No.65624

Aのコードをかき鳴らして

さん

五分小説です。
読みやすいように書いております。
読んでくれたらうれしいです。

小説と言うより詩プラス歌詞と言った感じですかね?

2009-03-28 02:42:38 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:864   閲覧ユーザー数:823

ギターってのは奥が深い。

ただ、右手で弦のコードを押さえ、左手のピックでかき鳴らすだけ。

それだけの作業を、俺たちは何回繰り返したのかわからない。

ただ億は超えていると思う。

何故そんな作業を繰り返しているのかと聞かれれば、ロックの神様に惚れちまったからと言うしかあるまい。

ただ理屈を求めるなら、鳴らした音のすべてが違うからと言ってもいい。

弦の張り具合、押さえ方の強弱、ピックの下ろし方、アンプの状態、ライブハウスの反響、すべてが音を変える要素だ。

わざわざチューニングしてから、音を変える奴もいるくらいだ。

さしずめ、おれたちは中毒者と言ってもいい。

そしてまた、思いっきり弦をかき鳴らし、大声で叫ぶ。

 

 

 

地図にもないような町は

もう地球上には無くなったようだ

まだ人を続けるならば

宇宙に行くか妄想の世界に引きこもるしかない

 

皆何かを引きずって

記号の中に世界を閉じ込める

全くバカじゃないの

女の裸見てた方がまだましだね

 

ロッカーズ

何もかもをぶち壊して笑う

そんな存在は嫌いかい?

ロッカーズ

壊したあとは放っておく

創り出すのは面倒だ


 
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