No.521903

IS<白き天使と赤の騎士>

十河さん

お待たせしました。

あまり上手くないですがどうぞ

ギアルさんの小説へ出張してます・・http://www.tinami.com/view/517108

続きを表示

2012-12-23 14:55:31 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:2643   閲覧ユーザー数:2513

長谷川家では昴の力の説明が行われていた。

テーブルにウィザードリングが置かれている。

 

「全て話すよ。俺が魔法使いになった経緯とかについて。」

「ちゃんと頼むぜ、すばるん!」

「真帆、落ち着きなさい。・・長谷川さん、納得の行く説明をお願いします。あの姿とか、その事を何故私たちに黙っていたのかを・・。」

「うん、わかってる。それじゃまず・・。」

 

昴はファントムを生み出す儀式の日を生き残り、自分の中にファントムのドラゴンが潜んでしまうが、白の魔法使いからウィザードライバーを受け取り、ウィザードとして戦っていること。

 

ファントムの目的は魔力を持つもの・ゲートを絶望に追いやり、新たなファントムを生み出しワイズマンが再びサバトを開けるようにすること。

 

コヨミは昴と同じく儀式の日を生き残り、恐らくだがファントムが産み出され、何らかの方法で肉体が残り、プリーズリングで昴から魔力を受け取らなければ死んでしまうこと。

 

葵はウィザードリングを作り、コヨミはファントムと人間を見分けたりと昴をサポートしていること。

 

芽衣も龍騎として戦っていること。

 

「・・とまあこんな所かな。智花たちに話をしなかったのは悪かったと思ってる。でも話したら危険が及ぶかもしれないから黙っていたんだ。・・ごめん。コーチをやめてほしいなら言ってくれてもかまわないよ。」

「でもこれは智花ちゃんたちに危険が及ばないようにするために私たちが判断したことだから。・・本当にごめんね。」

「「「「「・・・。」」」」」

 

智花たちは何も言えなかった。

まさかここまで重い話だと思わなかったからだ。

昴は自分の中に怪物がいるにも関わらず自分たちの知らない所で戦い、お姉ちゃんのように慕っているコヨミは昴から魔力を貰わないと死んでしまう事を・・。

愛莉もこの中で唯一ウィザードの事を知っていたとはいえ、昴とコヨミがここまで重いものを背負っているとは思っていなかった。

 

(やっぱり智花たちにはこの話は重すぎたか・・。)

(小学校の女の子に話す内容じゃないから仕方ないかもね。)

 

昴たちがそう考えていると真帆が立ち上がる。

 

「すばるん、他にもどんな魔法使える?」

「え?ああ、まあ日常で使うのはこのコネクトかな。これはどんなものでも引き出せる。・・俺が怖くないのか?」

「すばるんはすばるんだもん!」

「おー、お兄ちゃんは怖くない。」

「優しくて、親身になってくれる長谷川さんだから信じられます。」

「そうですね、このことを私たちに黙っていたのは許せないです。でもそれは私たちに危害が及ばないように考えた結果ですよね。」

「みんな・・。」

 

一同は昴を許した。

智花は改めて昴を見て頭を下げた。

 

「昴さん、あのとき助けてもらってありがとうございます。もしあの場に昴さんが現れなかったら私・・。」

「はは、気にしなくていいよ。希望を守るのが俺の役目だから。」

「それでもです。助けてくれなかったら真帆たちとも出会えなかったと思うし、昴さんとも出会えなかったかもしれません。・・グスッ、本当に・・ありがとうございます・・!」

 

深々と頭を下げる智花。

最後らへんの言葉は涙声になっていた。

昴は頭を上げるように言ってこの話は終わった。

そこへひなたが声をかけてくる。

 

「ねー、お兄ちゃん。使い魔さんってある?」

「ん?あるよ。待ってて。」

 

そう言って昴はベルトにリングを翳す。

 

(ガルーダ・プリーズ)

(ユニコーン・プリーズ)

(クラーケン・プリーズ)

 

プラモンスター三体を呼び出す。

特に指示もしてないのでプラモンスターたちはふよふよと飛び回ったり、周囲を走り回ったりと自由に動いていた。

 

「スゴい!」

「可愛い♪」

 

ガルーダは智花とひなた、ユニコーンは紗季と愛莉、クラーケンは真帆になついたようだ。

 

「あ、あのぅ、長谷川さん、小さくなる魔法って・・ありますか?」

「あるけど・・手を貸してくれるかな。」

 

昴は愛莉の指に指輪を装着して昴のベルトに翳す。

 

(スモール・プリーズ)

 

「アイリーンがちっちゃくなった!」

「ふわぁ。すごいです。」

「愛莉、乗っていいよ。」

 

愛莉は小さくなり、智花が差し出した手に乗る。

真帆も小さくなり、ユニコーンに乗って走り回ったりしていた。

その様子を見て葵は軽く笑い・・。

 

「昴、明日学園行くの遅れるわ。」

「何でだ?」

「ほら、前に緑の魔法石とコヨミちゃんが見つけた青の魔法石があったでしょう?今なら魔法石からいい声が聞こえそうなのよね♪」

 

どうやら警察の人から譲って貰った緑、コヨミが見つけた青の魔法石を加工する目処が立ったようだ。

長谷川家で夕飯を食べた葵は家に帰り、魔法石の加工を始めた。

 

(みんなと本当の意味でわかりあえた・・。手がスゴく軽い。これなら一気に・・!)

 

智花たちに話した事で肩の荷が下りたのかこれまでにないくらいのペースで加工が進む。

その結果、ドラゴンの力を一部解放、炎が強化されたフレイムドラゴンに変身するためのリング・・フレイムドラゴンウィザードリングに似た青と緑のリングの二個が完成。

時刻は夜12時を過ぎていた。

 

「ふぅ、残りは明日の朝にしよう。」

 

葵は翌朝速くに起床、作業の続きに取りかかる。

時間は戻り、ウィザードが戦いを終え、昴たちが説明しているその頃教室では売り上げ集計の発表が行われようとしていた。

だが正門から爆発音が響き、来客は悲鳴をあげる。

 

「何!?」

「あ、あれって・・。」

(ゾディアーツ!)

 

外を見るとオリオンゾディアーツ、ピクシスゾディアーツが暴れていた。

 

「あはは!人がゴミみたい!」

「それそれ、ISの力を思う存分見せてあげなさい。」

「・・体が勝手に動く!やめて!」

「キャア!」

 

オリオンは金棒で壁や模擬店を破壊しながら進み、ピクシスは誘導能力を使い、迎撃に出てきたISを操り校舎を破壊させていた。

 

「織斑一夏ぁ!出てこい!全世界女性の英雄・千冬様の面汚しめ!私が成敗してやるわ!」

「天海芽衣!男のくせに女の私より綺麗で美しいなんて許さない!その顔をぐちゃぐちゃに潰してやる!出てこい!」

 

ズドン!

 

再び前進しようとする二体の前に銃弾が放たれる。

 

「・・・!どこから!?」

 

体育館の屋上からピアーズが狙撃していた。

ピアーズは天性の狙撃センスを持ち、次世代のBSAAを引っ張る人間として一目置かれている。

一夏と芽衣も一目置かれている。

アンチマテリアルライフルのスコープから目を離す。

 

「こんな事態なのにここの部隊は何で動かないのですか!?」

「・・あいつらは他人の命よりも己の地位を大切にしているのさ。見ろ、山田女史だけだ。ISを効果的に使って避難誘導を行っているのは。」

 

ピアーズはフィンに双眼鏡を手渡し、フィンはそれを受け取って見る。

 

「・・よし、皆さん!こちらから逃げてください!慌てずに急いでください!」

 

真耶がラファールを用いてガレキを破壊して道を作り、来客を避難させていた。

委員会の指令はこうだ。

ゾディアーツが現れたとき、仮面ライダーが現れると考え、あえて放置。

現れれば怪人を倒してもらい、疲弊したところで捕獲作戦を展開して捕まえようと考えている。

当然真耶は反対の声を上げ、他の教師の制止を振りきり、ISを展開して避難誘導を行っていた。

 

「彼女はスゴいですね。自分が今何をするべきかわかっている。」

「確かにな。命の大切さをわかっている山田女史の教え子は幸せ者だ。・・さて、BSAA各員散開!山田女史の援護及び来客の避難誘導に当たれ!」

「「「了解!」」」

 

ピアーズの号令で隊員たちは真耶の援護に当たったり、来客の避難の手伝いを行う。

クリスが行方不明の今、ピアーズが指揮を取っていた。

 

(隊長・・。・・!?あの二人・・!?)

 

ピアーズが再びアンチマテリアルライフルを構え、スコープを除くと、クリスが行方不明になった原因の女性隊員二人を発見。

しかしかつての輝きがなく、ボロボロの衣服を着ていた。

しばらくして二人はその場から姿を消した。

フィンは爆弾を設置してガレキを除去、道を作る。

設置している間、真耶や他の隊員が援護を行っていた。

 

「援護します!設置を続けてください!」

「助かります!・・よし、セット完了!離れてください!」

「はい!」

 

爆発により、道ができる。

 

「この・・!邪魔をするな!」

「危ない!」

 

オリオンが金棒でフィンを攻撃しようとするが真耶が前に出る。

 

(・・あれ?)

 

しかしいつまでも痛みが来ないため目を開けるとそこにいたのはディケイドがソードで金棒を受け止めていた。

 

「貴様!邪魔をするのか!?」

「お前のくだらん理屈に無関係の人を巻き込むのはやめろ。・・ここは任せて避難誘導を続けてくれ。」

 

ディケイドはオリオンを蹴飛ばし、二人を逃がす。

 

「ふん、仮面ライダーでも私を止めることはできない!」

「倒してやるさ、通りすがりの仮面ライダーがな!・・変身。」

 

ディケイドはそう言ってカードをセット。

 

(カメンライド・ダブル)

 

ディケイドは風と黒の欠片に身をつつむと翔太郎とフィリップが変身する二人で一人の仮面ライダーダブル・サイクロンジョーカーに変身。

スナップを利かせ、オリオンを指差す。

その姿はオリジナルと変わりはない。

 

「さぁ、お前の罪を数えろ!」

「はっ、姿を変えたぐらいで英雄である千冬様のために出来損ないの織斑一夏を叩くという使命がある私に罪はない!」

 

オリオンは金棒で攻撃するがDダブルはそれを避け、風を纏った格闘で応戦。

 

「オラ、どうした?」

「おのれぇ!男のくせによくも!」

 

オリオンは金棒を叩きつけると地割れが起こる。

Dダブルは高く跳躍して回避する。

 

「全く、大量殺人の英雄を持ち上げるなんてどういう神経してんだか。・・ディケイドも破壊者って言われてるけど・・大量殺人の英雄よりかは遥かにマシだな!」

 

(フォームライド・ダブル・ヒートメタル)

 

Dダブルはカードをセットして左が銀、右が赤の熱き闘士・ヒートメタルにフォームチェンジ。

 

「半分こ怪人め!私を倒せるものか!」

「俺から見れば歪んだ力を手にして暴れているお前の方が怪人だ!・・うおらぁ!」

「ぐわぁ!」

 

背中のメタルシャフトを手に取り、降り下ろしてきた金棒を弾き、熱を纏ったシャフトやパンチを叩き込む。

最後にシャフトを振り上げ、吹き飛ばす。

 

「さて、これで決めてやるぜ。」

 

(ファイナルアタックライド・ダダダダブル)

 

Dダブルはカードをセット、両端から炎が吹き出したシャフトを構える。

 

「・・メタルブランディング!」

「うっ!ぐっ!」

 

Dダブルは駆け出し、シャフトを連続で叩き込み・・。

 

「うらぁ!」

 

最後にシャフトを振り上げ地を這う炎の衝撃波を放つ。

 

「いやぁ!千冬様のためにこの力を・・!」

 

ヒートメタルの必殺技・メタルブランディングの連撃を受け、オリオンは爆発、転がってきたスイッチを切ると同時にディケイドに戻りスイッチャーは気絶。

 

「ったく、千冬様千冬様って煩いな。あいつは神でも何でもないし、大量殺人の英雄なのにな。・・白騎士事件の真実は一部のミサイル通過を許して大量殺人があった事を知らないのはおめでたいよ。まあ当時の政府高官(現在はIS委員会の重役)が金の力でもみ消したから無理もないか。」

 

スイッチャーは一夏や芽衣と同年代の女子。

そんな女子を見てディケイドは愚痴をこぼし、カードをセット。

 

(カメンライド・カブト)

 

ディケイドは一夏の変身するカブトに変身。

一方ピクシスの方は呼ばれた芽衣がピクシスと対面。

 

「・・君は誰?その姿じゃわからないよ?」

「ふん。仕方ないか。」

 

ピクシスはスイッチを切るとルックスはいい女子だった。

 

「ああ、君は間東さんか。・・君はルックスは良くても腹の中は男を見下している。そんな君を誰が好きになるのかな?」

「私の方がルックスはいいんだ!なのにお前は・・!殺してやる!」

 

間東は自分の方がルックスがいいのに、男女問わず告白されまくっていた芽衣に嫉妬、殺意を抱いていたらしい。

間東は再びピクシスに変わる。

 

「死ね!・・きゃあ!?」

 

攻撃しようとしたその時、ピクシスは吹き飛び、クロックアップでやってきたDカブトはディケイドに戻る。

 

「通りすがりの仮面ライダー、登場。さっさと逃げろ。」

「うん。」

 

芽衣はディケイドにその場を任せてピクシスに向き直る。

 

「仮面ライダー・・!よくも私の邪魔を・・!」

「お前は外見と中身が伴っていない。男女関係なく他人を気遣う心こそ、その人の美しさだと俺は思う。お前はそこら辺にいる高飛車な女に過ぎない。」

「何様よ、あんたは!」

「さっきも言ったが通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。・・ピクシスは誘導能力があるんだったな。ならこれで行くか。」

 

フォーゼの世界で見たピクシスの能力を思いだし、カードをセット。

 

(カメンライド・ブレイド)

 

バックルから青のオリハルコンエレメントが出現、ディケイドがそこを潜ると運命の切り札・仮面ライダーブレイドに変身。

さらにソードを手にしてカードをセット。

 

(アタックライド・マッハ)

 

「ふっ!」

「えっ!?くっ、鍵爪が・・!」

 

高速移動ができるジャガーマッハを発動。

連撃で両腕の鍵爪を折って蹴飛ばし、ピクシスは膝をつく。

 

「ラスト、行こうか。」

 

ディケイドはパンパンと手を叩いた後にカードをセット。

 

(ファイナルアタックライド・ブブブレイド)

 

「はああ、でやぁ!」

「きゃああ!」

 

ローカストキックとディアーサンダーのコンボの必殺キック・ライトニングブラストを発動、ピクシスは爆発。

 

「よっと。」

 

スイッチを切ると同時にディケイドに戻る。

 

「さて、誰がが来る前に撤退しよう。」

「仮面ライダー!逃がさん!」

 

千冬率いる警備部隊が現れるがディケイドはカードをセット。

 

「残念、遅かったな。じゃあな。」

 

(アタックライド・インビジブル)

 

姿を眩ませるインビジブルを発動、ディケイドは姿を消す。

千冬は歯ぎしりをしているとどこからか銃撃が来る。

その銃弾は千冬を除く全員のISに命中、警備部隊のISは解除。

 

「どこから!?」

「一撃で解除するなんて・・!」

「・・・。」

 

地上に降り立ったのはカオスの力を解放した芽衣で声は低くなっている。

全員はその雰囲気の異様さに足がすくむ。

 

「貴様、何者だ!?」

「・・私はカオス。白騎士事件の真相を知るもの・・。」

「何・・!?」

 

千冬は芽衣の言葉に焦りを見せる。

芽衣は専用銃・デスペナルティを千冬に向ける。

弾丸は芽衣の魔力から生成しているのでほぼ無限に撃つことができる。

 

「私は白騎士事件の真実を公表する。世界を元に戻すために・・。」

「貴様、そんなことはさせないぞ!」

 

千冬は斬りかかるが芽衣は斬撃をギリギリまで引き寄せてから体を反らして避け、がら空きの腹に魔力を纏った掌底をぶつける。

 

「・・悪く思うな。そちらから手を出した。」

「・・ぐわぁぁ!」

「千冬様!?」

「・・貴様は何もわかっていない。自分が何をしたのか、そしてその行為で多くの人が今も泣いている事を・・。」

 

吹き飛ばされた千冬は校舎に激突、芽衣は飛び立つ。

 

(くぅ、真実を公表されるのはまずい・・!委員会に報告しなければ・・!)

 

芽衣は空を飛び、近くの校舎の屋上に着地、カオスの力を押さえ込む。

 

「はああ、これがカオスの力・・。これは一歩間違えたら飲み込まれる。鏡像の僕もとんでもない力を遺したものだね・・。」

 

ピアーズは襲撃を政府に報告、学園祭の中止を進言するが政府は続行を決定。

高官はピアーズに謝っていた。

委員会は面子を保つために学園祭の続行を決定したこと、そして仮面ライダー捕獲作戦の事を話し、警戒を呼び掛けて話し合いは終わった。

 

「キャハハ、あのディケイド・・なかなか出来るわ♪さあ明日に備えましょ♪」

 

青髪の女性はディケイドの戦いを楽しげに見たあと姿を消す。

なかなか使いやすい機体です。

 

龍が如く5面白い!

 

熱いドラマ、楽しいミニゲーム、タクシーミッション、熊や鹿、うさぎ等を狩ったり・・。

 

現在遥編頑張ってます!

 

母親の美しさを受け継いだ遥はアイドルに!

 

フィンなどは生きてます。

 

なのでクリスの記憶喪失は別の事にあります。

 

次は二日目。

 

アルティメイタム感想

 

弦ちゃんハッスルしまくってる!

 

流星は順調かな。

 

まさかフォーゼドライバーを・・。

 

賢吾ナイス!

 

ぽ、ポワトリン・・?

 

少しハルヒ要素入ってる。

 

装甲車戦は熱い!

 

そしてあの方が出てないと思っていたら・・。

 

ラストは絶望する、絶対に。

 

年明けにビースト参上。

 

感想まってます!

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
2
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択