No.651072

ソードアート・オンライン『明星の勇者』第四十話

ガバルド火山の不死鳥

2014-01-02 15:47:16 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1277   閲覧ユーザー数:1219

オタオタ達をテイムしてから翌日…俺は鼠のアルゴから奇妙な情報を聞かされた。

 

 

カイン「ガバルド火山で中層プレイヤーが10人中9人が死亡!?」

 

 

アルゴ「アア、残った奴は辛くも逃げられたみたいだガナ」

 

 

シリカ「カインくん」

 

 

カイン「わかってるよ、アルゴ、俺達はそのガバルド火山に調査しにいくよ、そんなことがあったんならな」

 

 

アルゴ「たのむヨ、多分カー坊とシーちゃんなら大丈夫だ」

 

 

俺は不穏な予感をしながら十二分の準備を整えてガバルド火山へと向かうのであった。

 

 

 

第二十二層 ガバルド火山 内部

 

 

シリカ「あ、あつい~」

 

 

ユリアン「シリカ副団長…暑いって言ったらもっと暑くなりますよ」

 

 

ピナ「きゅ~」

 

 

カイン「流石は火山か…暑い」

 

 

俺とシリカ…それと同行を言ってきたユリアンと共に…いや後ろにもう一人いるな。

 

 

シリカ「どうしたんですか?」

 

 

カイン「いや、ちょっとな…おい、後ろ着けてる奴、さっさと出てこい」

 

 

俺はシャルティエを引き抜き後ろを振り向きいつでも戦闘体勢に入れる準備をして待っているとあちらは尾行するのを諦めたのかその姿を表す。

 

 

カイン「あ、あんたは!」

 

 

ストレア「あははは…ばれてた?」

 

 

ユリアン「俺達を着けてたのか!」

 

 

ストレア「わ、悪気があった訳じゃないよ、カインがどこかいくのが見えたから」

 

 

シリカ「ついてきたんですか…」

 

 

カイン「ストレア、悪いがお引き取り願えないか?ここにはちょっとした調査できてるんだ、軽はずみな行動は死に繋がるかもしれない…君が腕には覚えがあるのは知ってるし」

 

 

ストレア「大丈夫、これでも私レベル48だから」

 

 

ユリアン「48ってことは攻略組か!?でもストレアさんは見たことないけど…」

 

 

ストレア「私、ボスとは戦ったことが無かったから…だから知らなかったんじゃない?」

 

 

カイン「その実力でか?ボス戦にも出ずにそこまでとは本当に恐ろしいな」

 

 

ストレア「だから、私もついていっていいよね」

 

 

カイン「…どうする?」

 

 

ユリアン「俺は問題ないぞ」

 

 

シリカ「あたしも危険なら、あたし達がフォローすればいいですし」

 

 

カイン「わかった、ストレア!危険なことしなければ大丈夫だってよ」

 

 

ストレア「ほんと!?それじゃあよろしく!」

 

 

そうして俺達にストレアがパーティーメンバーに加わり進んでいくと調査ポイントに到達した。

 

 

カイン「ここが調査ポイントだな」

 

 

シリカ「至って普通ですね」

 

 

ユリアン「いや、ここはかなり広いからもしかしたらボスがいるのかも」

 

 

カイン「あり得るな…」

 

 

ストレア「なんか、わくわくするね」

 

 

カイン「ああ…確かにな」

 

 

シリカ「ストレアさん少しは危機感を持ってください」

 

 

調査すること数分…ラピードが何かを感知したのかいきなりおとなしかったのにいきなり戦闘体勢になる。

 

 

シリカ「カインくん!」

 

 

カイン「わかってる!みんな固まれ!それと死角を作るな!」

 

 

そういって俺達は一ヶ所に固まり見えないところを無くす。

 

 

カイン「……上か!」

 

 

俺は上を振り向くとこの場に急降下する大型の姿が移り、全員が上にいた奴に気付きその場を離れて奴の先制攻撃を防ぐ。

 

 

 

シリカ「カインくん、このモンスター…」

 

 

ユリアン「いやいや、冗談きついぜ」

 

 

カイン「ああ、フェニックス…不死鳥かよ」

 

 

相手がフェニックスだと判明してからフェニックスが遠距離から炎弾が何発を飛んできて

 

 

カイン「くっ!」

 

 

俺達は炎弾を回避しフェニックスの方を向く。

 

 

カイン「くそ!シリカ!ユリアン!いくぞ!」

 

 

シリカ「うん!」

 

 

ユリアン「おう!」

 

 

ストレア「ちょっと待って!」

 

 

反撃に転じようとしたときにストレアに止められた。

 

 

カイン「どうした?」

 

 

ストレア「あのこ…何かを守ってる…」

 

 

カイン「何かを?」

 

 

シリカ「もしかして…その何かを盗まれかけたからフェニックスはご機嫌ななめなんじゃ」

 

 

ユリアン「そうなると、どうやって誤解をとく」

 

 

ストレア「正直に話すとか?」

 

 

カイン「いや無理だろ!」

 

 

ストレア「っ!カイン!あそこ!」

 

 

ストレアが指差す方向を向くとヘルウルフ10体が何処かに移動していた。

 

 

フェニックス「きぇぇぇぇぇっ!」

 

 

すると先程まで俺達を襲っていたフェニックスがヘルウルフにターゲットを変えてヘルウルフを攻撃する。

 

 

カイン「…まさかあの奥に?」

 

 

ストレア「カイン、あのフェニックス助けよ」

 

 

シリカ「そっか、此処で恩を売っておけばあたし達が敵じゃないってわかってくれるかも」

 

 

カイン「わかった…いくぞ!」

 

 

そういって俺達はフェニックスが相手しているヘルウルフ達とは別のヘルウルフ達が迫っていた。

 

 

カイン「幻狼斬!!」

 

 

先手をとり幻狼斬を放ちヘルウルフ一体に5割程のダメージを負わせる。

 

 

カイン「シリカ!タイミング合わせろ!」

 

 

シリカ「うん!衝破!」

 

 

カイン「十文字!」

 

 

衝破十文字を放ちヘルウルフを1体倒すが残りはまだまだいた倒す。

 

 

ユリアン「流石はカイン団長とシリカ副団長、息ぴったしだな」

 

 

ストレア「私達も!いくよ!」

 

 

ストレアは両手剣スキル、アバランジュてヘルウルフを一撃で倒す。

 

 

カイン「ストレア、かなりやるな」

 

 

ストレア「えへへ、ありがと」

 

 

ユリアン「俺だって負けてない!」

 

 

ユリアンも負けじとホリゾンタル・スクエアでヘルウルフを倒す。

 

 

カイン「さてと、悪いがお前達の相手は俺達がやらせてもらう!」

 

そうしてヘルウルフと戦うこと5分程で終わり俺は鞘を収め辺りを見渡した。

 

 

カイン「フェニックスは?」

 

 

シリカ「フェニックスはあの奥にいったよ」

 

 

カイン「追おう」

 

 

みんなが頷きそして奥へと進むとフェニックスがおりどうやらここはフェニックスの巣だったみたいだ。

 

 

カイン「なるほど、巣を守ってたのか…」

 

 

ユリアン「ま、原因がわかったんだし…帰るか?」

 

 

カイン「そうだな、この事をみんなに教えてあまり立ち入らせないほうがいい」

 

 

シリカ「そうだね、その方がフェニックスにもいいはずだし」

 

 

そういうことで俺達は静かにここから立ち去ろうとしたときストレアだけがそこから立ち止まっていた。

 

 

カイン「ストレア?」

 

 

ストレア「駄目…ここにやつが来る!」

 

 

カイン「え?…っ!!」

 

 

俺は何を言っているのかわからなかったがそれはすぐにわかった。

 

 

突如感じたこの禍々しい気配…この気配は嫌でも覚えている。

 

 

俺は、やつがどこにいるかを全方位を見渡し奴の姿を岩の柱の上にいるのを確認するその下には奴に気づいていないフェニックス…

 

 

ユリアン「あいつは!」

 

 

ユリアンとシリカも奴に気づいたが奴は…柱から飛び降り…

 

 

フェニックス「きぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?!?」

 

 

カイン「フェニックスゥゥゥゥ!!!」

 

 

フェニックスは奴の…深淵の闇の凶刃に切り裂かれた。

 

 

 

 

 

後書き

 

 

どうも、ウイングゼロです!

 

 

新年初の本編投稿です、新年早々で波乱の幕開けです。

 

ストレアがパーティーに加わり、フェニックスと戦い…そして最後は深淵の闇が登場

 

 

次回は深淵の闇との戦いです、一体カイン達の運命は如何に

 

 

それでは次回にお会いしましょうさいなら~

 

 


 
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