No.686923

九番目の熾天使・外伝 =蒼の物語 刻の幻影=

Blazさん

秩序と意外。

イメージソング

OP2「BLUE SANCTION」 BLAZBLUE -CHRONOPHANTASMA- より

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2014-05-15 18:56:25 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:769   閲覧ユーザー数:727

CP第一章 第二十七話 「光と闇」

 

 

 

 

旅団メンバー現状確認。

 

・クライシス

謎の場所から「何か」を受け取る。後にイカルガへと赴く。

 

・Unknown

依然として拘束状態。しかし、リバインズに一時開放され、管理世界の一つを壊滅させる。

 

・デルタ

キリヤ・aws・アスナと共に、バングの屋敷で待機中。ボコられる。

 

・朱音

ラグナと共にイブキドの湖に落ち、その後は行方知れず。

 

・二百式

クライシスからの命令でkaito・miriと共に再びイカルガへ。

 

・ロキ

現在はワダツミ、バングの屋敷で待機中。

 

・miri

楽園(エデン)に帰還後、二百式達と共に再びイカルガへ。

 

・蒼崎夜深(深夜)

レイチェルの元に連れ帰られる。その後は不明。恐らく、元に戻っている・・・・筈。

 

・okaka

美空との戦闘で行方不明。

 

・ガルム

ティアナと知り合い、後に二人でワダツミのバングの屋敷に入る。

 

・aws

バングの屋敷で待機。腹痛は現在は治まっている。

 

・竜神丸(現・リバインズ)

今回の原因。朱音を襲撃した後、ほぼ行方知れず。

 

・ZERO

今回の原因その弐。現在、所在不明だが、彼による襲撃が各地で相次ぐ。

 

・支配人

今回、明かされる。

 

・kaito

二百式と共にイカルガに向かう。

 

・げんぶ

ココノエと分かれた後、単身イブキドへ。

 

・ディアーリーズ

VS美空&戦闘機人(スタイルからディエチかと思われる)

 

・Falsig

現在行方不明。支配人と共に、今回明かされる。

 

・ルカ

フェイトとの行動の後、現在は単身アキツなどに向かう。

 

・Blaz

VSノーヴェ・ウェンディ・???

 

・???

?????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の状況。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

支配人「寒っ・・・・・・」

 

アキツ、カフェにて休憩中。

 

 

 

 

 

さて。どうして支配人がこうなっているか。

簡単である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何をするのか解らず、更には特に用事も無いので基本『暇』なのである。

そんな訳で、現在はこうしてアキツにてティータイムをしていたのだ。

 

 

支配人(・・・・今の所、管理局の連中は特にって動きはしてないようだな。けど、散発的にZEROの襲撃も聞く。こりゃどっちか先に片付けないと、後が面倒だぞ・・・)

 

 

そう言って、ホットティを飲む支配人。

すると。そんな彼の隣に、一人の男が、店に入ってきたのだ。

だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すまない。天然オイルはあるか?」

 

 

支配人「ぶっ!?」

 

突如、男はそう言ってマスターへと頼んだのだ。

周りに居た数人の人は飲んでいたものを噴出し、むせ返っていたのだ。

当然、支配人も同様である。

 

マスター「どうぞ。」

 

支配人(あるのかよ?!)

 

そして、何事もなくオイルを取り出すマスターを見て心の中で突っ込む支配人。

周りの人間も同じことを考えていたのは、またも当然である。

 

 

だが。支配人がこの後更に驚いたのは、その注文者である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テイガー「ん?どうした。」

 

その注文者の全長が二メートルだった事に、しかも人なのでただ唖然とするしかなかった支配人だった・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃。フェイト対ギンガの方は、ギンガが、模倣事象兵器の恩恵で有利かと思われていたが。フェイトが優勢だったのだ。

 

ギンガ「はぁ・・・はぁ・・・・くっ・・・どうして・・・・いや・・・・・フェイトさん、そのデバイスのフォームは・・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイト「・・・・バルディッシュ、『ブレイドフォーム』。」

 

圧倒的優勢の理由。それが、今フェイトが持つバルディッシュの姿だった。

 

鎌やダガー等とは違い、一筋に長く伸びた刀身。

そして、塚の方には稲妻の色の様な黄色の宝玉がはめ込まれている。

それがバルディッシュの本体だ。

 

極端な距離とは違う、新たな姿。

 

そう。『刀』だ。

 

 

フェイト(・・・・今までよりも、かなりしっくりくる。『彼』に会ったら・・・一言お礼を言おう・・・・・)

 

ギンガ「・・・・・シグナムさんと同じ・・・・・いや・・・・寧ろ・・・」

 

フェイト「そう。この状態での戦いを基本とする。シグナムとは・・・少し違うかな。」

 

ギンガ「・・・・・・・ですが、弱点はあまり変わらない・・・・・!」

 

 

再びギンガが接近する。

それに合わせてフェイトもギンガの方に身体を倒す。

姿勢を低くして一気に詰め寄る気だ。

 

そう思った時である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ばきゃっ!!

 

 

 

突如、ギンガのローラーシューズがヒビ入り、砕けてしまったのだ。

幸い、壊れたのはローラー部分だけだったが、正確に、精密にその部分だけ切られていたのだ。

 

ギンガ(これって・・・・まさか!?)

 

直ぐに後ろに振り向くと、其処にはフェイトが走った後の様な体勢で振り向いていたのだ。

 

しかし、動きは僅かに自分が速い。カートリッジを消費すれば、直ぐに追いつける。

 

ギンガはカートリッジを二つ消費し、脚部に魔力を集中させた。

刹那。足を地面から蹴ると、一気にフェイトの元に接近できたのだ。

 

ギンガ(これで・・・・・!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぱきっ

 

 

 

 

ギンガ「・・・・・・・え?」

 

だが。突如としてギンガのデバイスは粉々となり、本体を除いて全て砕けていったのだ。

 

ギンガ「・・・・・・まさか・・・・・」

 

 

拳がフェイトの手に受け止められる。

咄嗟に力が抜けたので、生半可な威力になってしまった。

 

フェイト「・・・・・・ごめんね。あの時、ローラーと一緒に壊させてもらったよ。」

 

ギンガ「・・・・あの一瞬で・・・・・・」

 

フェイト「・・・・結構腕が痛かったけどね・・・」

 

 

フェイトはデバイスの本体をギンガの手に置くと、静かにギンガを抱いたのだ。

 

ギンガ「・・・・・・・。」

 

フェイト「ギンガ。今なら、多分スバルと会える。」

 

ギンガ「ッ・・・・・・!」

 

フェイト「私も今何処に居るかって探しいてたけど・・大体の目星はついている。だから・・・・」

 

ギンガ「・・・・・それは・・・・今は無理です・・・・・」

 

フェイト「っ・・・・・・・・。」

 

ギンガ「父の為であり・・・・今のスバルの為・・・・・何より・・・・・」

 

 

其処から先は、ギンガは小声でフェイトに話した。

その言葉を聞き、フェイトは耳を疑ったが、ギンガの表情に嘘は無かった。

 

ギンガ「・・・・・だから・・・・・ごめんなさい・・・・・・」

 

フェイト「・・・・・・・・解った・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチィッ!

 

 

 

刹那。フェイトは軽く電気をギンガに流した。

スタンガン程度の威力なので身体にはまず影響は無い。

 

ギンガ「っあ・・・・・・・・・」

 

その電気ショックを喰らったギンガは意識が朦朧とし、やがて意識を失ったのだ。

そのギンガを受け止め、フェイトは何処かの壁にもたれさせると、その場を後にしたのだった。

 

フェイト「・・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし。

 

突如、コロシアムで大爆発が発生する。

それに驚いたフェイトは、コロシアムの方に顔を向けた。

其処からの爆煙を見つけ、何か起こっていると思い、フェイトは、無意識にコロシアムへと向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

= イブキド 封鎖地区 =

 

封鎖地区では、ディアーリーズとバレットが襲撃を受けており、バレットは狙撃手をディアーリーズは突如現れた美空と戦っていたのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クスィー「・・・・・対象の戦闘レベル低下を確認。」

 

ディア「・・・・・・・・・。」

 

ディアーリーズは相手が美空の所為で、本来の力を出し切れず、ボロボロの状態でクスィーに頭を掴まれていたのだ。

 

ディア「みそら・・・・・さん・・・・・」

 

クスィー「・・・・・・・・排除を検討。対象の排除を開始する。」

 

クスィーの『六つ』の剣がディアーリーズへと向けられる。

彼の四肢を貫き、腹と頭の近くに突き刺すつもりだ。

 

ディア「おね・・・・が・・い・・・・・・思い・・・・・だし・・・・」

 

クスィー「・・・・・・理解不能。排除を続行する。」

 

一言で蹴られたディアーリーズの説得。

このまま自分は彼女に殺されてしまうのか。ディアーリーズはそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ズェェェェェェアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

 

 

巨大な衝撃波が二人へと襲い、ディアーリーズは地面へと叩きつけられた。

 

無論。その衝撃波を撃ったのは、他でもないハクメンである

 

ディア「がっ・・・・・・・」

 

 

ハクメン「・・・・・・まさか・・・あんな人形如きに、感情を揺さぶられるとはな。」

 

ディア「なっ・・・・・・な・・・に・・・・・!!」

 

ハクメン「・・・・・お前は何も気づいてない。それでは、誰も守る事も出来ん。永久にな。」

 

ディア「っ・・・・・うる・・・・さ・・・・い!!」

 

ハクメン「・・・・・・。」

 

ディア「僕は・・・・・・それでも・・・・・僕は・・・・・・!!」

 

ディアーリーズは最後の力とばかりに立ち上がった。

だが、もう立つだけでやっとの状態で、それは誰の目からも同じだった。

 

今のディアーリーズを支えるのは、気力と信念。ただそれだけである。

 

 

ディア「僕は・・・・・僕は・・・・・・美空・・・さんを・・・・・・!!」

 

ハクメン「ならば、今一度問おう。お前は。その力で何をしたい。誰に使いたい。」

 

ディア「っ・・・・・・・!!僕は・・・・・・・・僕は・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は・・・・・・・・・・彼女を助けたいッ!!!」

 

 

そして。扉は開かれた。新たな秩序の守護者の誕生だった。

 

 

 

ディア「・・・・・えっ・・・これは・・・・・!?」

 

 

クスィー「対象に異常発生。『秩序の力』と断定。」

 

ハクメン「・・・・・・・ならば・・・・その言葉。忘れるな。」

 

 

 

 

 

= BGM : Lust SIN Ⅱ =

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那。ディアーリーズの足元に、自身がかつて生まれた場所の魔法陣が、勇ましい獅子の口の中に入っている様なデザインの術式が展開された。

そして。其処から、一本の剣が姿を現した。

 

蒼と黒を基調とした全体。

刀身は銀色に怪しく光るも、同時に美しさも醸し出す。

 

そして、その刀身には、『獅子・聖王』と字が彫られていたのだ。

 

 

それを見とれていたディアーリーズだったが、我を取り戻すと、その刀を持ち、クスィーへと構えた。

 

 

 

ディア「・・・・・・・・・。」

 

 

 

 

不思議と落ち着く。

今までの迷いが全て断ち切られ、一点に集中した感じだったのだ。

 

ハクメン「秩序の力。それは、曲がることの無い意思。お前の意思。見させてもらうぞ。」

 

 

 

クスィー「・・・戦闘継続。対象の排除を再実行する。」

 

クスィーが剣を放つ。

それを回避し、ディアーリーズは一気に詰め寄る。

 

今までのような迷いは無い。

全力を出せる。

 

 

ディア「おおおっ!!」

 

刀を振るう。

だが、クスィーは術式で防御した。

術式に阻まれ、動きが止まる。

 

 

しかし。それで自分を止める事は出来ない。

 

 

ディア「はああっ!!」

 

クスィー「ッ・・・・・!!」

 

 

 

防御の術式が破壊される。

一閃はクスィーの足に当たり、体勢を崩した。

 

それでも、クスィーは攻撃の術式を展開し、ディアーリーズへと放とうとする。

 

ディア「ッ・・・・!」

 

其れを見切ってか。ディアーリーズは術式を展開した。

属性は氷で、クスィーの四肢を封じたのだ。

 

クスィー「ッ・・・・可動・・・不能・・・・・・」

 

 

ディア「・・・・・待ってて。今君を助ける・・・・・!」

 

苦渋の決断なのか。ディアーリーズは刀を振るい上げる。

クスィーの攻撃よりも速く。そして、確実に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし。咄嗟にディアーリーズは動きを止めた。

 

ディア「ッ・・・・・・」

 

ハクメン「・・・・・・・。」

 

隙を突いて、クスィーは反撃をしようともせず、寧ろ黙っていたのだ。

僅かな静寂が過ぎると、ディアーリーズはクスィーへと問うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディア「・・・・・・・・お前は・・・・・・・・・誰だ・・・・・・・」

 

 

クスィーのバイザーが取れる。

其処から、機械の様な目をした、少女が姿を現したのだ。

ハッキリと解る。

コイツは美空ではないと。

 

 

 

ハクメン「量産型か・・・・・・!」

 

ディア「なっ・・・・・!?」

 

 

量産素体「・・・・任務失敗。対象の排除と共に、自爆を実行する。」

 

ディア「何っ!?」

 

 

ハクメンとディアーリーズはその場から直ぐに離れる。

だが、その直後に量産素体は自爆し、とてつもない爆風がその場を飲み込んだのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディア「ぐっ・・・・・!」

 

ハクメン「自爆・・・・・!」

 

防御の術式で守る二人。

しかし、ディアーリーズの方が近かった所為か、足場がなくなっており、ディアーリーズは着地に失敗したのだった。

 

ディア「しまっ・・・・!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。ディアーリーズは奈落の底に落ちてしまったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

= ヤヒコ レールステーション近辺 =

 

 

 

 

 

ヤヒコのレールステーション近辺。そこで、ツバキ達はある存在を見つけたのだった。

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴィータ「・・・・何で・・・・・人が洗濯物みたいになってんだ・・・・・・」

 

ツバキ「・・・・・・・さぁ・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Falsig「・・・・・・・・・・・グー・・・・・・」←寝ている。

 

 


 
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