戦いが始まる。

 

 

 

次回予告

 

 

現れた謎の勢力達。

影でうごめく謀略。

 

出会うは異世界の仲間達。

そして、謎を秘めた少女。

 

 

全てが重なる世界で。今、戦いが始まる。

 

 

 

 

インフィニット・ストラトス -Another World-

 

 

 

 

 

「お前は・・・・誰だ・・・・・?」

 

 

「・・・・・・・ただの死神だ。」

 

 


 
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