No.535524

Unlimited Blade Works IN ソードアート・オンライン 9話 74層後編

http://www.tinami.com/view/522641 の続きです。
別にこっちのことを忘れて恋姫無双の二次創作書いていたわけではないです。
ツイッター開始しました。
誤字脱字あればご指摘お願いします。
しかし士郎っぽさがどんどん抜けていってる気がする・・・

2013-01-24 12:21:52 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:4699   閲覧ユーザー数:4461

大きな扉、恐らくボス部屋への扉が開け放たれていて中から戦闘の音が聞こえる。

恐らくこの場合は軍の連中の警戒心・・・忠告を受けとらなかったせいと全滅しても言われるだろう。

俺たちには非は無く彼らが一方的に悪いと、その責任はコーバッツが取るだろう。

けど、眼を瞑りコーバッツの命令の話をしている姿を思い出す。

恐らくあの様子から見るに全滅する前に転移結晶で逃げようと思っていたんだ。

全滅する前に戦闘をしたという実績を残して。

「けど転移結晶が使えなかったそういうことだな、コーバッツ。」

自分の中で考えを一瞬でまとめて止まることなくボス部屋へ乗り込む。

部屋の中央には俺たちプレイヤーよりも一回り二回り大きい羊の角の様な物を頭に付けたボスモンスターが大剣を振るっていた。

「コーバッツ!」

叫びながら干将を敵に叩きつけるように斬る。

ボスモンスターのターゲットが軍のメンバーから俺に移り、ボスが此方を向く。

見た目のせいか一瞬背筋に冷たいものが走るがそんな事を考えている場合ではない。

「――――凍結、解除<<フリーズアウト>>」

ターゲットが俺に移った瞬間干将を敵に投げつけて、

予め投影しておいた斧剣を取り出す。

丁度敵が振り下ろしてきた大剣の攻撃を逸らすようにギャリギャリと剣同士が火花を散らす。

その俺よりも明らかに大きい斧剣を片手一本で持ち上げて敵と対峙する。

「コーバッツ!無事か!今から俺が援護する一旦引くんだ!」

丁度ボスを挟んで反対側にいるフルプレートのプレイヤーに激を飛ばすが返事が無い。

「コーバッツ!」

再度声をかけるとようやく返事が返ってくる。

「だ・・・だめだ、こいつが吐いた麻痺毒持ちの特殊攻撃で隊長を含めて仲間の数人がまだ動けない!」

軍のメンバーがコーバッツの代わりに答えてくれた。

「くそっ!」

敵に攻撃を当ててダメージを与える事をばっさりと放棄して。

ひたすら相手がその大剣を使って攻撃してくるのを斧剣で受けることに徹する。

幾度か打ち合っているうちにもそもそと軍のメンバーが回復していくのがわかる。

「後もう少しで全員が回復する士郎さんもう少しお願いします!」

コーバッツの部下の言葉で少し安堵した瞬間ボスモンスターの攻撃が一気に重たくなった気がしたと思った瞬間、

俺は剣ごと壁に叩きつけられていた。

「ガハッ・・・」

壁に叩きつけられた俺の体は壁にめり込むんじゃないかと思うぐらいの勢いで叩きつけられたが、

ゆっくりと地面に落下する。

ノックバックダメージの威力があまりにも大きかったせいか、それとも純粋にダメージが大きかったせいかはわからないが。

視界が揺れてHPバーすらかすれて見えるようになる、ただ自分の残りHPを表すバーが真っ赤に染まっている事が他人事のようにわかった。

「たち・・・あがって剣を・・」

視界が揺れる中必死に手探りで剣を探す。

剣を探るときに恐らく前を見たんだろう、目の前にはカーソルとともに表示されたボスモンスターの姿があった。

「――――――――え?」

敵のボスモンスターが剣を振り上げるのを見ながら、

自分でも吃驚するぐらいの情けない声を上げて俺の意識は闇の底に落ちていった。

 

 

(おきろ小僧)

そんな言葉が自分の中から聞こえた気がして一気に覚醒した。

「ここは・・・俺の家か・・?いや違うなアーチャーの家か・・」

時間を確認するといつも起きる時間帯だ。

「あぁ・・食事の準備をしないとな」

どうにも大切な事を忘れているような気がしたが、今はとにかく食事を作って落ち着こう。

そう思いベットから上半身を起こすとベットの側にはセイバーが居た。

「ってセイバー!?」

驚いて大声を上げてしまう。

するとセイバーが体を少し動かしてすぐにじっとしてしまった。

「ね・・寝てるのか?」

セイバーを起こさないようにそっとベットから出てセイバーに毛布をかぶせる。

「仮想世界だからあんまり意味はないかもしれんが・・」

喫茶店の客席のほうを見ると、キリトや風林火山の面々、アスナまでもが各々寝やすいところで寝ていた。

鍛冶場のほうに行くとコーバッツが冷たい床で寝ている。

「・・・一体何があったんだ?」

何があったか思い出そうとするが頭の中に靄というか霧のような物がかかっていて思い出せない。

ともかく人数は多いが時間は十分あるし、皆の分の食事の準備でもするか。

キッチンに立つと大急ぎで作業に取り掛かる。

日が昇り始めたころ、一番最初に目覚めたのはアスナであった。

「―――――・・・あれ?」

なんとも間抜けな顔をしている。アスナは寝起きがあんまりよろしくないらしい。

「アスナおはよう。洗面台今ならあいてるから顔洗ってきたら?」

料理を作りながらアスナにそう声をかけると。

のっそりとのっそりとアスナは洗面台に向かう。

そんな様子を確認しながら最後の仕上げを完了したので完了した料理を保存ボックスに入れ、

お茶を啜りながら皆が起きるのを待つ。

すると洗面台からドタドタと走る音が聞こえる。

「うん?、誰かおきたのかな?」

そう思いそちらの方角を見るとアスナが顔を洗ってようやく目が覚めたのか、俺に歩み寄ってくる。

「士郎君目が覚めてた!」

「は?いやこうやって起きてるし、ってアスナどうしたんだ?」

わなわなと肩が震えてるのがわかる。

アスナの手を見ると思いっきり強く握り締められているのがわかる。

これは殴られると覚悟を決めたがアスナはそのこぶしを解いて、キリトの方をに行く。

「キリト君おきて!士郎が目覚ましたよ!」

ゆさゆさとアスナがキリトを揺さぶる。

「あぁ・・おはようアスナ、士郎」

ゆっくりと目を覚ましたキリトはゆっくりとした歩調で此方に近づいてくる。

アスナの声で皆目が覚めたのか周りを見ると各々こちらを見ている。

「キリト、どうしたんだ?」

俺が平静を装って声をかけた瞬間。

キリトの体術スキルが俺の腹にクリーンヒットして後方に飛ばされる。

「何するんだよ。キリト!」

そう言って周りを見たが、周りの目を察するに俺が悪いらしい。

「士郎お前またあんな無茶をして!」

キリトが再度手をソードスキルによって手に赤いオーラをまといながら近づいてくる。

もう一発殴られると覚悟したとき、俺の目の前にセイバーが立ちふさがった。

「ちょ・・ちょっと待ってくださいキリトさん!」

キリトは手にこめられたソードスキルを四散させる。

「士郎はあんな事があった後ですよ?皆さんも待ってください!」

あんな――――事?

ズキンと頭にヒビが入るような音が響いた。

 


1
このエントリーをはてなブックマークに追加
0
0
2
2

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択