No.187941

真・恋姫†無双~二人の王佐~ 序章「出会い」

syoukiさん

初めての投稿です。気に入って頂けるか心配ですが。精一杯頑張るのでよろしくお願いします。

2010-12-04 20:39:45 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:18650   閲覧ユーザー数:13642

 

注意!作者は三国志に詳しくありません。主な知識は恋姫からです。

 

ちなみにこの作品にはオリキャラを何人か出そうと思っています。

 

そしてキャラの仕官時期が違ったり所属が違ったりするかもしれません。(そのあたりはまだ未定です。)

 

あと一刀にオリジナル設定を作っていますので、キャラ崩壊必死です。

 

ですが一度読んでみてください!それで「おもしろい」と思ってさらに読み続けていただけたらうれしいです。

<王佐の才>

『帝王を補佐するにふさわしい才能、又はそれを持つ者のこと言う。(辞書引用)』

 

 

 

 

これは、平和な世を作ろうと乱世を駆け抜けた双子の男女の物語りである。

~???SIDE~

夜の森の中を一人の男性が歩いていた。年齢は二十代前半、剣を腰に差し、籠を背負い何かを探していた。

 

「よし、食材はこんなものかな。頑張っているあいつに俺ができることなんて励ますこととおいしい料理を食べさせてやるぐらいだからな。」

 

手に持っていたキノコを籠にいれている彼の名前は姓は蒼(そう)、名は燕(えん)、字は卦篭(かろう)、真名は空夜という。荀家に婿入りした元将軍だったが、今は怪我がもとで戦に出られなくなったので人に教える立場になっている。

 

「おや? あれはなんだ?」

 

ふと何か気付いて東の空を見上げるとそこには流れ星が流れていた。

 

「あれは流れ星か、めずらしな。これは良いことあるかもしれないな。」

 

しかし、そう思っていると妙なことに気付いた。それは流れ星がなかなか消えず、そして徐々に大きくなっているのだ。

 

「あれ?もしかしてあの流れ星こっちにきてる?・・・大変だ!」

 

そう思うや否や空夜は方向転換をして全力でその場から逃げた。すると後方からどこかに落下した音と凄まじい光が体を包みこんだ。もうだめかと思ったがその光からは痛みなどは感じずとても温かなものでまるで母親に抱かれているように感じられた。だがすぐに光は収まりまた元の静かな森になった。

 

「今の光はいったい?」

 

そう思い後ろを振り返ると森の奥が微かに光っているのが見えた。どうやらさっきの流れ星は奥の森に落下したようだった。

 

「ふむ、近いな。ちょっと行ってみるか。」

 

空夜は流れ星の落ちた方へと歩みを進めた。

 

 

 

 

ガサガサ

 

「たしかこの辺りのはずなんだが、ん?」

 

「..ゃぁ.ぁぁ! ..ぎゃ..ぁぁ.!」

 

「何か聞こえるな。」

 

草木を掻き分け光の放つ場所へ向かっていると微かだが声が聞こえてきた。それも光の方へ進めばその声が徐々に大きくなっていくのだ。

 

「この声は赤ん坊の声?なぜこんな所で聞こえてくるのだ?」

 

空夜は不思議に思いながら徐々に大きくなっていく光と声する方へと進んだ。そして光の中心と思われる所に到着するとそこには白くてキラキラ光る布に包まれた赤ん坊が泣いていた。

 

「なぜ、こんな所に赤ん坊が?そしてなぜ光に包まれているのだ?いや、そんなことよりもこのままでは寒さと空腹で死んでしまう。よしよしもう大丈夫だぞ。とりあえず今はつれて帰ろう。」

 

「おぎゃぁぁぁぁぁ! おぎゃぁぁぁぁぁ!」

 

そう言って彼は泣いている赤ん坊を包まれている布ごと抱き寄せた。すると赤ん坊を包んでいた光は徐々に収まっていきすぐに光は消えてしまった。空夜は気にはなったが赤ん坊が心配だったのですぐに考えを止め、来た道を小走りで戻っていった。

~???②SIDE~

そんな様子を上から見ている者がいた。全身を布で覆い隠し顔すらわからない、が声からして女性のようだ。

 

「ごめんなさい。何も知らないあなたをこのようなところに置いていく私を許してほしいとは言いません。ですが、せめてもの罪滅ぼしとしてこの先あなたとあなたの周りの人達が幸せになれるよう、心から祈っています。そして本当に困った時はこの外史に影響が出ない範囲で私に出来る限りあなたを助けます。」

 

涙を流しながら誰も聞こえるはずも無いのにそういい残しその女性は闇に消えていった。まるで誓いのように。

~空夜SIDE~

 

「ただいま!」

 

そういいながら空夜は大きな家の中をどんどん歩いていった。すると中から一人の女の子が駆け寄ってきた。女の子の姓は鄧(とう)、名は艾(がい)、字は士載(しさい)、真名は琴、髪は茶色のショートで元気娘という感じの女の子である。

 

「先生!あっ違った。空夜様、大変です!ついさっき凛花(りんふぁ)様が産気付きまして。あれ?ところでそちらのお子はいったい?」

 

慌てていた琴ではあったが、空夜の腕の中にいるキラキラ光る布に包まれた赤ん坊を見つけ驚いて尋ねた。凛花と言うのは空夜の妻で現荀家の当主の姓は荀、名は緄(こん)、字は蓮若、真名は凛花のことである。ちなみにさっきの「先生」発言についてだが実は琴は空夜から武を習っているから誤って呼んでしまったのである。(修練中は先生、普段は空夜様である)

 

「なに!?本当か!!わかったすぐに行く。それとこの子については後で話すからとりあえず琴は毛布を持ってきてもらえるかい?私は凛花の元にいくから」

 

「あ、はい。わかりました。」

 

納得はできていないようだが状況が状況なので琴は言われたものを取りにいった。そして空夜はそれを見送らず妻のいる部屋へと歩き出した。その途中、

 

「それにしてもこの子を拾った日に凛花が産気づくなんて何か運命的なものを感じるな。少し経ったら親を探そうかと思ったがこのまま引き取るのも悪くないかもな。」

 

そんなことを言いながら空夜は愛する妻、凛花の元へ向かった。

 

     ・

     ・

     ・

     ・

がちゃ

 

空夜は凛花のいる部屋の前にいた侍女に断り部屋の中に入った。すると中から女性の苦しそうな声が聞こえてきた。近づいてきた侍女に聞くとどうやら出産の佳境の様だった。(間に合った)と思い凛花のそばに寄った。

 

「ごめんよ、遅くなって」

 

そういいながら愛する妻の顔の汗を拭った。妻は苦しそうにしていたが僕が声をかけると顔をこちらに向けた。

 

「もう少しだ。頑張れ!」

     ・

     ・ 

励ますこと約半刻

     ・

     ・

「おぎゃぁぁぁぁぁ! おぎゃぁぁぁぁぁ! おぎゃぁぁぁぁぁ!」

 

「おめでとうございます。荀緄様、蒼燕様、元気な女の子です。」

 

そう言って医者が赤ん坊を凛花に渡した。

 

「そうか。凛花、よく頑張ったね。」

 

私は感動で泣きそうになったが堪えて愛する妻に礼を言った。

 

「うふふ、アナタったらもう」

 

凛花もうれしそうに笑っていた。

 

「でもあなた!今までどこにいたのですか、心細かったのですよ。」

 

頬を膨らませて尋ねられて私は、

 

「ああ、実は凛花のためにおいしい料理作ってあげようと思って森に食材を取りに行ってたんだよ。医者の話だとまだ産まれないって言ってたからさ。なのに帰ってきたら産気付いているなんて聞いて驚いたさ。」

 

「そうだったのですか。じゃあ料理楽しみにしてますね。」

 

「もちろん。おいし「おぎゃぁぁぁぁぁ!おぎゃぁぁぁぁぁ!」いの作るから。」

 

突然外から泣き声が聞こえてきた。もちろんさっきの子である。

 

「アナタあの泣き声は一体なんですか?」

 

「そうだ、君に見せたいものがあるんだった。すっかり忘れてた!」

 

そう言いながら扉の所に行こうとすると先に開き、

 

「空夜様~この子どうすればいいんですか(泣)」

 

琴が半泣きで赤ん坊を抱いて入ってきた。実は途中で琴が毛布を持ってきてくれたのでそれで赤ん坊を包んで琴に外で預かってもらっていたのだ。

 

「ごめん、ごめん。」

 

そう言って琴から赤ん坊を受け取った。

 

「アナタこの子は?」

 

「ああ、さっき話しただろ?森に行ってたって。その時流れ星が落ちてきてね、それで落ちた所にこの子が居たんだ。この光る布と一緒にね。それでそのままにして置けなくて連れてきたんだ。」

 

そう言ってキラキラ光る布を見せた。

 

「まあ、そうなんですか不思議ですね。」

 

「はい、本当にそんなことあるんですね凛花様。」

 

やはり二人は驚いていた。当然だろう。空から赤ん坊が降ってきたなんて普通ではありえないことだ。すると凛花は少し考え、

 

「ねえアナタ、この子私たちの息子にしませんか?」

 

「ああ、私もそう思っていた所だ。初めはこの子の両親を探そうと思ってつれてきたんだけど帰ってきてみれば凛花が産気づいているのを聞いて思ったんだ。こんな偶然があるものかと。この子が私たちにの所に来たのは天命なのだろうとその時思ったんだ。ならば私たちで育てるべきだと。」

 

「ふふ、なんだか私もそんな気がします。」

 

「そうだな、そうなるとこの子達は双子ということになるのかな?」

 

「そうですね、それじゃあ男の子の方が兄で女の子の方が妹でいいんじゃないかしら。」

 

「ああ、それがいい。兄は妹を守るものだからな!」

 

「はいはい、ふふ、それじゃあ名前を付けなければね。実はもう決まっているんですよ。女の子には名は彧(いく)、字は文若、真名は桂花がいいと思うんですけどどうでしょうか?」

 

「うん、良い名だ。次は男の子だな。私だって決まっているぞ!この子の名は鳳(ほう)、字は天若、真名は一刀でどうだ!」

 

「まぁ、素敵な名前ですね♪」

 

二人で微笑んでいると、

 

『おぎゃぁぁぁぁぁ! おぎゃぁぁぁぁぁ! おぎゃぁぁぁぁぁ!』

 

「あらあら、一刀と桂花ったらお腹が空いたのね。はい、お乳ですよ~」

 

お腹が空いたのであろう二人はおいしそうにお乳を飲み始めた。すると琴が、

 

「空夜様!これからは修練をもっと厳しくしていただけませんか!」

 

突然そんな事を言ってきたので私は驚いた。今までだって十分厳しくしてきたつもりだ。彼女の実力ならばそこいらのゴロツキなんて簡単に倒せる位強いのだ。

 

「それは何故なんだい?」

 

「はい、私には家族が居ません。みんな小さい頃に亡くなりました。そんな孤独の中にいた私を空夜様と凛花様は拾ってくださり、家族のように接してくださいました。だからいつも思っていました。いつかこの大恩を返そうと。そして今、荀鳳様と荀彧様を見て感じたのです、この方たちをこの命尽きるまで守りたいと。そのためにもっと強くなろうと、お二人に誓ったのです。」

 

「そうですか・・・・わかりました。かなり厳しくしますよ覚悟してください。」

 

「あ、はい!おねがいします先生!」

 

そのやりとりを見ていた凛花は、

 

「よかったわね、一刀、桂花。あなたたちは幸せね守ってくれる姉がいて。」

 

と、微笑みながらその光景を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

今ここに世界を平和と安寧に導く王佐の才を持つ双子(ふたご)が生まれた瞬間だった。

あとがき

 

「真・恋姫†無双~二人の王佐~序章」いかがでしたでしょうか。

 

これでやっとスタートラインに立った感じです。

 

次回は序章から数年後の荀家について書こうと思います。

 

いろいろと未熟者ですがこれからもよろしくお願いします!

 

あと間違っていたりおかしな所があれば指摘してください。

 

出来る限り直させていただきます。

 

それではまた次回

 

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