No.396228

「すき」

某所に投下した作品です。
同じ単語でも書き方で変わるというのをやってみたらどうなるかを試してみたものと思ってください。
ヤンデレ等の表現が苦手な方は戻るを押してください。

2012-03-22 15:15:06 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:1043   閲覧ユーザー数:1039

 

「好きだよ、さやかちゃん」

「あたしも好きだぞ嫁よー」

いつも通りのスキンシップ中にまどかがそう言ったのであたしも返す

まどかのいつもの抱き心地と香りに満足感と物足りなさを感じたので顔を頭に乗せて深呼吸

ん~……よしっ、嫁分補充完了

「うーん、やっぱり他の男にあげるのはもったいないなー」

「もぅ…そんなに言うなら本気にしちゃうよ?」

まどかが困ったような嬉しそうな表情でこっちを見るからあたしは返答もせずに笑って離して、一緒にまた歩き出す

……胸の奥で起こった淡い痛みを感じながら

 

「んぅ……す…きだよ…さやかちゃん」

「…んっ、…あたしも好きだよ」

唇を離して一呼吸置いてからうっとりしたようにまどかがささやく

何度目かも忘れた二人の情事、この後はもちろん色々とするんだけど今はその準備と言うかなんというか…

「やっぱりまどかは可愛いなぁ……ねっ……いい?」

「うん……んっ…ちゅぷ…はっ…ぁ…んむぅ」

向かい合ってあたしの上に乗っていたまどかを抱きかかえるようにしてから指を舐めさせる、もう片方の手は服をはだけさせるのに専念

口の中をゆっくりとまさぐる、そうするとまどかの舌が指を丁寧に舐めてくる

その口の中の熱さと舌の感触に体がゾクゾクしてしまう

まどかの潤んだ瞳、吐息、全てがあたしの理性を一気に焼き切っていく

「まどか…んっ…んぅ…ちゅ…はっ…ふぅ…んんっ」

我慢の出来なくなったあたしは指をまどかの口から抜き、代わりに唇を押し付けて舌をねじ込む

熱くて甘くてなんだかあたしの頭の中までボーッとしてきてわけがわからなくなってくる

「ふぅん……んぅっ!ぁむっ…んふぅぅ………」

はだけさせた服の間からさっきまで舐めてもらってた方の手を差し込み、まどかの唾液で濡れた指をお腹から徐々に下に這わせていく

そんなことにまで体を跳ねさせて反応するまどかが可愛くてもっと見ていたいけど、これ以上は恥ずかしがるから電気を消す

夜はまだまだ長い、後でまた電気をつけてじっくりと見れば良いんだから。

 

「ウェヒ…ヒ……スキ、スキダヨサヤカチャン…ウェヒヒヒ」

「…まどか」

あたしを下から覗き込むようにまどかが笑いながら見る、その目は濁った様な感じで何も見えない

ただ…目元には濃いくまと涙の跡があった

髪も数日手入れをしていないような酷い状態だった、手櫛を入れようとするとほつれた毛先が手に刺さる

「なんで?…あたしソウルジェムが…」

あの時ソウルジェムが砕けて意識がなくなって……気がついたらこんな状態になっていて……

「あのね、さやかちゃんわたしね、さやかちゃんをたすけたくてまほうしょうじょになったの!」

「えっ…?…あんたが?…なんで………?」

「だってみんなさやかちゃんをあきらめてとかさやかちゃんがしんだとかいうんだよ?あわせたくないからっていじわるしすぎなんだもん」

まどかの言葉に形容のし難い狂気と違和感を覚えて体を硬直させてしまう

「だからね、きっとみんなさやかちゃんにいじわるしてるからわたしがたすけてあげなきゃってまほうしょうじょになったの」

そんなあたしに態度も意に介せずまどかは抱きついて頬を摺り寄せてくる、髪が刺さる様にちくちくしてて少し痛いがお構いなしダ

「さやかちゃんだいすき、ずっと、ずぅっとむかしから、ひとつになりたいくらいにだいすきだよ…ウェヒヒヒ」

まどかは嬉しそうな、うっとりとした表情をしてあたしの耳元で呟イタ、そんなまどかの全てが異様におぞましく見えてきてシマウ

「まどか…あんたどうかしてるよ!」

表現のしようの無い恐怖が衝動となってあたしの体を動カス、まどかを振りほどいて魔法少女の姿に変身して剣を出して構えよウトスルト―

「―なっ!?な、なんなのこれっ!?」

あたしの手に表れたのは弓とも剣とも取れない異形ノナニカ、よく見ると服もまどかのものとあたしのものが混ざったようなデザインと色ニナッテル

「さやかちゃんあぶないよ、おちつこうよ、ね?」

まどかがそう言うと同時に服や手に持ったなにかから黒い触手があふれ出てあたしヲ縛リ付ケル

「ウェヒヒ……さやかちゃんかわいいよ…んっ…ぅ……」

「まどんぅっ!…んっ…か…ぁ……」

まどかがゆっくりと近寄ってきてあたしの唇ヲ塞グ、舌が唇の間を割って入ってきて歯や歯茎を丁寧ニ舐メテクル

「ふぅ…んっ…ぁ……ぅんんっ!?ぁ…ふぁ……」

息が苦しくなってきて思わず口を開けたらそこからまどかが舌ヲネジコンデキタ、熱い意思を持った塊があたしの口の中を蹂躙するだけじゃなく

唾液を流し込んできたり舌を捉えようとしテルノカ絡メテクル、気持ち悪いのにされるがままにしてるうちになんだか気持チヨクナッテキテ…

「んふ…ぁむぅ…んっ…ちゅ…れぅ……はぁっ…さやかちゃぁん……ん…ちゅ…じゅる…ぅ…」

まどかは再びあたしニ唇ヲ重ネテクル、この間もまどかの濁った瞳があたしを覗き込むように見ているのだがその瞳を見ていルトナニカ全テガドウデモヨクナッテクル

まどかノ舌ガあたしノ口ノ中ニ入ッテキテ唾液ヲ流シコンデクル、口ガベタベタニナッテルケドナンダカ甘クテモット欲シクナッテ今度ハあたしカラ舌ヲ絡メル

「ンッ……んくぅ…ぷぁっ………まどカ…あたしニ何した…ノ」

「さやかちゃんとひとつになりたいからなれるようにしてるだけだよ?ほら、わたしとさやかちゃんのそうるじぇむもこんなにきれいにひとつになってきた」

まどかガソウルジェムヲみセルトまどかノきれいナヨウナまがまがシイヨウナワカラナイピンクいろヲシテイルケドあおいろモマザッテキテル

「ほら、さやかちゃんのもだよ?」

ソウいッテまどかハドコカラカあたしノソウルジェムヲだシテみセテクル、まどかノいウトオリあおいろニピンクガマザッテキテナンカトテモキレイ

「ウェヒヒヒヒヒッ!!さやかちゃんだいすき!これからはいつでもたすけてあげるしいつまでもいっしょだからね!ウェヒヒヒヒヒヒヒッ」

あたしヲシバルショクシュヲトイタまどかハあたしニダキツイテワライナガラカワイイコトヲイッタ、ソレナラヨメノダンナサマノあたしモヘントウシナイト

「まどかハあたしノヨメニナッタンダカラハナシテトイッテモゼッタイハナサナイカラネ!…ヒ……ヒヒッ、ティヒヒ」

あたしモまどかヲオモイキリダキカエシテソウイッテワラッタ、まどかトヒトツニナレタカラワライカタモニテキチャッタミタイ

ヒトシキリワラッタラまどかトモウイチドキスヲシタ、スゴクシアワセ、まどかハコンナニモあたしヲミアイシテクレルカラ…

 

 

「さぁ、言ってごらん君の願いはなんだい?」

「さやかちゃんを助けて、そしてわたしと一つにして」

 

 
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