No.480924

恋姫†無双~魏伝アフター御遣い再び~

カノさん

やっと14話完成・・・

文章がまとまらんかった・・・気がする・・・

とりあえずどうぞ~

2012-09-07 17:06:20 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:7746   閲覧ユーザー数:6551

 

 

第14話~修行の成果~

 

 

 

 

修行を始めて三年後・・・

 

 

 

 

~道場~

 

 

ギィィィン、ギン、ギン・・・

 

 

道場から鉄のぶつかる音が響く・・・

 

 

一刀「はぁぁぁぁ!」

 

 

ギン、ギン、ギン

 

 

剣「ムン!」

 

 

ガギィィィン

 

 

どうやら、稽古中のようだ

 

 

バッ!

 

 

一刀「・・・・・・」

 

 

剣「・・・・・・」

 

 

二人は距離を取り、相手を窺う・・・

 

 

 

 

一刀「・・・・・・」

 

 

剣「・・・・・・」

 

 

すぅ・・・

 

 

二人は同じ構えを取る

 

 

構えは抜刀術の構え

 

 

剣「・・・ゆくぞ」

 

 

一刀「・・・・・・」

 

 

コクッ

 

 

一刀は静かに頷く・・・

 

 

一刀&剣「北郷流・・・」

 

 

ダッ!

 

 

二人は一気に距離を詰める!

 

 

一刀&剣「瞬迅閃!!!」

 

 

ガギィィィィィィン!!!

 

 

道場に今日1番の音が響く・・・

 

 

二人の位置が逆転する・・・

 

 

 

 

一刀「・・・・・・」

 

 

剣「・・・・・・」

 

 

二人はまだ動かない・・・

 

 

まるでその空間だけ時が止まったように・・・

 

 

ビシッ!

 

 

稽古で使っていた刀にヒビが入る・・・

 

 

そして・・・

 

 

バキィ!

 

 

刀が砕けた・・・

 

 

その刀の持ち主は・・・

 

 

剣「ふぅ・・・、もう敵わんな・・・」

 

 

一刀の祖父、剣だった・・・

 

 

 

 

カチンッ

 

 

刀を鞘に納め、振り向き・・・

 

 

一刀「ありがとうございました」

 

 

深く頭を下げる・・・

 

 

一刀「ふぅ・・・、疲れた~」

 

 

一刀は道場の隅に置いていたタオルで汗を拭く

 

 

剣「何を言っておるか、この程度で」

 

 

一刀「いやいや、この重り付けたままで、あれだけ動いたら流石に疲れるよ」

 

 

剣「いつもの半分以下しか付けてないとはいえ、重りの付けてない儂に勝っておいて良く言うわい」

 

 

一刀「・・・・・・」

 

 

そう剣は重りを付けておらず、一刀は両手に15Kgずつ、両足に25Kgずつと体に40Kg計120Kgの重りを付けていた・・・

 

 

そして・・・

 

 

剣「おまけに、気功術の応用『呪術』の一つである『修練の呪』を課しておる状態で儂の気の最大値の倍じゃ」

 

 

一刀「・・・・・・」

 

 

『修練の呪』とは自分の持つ気を制限し、気の最大値を上げる気功術の修行である

 

 

大体、今の状態での一刀の気の許容量は凪を100とするなら約三倍、剣の二倍である・・・

 

 

 

 

一刀「爺ちゃんも『修練の呪』使って・・・だろ?」

 

 

剣「儂は術を解いても゛今゛の状態のお前より少し多いくらいじゃ。お前が、術を解いたら三倍以上違うわ!」

 

 

一刀「・・・まぁ、そうだけどさ」

 

 

術を解いた場合、祖父が450、一刀は1500くらいの差があった・・・

 

 

剣「・・・それに、修行を始めて三年で越されるとは思わなんだ・・・」

 

 

一刀「・・・爺ちゃんのおかげだよ。まぁ、何回死にかけたかわかんないけどね」

 

 

一刀は苦笑する・・・

 

 

そう、一刀は僅か三年で祖父を・・・

 

 

歴代当主最強にして、剣の世界では『剣聖』と謳われる祖父を圧倒しているのである・・・

 

 

 

 

剣「・・・今の・・・」

 

 

一刀「ん?」

 

 

剣「・・・今のお前なら扱えるかもしれんな・・・」

 

 

剣は呟くように言う・・・

 

 

一刀「何を?」

 

 

剣は覚悟を決め、話す・・・

 

 

剣「・・・裏の北郷流じゃ」

 

 

一刀「裏の・・・北郷流?」

 

 

 

 

ひゅうぅぅぅ

 

 

二人の間に一陣の風が吹く・・・

 

 

剣「・・・・・・」

 

 

これから、語られる北郷流の事・・・

 

 

これが一刀に降りかかる最大の試練だという事を・・・

 

 

一刀はまだ知らない・・・

 

 


 
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