No.374495

真・恋姫無双~武の頂点に立つ者~第弐話

これは、ひとりの男の転生から始まる物語。
男は力を得て、何を為し、どう生きるのか。
それはまだ、誰も知らない。
どうも、ナナシノゴンベです。
処女作です。学生なので、鈍亀更新です。ついでに駄文です。

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2012-02-07 21:41:26 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:6784   閲覧ユーザー数:6177

 

  第弐話  三国無双と出会い・・・。

 

 

 

「おー、人がいっぱいおる。

あー!あれは!」

「あー!!阿蘇阿蘇の最新刊なの!」

 

   ドドドドドドッ!!

 

「あ!待たないか!二人ともっ!」

 

   ダダダダダダッ!

 

俺は今、洛陽に居る。

強くなる為に、各地で強者を探して廻ってる。

なかなか、三国志に出てくるようなやつには、

出会えていない。

曹操の所では、夏候惇、夏候淵が居るそうだが、

会うことは出来なかった。

また、気が向けば行こうと思うが、

ひとまず置いておこう。

洛陽には張遼、華雄、呂布といった、

強者が居ると噂で聴いたからだ。

かの「神速の張遼」、「飛将軍呂布」には、

特に期待している。

うん?変な声が聞こえた?それはあれか?

 

「はー。絡繰り夏候惇人形や。ほんまもんや。

こんなとこにあるやなんて、ウチついとる!」(グッ)

 

「かわいー!この社練の抜具の新作、

かわいいのー!」(キラキラ)

 

「・・・お前たち、いい加減に・・・」(ゴゴゴゴ)

 

「「あ、」」

 

「まあ、まて、[凪]。」

このままいくと、経験上凪が周囲のものを破壊する。

それはさすがにまずいので、止める。

「ですが・・・。」

 

「そーなの、凪ちゃん、怒っちゃヤなの」

 

「せやで、凪。そー怒らんと、のんびり行こーや」

この三人は上から、

楽進 

真名を凪。

 

于禁

真名を沙和

 

李典

真名を真桜

 

本来なら、曹操に仕えることになる、三人だ。

それが、なぜか、この世界では、三人の仲が非常に良く。

なぜか、俺について来た。

正直、大したことはしてない。

凪達の村に居たとき、賊退治を手伝って、

なんか頼まれたから、適当に一月程調練つけて。

さて、いくか。と、思ったら、

なんか「尊敬しました」とか言って、

凪がついて来ることになって、

「なら沙和も~」「ならウチも~」とかいって、

沙和と真桜もついて来た。

まあ、この話はいずれまた。

「ですが、八雲さん。八雲さんの目的は将軍との仕合。

この二人のせいで、できなくなったりしては・・・」

「いいさ。もともと、会えるかどうかも判らないんだ。

多少、寄り道したって大差はないさ」

「さっすが、八雲さん。話がわかるの♪」

「せやな。ついでに、この絡繰り夏候惇人形も買ってくれへん?」

「それは、話がまた別だ。」

「えー、兄さん、ケチやなー」

真桜の戯れ言は、適当に流す。

 

「うわっ!誰かそいつを捕まえてくれっ!」

 

突然、そんな声が、辺りに響いた。

見れば、男が一人なにかを抱えて、

こちらの方へ走って来る。

おそらく、いや、間違いなく、盗んだんだろう。

すると、目の前をだれかが駆けて行った。

「はああぁぁぁぁーっ」

凪だ。凪が盗人の腹を蹴飛ばして、捕まえた。

いいのか?とも、思うが、周囲に特に被害は無い。

なら、別に構わないだろう。

「なんや、捕まえてしもたか。

ウチが捕まえよ思とったんやけど」

なにやら、特徴的な人物が出てきた。

なにやら、羽織りらしきものを掛け。

さらしを巻いた女性。彼女は、

「ウチは張遼言うんやけど、あんさん、名前は?」

張遼と名乗った。

なるほど、彼女が趙遼か。

「私は楽進といいます」

「ふーん」

張遼は、凪を見て何か考え、

「ななっ、ちょお、話があるんやけど、ちょっとええ?」

そういった。

それを聞いた凪は、少し困った風にこっちをみる。

すると、それに気づいた張遼は、

「連れがいるんやったら、一緒でもかまわんで」

それを聞いた凪は、・・・どうやら行くことにしたようだ。

凪と張遼がこちらへ来ると、

張遼は簡単に挨拶をした。

どうやら、俺の実力は上手く隠蔽出来ているようだな。

今すぐ、闘いを挑んでもいいんだか。

面倒事になると厄介だ。それに上手くいけば、

呂布とも闘えるかもしれない。そんな手を逃すわけはない。

だから、気は抑え、話を聞く。

張遼は挨拶を終えると、案内を始める。

行き先は、洛陽の城だった。

 

 

・・・なんだ?これは・・・?

いや、これ

という言い方は語弊があるな。

正確に言うなら、

「誰だ?こいつらは」

「八雲さん。その呼び方はさすがに・・・」

「誰が、こいつらよ!」

「誰が、こいつらだ!!」

「恋殿に失礼なのです!」

「へぅ怒っちゃだめだよ、詠ちゃん」

「・・・・・ちんきゅ、怒るのだめ」

「せやな。ただ、ちょお、お兄さんも言い方が悪いで?

あと、華雄も落ち着き」

・・・上から、俺、凪、賈駆、華雄、董卓、呂布、張遼

の順だ。

いや、確かに言い方が悪かった。

だか、本当に誰だ?

誰だ?この儚げな少女は?

誰だ?この天然そうな、ぽぉーとした女の子は?

他はまだわかる、だが、この二人は誰だ?

董卓?三国志では、悪逆非道でとおってなかったか?

呂布?三国無双で、三国志においては反覆、反逆の将

と呼ばれてたはずだ。

どちらも、そうは見えない。

なにが三国志に似た世界だ。英雄が女の子以前に別人じゃねーか。

これから先、余り三国志の知識を頼るのは危険かもしれない。

注意しておこう。

「でも、月~」

「で、ですが、恋殿~」

賈駆と陳宮の二人も、史実と違い、それぞれ主君に

べったりだ。

とりあえず、

「そうだな。俺も言い方が悪かった。すまんな」

誤っておこう。

「はぁ~、もういいわ、言うだけ無駄だと理解したから」

「あははっ!お兄さんも、

ここまでくると、たいしたもんやなぁ」

「むぅ!ねねは納得いかないのです!」

さっきから大体こんなカンジだ。

ん?言葉遣い?主君でもないのに、わざわざ変える必要あるか?

少なくとも、俺は感じない。

「で、仕官の話だったわよね?

実際のところ、使えるの?霞?」

そう、仕官の話だ。

あの後、張遼に連れられて来た、俺達は、

この董卓達に会い、自己紹介してさっきのやり取りに至る。

「ところで、なんで、俺達まで連れてこられたんだ?

 正直、凪だけで十分だろ」

カチコチになってる、凪達の代わりに思ったことを言う。

なんか、視界の端で、凪が泣きそうになって、

他の二人が勢いよく、縦に首を振っている。

「いや、確かにそうなんやけどな?

いまは、人手が一人でも欲しいんよ。

せやから、使えそうやったし連れてこ、思ってな?」

隠蔽に問題があったわけじゃなさそうだ。

「そうね。武官として、恋達までとはいかなくても、

それなりなのは、楽進だけっていうのはまあ、あれだけど。

文字さえ読めれば、文官として使えるし」

「ふん!まあ、ワタシ達のような奴が、

そうくるわけもないがな」

「恋殿に勝てるものなど、いないのです!」

まあ、隠蔽が上手くいっていて、

余計な面倒事に巻き込まれないのはいいんだが、

このままだと、呂布や張遼と闘えなくなるな。

「・・・違う」

「ん?なにが違うんや?恋?」

突然、呂布が喋り始めた。

「違う。その人、恋より強い」

言葉少なに、そう言った。

正確に、呂布は俺の実力を理解している。

「「「「なっ」」」」

賈駆、華雄、陳宮、張遼は、驚き、

董卓は驚きの余り、声がでないらしい。

「ちょ、ちょお、まち!恋!

 恋より強いってほんまか!?」

「そ、そうなのです。

恋殿より強いなんて、ありえないのです!!」

「恋、それ本当?」

「・・・(コクっ)」

どうやら、俺は、呂奉先という人物をなめていたらしい。

今まで誰もが、気付かなかった、

あるいは、気付けなかった俺が隠している実力を、

看破した。

果たしてそれは、天性の直感によるものか、

それとも、努力に裏打ちされた、洞察力か。

「陽堂、恋と闘って」

 

  楽しみだ。

 

「おもしろい。受けて立つ

 

 

 

 

 あとがき

はい、てなわけで次回は早くも、VS恋。

呉での話は、まだまださきです。すみません。

そして、凪達連れて来ちゃいました。やっちまった。

とにかく、呉にいくのは、反董卓連合が、

終わったあとくらいになるかな。

とりあえず、しばらくは、董卓軍にいます。

もう、書いてて恋ちゃんはマジで癒やし。

自分の中で、蓮華、思春、恋、愛謝、凪は別格だと思います。

まあ、とりあえず、この話はまた今度にでも。

みなさん、楽しんで頂けましたでしょうか?

そうであれば幸いです。

最初に言いましたように、次回はVS恋です。

戦闘描写が、書けるか不安ですが、頑張ってみよう思います。

これからも、楽しんで頂ければと思います。

では、再見。

 


 
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