No.571642

魔法少女リリカルなのは—守る者の為に—

FalSigさん

第三話です。
やっとデバイスの登場です。ちょびっとですが・・・。

宜しくお願いします。

2013-04-30 21:57:25 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1627   閲覧ユーザー数:1552

第三話

オレが執事として働き始めて早一週間。まず、鮫島さんに執事の主な仕事をレクチャーされた。はっきり言って大変だ。執事としての基本事項や紅茶の淹れ方、その他諸々教え込まれた。そして、廊下の掃除をしていると、

 

「柊二、ちょっといいかしら?」

 

オレの雇い主、アリサ・バニングスが突然現れた。

 

「なん、っ!どうかしましたか、アリサお嬢様?」

 

危うく、鮫島さんに絞られる所だった。アリサには敬語で接しないと仕事が・・・。

 

アリサは少しむっとしてから、

 

「いいわよ、いつも通りで。無理矢理執事の仕事をやらせてるようなものだしね。」

 

「う、すまん。」

 

確かに一週間やったとはいえ、すぐに敬語にするのは難しかった。アリサはそれを承知してくれた。なんと優しい子なんだろう。

 

「ちょっと、あたしの部屋まで来てくれる?」

 

「分かった。すぐに行く。先に行っててくれ。」

 

仕事を片付けてから向かうことにした。

 

 

トントン、ドアをノックした。少し時間が経ってしまったが、怒っていないだろうか・・・。怖いな、

 

「入ってきていいわよ。」

 

そう、返事が来たのでドアを開け部屋に入った。アリサはベッドに座って携帯をいじっていた。怒ってはいないようだ。よかった。

 

「柊二、あのね、明日、すずかたちと遊びに行くんだけど、一緒に来てくれない?」

 

携帯を閉じてからそう告げた。明日は日曜日、前からすずかちゃんたちと遊びに行くと言っていた。

 

「・・・。構わないが。」

 

明日は車を使わずに歩いて行くと言っていた。

 

「あのさ、一つ疑問なんだが、オレである必要あるか?」

 

「あのね、鮫島を後ろに立たせてたら怖いでしょ。」

 

鮫島さんは一見優しそうな初老の男性なのだが、とにかく厳しいのだ。

 

「了解、護衛も兼ねるんだろ?」

 

「ええ、頼むわね。」

 

アリサはそういうとベッドに寝転んだ。しかし突然起き上がると、

 

「ねえ、柊二、あなた私服はあるの?」

 

何を言うかと思えば、明日の着る服か。・・・あれ?

 

「ないな、執事服で行くよ。」

 

「そんなのダメよ。買ってきなさい。」

 

アリサはむっとしながら言った。私服と言っても、金はないし、どんなのがいいのかなど分からないことだらけだ。

 

「お金は鮫島にもらいなさい。」

 

「・・・わかりました。」

 

その後、無事私服を買った。夕食、入浴を済ませ、自室に戻ると午前1時を回っていた。月が綺麗だ。この世界の知識は一週間で身に着けた。まだ眠気はない。誰かと話したくなった。

 

『マスター、マスター。』

 

剣のような刀のようなものが喋った。シェルンだ。最初は記憶がなく、気が付かなかったオレのことを少し怒っているようだった。

 

『マスター、なんでほっといたんですかー。寂しかったんですよー。話しかけても通じないし。』

 

「いや、すまん。記憶がなかったんでな。」

 

昨日、シェルンのことを思い出したのだった。執事の仕事などで忙しく、話す機会がなかったのだ。

 

『むー、まあ、いいです。』

 

機嫌を直してくれたようだ。

 

「なあ、シェルン、お前の名前の意味は?」

 

『意味?シェルム・プリンツェッスィンはね、悪戯好きなお姫様なんだよー。』

 

「悪戯好き?」

 

『うん、でも戦闘には関係ないけどねー。あはは。』

 

「・・・そうか。関係ないのか。」

 

シェルンは明るい人格だった。話してて飽きないような子だ。

 

「シェルン、お前って、なんなの?剣なの?それとも刀?」

 

『うーん、そうだねー。刀じゃないかな?片刃だし。』

 

「そうか。」

 

そのあとも、シェルンと会話をした。一時間ほど話して、眠りについた。今日も一日大変だな、と思いつつ・・・。

 

 

 

あとがき

 

すいません、ほんと、日常を書くのがつらいです。アリサに関する情報も少ないので余計に苦しいです。

さて次回はとうとう、あの人たちとのご対面~。楽しみですね。

日常を読むのはつらいと思います。ホントにすいません。しっかり精進していきます。

 

こんな駄作ですが、読んでくださっている方ありがとうございます。今後も宜しくお願いします。

 


 
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