「一緒に行ってもいいですか？」

海と船が好きな、一風変わった後輩だった。
学校が港町だったので、海の横の帰り道、
基地へ寄るのにふらふら歩いてたらよく捕まったっけ。

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おいらとは違って優秀な子だった。
短かったけど、同じ海で働けた事は今も誇り。

あの時の夏の青空と海に映えるホワイトカラーの制服が
今でも夢に出てきて、彼女はいつものはにかみ顔で言う。

「一緒に行ってもいいですか？＾－＾」

5/28制作。今日は彼女の命日。黙祷。