No.469481

魔法少女リリカルなのは~転生だろうが生きるだけ~第二話

蒼崎夜深さん

えーと第一話で恭也を恭介と書き間違えてしまいましたがすみません!これからはそういったミスをしないように頑張っていこうと思います!
それじゃ
魔法少女リリカルなのは~転生だろうがいきるだけ~始まります

2012-08-13 11:31:33 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:5462   閲覧ユーザー数:5129

俺は家に辿り着いてすごく後悔をした。

 

そう。翠屋=高町家のみなさんに余計な事をしてしまった。恥ずかしい。

 

家に帰った時に姉妹達に心配された。

 

「大丈夫。それより姉さん達はシューティングアーツの途中じゃないの?」

 

「そうだった!行くわよ枝美!」

 

「わかったから引っ張らないで美奈・・・」

 

そう言って姉さん達は外に行った。

 

「ほら、瀬戸奈も治癒魔法の特訓行ったら」

 

「大丈夫。もうほとんど使えるから母さんが今日は終わりだって」

 

瀬戸奈はそう言って俺の膝の上に座って俺に全体重を預けるようにしてぐっすりと眠りに入った。やれやれ、眠るならベッドで寝ろって言ってんだけどな。

 

俺はそう思いながらも瀬戸奈を優しく抱きしめて俺も寝てしまった。

 

・・・・・・・・・

ミナリSIDE

 

突然走り出したかと思ったら家に帰った。

 

急いで後を私も追ったが家に帰りついたら主は妹殿を膝に乗せて寝ていやがった。

 

それを見た瞬間噛みつこうと思ったがやめた。

 

さすがに起きてから何をされるかわからないから。

 

だから私は主と妹殿に毛布をかけてから狼姿になってから隣で寝る事にした。

 

ミナリSIDEEND

 

・・・・・・・・・

 

微かに匂うボルシチのいい匂いが俺の鼻を刺激して俺は目を覚ました。

 

目を覚ますと何故か毛布が掛かっており隣にはミナリが狼姿で寝ていた。

 

さっするにミナリが毛布を掛けてくれたのか?きっとそうだろう。そうじゃないと隣で寝ていないはずだからな。

 

俺はゆっくりと瀬戸奈を起こさないように瀬戸奈を横にして立ち上がって居間に向かった。

 

「ふぁ~あ。良く寝た~。ってん?どうしたみんな?」

 

「士郎さんから聞いたよ。なのはちゃんが寂しがっていたのを教えたそうだね春兎」

 

父さんが突然そう切り出した。しかし何でわかったんだ?

 

あっ!常連だったんだ。

 

そりゃわかるか~。仕方ない一様説明するか。

 

「わかった。説明するよ」

 

そう言って今日の出来事を説明した。まぁ、瀬戸奈と弟のレオ以外がそこにいて二人以外に説明する事になった。

 

説明が終わった後父さんが俺の頭を撫でてきた。

 

「な、何?俺は勝手に秘密を言ったんだよ!頭を撫でられるはずは無いはずだけど!」

 

俺がそう言うと美奈姉が笑った。

 

「あはははは!馬鹿だなー春兎はさぁ。なのはちゃんのお父さんは感謝してたんだよ。だから春兎はいい事をして今誉められてんの」

 

美奈姉がそう言うと枝美姉が補足みたいに話した。

 

「そうだよ春兎。春兎はいい事をしたんだから誇っていいんだよ。それに私も嬉しい」

 

枝美姉はそう言いつつ顔を赤くした。何だ風邪かな?

 

だが、その雰囲気を崩すかのように瀬戸奈が目を擦りながら居間に来た。

 

何故かその目元は、はぐれて一人ぼっちになって寂しくて泣いている子供みたいになっていた。いやその通りだったんだろう。

 

瀬戸奈は俺を見つけると走って俺の所に来た。

 

「ぐすっ・・・おにぃ・・・怖かったよぉ・・・」

 

「どうした?何か怖い夢でも見たのか?」

 

「うん・・・」

 

瀬戸奈は俺の問いかけに泣きながらも応えてくれた。

 

どうやら瀬戸奈が見た夢は俺が一時期だけ家族と大切な仲間の前から消える夢らしい。

 

そう言えば母さんが言うには瀬戸奈は予知夢を見る事ができるらしい。だからその予知夢が見せた夢だろう。

 

俺はそっと瀬戸奈の頭を撫でた。

 

「大丈夫だよ瀬戸奈。俺は瀬戸奈の前からも家族の前かも居なくなったりしないからさ。大丈夫だ。心配してくれてありがとうな瀬戸奈」

 

俺がそう言うと安心したのか泣き止んだ。

 

「約束だよおにぃ・・・」

 

「ああ。約束だ」

 

俺と瀬戸奈は指きりをして約束したのを見て母さんが完成したボルシチを持って来た。

 

「あら。微笑ましいわね~。このまま結婚とか?」

 

母さんはニアニアしながらボルシチが入った鍋をテーブルの中心に置いた。

 

母さんが言った・・・いや爆弾にいち早く反応した美奈姉が迫ってきたがそれをさらりと流して俺はレオとミナリを呼びに行った。

 

「起きろミナリ。飯だ」

 

「ん・・・あ~~了解だ主」

 

「先に降りてろ。レオを呼んでくる」

 

「了解だ」

 

ミナリがそう言って居間に向かったのを見て俺はレオの部屋に向かった。

 

「ヤッハー!飯だ飯だ!起きねぇと逝かすぞごらぁ!」

 

俺は妙なテンションになりつつレオの部屋を蹴り開けてそのままレオの腹めがけて踵落しをした。

 

「ぐはっ!・・・兄さん・・・言ってからやってくれ。言いながらやらないで・・・」

 

レオは腹の痛みを堪えながらそう言ってきた。

 

「ならちっとは俺の気配を感じてろ」

 

「寝ながらだよねそれ・・・僕は兄さんみたいに気配に敏感じゃないんだよ・・・ぐすっ・・・」

 

あ・・・目に涙が・・・ちょっとやり過ぎたか。完全に泣く前にあやさなければ。母さんに殺される!

 

「あ~悪かったよ。だから泣くなよ。今度お前の好きな和菓子作ってやるからよ~」

 

「本当ですか・・・?」

 

「本当だ。だからそんな目で見るな。俺は先に降りるぞ」

 

俺はそう言ってレオの部屋を出て居間に向かった。だが、そこに待っていたのは背中に阿修羅を浮かべた母さんだった。

 

あれーレオはまだ完全に泣いてないのにまさかテレパシー!?そんな馬鹿な!

 

「春兎。さっきレオを泣かせたようね。母さんにはわかるのよ。うふふ・・・」

 

「は、はい。すみませんでした!」

 

俺は何故か身内に綺麗な土下座をした。

 

土下座はあれだ。まぁ、一瞬日常の土下座を考えたがこの場はちゃんとしなくては殺される。それこそさ。

 

それから俺はレオが降りてきて夕食にするまで母さんからありがたい説教を受けた。あ~頭痛い。くそ~。

 

夕食を食べ置いてから俺は父さんに部屋に呼び出された。

 

俺は特に用事は無かった為に俺はすぐに父さんの部屋に向かった。

 

「来たよ父さん。それで俺を呼んだ用事は何?」

 

「ああ~来たんだね~。まあとりあえず座って~」

 

父さんはいつもの調子で俺に座るように言って来た。だから素直に応じて父さんの前に座った。

 

父さんは急須に入っているお茶を湯飲みに入れて一口飲んで本題に入って来た。

 

「えっとね~実はなのはちゃんのお父さんとは友人でね。それでさっきレオを呼んで行っている時になのはちゃんのお父さんからメールが来てね。今からその内容を言うよ」

 

父さんはそう言ってなのはちゃんのお父さんから届いたメールの内容を話し出した。

 

「今日はありがとう。君のお陰で家族がばらばらにならずにすんだよ。本当にありがとう。なのはが君に会いたいと言ってるんだが今度家に遊びに来てくれ。ああ、あと恭也も君に感謝していたよ。君のお陰でこれからは強くなることをよく考えるって。じゃあ今度家に遊びに来てくれ。それじゃまた。 高町士郎」

 

ん~唖然とするしかないな。夕食を食べる前に一度聞いていたがこうやってメールなどの感謝の言葉を聞くと安心する自分と本当に良かったのかと考える自分が新たに現れる。

 

けど、そうか。

 

俺は頭を掻きながら笑った。盛大にさ。

 

だって俺の思い違いだぜ。これこそ今までここで完全に怒られると思ったからな。

 

俺が突然笑ったのが驚いたのか父さんは目を丸くしていた。キョトンとさ。

 

何故か笑いがこみ上げてきた。抑えきれない。

 

そうして俺は一時間ぐらい笑ってから自分の部屋に戻って就寝した。

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
10
2

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択