No.498003

ガンダム学園で僕と握手 015 仮面チャット会<ALL>

レイガンさん

ガンダムのキャラクターたちが学園を中心に生活している世界だったのだ!シリアス成分は少な目で、ほぼギャグのバカコメディ。キャラ崩壊なんて日常茶飯事!作品は1stなどの宇宙世紀作品を始め、平成4作品とSEEDや00などオールです。<>内に主な登場作品を記載しています。

2012-10-20 00:05:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1310   閲覧ユーザー数:1279

ペルソナネット。

仮面NET。まあ様々な呼び名がある。

テレビ画面の中に入ったり、シャドウと戦ったりとかはない。

とにかく、そんな名前のチャットルームがネット上に存在している。

完全匿名性で、ニュータイプ高校関連の人間のみが使っているチャットルームのようだ。

そのヘビーユーザーは数は少ないものの、その会話内容を楽しみに、結構なアクセス数を誇る。

その仮面NETの存在にシャアが気が付いたのは、つい最近。

正確には、自分がこの世界に来て二週間後のこと。

インターネットのお気に入りに登録されていたのだ。

「まあどんなものかを見るだけでも」

シャアはそのチャットに適当に参加をしてみた。

彗星「やあ」

どうやらシャアのHNは彗星というらしい。元の世界で使っていたら、即本名がばれてしまうかもしれない。でもまあこの世界では問題なさそうであるが。

風「おお、久しぶりだな彗星」

武士道「君のアクセスを確認した!!」

彗星「そうかね? 元気そうでなによりだ」

この世界のシャアは、彼らと知り合いらしい。ネット上で。

クローン「君がまた来てくれて嬉しい限りだ」

忍者「ふはははは! 私はここだ!!」

マスク「そのネタはもういいだろ…」

結構いろんな人が参加しているようだ。

親衛隊長「これでまた我々のチームワークが見せられるな!!」

風「我々とチームワークという言葉は無縁な気がするが…」

鉄仮面「ふはははは、そうかな?」

マスク「どちらかというと君が一番チームワークなさそうなんだが」

「…」

シャアは次どうすればいいか解らずに、暫し逡巡する。

「まあ私にもこんなに友人がいたのか…」

シャアは何だか感慨深くなった。

マスク「ところでこんなときに難なんだが、ちょっと悩みがあるんだ。聞いてくれないか?」

彗星「何かね?」

マスク「実は変な女に絡まれているんだ…」

親衛隊長「リア充だと!? おのれぇぇぇぇっ!!」

クローン「リア充は滅ぶ!! 滅ぶべくしてなぁぁ!!」

ニート「お前ら落ち着けしwwwww」

風「いや、君は落ち着いてちゃダメだろう…」

忍者「そうだぞ。仕事は見つかったのか?」

ニート「仕事ってしなきゃダメなんすかwwwww」

鉄仮面「私が引き取ってもいいぞ!」

ニート「それはマジ遠慮だわwwwww」

マスク「話し続けてもいいか?」

武士道「構わん。存分に話せ」

マスク「ある日、女子更衣室を覗いている輩を発見したんだ。そいつらを注意して追っ払った。ただそれだけをしたんだ」

彗星再来「なるほど」

彗星「!?」

彗星再来「いやいや突然済まない。このHNはプロパガンダみたいなものだ」

風「それを言いたいだけだろう…」

彗星再来「まぁ話の腰を折るのは良くは無い。マスクさんよ、続けてくれ」

マスク「あ、ああ…まぁ大体分かると思うが、俺が覗きを注意して追い払ったのに、その騒ぎで女子が私を犯人だと勘違いしたのだ」

ニート「ははっざまぁwwwwwwwww」

風「それはおだやかではないな」

親衛隊長「女子の尻だと!? おのれぇぇぇっ!!」

クローン「はぁっはぁっはぁっ!! 続けてくれたまえ」

マスク「そして、何故か知らんが証拠として残っていたビデオカメラを俺が撮ったものと決め付けた女が俺を脅してくるんだ…」

彗星「つまり、本当の犯人が持っていたビデオカメラを自分の持ち物に無理矢理させられたってことだな」

鉄仮面「全く…女というものは本当に御しがたいな!」

忍者「まさかその女がお前が言っていた女ということか?」

マスク「その通りなのだ。で、その女に拘束され、ペットになれって言ってくるんだ」

ニート「SMktkr!!」

武士道「君の視線を釘付けにしたいのだろう?」

親衛隊長「拘束プレイだと!? おのれぇぇぇっ!!」

クローン「さっきから君は変態さがにじみ出ている気がするよ」

風「…ここで会話している時点でみな変態だと思うがな」

彗星再来「私はただの器にすぎん。人が私に変態を望むなら、私は変態になろう」

彗星「人類の総意が変態であってたまるか!」

忍者「それは分からんぞ?」

マスク「で、私は脅しに屈してペットになった訳だが…」

クローン「なったのかよ!!」

武士道「生き恥を曝した甲斐があって欲しいものだな」

鉄仮面「その女をむしろペットにしてやりたい」

ニート「お前ガチで捕まりそうだなwwwww」

彗星「…で、君はどうしたいんだマスク君よ」

マスク「まずはこの状況を何とかしたい」

鉄仮面「女の御し方なら私に任せてもらいたい」

マスク「いや君は何か危険だ…」

忍者「そうだな。とりあえず修行して反抗してみたらどうだ?」

マスク「うーん…そうだな。やってみよう」

鉄仮面「今私は女を御するために、バグというものを…」

風「君は早く刑務所行った方がいい」

彗星「ノシ」

親衛隊長「乙」

ニート「乙wwwwwwwww」

シャアはそんな感じで退室した。

「意外と面白かったぞ。チャットというものは」

生来友達が少なかったシャアにとって、このように疑似友と会話するのはとても楽しかったのである。

これはハマってしまうかもしれない。

シャアはマスク君の結果を楽しみに睡眠をとることにした。

 

 

 

 

 

 

 

マスク「結果を伝えよう」

シャアはこの瞬間を楽しみにしていた。

風「きかせて貰おうか」

マスク「私はドMみたいだ」

ニート「ダメすぐるwwwwwwwwwwww」

親衛隊長「SMだと!? おのれぇぇぇっ!!」

彗星「…茶番だ」

マスク「悪くは無いな。ペットも」

鉄仮面「だからバグを…」

シャアはPCの電源を切った。

 

 

 

 


 
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