No.373768

真・恋姫無双~武の頂点に立つ者~プロローグ

これは、ひとりの男の転生から始まる物語。
男は、力を得て、何を為し、どう生きるのか。
それはまだ、誰も知らない。
どうも、ナナシノゴンベです。
処女作です。学生なので、鈍亀更新です。ついでに駄文です。

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2012-02-06 03:21:13 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4944   閲覧ユーザー数:4534

 

 

「ここは、どこだ?」

まず、口をついて出たのは、そんな言葉だった。

そりゃあそうだろう?突然目が覚めてみりゃ、

目の届くところ、一面真っ白ってどーよ。

ネタ使う余裕もありゃしねえ。

「ここがどこか、きになるかの?」

「うぉ!?」

突然、声をかけられた。

だが、驚いたのはそこじゃねぇ。声が、

どこから響いてんのか、わからねえからだ。

前、辺り一面真っ白。右、同じく。

左、これまた同じく。じゃあ、後ろ?これも変わらず。

じゃあ、下、これも違う。ええい、なら上だ!そこに

あったのは、[白]

・・・おい、どこだよ。

「ワシならここじゃよ。ここ」

今度はわかった。それは。

「おい、なんで、んなとこにいる?」

膝の上だ。

身長3センチあんのか?と、聞きたくなるような

小ささだ。

「ふむ、とりあえず、自己紹介といこうかの」

そう、前置きしてちっこいのはこう言った。

「ワシの名はゼウス、神の雷を司る」

「は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから、少し時間がたった。

色々とわかったことがあった。一番よくわかったことは、

神話はあんま、意味がねえってことだ。

誰だよ、ゼウスが全長約2mある、じいさんだとかいったのは?

実際は3センチじゃねーか。

しかも、最高神ですらないそうだ。

基本、人間が知る神ってのは、使い走りが大半だそうだ。

そのなかで、数少ない神の位に入ってんのが、ゼウスやオーディン

なんかだそうだ。つまり、人間が知っている神ってのは、

下から数えた方が早いってわけだな。

「ふむ、大丈夫かの?」

どうやら、現実逃避はこの辺までのようだ。

「で、なんで、俺はこんなとこにいんだ?

つか、ここどこだ?」

「ふむ、まずはそこからだの」

 

「ここは冥府と現実の狭間。通称、冥界門じゃ。」

 

「・・・つまり、俺は死んだと、そういうことか」

「理解が早くて助かるの」

つまり、俺は死んでここに来たらしい。

「で、俺はこれから、あの世へ逝くのか」

「いや、違うぞい」

どうも、違うらしい。

「いや、今回ばかりは、こちらの不手際なのじゃよ。

不運に不運が重なった結果、おぬしが死なぬ時期に

おぬしが死んでしもうた。

だからこそ、ここへ連れて来た。すまぬの」

えーと。

「とりあえず、俺はなんで死んだんだ?」

「それは、直接的な死因かね?それとも、

死ぬきっかけかね?」

そんなこと決まってるだろ。

「両方」

「そうか、死因は、火事じゃよ。小火が燃え広がったの」

ずいぶん、あっさり死んだようだ。

「きっかけのほうは、書類を持った天使が

足を引っ掛けての、散らばった書類を

他の天使が踏んづけて滑り、書類を整理していた

天使に当たり、その天使はインクをこぼして、

書類を一枚汚してしまったのじゃ」

つまり

「不運な連鎖と」

「おぬし、あっさりしすぎじゃろ・・・」

「今更だし、理不尽には慣れてる」

実際、学校じゃ生徒会役員でもないのに、

仕事押し付けられたりもしたしな。

「それもそれで、どうかと思うが・・・」

「いいんだよ。で?結局、俺はどうなんの?」

「おお、そうじゃな。おぬしには、sideworld

へ行ってもらう」

「サイドワールド?」

「おぬしが居た世界はmiddleworld。sideworldは、

その世界とは違う世界じゃ。

簡単に言えば、middleworldは、勝手に生まれる世界じゃ。

対するsideworldは、わし等、神が作り上げた世界じゃ。

middleworldは、そも、わし等には、余り干渉できん。

せいぜい、運だとか、簡単な才能の割り振り程度。

しかし、sideworldならば、自らが、作り上げた世界

ならば、ほぼ、全て干渉できる。

じゃから、おぬしを送り込むという無茶もできる」

なるほど。パラレルワールドか。ん?

「なあ、middleworldに干渉出来ないのなら、

なんで、俺はここに居んだ?」

「確かに、middleworldに居るかぎり、わし等は干渉

できん。しかし、死後であれば可能じゃ。

ただ、それだけのことよ」

「なるほど、それで?

俺は、どんな世界に送られるんだ?」

それが、気になる。パラレルワールドってことは、

絶対に同じような世界とは限らない。

どんな世界か判らなければ、覚悟も対策も仕様がない。

「うむ。行く世界は、三国志のような世界じゃ。

その英雄達のことごとくが、女の子となっているがな」

・・・なに?

 

 

 

 

 

 

 

 あとがき

 

初投稿です。

作者は、学生ですので、

更新は少しずつ遅くなっていくと思いますが、

頑張ろうと思いますので、読んで頂けると嬉しいです。

これからもよろしくお願いします。

ではまた、再見。

 

 

 

 
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