No.688102

九番目の熾天使・外伝 ~短編その⑫~

竜神丸さん

幽霊騒動その8

2014-05-20 18:22:11 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3085   閲覧ユーザー数:1515

「復讐の為だと…?」

 

『ソウ、復讐ノ為…』

 

突如ロキとスノーズの前に現れた、オーラの集合体とも言える“それ”は裂けているかのような赤い口で「ヒヒヒ」と不気味に笑いながら、怪人や亡霊達の前に立つ。

 

『全テハアノ忌々シイ騎士共ノ所為ダ……奴等ノ所為デ我々ハコノ真ッ暗ナ異界ニ閉ジ込メラレル羽目ニナッテシマッタノダカラナ…!!』

 

「「!?」」

 

“それ”は突如として姿を変え、怪人としての姿を現す。

 

「コイツは…」

 

「!! コイツ、okakaとげんぶが倒した奴か…!!」

 

『ヌゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…!!!』

 

『『『『『グルァァァァァァァッ!!』』』』』

 

『『『クケケケケケケケケケケケケケケケ!!』』』

 

“それ”が変化したのは、金色のベルトを装備した鷲のような怪人―――ショッカーグリードだった。全身から紫色のオーラを放ちながら咆哮を上げ、周囲の怪人や亡霊達を更に狂暴化させる。

 

「これまた面倒な事態になりそうだな」

 

「やれやれ、どうしてこうなっちゃうんだか…」

 

『カカレェッ!!!』

 

『『『『『オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!』』』』』

 

ロキはやる気満々の様子で、スノーズは面倒臭そうな様子でショッカーグリード達と対峙する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「二人共、こっちに!」

 

「うわわわわわわわ!?」

 

「ヒィィィィィィィィィッ!?」

 

『『『ヒヒヒヒヒヒ…』』』

 

その一方、ユウナは刀奈と雅也の二人を連れて逃走中だった。後方からは何体かの亡霊達が浮遊しながら追いかけて来ており、不気味な笑い声を上げるたびに雅也がビビッている。

 

「もう嫌だぁ!! 本当に何なんですかアイツ等ァッ!?」

 

「男の癖にビビッてんじゃないわよ雅也!! こっちだって怖いんだから我慢しなさいよ!!」

 

「ほ、本当に仲良しですねあなた達…」

 

『『『待~テ~人間共~…』』』

 

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? こっち来るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「ちょ、私の後ろに隠れようとするな馬鹿!!」

 

「二人共、下がって!」

 

『『『ケキャアッ!?』』』

 

近くにあった消火器を使って亡霊共を怯ませ、その隙に三人は逃げようとする。

 

その時…

 

 

 

 

-ボゴォォォォォンッ!!-

 

 

 

 

「「「!?」」」

 

ここで、最大の厄介者が現れた。

 

「クッハハハハハハハ……こっちにもいたかぁ、亡霊共ォッ!!!」

 

そう、ZEROだ。校舎の壁を破壊し、亡霊共を見てニヤリと笑みを浮かべる。

 

「こ、今度は何だぁ!?」

 

「何アイツ!? 何か凄い悪っぽい!!」

 

「あの人は…!!」

 

「良いなぁ……お前等全員、俺が喰い尽くしてやるよ…!!」

 

ZEROが金色のパスケースを取り出すと同時に彼の腰にベルトが装着され、パイプオルガンのような待機音声が鳴り始める。

 

「変身」

 

≪Gaoh Form≫

 

パスが自動的にベルトに翳され、ZEROの身体が光に纏われ始める。鰐の牙を模した肩当て等のオーラアーマーが上半身に纏われ、顔の前に出現した鰐の頭部が変形して電仮面が完成。全てを喰らう凶暴な仮面の戦士―――仮面ライダーガオウに変身を遂げたZERO。彼はすかさずベルトに付いていたガオウガッシャーをソードモードに組み換え、亡霊達に向かって早歩きで迫る。

 

「さぁ、喰わせて貰おうかぁっ!!!」

 

『『『ギギャァァァァァァァァァァァァッ!?』』』

 

ガオウの振るうガオウガッシャーの刃から衝撃波が放たれ、亡霊達が斬られ消滅。しかし彼の攻撃は亡霊だけでなく、周囲の壁や天井まで次々と破壊し始める。

 

「ちょ、何アイツ危な過ぎぃ!?」

 

「うわぁぁぁぁぁぁもう嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

「ッ…二人共、危ない!!」

 

「「うわぁっ!?」」

 

ユウナが二人を突き飛ばすと同時に、天井から瓦礫が落下して来た。その所為で廊下が塞がれた事でメンバーが刀奈と雅也、ユウナに分かれてしまった。

 

「ッ…!!」

 

瓦礫で切ってしまったのか、ユウナの右腕からは僅かに血が流れていた。しかしその痛みも我慢し、血の出ている傷を手で押さえる。

 

「「先生!!」」

 

「私は大丈夫、二人は早く逃げて!!」」

 

「クハハハハハハハ……アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!!!」

 

ユウナ達が大変そうにしている間も、ガオウの暴走は止まらない。小学校の壊滅まで、そう時間はかからない事だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「ッ!?」」

 

『ヌ、グォ…!?』

 

ガオウの暴走が原因で、ロキとスノーズも地震で苦労していた。しかしそれはショッカーグリード達も同じである事から、彼等もこの地震は想定外だったようだ。

 

「くそ、下で何が起こってんだ…!?」

 

「下の階に逃げた彼女達が心配だ……すまない、そっちは任せた!」

 

「え、あ、ちょ、俺も行かせ…ぬぉわ!?」

 

『行カセルカァッ!!』

 

『『『キシャァァァァァッ!!』』』

 

「あぁもう邪魔ったらありゃしねぇなテメェ等!!」

 

下の階へ移動しようとしたロキをショッカーグリード達が妨害し、結果としてスノーズだけが下の階へ移動する事に成功するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、病院では…

 

 

 

 

 

 

「真司さん、ですか……よろしくお願いします、真司さん」

 

『あぁ、よろしくな。ウルで良いんだっけ』

 

「はい。その呼び方で構いま…ッ!」

 

『あ、おい!? まだ傷も治ってねぇんだから、無理すんなって』

 

屋上にて、真司と握手をしていたディアーリーズ。しかしまだ傷が癒えていない為か、ディアーリーズは思わず腹部を手で押さえる。

 

『ほら、今はゆっくり寝てなって』

 

「は、はい。すみません…」

 

『ウル、その傷はどうしたのかしら? どうも只事じゃなさそうだけど』

 

「ッ……これは…」

 

『…何があったんだ? ウル』

 

「…実は」

 

何故自分がこんな傷を負ったのか。ディアーリーズはその事情を一通り、真司達に説明した。ディアーリーズの説明が終わった後、アンクやメズールは思わず言葉を失った。

 

『ね、ねぇ、嘘でしょ……雲雀さんが…?』

 

『…悪い冗談だな』

 

「雲雀さんがどうして悪霊化してるのかは、僕にも分からない……けど、ハッキリ言われたよ。娘を守れなかったあなたは絶対に許さない…ってさ」

 

『『ウル…』』

 

「情けないな……美空さんを守るって言っときながら、結局まともに守れてないんだから……僕なんか、美空さん達と関わらなければ…」

 

『け、けど、美空ちゃんは死んではいないのよ? それなのに…』

 

「こんな約束も守れない人形の命に、一体何の価値があるって言うのさ? どうせ僕なんか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『自分から死のうなんて事は、絶対に思わない方が良いよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

真司から告げられた言葉に、ディアーリーズが思わず顔を上げる。

 

『自分から死ぬような事だけは、絶対に考えない方が良い。それだけは確かだと思うから』

 

「ッ……ですが僕は―――」

 

『君が死ぬような事があったら、その娘も悲しい思いをする』

 

「…!」

 

『その娘だけじゃない。咲良ちゃんに、アンクやメズール、それに他の皆だってきっと悲しむ。自分では死ぬべきだと思っても、他の皆にとってはそうじゃない。死んで良い人間なんて、一人もいやしないんだ。ウル達の事情を詳しく知ってる訳じゃないけど……俺は、そう思う』

 

「真司、さん…」

 

真司の表情は、先程までとは違い非常に真剣な物だった。今の彼が放っている雰囲気は、単なるお人好しな人間の物ではなく、多くの戦いを経験した心優しい人間の物だった。だからだろうか。彼の言葉を聞かされたディアーリーズが、本当にその通りだと思わされるような気持ちに駆られたのは。

 

「…そう、ですね。すみませんでした、真司さん」

 

『気にしなくて良いって。別に、君が俺に謝らないといけないような事はしてないんだし』

 

真司が見せる笑顔に、ディアーリーズもつい釣られて笑顔になる。それを見ていたメズールとアンクも、不思議と落ち着いた気分になっていた。

 

『あらあら♪ あの二人、何だか同じ感じがするわね』

 

『ふん……どっちも馬鹿なだけだろ』

 

『あらアンク、何だか機嫌が良さそうね?』

 

『気の所為だ』

 

『フフフ…♪』

 

「ウル兄ちゃーん、真司兄ちゃーん、一緒に遊ぼー♪」

 

『『『遊ぼー♪』』』

 

「え、ちょ、僕は…うわわわわわ!?」

 

『あーちょっと、皆して引っ張らないでって! 別に逃げたりはしないから!』

 

ディアーリーズと真司の二人が咲良や子供の亡霊達に引っ張られ、アンクとメズールもそんな彼等の所まで移動しようとした……その時だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「―――ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああっ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如、真上から数名程の悲鳴が聞こえてきた。そして…

 

「え…ギャァァァァァァァァァァァッ!!?」

 

『『『『『!?』』』』』

 

『な、何だぁ!?』

 

その落ちてきた人物達に、ディアーリーズが押し潰される形となってしまった。突然の事態に子供の亡霊達は驚き、真司もすぐに駆け寄る。そしてその落ちてきた人物達を見て、アンクとメズールが驚いた。

 

『なっ!?』

 

『お前等…!!』

 

 

 

 

 

 

「痛ててて……まさか次元の穴に飛び込んだ先で、高い場所から落ちる羽目になるとは…」

 

「んもぉ~だから言ったんじゃん!! 迂闊に移動したら、碌な事にならないって!」

 

「いやまぁ、普通飛び込んだら落下するなんて想像も出来ないよねぇ~」

 

「ッ…痛い、です…」

 

 

 

 

 

 

『よ、よりによってコイツ等か…』

 

『え、何? この人達も知り合いなのか?』

 

そう、落ちてきたのはokaka、こなた、FalSig、そして美空の四人だったのだ。見覚えのあり過ぎるメンバー達に、アンクが思わず面倒臭そうに呟き、真司がアンクに問いかける。

 

「あれ? そういえば、何かを踏んでいるような…」

 

「うげっ!? 思いっきりウル踏んじゃってるよ!?」

 

「!! ウル、さん…しっかり…!!」

 

「キュゥゥゥゥゥ~…」

 

「あ、駄目だ。色々と致命傷っぽいわ」

 

『お前等の所為でな』

 

ディアーリーズを踏みつけてしまっている事に気付いたこなたと美空が彼を心配する中、okakaは真司の存在に気付く。

 

「! お前は……城戸真司か?」

 

『え? そうだけど、何で俺の名前を…』

 

「知ってるさ。ディケイドライバーを手に入れてから、色んな世界を巡って来たんだ」

 

okakaは立ち上がり、真司と正面から向き合う。

 

「初めましてだな。OREジャーナルの記者、城戸真司。そして…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミラーワールドの戦士、仮面ライダー龍騎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、とある地下洞窟では…

 

 

 

 

 

 

 

「…最悪だな」

 

次元の裂け目に落下した支配人が、現在ここに辿り着いていた。彼はランタンを使って洞窟内を照らし、警戒しながら先に進んで行っている。

 

(裂け目に落ちたと思えば、こんな場所にやって来るとは……この先に何かがあるってのか…?)

 

とにかく、先に進まなければどうしようもない。そう思った支配人は進むのに邪魔な岩を退かしながら、少しずつ先へと進んで行く。

 

「「「―――ォォォ」」」

 

「…!」

 

進もうとしている先から、複数の声が小さく聞こえてきた。この先にいる何かを確かめるべく、支配人は一旦ランタンの火を消し、音を立てないように壁の穴からコッソリと覗き見る。

 

『『『『『オォォォォォォォォォォォォォォ…!!』』』』』

 

『『『『『グルァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!』』』』』

 

(!? アイツ等、怪人か…!!)

 

支配人が覗き込んでいる穴の先には、複数の怪人達が集結していた。怪人達の真上には無数の亡霊達が漂っており、高台には数人の幹部らしき怪人達が並び立っている。早速、身体中に仮面の装飾が付いた怪人―――十面鬼ユム・キミルと、マントに金色の仮面を被った怪人―――ジャーク将軍が前に出る。

 

『忌わしきライダー共に敗れし哀れな怪人達よ……今、我々の復讐の時は近い…!!』

 

『もうじき、異界の門を開ける為の“鍵”は完成する……我々が地上世界に出て行く為にも、更に亡霊共のエネルギーを集める必要がある!!』

 

『そして異界の門を開け、地上世界に出たその時こそ……我々ゴーストショッカーは、人類にとって迷惑な存在となるのだ!!』

 

『『『『『イィーッ!!!』』』』』

 

『『『『『グルァァァァァァァァァッ!!』』』』』

 

白いマントにパーフェクターを装備した怪人―――アポロガイストが告げると、全身黒タイツのショッカー戦闘員や怪人達が一斉に雄叫びを上げる…

 

 

 

 

 

 

 

…そんな彼等の様子を、支配人は穴の先からしっかりと見据えていた。

 

(なるほど……つまり今回の騒動は全部、奴等の仕業だったって訳かい。実に分かりやすい理由だな…)

 

その事が分かった以上、もう少しだけでも情報を手に入れる必要がある。そう思いつつ、支配人がその場から移動しようとしたその時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『現れおったな、ネズミが』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!? しま……ぐぁっ!!」

 

とある方向から、スペードのAが描かれた巨大なトランプカードが回転しながら飛んで来た。それは支配人を跳ね飛ばしてから近くに留まり、回転したカードが一瞬で白スーツにヘルメットを被った怪人―――ジェネラルシャドウの姿へと変わった。

 

『ほほう、こんな所に生きた人間がいるとはな…』

 

「チッ!!」

 

ジェネラルシャドウの周囲にショッカー戦闘員や怪人達が集まり、支配人は距離を取ってからブレイバックルを取り出して装着する。

 

『む? 貴様、ライダーか…!!』

 

「一応な……変身!!」

 

≪TURN UP≫

 

『『『イーッ!?』』』

 

オリハルコンエレメントで戦闘員達を弾き飛ばし、支配人はすぐさまブレイドに変身。抜き取ったブレイラウザーで怪人達を迎え撃つ。

 

『ブレイドか、実に面白い……行け!!』

 

『『『『『シャァァァァァァァァァァァァッ!!!』』』』』

 

ジェネラルシャドウの合図で、怪人達が一斉にブレイドに襲い掛かる。ブレイドは迫って来たギリザメスを斬り倒してから、二枚のカードをブレイラウザーに通す。

 

≪THUNDER≫

 

≪BEAT≫

 

「ウェイッ!!」

 

『『『グガァァァァァァッ!?』』』

 

ブレイドの電撃を纏ったパンチで、数体の怪人が一撃で爆発。そのまま左腕のラウズアブゾーバーにカードを装填する。

 

≪ABSORB QUEEN≫

 

≪FUSION JACK≫

 

「ほっ!!」

 

ブレイドはジャックフォームとなり、ゴ・バベル・ダの振るったハンマーをジャンプしてかわし、そのまま怪人達の真上を飛来する。

 

≪SLASH≫

 

「ウェェェェェェイッ!!」

 

『『『『『グギャァァァァァァァァァッ!?』』』』』

 

エネルギーを纏ったブレイラウザーを構え、ブレイドは怪人達をすれ違い様に斬り裂いていく。

 

『トランプショット!!』

 

「ぐはっ!?」

 

そんなブレイドの腹部に、数枚のトランプカードが命中し破裂。撃墜されたブレイドが通常形態に戻ってしまったところに、シャドウ剣を抜いたジェネラルシャドウが接近する。

 

『ふん、とぁっ!!』

 

「ぐ!? ぬぁ、く…!!」

 

ジェネラルシャドウの繰り出す剣技に圧倒され、ブレイドは少しずつ後ろに下がっていく。しかしそんな簡単にやられる程、ブレイドも馬鹿ではない。

 

『隙あり!!』

 

「はい残念!!」

 

≪MACH≫

 

『む…!?』

 

シャドウ剣が命中する直前で、ブレイドはマッハを繰り出し攻撃を回避。そのままジェネラルシャドウから距離を取ろうとしたその時…

 

 

 

 

 

 

『ムゥンッ!!』

 

「な……がふ、ぐぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

突如現れた謎の騎士が、高速移動中だったブレイドの背中を大きく斬り裂いた。その衝撃でマッハの効果が消えてしまい、ブレイドはそのまま二撃、三撃と騎士の攻撃を受けて地面を転がされる。

 

『久しいナ、地上の若き戦士ヨ』

 

「!? お前は…」

 

ブレイドの前に現れた謎の騎士。その姿は、ブレイドにとっても見覚えがあった。

 

「貴様なのか……アザゼル!!」

 

『ククク……我の名ヲ覚えているトハ、嬉しい限りダ…!!』

 

謎の騎士―――アザゼルは小さく笑い、ブレイドと対峙するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は戻り、病院でも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウルゥゥゥゥゥゥッ!!」

 

「ウル!! 何処だ、いたら返事しろ!!」

 

「おーい、ウルー!!」

 

ディアーリーズの行方を知らないまま、彼の捜索に当たっていたawsにハルト、アスナの三人。そんな彼等の下にも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『人間メ……実ニ目障リダ…!!』

 

ゴーストショッカーの魔の手が、少しずつ迫って来ていた。

 


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