No.626557

うちの子よその子ハロウィン運動会2013~エヴィルVSピエロ~

楓かえるさん

突発的に思いついたついったーネタ集です。あらすじ:ハロウィンの夜、優勝者の願いを何でも叶えるという運動会が開催される。意気込む参加者達の中、ピエロが熱烈にエヴィルさんに話しかけまくる事から、事態は思わぬ方向へと転がり出す。※レースの参加はハロウィンっぽい格好をすることが条件。武器持ち込み自由。 お借りしたお子様…pentabuさん宅/エヴィルさん、参加のみ→赤夜クロスさん宅/トランプ=クラーさん  ご注意:キャライメージ大分崩壊しています。

2013-10-09 21:13:39 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:627   閲覧ユーザー数:625

 

2013 うちの子よその子ハロウィン運動会

 

参加者:エヴィルさん(pentabuさん)、トランプ=クラーさん(赤夜クロスさん)、ピエロ、マモル、その他

 

登場人物:エヴィルさん・ピエロ

 

背景:ハロウィンの夜、優勝者の願いを何でも叶えるという運動会が開催され、意気込む参加者達の中、ピエロが熱烈にエヴィルさんに話しかけまくる。

※レースの参加はハロウィンっぽい格好をすることが条件。武器持ち込み自由。

 

 

 

 

□スタート地点□

 

 

「ねぇねぇ君どこから来たの?その手はどうなっているの?僕に見せてくれないかな?名前なんていうの?」

「な、何だアンタ!?;」

「あぁごめんよ面白い人には目が無くってね!それよりその手凄いね禍々しい気配がするもしかして魔性のモ」

「うるせぇ!!」

 

 

□レーススタート□

 

 

「僕思うんだけれどこの大会ホンモノの魔物や化け物が混ざっているんじゃないかな?怪しい人いっぱいいるよ」

「怪しいのはてめぇd(舌噛んだ」

「不思議だね不思議だな全員欲しいな…おっとこれは秘密秘密♪」

「(こいつ・・・何で舌噛まないんだ・・・)」

 

「…アンタ、レースに集中した方が良いんじゃねぇか?」

「レース?あぁ、どうでも良いよ」

「おいッ!?」

「大体走るのさえ面倒だもの。僕が今走ってるのは君やみんなを観察する為さ!」

「言い切った!こいつ言い切りやがったぞ!!」

 

「付き合ってられるか!!(猛ダッシュ)」

「あっ!エヴィル待ってよ!僕と遊んでおくれよ!」

「(既に遠方)」

「・・・つまらないなぁ」

「・・・」

「そうだ、参加者がコースに罠を張ってはいけないなんてルールはなかったよね・・・?(ニヤァ」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コースの難易度を無駄に上げていく参加モドキ参加者。新規トラップが全部「相手を閉じ込める」系であることに気づいたエヴィルが、滅茶苦茶なレース後にピエロと最終決戦!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

↓ ↓ ↓ 

 

「やっぱりてめぇが犯人か・・・」

「僕ねぇ気付いちゃったんだけどさ、優勝したら望むもの何でももらえるって話だろ?だから優勝して出場者全員頂いてしまおうと思ってさ!」

「君の取ったフラグ僕に頂戴」

「ド変態が。アタシを倒せたら持っていけよ」

「あははは!良いね!楽しくなってきたね!」

 

 

 

□バトル編□

 

 

ひとしきり笑うとピエロは「消えた」。否、戦闘体制に入ったのだ。エヴィルは全身に緊張を走らせる。コイツがレースを裏から牛耳っていた、文字通りの道化師。

 

(こういう何を考えているか分からない奴が一番厄介だ)

 

油断なく視線を巡らすと、視界の端に一瞬光る線が見えた。

「ようこそ、歓迎するよ」

窓の外。月明かりを背に、ピエロが宙に浮いていた。

「ッ?!いつの間に」

 

"WIND THE STAGE!! Let's Play with Me!!"

 

ピエロはまるで其処が自らのステージであるかのように大仰な仕草で礼をする。すかさず炸裂する銃声。

「残念、ハズレ!」

ケラケラと笑い声が木霊する。無為となった鉛玉に舌打ちし、エヴィルは再び神経を尖らせ、気配を探る。

 

(悪魔の気配ならすぐに分かる筈・・・だがアイツからはもっと別の・・・)

 

思考を中断し、無意識に飛び退く。直後、闇から殺気が吹き抜けていった。

 

(あ、あぶねぇッ!?)

 

跳びすさった先で床が抜けた。

「い゛!」

身体を半回転させ咄嗟に脱出する。刹那、ピエロの腕が空を切る。

「っの野郎!!」

魔力を込めた右手で思い切りアッパーカットを繰り出すと、意外に軽い身体がコミカルにぶっ飛んで床に跳ねた。

「痛いじゃないか」

首を変な方向に傾けて起き上がるピエロ。首が折れちゃったァと呑気な声で笑っているが、顔を見ると何と泣いている。痛かったのは本当らしい。が、顔と声が一致していなくて不気味だ。

漸く姿を見せた敵に、急所を狙い数発打ちながら飛びかかる。

「ンな所は殴ってねぇよ!」

ギィン!鎌と魔人の手が噛み合う。

「お前、悪魔じゃねぇな?」

ギリギリと力が拮抗する。

「・・・つーか魔力すら感じねぇ。宙に浮いてたのも、姿を消したのも、タネはコレじゃねぇか?」

手にした何かを示すと、ピエロはニコリと嗤った。

「で、続けるのか?」

「降参しておくよ。『ソレ』、痛そうだし」

 

(見抜かれていたのはこっちも、か)

 

エヴィルはゼロ距離から雷撃を放つ準備をしていたが、降参宣言を受けて魔力の充填を解除した。

「あーあ、欲しかったのになぁ」

大げさにため息をつきながらピエロは首をかしげる。

「ともあれ、優勝おめでとう」

握手の求めに応じ、手を伸ばすエヴィル。しかし、

 

ガッシャァアアアアアアン!

 

盛大な音を立てて床ごと落下する。

「油断した?油断したね!?君はおめでたいね!あっはっはっは!」

大笑いしながらのぞき込むピエロ。だがどうやらそれ以上仕掛けてはこないようだった。

「また会おうよ、エヴィル!」

「アイツ・・・いつか殺す」

 

 

 

 

pentabuさんの手書きブログページ > http://tegaki.pipa.jp/392976/

 

赤夜クロスさんのpixivページ > http://www.pixiv.net/member.php?id=1995769

 

ワインドの楽譜ページ > http://hougaku.ohju.net/wind/


 
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