No.358383

真・恋姫†無双 ~春のようににぎやかに、秋のように穏やかに~ こんな年末年始

一郎太さん

あけましておめでとうございます。一郎太です。
三が日のうちに投稿しようと思ったけど、間に合わなかったぜorz

ただいま第二回恋姫総選挙応援週間ということで、一郎太は春蘭を応援いたします!
だから今回は春蘭が一番かわいいんだぜ!(※一郎太主観)

続きを表示

2012-01-04 23:12:39 投稿 / 全13ページ    総閲覧数:8143   閲覧ユーザー数:5266

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こんな年末年始

 

 

こもった熱に、目を覚ました。季節は真冬のはずなのにと寝惚けた頭で考えてみれば、特別な理由はなにもない。布団の掛けられたテーブル―――コタツの中で眠ってしまった、ただそれだけの事だ。

 

「………んぁ?」

 

その熱から逃げようとして、俺は動けない身体に気がついた。ここでようやく瞼を開く。うつ伏せのまま両手を枕にしていた俺の右腕には青いショートカット。なんとか首を捻って反対側を見れば、左腕には小さく螺旋の描かれた黄金色の頭。2人共顔がうっすらと赤らんでいる。

 

「ごめんな」

 

小さく呟いて、左腕、右腕を2つの頭からゆっくりと引き抜く………事が出来ない。

 

「んー…」

 

華琳はそのまま座布団の上に頭を滑り落としたが、秋蘭は駄々をこねる子どものように、俺の身体に腕を回してきた。

 

「………仕方がないか」

 

かろうじて動かせる範囲の増えた左腕で、コタツのスイッチを切り、再び右腕の上に頭を落とした。

 

「昨日はあのまま寝ちまったのか………」

 

数時間前の記憶に想いを馳せながら――――――。

 

 

 

 

 

 

※※※

 

「「お邪魔しまーす」」

「邪魔するわよ」

 

ガチャガチャと鍵の回る音がし、3つの聞き慣れた声が部屋に響いたのは、時計の針が5時を指した頃だった。

 

「いらっしゃい」

 

台所で食事の準備をしながら応える。

 

「冷蔵庫借りるぞー」

「ういー」

 

コートを部屋の隅に投げ捨てた春蘭が、さっそく手に提げていたビニール袋から、ジュースのペットボトルを冷蔵庫に入れていく。

 

「一刀さん、何か手伝う」

「もうだいぶ終わったから大丈夫だぞ?」

「でも…」

 

実際に、夕食の準備は終わってしまっている。いま作っているのは、明日用の簡単な御節料理だ。

だが、秋蘭の申し訳なさそうな顔はいただけない。だったら皿を用意してくれと伝えれば、ぱぁといつもの笑顔を浮かべて、手伝いをしてくれる。

 

「はい、一刀」

「……なんだ、これ?」

「うちから持ってきたシャンパンよ」

「………………は?」

 

華琳から受け取った紙袋を覗き見れば、なんだか洒落た色をした瓶。だが待て。

 

「ちょっと、痛いじゃない」

「うるせぇ。中学生が酒なんか持ってくるんじゃない」

 

右手で華琳の顔を掴み、ギチギチと締め上げながら説教をかます。まったく、なんて不良娘だ。

 

「安心しなさい。お父様からよ」

「余計に安心できないわ!お前の親父さんもなかなかぶっ飛んだ人間だな!?」

「冗談よ。アルコールは入ってないわ」

「なんだ……」

 

華琳の珍しい冗談に、俺は脱力する。俺の右手から解放された少女は、両手で頬を揉んでいた。

 

 

 

 

 

 

「あ、でも片方は本当のシャンパンだから。それは一刀の分ね」

「マジか。なんて親父さんだ」

 

ボトルのラベルを見てみれば、確かに片方はアルコール量が記載されており、もう片方にはそれに関する記述がない。そういえば、

 

「………………なんで?」

「何が?」

「なんで華琳の親父さんが俺にくれるんだ?」

「『いつもお世話になっているのだから、渡しなさい』だって」

「今度お礼に伺った方がいいのか?」

 

思わずそんな事を口走る。春蘭と違って華琳は―――中学生からの知り合いだからというのもあるかもしれないが―――手がかからないし、こんなものを貰っていいのかとも思ってしまう。

 

「来てもいいけれど、あっという間に婚約者とかにされるわよ」

「は?」

 

今なんて言った?

 

「だって、私が一刀の事をベタ褒めしてるもの。お父様は親バカにも程があるし、『華琳が認めるのなら余程の男なのだな』とか言って、私よりノリノリで困ったものだわ」

「………………」

 

まったく困っていない顔でそう漏らす華琳は、どこか楽しそうだ。

 

「ダメだよ、華琳!一刀さんはあげないんだから!」

「あら、それを決めるのは一刀よ?」

「私の方が先に仲良くなったんだから!」

 

聞こえない聞こえない。

 

仲がいいくせに喧嘩を始める2人を放置して、俺は御節の続きに取り掛かる。

 

「まぁ、一番最初に仲良くなったのは私だがな」

「――!?―――!――――――ッ!!」

「――――――www―――w―――――――――www」

 

聞ーこーえーなーいー。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで夕食の時間だ。いつものテーブルは畳んで部屋の隅に立て掛けられている。では代わりに何があるのかというと。

 

「やっぱコタツはいいなー」

「そうね。うちにはないし」

「華琳って、本当に日本人なの?」

 

春秋姉妹……というか春蘭の要請により、俺の部屋にはコタツが置かれていた。広めのカーペットの上に置かれたそれは、なかなかにマッチしていない。まぁ、見た目より暖を取るんだけどな。

 

「という訳で、今日は鍋だ」

「おっ、美味そうだな!」

 

コタツの中央に鎮座したガスコンロの上には、灰褐色の土鍋。蓋を開ければ湯気が溢れ、さっそく春蘭が反応を示す。

 

「何か特別な出汁とか使ってるの?」

「いや、基本は昆布だぞ。婆ちゃんの隠し味があるけどな」

「教えてくれないの?」

「教えてもいいけど、まずは自分で考えて当ててごらん」

「けちー」

 

秋蘭も月日を経るごとに、料理への興味が増し、どんどんと俺に新しい料理を教わろうとする。俺もそこまでレシピがある訳じゃない。というか、押し入れの奥には実は料理の本が隠してある。兄貴役だって大変なんだよ。

 

「………………」

「どうした、華琳?」

 

そして華琳はといえば、ずっと黙り込んだままだ。

 

「どうやって食べるの?」

「「「………………………え?」」」

 

おっと、ここに鍋初心者がいるようだ。

 

 

 

 

 

 

「あ!?そのお肉、私が狙っていたのに!」

「甘いぞ華琳!鍋は焼肉と並ぶ二大食卓戦場のひとつなんだぞ!」

「初耳よっ!」

 

華琳の箸をすり抜け、春蘭が程よく火の通った肉を掻っ攫っていた。

 

「あぁっ、豆腐が崩れた!?」

「華琳って、箸が下手なんだね」

 

崩れる豆腐を取ろうとしてさらに原型から遠ざかるそれと悪戦苦闘する華琳を他所に、秋蘭は器用に豆腐を摘まみ、更に移動させる。

 

「ほら、おたまを使え」

「嫌よ、悔しいじゃない」

「いいじゃん、使えば」

 

口を尖らせて再度豆腐に挑戦する華琳は、やはり豆腐を箸で両断する。

 

「ほら、垂直にやるからダメなんだ。こうやって平行に挟めば取りやすいぞ」

「………………ふんっ」

 

上手く豆腐を取り分けられた華琳の頬は、少しだけ赤かった。

 

 

 

 

 

 

鍋の食材も粗方食い尽くした俺達は、ちまちまとスナック菓子を摘まんでいた。と、華琳が口を開く。

 

「一刀、そろそろシャンパンを出しなさい」

「なんで命令口調なんだよ…」

「文句言わないの」

「へーい」

 

ひとつ溜息を吐き、俺は立ち上がってシャンパンを冷やしている冷蔵庫へと向かう。秋蘭と春蘭はテレビを見ながらケタケタと笑っている。あぁいう企画は一度仲間内でやってみたいよな。

冷蔵庫からシャンパンの瓶を取り出せば、キンキンに冷えている。シャンパングラスというブルジョワなものはないので、せめてと脚のないグラスを―――春秋姉妹が来るようになってからは2つ買い足し、華琳が来るようになってから更にひとつ追加した―――出して、コンロや鍋の消えたテーブルへと置く。

 

「開けるぞー」

 

飛ばしても面倒なので、コルクを抑えながら栓を開ける。どちらの瓶の口からも炭酸ガスの白煙が溢れ、思わず喉が鳴る。

 

「3人はこっちだな」

「一刀さんには私が入れてあげる」

 

シャンパンもどきを3つのグラスに注げば、秋蘭が最後のひとつにシャンパンを注いでくれる。

 

「どうぞ、ご主人様」

「どこで覚えた、そんな言葉」

 

よく分からないフリを投げかける秋蘭に軽くツッコミを入れながらも、気泡を生みながら(かさ)を増す黄金の液体に、唾を飲み込んだ。華琳から受け取った時は触れなかったが、ボトルに記載された名前は、高額なシャンパンの名前を思い起こさせる。あぁ、楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

異変を感じ取ったのは、トイレに行って戻ってからだった。

 

「「「……………………」」」

「あ?」

 

コタツから立つまではケタケタ笑っていた春蘭と秋蘭はじっと黙り込み、華琳も虚空を見つめている。

 

「………………どうした?」

 

あぁ、なんだか見覚えがあるぞ、この光景。

 

「やっぱりか………」

 

溜息を吐く俺の右手には俺専用のシャンパンのボトル。まだ1杯しか飲んでいないそれは、残りが半分ほどになっていた。

 

「お前ら――――――」

 

以前もこんな事があった。あの時は秋蘭と春蘭だけだったが、今回は華琳まで便乗しやがった。

 

「………………やめた。今言っても無理か」

 

説教をしようとも考えたが、すぐに辞める。いまのこいつらには意味がないだろうからな。

 

「あはははははははっ!」

 

案の定、華琳は普段のキャラが崩壊するほどにテレビに大笑いをし、

 

「zzzz――zzzzzz――――――」

 

春蘭はバタンと背中から倒れてイビキをかき、

 

「にへへぇ、一刀しゃぁん……」

 

秋蘭はわざわざ隣に移動して、俺にしなだれかかる。

 

「………………はぁ」

 

溜息を吐きながら、俺は気泡の立ち昇る酒の2杯目に突入するのだった。

 

 

 

 

 

 

春蘭がイビキをかき、華琳がテレビを見ながら爆笑する横で、俺と秋蘭は寄り添っていた。

 

「ねぇ、一刀さん?」

「どうした?」

 

字面では普通だが、耳にすれば酔っている事が分かるであろう声音と発音で、秋蘭が口を開く。

 

「私ね………」

「うん」

「一刀さんが好きなんだよ?」

 

まぁ………自意識過剰かもしれないが、知ってる。

 

漏れた言葉に、秋蘭はなおも言葉を続ける。

 

「じゃぁ………一刀さんは、誰が好きなの?」

「………………」

 

その質問に、俺は応えられなかった。なんとも難しい質問だ。仮に………そう、仮に俺に彼女がいたとして、秋蘭と彼女のどちらを選ぶかと問われれば、俺は―――男としてはどうしようもないが―――秋蘭を選ぶ。それくらいに秋蘭は、俺にとって大切な存在だ。

 

「………」

 

ただし、春蘭や華琳もまた、俺にとって掛替えのない存在である事に変わりはない。

 

「一刀さんが、私と同じように姉者や華琳を大切に思ってる事は、わかってる」

 

酔っているからだろうな。秋蘭は普段出さないような本音を、恥ずかしげもなく告げてくる。

 

「でもね………」

「………」

「でもね、一番最初に一刀さんを好きになったのは、私なんだよ」

 

酒の所為か、それ以外の所為か分からないほどに赤らんだ顔で、秋蘭は告げる。

 

「………知ってるよ」

 

俺は、その言葉を口にした。

 

「だったら―――」

 

それまで、ただ体重を預けるだけだった秋蘭が、俺をじっと見上げてきた。その視線を無視する事が出来ず、俺はその瞳を見つめ返す。

 

「だったらその事は、ちゃんと覚えていて欲しい」

「あぁ……」

「姉者と華琳には先を越されちゃったけど、私だって、したいんだよ?」

 

何を、とは言わない。それでも俺は、その言葉の意味する事を察する。

ただ感情のみを優先するならば、俺のする事は決まっている。隣で切ない顔をする少女を抱き締め、彼女の望む行為をするだけだ。だが、いまの俺に、それは出来ない。してはいけない。

 

しばしの沈黙の後、俺は口を開いた。

 

「ごめんな、秋蘭……」

「………」

 

その言葉に何を思っているのか、名を呼ばれた少女は応えない。

 

「俺にとっては、秋蘭も春蘭も、華琳も、今は妹にしか思えないんだ」

「………知ってる」

「だから………少しだけ時間をくれないか?」

 

俺の言葉に、秋蘭は頷き――――――

 

「………」

「最後になっちゃったけど、私も貰うね」

 

――――――俺に抱き着いたまま眠りにつくのだった。

 

 

 

 

 

 

※※※

 

そうだった。その後、酩酊状態の華琳も俺に抱き着き、そのまま要領を得ない酔っ払いの相手をしているうちに、眠ってしまったのだ。

だいぶ覚醒してきた頭と身体で行動を開始する。

 

「よい、しょっと………」

 

抱き着いたまま放そうとしない秋蘭の腕から抜け出し、俺は立ち上がる。昨晩からついたままのテレビの画面をリモコンで消し、エアコンも切った。

 

「とりあえず、片づけるか」

 

コタツの上に散乱したお菓子のゴミや空いた缶・瓶を片づけ、天板を拭く。次いで、昨日作っていた御節を準備する。いつだか、妹たちの運動会にも持っていった重箱だ。

 

「やっぱ婆ちゃんには敵わないか」

 

ひとり苦笑する俺の手には、せいぜい数種類しかない御節。

 

「華琳は何か言いそうだな…」

 

ブルジョワってる華琳の事だ。アレがない、コレがないと指摘してくるかもしれない。まぁ、いいさ。昨日も多すぎるくらいに食べているし、雑煮だってあるんだ。

 

「………………あ」

 

ねーよ。雑煮だ。チビ達が寝てる間に作るとしよう。

 

 

 

 

 

 

鍋の残りに出汁や醤油を入れて味を調節していると、もぞもぞと蠢き出す音が聞こえてきた。

 

「朝飯かー、しゅうらーん……」

 

振り返れば、目をぐしぐしと擦りながら春蘭が身体を起こしていた。

 

「そうだ。とりあえず顔を洗って来い」

「ういー」

 

8割方閉じた眼の春蘭が洗面所に向かい、

 

「――――――どこだ!?」

 

テンプレをかましてくれた。

 

 

「秋蘭と華琳は起きないなー」

「なんだかんだで夜更かししてたからな。春蘭が元気過ぎるんだよ」

 

もちゃもちゃと雑煮の餅を食む春蘭が口を開く。対する俺は、七味を器に投入しながら応えた。

 

「そうか?早寝早起きは基本だろ?」

「まぁ、春蘭はそのままでいいと思うぞ」

「?」

 

首を傾げながらも器に残った汁を一気に啜り、春蘭はお代わりを所望してくるのだった。

 

 

 

 

 

 

「ふいー、食った食った」

「お粗末様」

 

都合3杯ほどの雑煮を平らげ、ちまちまと御節にも手を出していた春蘭は、ようやく丸くなった腹を抑えて食事の終わりを宣言した。俺も自分の器を空にし、流しへと運ぶ。

 

「かずとー」

「ん?」

「こっち来ーい」

 

なんで命令調なんだよ。

 

「皿洗うから待ってろ」

「早くしろよー」

「何様だよ、コラ」

 

そう漏らしつつも俺は手早く洗い物―――と言っても2人分しかないが―――を終え、春蘭のもとへと向かう。

 

「へへへ、こっちだ。こっち」

 

コタツに入った春蘭が、自分の横のスペースをぽんぽんと叩きながら笑顔を向ける。よく分からない要望に、俺は素直に従った。

 

「どうしたんだ?」

「秋蘭も華琳も寝てるからな。今くらいしかないんだ」

「?」

 

首を傾げる俺を横に春蘭は腰を浮かせ、そして胡坐をかいた俺の脚の間にその腰を落とした。

 

「珍しいな」

「いつも秋蘭たちが一刀を取り合ってるからな。たまには私だって甘えたいんだ」

「ほんとに珍しい。酒とか飲んでないよな?」

「失礼な奴だ。こうしてやる!」

 

俺の胸に背中を預ける体制で春蘭は両腕を上げ、そのまま俺の頬を摘まむ。

 

「いはいからやめなはい」

「断るっ」

 

なんで威勢がいいんだよ。

 

「べふにいいへろ」

「何言ってるか分かんないぞー」

 

きゃっきゃと笑いながら俺の顔で遊ぶ春蘭の頭を撫でる。こんなのでも、一応はお姉ちゃんだ。妹に譲ってやる気持ちでもあったのかもしれないな。

 

 

 

 

 

 

「早くしろよー」

「あ、コラ!動かないでよ」

 

じっとしていられない春蘭が、華琳に文句を言う。言われた華琳はといえば、もぞもぞと動く春蘭の背後で、帯を締めていた。

 

「華琳って凄いね。着付けも出来るんだ」

「出来すぎな気もするがな」

 

華琳の手によってすでに振袖に着替えた秋蘭が、俺の隣でお茶を啜りながら感心の息を零す。彼女の髪は短いため、結い上げることは出来ないが、それでも花のついたかんざしをそれっぽく髪に差している。白い色が、青い髪地に映える。

 

「はい、出来たわよ。今日はあまり暴れたらダメだからね」

「分かってるって」

「どうだか」

 

どうやら春蘭の準備も終わったようだ。窮屈な帯を動かそうとして、華琳に止められている。止める華琳も一番最初に着替え終えており、どこぞの姫様のような3人組が、俺の部屋にはいた。

 

「それじゃ、行きますか」

「一刀さんは着替えないの?」

「持ってない。というかいまどき初詣に行くのに着替える男も珍しいだろう」

「似合うと思うんだけどな」

「ま、機会があればな」

 

残念そうに頬を膨らませる秋蘭の頭を撫で、俺は立ち上がった。目指すは駅の向こう側にある神社。元旦の午後だ。人ごみも激しいだろう。

 

「出店はどのくらいあるかな?」

「帯があるから、食べ過ぎると苦しくなるわよ」

「そんな軟弱な腹はしていない!」

「はいはい」

 

いつものように効果のない忠告をする華琳に、それを無視して美味しいものに想いを馳せる春蘭、そんな2人の遣り取りを苦笑しながら眺める秋蘭。

 

「ま、今日くらいは奢ってやろう」

「いいのか!?」

「お年玉は出せないから、このくらいはな」

 

コタツとエアコンを消し、財布と携帯をポケットに突っ込む。3人はご丁寧に巾着なんぞを腕に提げている。

 

「人が多いだろうから、あまりはしゃがないようにな」

「「はーい」」

「いくつだと思ってるのよ、もう」

 

元気よく返事をする姉妹と、生意気に返すその親友。3人の少女を連れ、俺は部屋を出た。

 

今年もいい年になりそうだ。

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

あけましておめでとうございます。

2012年一発目は、春秋姉妹&華琳様でした。

 

恋共の#59あたりで、春蘭様への愛が芽生えてしまったため、今回は春蘭たんが可愛いです。

 

話は変わりますが、皆さまはどのように年末年始をお過ごしになられたでしょうか。

一郎太は新年早々素敵な事がありました。

 

2日に祖父母の家(隣の隣の市。車で1時間)に行ったのですが、途中、コンビニに行こうとしたら、ナンパされました。

 

 

………………小学4年生の女の子に。

 

………………………

 

………………

 

………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒャッホォォオウ!!(AA略)ガタッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祖父母の家はアパートなのですが、エレベーターを降りてエントランスを出たところで

 

「こんにちはー」

「ん?……あぁ、こんにちは」

 

女の子に挨拶された。

 

で、コンビニ行って戻ってきたら、その女の子が縄跳びしてた。

そっから話して、仲良くなって、名前で呼び合うまでになったぜ!

 

1時間くらい話してたら、うちの家族がもう帰ると降りてきたのでお別れになったのですが、

一郎太にとっては素敵な時間でした。

 

りおんちゃんカワユス(*´Д`)ハァハァ

 

というわけで、皆様も素敵な1年になる事を願っております。フヒヒ

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知ってる?

 

『不審者を見かけたら、挨拶をしましょう』

 

って、最近の学校は教えてるらしいよ?

 

 

 

 


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