No.308048

左慈と于吉がいる日常

ノワールさん

三国統一後、何だかんだで左慈と于吉とも一緒に生活している外史です。

2011-09-26 20:31:37 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:3785   閲覧ユーザー数:3011

・無印で敵だったあの二人が、もし味方だったら…が前提の短編集です。

 

・ツッコミ役の王道ツンデレ男&ボケ役のマイペース変態眼鏡による、カオスが褒め言葉なギャグ話です。

 

・注意:この外史では、恋姫本編では主人公を理不尽な目に遭わせるのに何故か制作スタッフに優遇されているツンキャラ達がその報いを受けてます。

 

 

 

 

 左慈(さじ)于吉(うきつ)外史(がいし)の管理と剪定(せんてい)を行っている管理者。

 外史とは…平行世界、またはパラレルワールドという呼び方もある。

 本来の歴史である正史(せいし)が大木なら、外史は無数に分かれる枝のようなもの…それを管理し、時には切る事で正史と言う大木を守る役目がある。

 二人は強大な妖術使いであり、天の御遣(みつか)いとして次々と外史を作り出す北郷一刀(ほんごうかずと)を危険視し、何度も抹殺を企んだ事もある。

 しかし、それではいつまで経ってもキリが無い。

 そこで、一刀がこれ以上外史を作らないで良い方法……つまり、「北郷一刀がこの外史で満足すれば良いのでは?」と思ってしまった二人。

 その為…この外史では二人は一刀の部下の妖術使い(当然、左慈は超不本意ながら)という形で、この都に住む事になった。

 左慈は武官として将軍や兵士達の鍛練相手…蹴りを主体とした体術は、正に一騎当千と呼ぶに相応しい圧倒的強さを誇る。

 于吉は文官として政務(せいむ)と、傀儡(くぐつ)と呼ぶ白装束の者達を召喚して模擬戦や陣形の訓練相手として役立てている。

 

 

 

 

・道士二人。

 

 

「さぁ左慈、この都こそが私達の愛の巣になるのですよ! その為の努力は惜しみませんよ、ククク…」

「于吉ぅううう!! いちいち気色悪い事をぬかすな!!」

「ぐはあああっ! ああ、左慈…愛が痛いですね~」

「愛なんぞ無いわ! この変態ゲイ野郎!!」

「左慈、この外史では変態ゲイ野郎ではなく…変態八百一(やおいち)野郎が正しいツッコミですよ?」

「どっちでも良い!! そもそも俺はなぁ…同性愛なんて非生産的なものに興味は無いわぁあああ!!」

「ぶはあああああっ!! あ、相変わらず良い蹴りですね…」

「いい加減に死ね、変態眼鏡!!」

 

 街中でもお構い無しに于吉の悪口を言いながら、殴ったり蹴ったりする左慈。

 しかし…それを変態な言動で平気な顔してかわし続け、どんなに大怪我をしても即座に復活して懲りない于吉。

 民衆の間では、お笑い芸人としても有名である…。

 

 

 

 

・左慈さんは正史がお好き?

 

 

「お前、本当に外史嫌いなんだな」

「当然だ。特に善人の董卓(とうたく)と、主を一度も裏切らない呂布(りょふ)だな」

「でも、それが(ゆえ)(れん)の良い所なんだし」

「貴様は女相手なら、いつもそれだろうが!」

「おい!? 人を女たらしみたいに言うな!」

「……自覚が無いのか、この大馬鹿めが」

 

 相変わらず外史の人間達に不満だらけの左慈に呆れる一刀。

 月と恋…暴君董卓と裏切りの将・呂布とは正反対の人間である。

 

「それに、お前だって正史でも三国志演義(えんぎ)でも仙人の爺さんじゃないか。妖術使って無茶苦茶しまくるし…華琳の天敵だな」

「ふん…俺はあくまで『左慈』という役割を与えられている管理者に過ぎん」

 

 左慈は史実でも演義でも曹操と因縁のある人物として書かれている。

 どちらも、曹操は左慈の術を見て部下にしようとするが…最後まで左慈の術に翻弄(ほんろう)され続けたとされている。

 

「じゃあ、正史通りに爺さんになれば良いのに」

「なるか! 人をジジイ呼ばわりしやがって…」

「女たらし扱いしたお返しだ」

「……筋肉ダルマでヒゲ親父で、ピンクのビキニパンツのみの貂蝉(ちょうせん)。その師匠で同じく筋肉ダルマでヒゲ親父で、(ふんどし)姿の卑弥呼(ひみこ)

「やめろぉおおおおっ!! 止めてくれぇええええ!!」

「どうだ? 外史を嫌う俺の気持ちが少しは分かったか?」

「分かった! 分かったから勘弁してくれ! 本物が来たらどうするんだ!」

「そうだな…その時は貴様と于吉を差し出してから、貴様等諸共(もろとも)あの醜い筋肉ダルマ共を蹴り殺す」

「ふざけんなあああああ!! 絶対お前も道連れにしてやるぅうううう!!」

「上等だ!! やれるものならやってみろ!!」

 

 いくら本来の性別が逆転している外史だからって…あの貂蝉と卑弥呼は納得行かないと、左慈の気持ちを理解出来た一刀であった…。

 

 

 

 

・世継ぎ問題。

 

 

「おい北郷。孫権(そんけん)には孫登(そんとう)がいるが、劉備(りゅうび)曹操(そうそう)にはまだ子がいないようだが?」

「あ、ああ……頑張ってはいるんだけど、やっぱり閨は平等にしないと」

「せめて王は優先しろ! 各国の跡継ぎは産ませておけ! 

英才教育を(ほどこ)し、貴様なんぞ比べ物にならん程に優秀な次代の王に育て上げろ!」

「わ、分かったよ…」

「劉備の子の名前だが、劉禅(りゅうぜん)だけは止めておけ。せめて劉封(りゅうほう)にするか、寇封(こうほう)を探し出して養子にしろ」

「正史でも評判良くないんだな、劉禅って…」

「当然だ」

「正史では曹操の子は男子だけでも二十五人だ。曹操は側室(そくしつ)が多かったからな」

「多過ぎるだろ!?」

「外史の曹操は女なのに女好きなのが気に食わん…性別が逆なら、男好きになるべきだろうが」

「いや、俺に言われても…」

 

 左慈は一刀に早く劉備と曹操の子供を産ませ、後継者にしろと急かす。

 

 

 

「えへへ~♪ 頑張ろうね、ご主人様v」

「あ、ああ…」

「赤ちゃんが産まれたら、ご主人様にもおっぱいあげるねv」

「ごくっ…き、期待してるよ…」

「うん♪ その時は、赤ちゃんと一緒にい~っぱい甘えてねv」

 

 劉備こと桃香(とうか)はご機嫌だ。

 福耳ならぬ福乳と呼ばれる豊満な胸に、自然に視線が移る。

 

 

 

「だ、男子だけでも…に、二十五人ですって…!?」

「正史の曹操は男だからな…女好きで、側室も沢山いたからなぁ」

「さ、流石は男の私ね…私の場合、全部私が産めと……体もつかしら」

「む、無茶しなくて良いんだぞ、華琳」

「わ、分かってるわよ…優秀な跡継ぎが産まれれば良いのだから、少数精鋭に絞るわ」

「うん、それが良い。華琳との子供も欲しいけど、華琳の体が一番大事だからな」

「一刀…」

 

 曹操こと華琳(かりん)は、予想外の数に固まってしまう。

 さすがに桁違いの人数なので、華琳の体を気遣う一刀。

 

 

 

「ねぇ、一刀…孫登にも弟か妹がいた方がいいと思うの」

「れ、蓮華…?」

「出来れば、次は貴方に似た子が欲しいわ」

「良いのか? 蓮華に似た方が可愛い子が産まれると思うのに」

「馬鹿ね…貴方に似た子だから良いのよ。貴方との子供なら、何人でも産んであげるわ」

「流石は、三国一の安産型の巨尻の持ち主…凄い余裕が感じられるよ…」

「巨尻って言わないで! もう、そんな事ばかり言ってると…また尻に敷くわよ」

「蓮華のお尻なら、喜んで」

「もぅ…一刀ったら…」

 

 孫権こと蓮華(れんふぁ)は一人産んでいる余裕が感じられる。

 

 

 

 

・運命の出会い?

 

 

『あ…』

 

 書店で目当ての本を見つけて、手を伸ばした瞬間…同じように手を伸ばしていた女の子とその友人と目が合った。

 

「あ、あの…この分野の本、お好きなんですか…?」

「ええ。貴女もこの本を…?」

 

 目的は同じ、お互い分かっていても確認する。

 

「ま、間違えた訳じゃ…ないですよね?」

「だ、だって男の方はこの分野はお嫌いかと…」

「そんな事はありませんよ。私は大好きで、愛読しております」

 

 更に再確認…どうやら、男性が読むのが珍し過ぎる分野のようだ。

 だが…この本が好きだと、はっきりと答える。

 

 

 

「はわわ! 于吉さんも同志だったんですね!」

「あわわ…男の人の同志だね、朱里(しゅり)ちゃん…!」

「おお、同志よ! 孔明(こうめい)殿と龐統(ほうとう)殿…こんな所で同じ趣味を持つ理解者に出会えるとは!」

 

 その本は男性同士の恋愛を書く八百一(やおいち)本だった……孔明(こうめい)こと朱里(しゅり)龐統(ほうとう)こと雛里(ひなり)の愛読書である。

 中々賛同者を得られない趣味で同志を見つけた朱里と雛里は、于吉に真名を許した…。

 

 

 

 

巨乳(きょにゅう)対策?

 

 

「どうしました朱里殿、雛里殿…怖い顔をして。可愛らしい顔が台無しですよ」

「あ、于吉さん…ご主人様の周りに、今日も巨乳達が沢山いると思うと…」

「あわわ…もげてしまえばいいのに…」

「なるほど。私も愛しの左慈が、『自分は女だ』とこれでもかと見せ付けるような巨乳女に心惹かれるかもと思うと…」

『思うと?』

「…その女を呪い殺したくなりますから、お気持ちは分かりますよ」

「はわわっ! 于吉さんが言うと冗談に聞こえませんよぉ!」

「あわわ…于吉さん、道士ですからね……本当にやりそうです」

「まぁ、それはさて置き」

『置いちゃうんですか!?』

「それなら…お二人の妄想力を高める為に、良い術をかけて差し上げましょう」

『術?』

「はい。貴女方が憎む巨乳共が男に見える術です」

『男に見える!?』

「はい。これなら貴女方の八百一への妄想力を高める手助けにもなり、憎らしい光景を見なくて済みます。

それどころか、『二人は何て心が広いんだろう』と北郷殿の好感度も上がりますよ!」

『是非、お願いしましゅ!』

「はいはい落ち着いて下さい、舌噛みますよ。では…はっ!」

 

 于吉は二人の頭に手をかざし、紫色の光を当てる。

 

「どうです? 美青年や美少年が北郷殿と仲むつまじい光景は…? ほら、例えばあそこの劉備殿と関羽殿とか…」

『さ、最高です!』

「でしょう? これで新作の執筆の参考になれば幸いです。私も協力は惜しみませんよ」

「ありがとうございます、于吉さん…」

「流石は同志です…心強いです…」

「術の効果が切れたら、いつでも言って下さいね」

『はい!』

 

 朱里と雛里の八百一執筆活動に、全面的に協力する于吉であった…。

 

 

 

 

・于吉先生のツンデレ講座。

 

 

「あ、ありがとう…左慈」

「勘違いするな、あの不忠(ふちゅう)な馬鹿共が貴様より気に食わんだけだ!」

「助けて貰っておいてなんだけど、そんな言い方は無いだろ!」

「ふん…三国志の英雄達の名を(かた)る愚かな人形共の方が良かったか?」

「良いわけないだろ!! もっと酷いだろ、それ!!」

「なら、馬鹿共やド阿呆(あほう)共で勘弁してやる」

「ど、どあほうって…。せめて名前や(あざな)で呼んでやれよ…」

「断る」

「桃香とか雪蓮(しぇれん)とか、真名(まな)で呼んでくれないって文句言ってるのも何人もいるぞ」

「呼ぶ必要など無い…真名制度など下らん。

奴等が外史の世界の住人で、英雄の名を騙る偽者だと言っている様なものだろうが。

そこまで神聖視する理由が全く理解出来んな」

「お前にとってはそうかもしれないけど、この世界に生きる人々にとっては神聖で大切な名前なんだよ」

「ふん…そこまで言うなら、気が向いたら呼んでやる」

「ありがとう。皆喜ぶよ」

「勘違いするな。気が向いたら、だ」

 

 左慈は一刀を殺す事を目的に行動して来たが…最近では、何故か庇う事の方が多くなっている。

 性別は違っても、仮にも三国志の英雄と同じ存在でありながら……命を救われた恩人や、上司である一刀を『下らん理由(左慈にとっては)』で理不尽な目に遭わせる輩が多い。

 その事が外史否定派である左慈には我慢が出来なかった……特に于吉と同じ同性愛者で、しかも異性嫌いには尚更厳しくなる。

 

「そもそも貴様は甘過ぎる! あんな奴等、死刑にするべきだ! 何人か見せしめに(さら)し首にでもしてしまえ!!」

「お前はいちいち厳し過ぎるんだよ! 仲間を殺せる訳ないだろ!」

「下らん理由で、この仮初(かりそ)めの平和を作った貴様を殺しかける奴等を仲間だと!? それなら…貴様に忠義を尽くし、愛情すら抱いている奴等はどうなる!? いつまでもあの馬鹿共と平等の扱いでは、不満を抱く者も必ず出るぞ!!」

「う…それはそうかもしれないけど。それでも俺は贔屓(ひいき)なんて出来ないし、俺を嫌ってるからって(おとし)めるつもりも無いよ」

「それで命を奪われる事になったら、損をするのは貴様だけだ…そして、貴様を失ったこの国は内乱で滅ぶ!」

「俺一人死んだ位で、仲違いで滅ぶような国じゃないさ。俺は皆を信じている」

「馬鹿が! 今の三国同盟は貴様一人の命でかろうじて成立していると自覚しろ! 全く、貴様を殺す役はこの俺だと言うのに…」

「そう言って、いつも助けてくれる癖に」

「たまたま貴様の忠臣共が近くにいなかったから、ほんの気まぐれだ! 貴様をこの外史に閉じ込め、これ以上外史を増やさない為だ!!」

「そういう事にしておくよ。それでもありがとう、左慈」

「ふん…そう思うなら少しでも強くなれ。貴様が弱いと張り合いが無くて詰まらん」

「ああ、努力するよ」

 

 何の躊躇(ためら)いも無く叱り、怒鳴り、脅し、殴り、蹴り、妖術を使う左慈…。

 今までの外史の数々で敵対していた時は、一刀の軍は一枚岩だと思っていただけに…その怒りは大きい。

 聖人君子の如く優しく温厚で、滅多な事では怒らない一刀とは、とことん真逆の態度である。

 

 

 

「良いですか朱里殿、雛里殿。あれが天の国における『ツンデレ』というものです。本当は好きなのに素直になれず、正反対の言動をとってしまう事を言います」

『はい、先生!』

「ツンデレには様々なものが存在しますが、左慈のあれが基本にして王道です。あとは細かく分岐したものですね」

「勉強になります!」

「素晴らしいです…女性陣だと、愛紗(あいしゃ)さんや華琳さんや蓮華さん辺りですかね」

「ただし…北郷殿を毎度の如く殺しかけている女共のあれは、極めて悪い例です。

北郷殿が広く優しい心の持ち主だからこそ、かろうじてツンデレとして成立しているのです。

本来なら三国統一の立役者にして皇帝である北郷殿への謀反(むほん)とみなし…左慈の言う通り死刑、殺さないなら国外追放処分されるべき重罪です。

天才軍師・伏竜(ふくりゅう)である孔明殿と、鳳雛(ほうすう)である龐統殿ならお分かりですよね?」

「勿論です、先生…私達は絶対に真似しません!」

「私達は、私達の魅力でご主人様の心を射止めてみせます…!」

「お二人共、その意気です。北郷殿を愛する女性陣の中なら、私は同志である貴女方を応援しておりますよ」

『はい!』

 

 元々は八百一本のネタの為の講義であったが、いつの間にか二人の恋を応援する于吉。

 

 

 

「……おい、貴様等。そこで何をしている?」

「はわわっ!? さ、左慈さん!?」

「あわわっ!? み、見つかってしまいました…」

「おや、左慈ではないですか」

「とぼけるな、于吉。貴様等、いつからそこで見ていた?」

「貴方が北郷殿を庇って、あの武官の女共に情け容赦の無い素晴らしい蹴りを叩き込んでいた辺りからですね」

「殆ど最初からじゃねえか!! この毒虫がぁ!!」

「げぶほぉおおおおっ!!」

 

 左慈の渾身の蹴りが于吉の顔面に炸裂し……空高く吹っ飛んだ後、勢い良く地面に落下する。

 

「う、于吉さーん!」

「さ、左慈さん酷いです…」

「ふん…邪魔したな」

 

 左慈は朱里と雛里の非難の声も無視し、去って行く。

 

「ふう、相変わらずつれないですねぇ…」

「はわわっ!? 于吉さん、大丈夫なんですか!?」

「普通なら絶対死んでますよ…お医者様を呼ばなくて良いのですか…?」

「ええ、私なら全然平気ですよ。それに、北郷殿だっていつもこんな目に遭っているじゃないですか」

「ご主人様、物凄い頑丈ですから…でも、見てて辛いです」

「すぐ無傷になるんですよ、妖術使いでもないのに…本当に生きてるのが不思議で、いつも冷や冷やします…」

「それは恐ろしいですね…お二人共、その優しさを忘れてはいけませんよ」

『えっ?』

「先程のお気遣い、北郷殿じゃなくても嬉しかったですよ」

「于吉さん…」

「そ、そんな…優しいなんて…」

「お二人が男性だったら、惚れてましたね」

「はわっ! そ、それはまた魅力的な…」

「せ、せめて八百一本にして、お見せします…」

「はい、楽しみにしておりますよ…同志達」

『はい!』

 

 朱里と雛里と于吉、同じ趣味から芽生えた奇妙な友情である…。

 普通の男と女なら、恋が芽生えても不思議じゃないのだが……この三人は普通ではない。

 

 

 

 

~あとがき~

もし、三国同盟成立した外史にこいつ等がいたら…と思って書いてみました。

左慈は一刀ととことん正反対に、于吉はマイペース&同じ趣味の友達が出来たって感じで。

左慈の台詞には声優ネタを所々に入れてみました。


 
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