バンダイの「ガミラス艦セット３」付属のメカコレのツヴァルケをこちらは鹵獲後に篠原が搭乗したソードスリーとして製作しました。モデルグラフィックス１２月号に作例として掲載されたものです。
　メルダ機との差別化もあり、電飾せずにキャノピーを開いた状態としました。劇中での開き方がカッコいいのです。
まずピンバイスでキャノピーの枠周辺を開口して繋げ、切り離します。２機分キットを使用して奇麗な胴体とキャノピー枠を作ります。キャノピーはメルダ機同様ヒートプレスしたものです。コックピット内部はしっかり見えてしまうのでメルダ機よりちゃんと作りました。ヒートプレスに使ったレジンによる原型をさらに削りこんで内部パーツにします。ゴミのでないエコモデリングです（笑）。可能な範囲でディテールも入れました。篠原はやはりプライザーの1/200フィギュアを改造。小さいのでポーズは派手にしました。出発前のシーンを想定しています。
翼やアンテナはやはり削り込みます。キャノピー周辺も目立つので極力薄くしました。
　塗装はガミラスカラーをベースに混色。何気にスプリッター迷彩な上に下面の色も違うので、なかなか面倒な塗り分けです。丁寧にマスキングしてエアブラシで塗り分けました。迷彩の塗り分けは劇中よりも微妙な色同士にしました。劇中同様の激しい明度差の迷彩だとせっかくのツヴァルケの美しいラインが崩れてしまうからです。汚しはメルダ機よりきつめにしました。放置されていた機体ですので痛みが激しく、ヤマト内での塗り直しもしなかった（テロン人が乗っているとバレないようにしたいわけですから地球の塗料で塗り直しはしないはず）であろうと考えたからです。チッピングも強めにやりましたが、緑なので汚しが似合う気がします。