No.445761

ミッドナイトブルー プロローグ

saru8128さん

ミッドナイト・ブルーは濃紺色のことで「夜明け前の町」という意味があります。真っ青だったり、白っぽかったり、暗かったり、紫だったり、オレンジだったり。そんな一日のはじまりの色です。
そんな色を背おった黒井ソラという男話です
よってシルバークローは出てきません。予めご了承ください。
一応シリアス路線で行くつもりです。

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2012-07-04 20:33:43 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1330   閲覧ユーザー数:1281

 
 

 

6時間目

 

後、数分で授業が終わる。

どんな変人でも余程の理由がない限りこの時間は気分のいいものだ。

 

だから、仮想黒板の右上に黄色い新着メールアイコンが点滅しているのをソラはめんどくさそうな顔で見ていた。

仕方がないので、軽く右手を上げて開封を指示ししてみると、わざわざ、毛筆フォントで、でかでかと「果たし状」と書かれているのを見て0.22秒でデリートした。

 

「こういう馬鹿は、無視するに限る」

 

中学に入ればもう少し楽しくやっていけるのではないかと考えた事もあったが、やはり、惰性に任せて積極的に友達も作らず、本を読み、カツアゲなどにあわないよう合気道とスポーツ科学を独学で勉強したり

あれ、なんでだろ中2臭いな。

 

まあ、前者は自己満だし後者も親に心配されるのが嫌だったからなのだ。

 

おかげで、不良どもに目をつけられてしまった。

実戦経験だと思って自己完結しているが、使うことがないのだから意味がないような。 

 

 まあ、半年もすれば自分が読んだ、多くの本に書かれていた学園生活や非日常がどれだけメルヘンでお幸せなことなのかも理解して、そんな日常を破壊する力も機会も意思もない僕は、ただ一月前にやらかした失敗が決定的だったと後悔しながら読書に勤しんでいた。

 

そうすれば授業終了のチャイムが鳴り、担任が来てSHをして放課だ。

 

そそくさと教室から出て昇降口へ晩秋の感高まる校庭を抜け校門を抜けようとするところで校門に人が寄りかかっているのを視認、一気に逃げようと左足と腹筋、鞄を持っていない方の右腕に力を入れ、重心を倒したところで相手に発見されたが逃げ切れる。

 

しかし、予想外のことがあった反対側の柱にも人がいたことだ。

僕はその人に襟首をつかまれ

「黒井ソラだな、顔貸せ」と脅迫され周知の特に学校の前でこのいかにもな人と何かするわけにもいけないので、素直についていく。

 

 また、相手はソーシャルカメラが周りに設置されてないところに連れ込みたい分けですからかなり歩かされた。

 

そして、街角のカメラの死角に入った瞬間相手は殴りかかってきた。けれども、ぜんぜん力の入っていない、ふにゃふにゃパンチで貰ったとしても痛くないし、理由付けのため一応貰っておく。

 

そして、「これで正当防衛ですよ」と言っておいて右足で相手の足の甲を潰しながら、肋骨の一番下の骨目掛けて右フック、鞄を下ろして後ろの人に叩きつける、たまたま辞典しか入ってないのでそこそこ痛いはず。

 

前にいる人の脇を抜け正面に二人を捕らえるように位置を変え一気に畳み掛けに行く。相手はあまりにも遅くてけれど理不尽に暴力を振るっていた。

 

「一度で懲りてもらわなければならないので少し痛めつけよう」そう考えた僕はきっとイライラし始めていたんだと今は思う。

 

8分後寝転がった彼らの財布からタクシー代と迷惑料を抜きニューロリンカーで下半身を撮影、片方は包茎だったので尚よし。

 

そこで、入り口のところ、そこに人がいることに気付いた。

 

その人は黒かった。黒くて見ぼれてゾッとするほどにきれいだった。

 

そして何より夕焼けの光とその黒が脇役になるほどその人の瞳は美しかった。

 

「もっと、速い相手と戦いたくはないか少年。そして何より『加速』したくはないか少年」

 

とても、興味を引かれる言葉だった。だから、返事をしてしまった。

 

「ええ、とっても」

 

 

 

「そうか、ならこれから時間はあるかな」

 

「ええ」

 

 

 

 

この瞬間の僕にこれ以外の回答がありえたのだろうか、ねえ神様?

 

 

――――――

 

書いちまったー

後悔はしてません。

更新は不定期でストックもありませんので(何

次の更新は何時になるのやら

 

 
 

 
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