No.509378

中二病でも変である 7

アッキさん

【注意】これは『中二病でも恋がしたい!』第7話、『贖罪の・・・救世主(イノセント)』のパロディネタです。
未見の人はネタバレな可能性もあるので気を付けてください。


『中二病でも恋がしたい!』の二次創作作品! 皆さんもどうかごゆるりとご堪能あれ!

2012-11-17 21:46:18 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:892   閲覧ユーザー数:862

【注意】これは『中二病でも恋がしたい!』第7話、『追憶の・・・楽園喪失(パラダイスロスト)』のパロディネタです。

未見の人はネタバレな可能性もあるので気を付けてください。

 

 

【例え・・・?】

夏休みのある日。

富樫勇太と丹生谷森夏、そして一色誠の3人は駅前のベンチに座っていた。日陰とはいえ、そこは夏。日差しはじりじりと彼らを熱くしようと差す。

 

 

森夏「……熱いわねー」

 

 

誠「……あぁ」

 

 

もう2人はすでに暑さで参ってしまっているみたいである。

 

 

くみん「おはよーう♪」

 

 

と明るく、可愛らしいくみんの声が聞こえて来る。森夏と誠の2人が顔を上げると、そこには白い帽子と白いワンピースを着た、深層の令嬢と言うイメージぴったりの五月七日くみんの姿があった。

 

 

誠「おっ……、おぉ! おはようございま――――――す!」

 

 

森夏「何、見とれてんのよ……。しかし良くあんな服、着て来るわね。昭和アイドルかっての」

 

 

くみん先輩を見て喜んでいた誠に森夏の厳しい指摘によって、誠は怒って森夏の方を見る。

 

 

誠「むっ……、バーカ。くみん先輩はお前と違って時代に左右されないまっすぐな人なの」

 

 

確かに時間があれば所構わず寝ると言う点では同意だな、とこっそり思う勇太。

 

 

森夏「ぷっ! 小学生が何言ってんだか」

 

 

そう言って、森夏は誠の帽子を飛ばす。飛ばすと共に露わになる誠の坊主頭。

 

 

誠「しゃああああ―! 小学生言うな!」

 

 

くみん「わー! 一色君、伊達正宗みたい!」

 

 

誠「くみん先輩……。俺、片目じゃないっす……」

 

 

くみん「ううん。髪がちょっと伊達正宗だったの」

 

 

良く分からないが、頭を撫でながらとりあえず褒められていると喜ぶ誠であった。

 

 

【謎のほくろ・・・?】

電車の中、対面に座って寝顔のくみん先輩を、満面の笑みを浮かべながら見る誠。

 

 

森夏「一色! あんたもちょっと手伝って! ……一色?」

 

 

横から乗り物酔いでかなり参っている凸守早苗を連れてって欲しいと、森夏から頼まれてる気がするが、誠はくみん先輩の寝顔を見ている方が幸せそうだ。

窓によりかかって眠るくみん先輩の右肩からするすると紐が落ちる。誠は目を見開いて驚く。何せ、くみん先輩の右胸に、黒いほくろと【娘ニ何カシタラ殺ス】と書かれた謎の文字が刻まれていたからだ。

 

 

誠「うぅ……!」

 

 

そして誠はその文字を見て意識を失った。

 

 

森夏「一色! 一色ってば!」

 

 

勇太「……仕方ない。俺が付き合うよ」

 

 

倒れた誠を見て、早苗に手を差し伸べる勇太。

 

 

森夏「富樫君……♡」

 

 

早苗「ダークフレイムマスター……♡」

 

 

何気にそこで勇太に対する森夏と早苗の評価が上がっていた。ちなみにその時、小鳥遊六花はと言うと、

 

 

六花「……勇太ぁ~。どこ、行くの~。行っちゃヤダ~」

 

 

……窓を見ながら泣いてました。

 

 

【告白・・・?】

やっと目的の駅に着いた勇太達御一行。

誠の貰いリバースのせいで服が台無しになったと森夏はそう言いながら服を絞る。

 

 

森夏「それより、大丈夫なの? あの子?」

 

 

と、森夏が六花へと視線を送る。六花はいつもの傘を差して、1人黄昏ていた。実際は「……勇太ぁ~」と涙目になっていただけだが。

 

 

誠「小鳥遊さんから誘ってくれたんだよな? 実家に帰るから、遊びに来ないかって」

 

 

勇太「まっ、お前は無理やり付いて来たんだけどな」

 

 

森夏「もしかしてこっちに何かあるの?」

 

 

誠「何かって?」

 

 

森夏「ほら、よくあるでしょ? 中学時代、付き合ってた彼氏と高校別で遠距離恋愛になって的な……」

 

 

誠「おー! 修羅場か!」

 

 

と、嬉しそうに言う誠。

 

 

早苗「……修羅婆は、強力な、結界魔法デス」

 

 

森夏「あんたは黙ってなさい!」

 

 

と、未だに乗り物酔いから回復しない早苗にそう言う森夏。

 

 

勇太「……恋愛、か」

 

 

そう言って、勇太はもしそうなった場合の六花を想像してみる。

 

 

可愛らしい、乙女の顔の六花。六花はエプロンをつけて、手にお玉を持ってそして一言。

 

 

想像上六花「……汝、大地の女神の恵みを得るか? あるいは、その汚れた身を清めるか? 否、我を欲するか?」

 

 

勇太「……なんで新妻?」

 

 

と、勇太は頭を押さえていた。

ちなみにさっきの言葉は中二用語で「……ご飯にする? お風呂にする? それとも私?」と言う意味だったり?

 

 

【日焼け・・・?】

海で遊泳を満喫した勇太達一行は、小鳥遊家実家へと戻っていた。

 

 

早苗「うぅ~……。全身が痛い、デス! 聖なる光にやられたデス!」

 

 

森夏「日焼け止めも塗らずに、あんなにはしゃぐからよ」

 

 

と、早苗の頭に濡らしたタオルを置く森夏。

 

 

早苗「うぅ……、しかし刻印は完璧に出来た、デス!」

 

 

とそう言いながらおなかの日焼けで作った刻印を見る早苗。それを森夏は冷ややかな目つきで見ていた。そう言っている内にくみん先輩がとうもろこしの入った籠を載せたお盆を持って歩いてくる。

 

 

くみん「は~い! みんなでこれ、食べなさいって~」

 

 

早苗「あぅ……!」

 

 

くみん「ご、ごめっ……!」

 

 

そしてくみんは気付く。早苗の背中に『バカ守』と日焼けした文字で書かれている事に。

 

 

くみん「これは……?」

 

 

森夏「完璧、でしょ!?」

 

 

そう言った森夏の背中には、『ニセサマ』と言う文字が日焼けして書かれていた。

 

 

くみん「……ホント、だね?」

 

 

そう言って、くみんは別の所に、誠の方に目を向ける。

その背中には、『私の物 By5/7』と書かれていて、その文字を見て、くみんはニコリと笑っていた。

 

 

【差・・・?】

勇太「六花! ――――来い!」

 

 

十花に見つかった六花と勇太。先に降りた勇太が六花にそう言う。

 

 

勇太「来い! 六花!

―――――――跳べ――――――!」

 

 

そして跳ぶ六花。草むらで跳弾する六花の身体。

 

 

十花「こうなったら、私も―――――!」

 

 

そう言って、覚悟を決めた十花も屋根から跳ぶ。十花の身体は草むらで跳弾し、そしてそのまま地面へと落下する。その身体はまっすぐ地面へと向かって行き、

 

 

十花「くっ……!」

 

 

十花の巨乳は地面に強く当たって、痛そうに泣いていた。その泣き顔はどこか六花を思い浮かべる。そんな十花の姿を見て、にやける勇太。

 

 

六花「……ダークフレイムマスター? 何、見テルノ?」

 

 

すぐにヤミナシによって引いていたが。

 

 

【他の皆・・・?】

ちなみにその海に行った事を知った他の人の反応。

 

 

証言者A:九十九七瀬

七瀬「沖の方まで泳がないでねぇ」

 

 

証言者B:勇太の母

母「たのしんできなさいねっ」

 

 

証言者C:富樫樟葉

樟葉「こげサマ…」

 

 

証言者D:富樫夢葉

夢葉「こげもりっ」


 
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