No.175547

真・恋姫†無双~江東の白虎~第壱章 第6節~一刀君祝い、真実を語る~

タンデムさん

ちわっす!
帰ってきた一刀君が大変な目にあいます。
ラストは、ちょびっとシリアス?

では、どうぞ!

2010-09-30 14:40:55 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:17318   閲覧ユーザー数:12513

この小説は、北郷一刀にいろいろな設定を作っていますので、キャラ崩壊必死です。

その点を踏まえて、お読みください。

うん、まず落ちつこう俺。

 

俺は、さっき母さん達と凱旋決闘して、祭姉ちゃんに強くなったって背中を叩かれながら、

 

抱きつかれて危うくその立派な物の中で、窒息死しそうになったんだけど何とか生還して、(名残惜しかったのは内緒。)

 

屋敷の中に入り蓮華の10歳の誕生日の宴があるからって、言われたから酷いかっこうしてたから着替えるために、

 

自分の部屋に行ったんだけど途中で、皆に会って

 

「心配したでしょっ! このばが~っ!!」

 

先ず雪蓮に、泣きながら突進を受けて、

 

「わあぁぁぁぁぁぁんっ!!」

 

冥琳が俺に抱きつきながら大泣きして、

 

「ぐす……お帰りなさい……おにいさまぁ……ふっぐ…ふぇぇぇんっ!。」

 

蓮華から上目遣い泣き顔攻撃を受けた後、

 

「びぇぇぇぇぇぇん!!! お゛に゛い゛じゃま゛ぁ~!!」

 

顔をぐしゃぐしゃにしたシャオに泣きつかれた。

 

そうして、皆が落ち着いた後先に宴の席に行かせて、俺は着替えて宴に参加したんだよね?

「あはは♪ 一刀ぉ~。 にへへぇ♡♡」

 

「しぇ、雪蓮抱きついちゃダメだってば。」

 

なのに

 

「一刀ぉ~! きいてぇいりゅにょかぁ!」

 

「き、聞いているよ冥琳!」

 

どうして俺は

 

「うふふ……おにいさまぁ♡ あら、杯が空ですよ。」

 

「あはは、い、いやぁアリガトウ、蓮華。」

 

「すぴー……すぴー……。」

 

何で俺は酔っ払いに囲まれているんだぁぁぁ!!!!(1名既に一刀の膝の上で夢の中ですが……。)

 

・・・

 

・・・・・

 

・・・・・・・・

 

 

今の現状を簡潔に説明しましょう。

 

「いやぁ。 だきつくもぉ~ん。 みゅふふ~♪」

 

「も、も~んって雪蓮……。」

 

背中から雪蓮が抱きついて、頬擦りしながら胸を押し付けてきている。

 

偶に当たる、唇のぷるんとした感触と常にむにゅむにゅ当たるお山に、『バベルの塔』が、反応してしまう。

 

「一刀ぉ! 何で貴方は私達に何も言わずにクドクド……。」

 

「ご、ごめんってば……。」

 

左には、俺に腕を絡ませて、酒を飲みながら説教をたれる冥琳。

 

勿論腕を絡ませて居るので、ぽよんぽよんお山が当たって、『バベルの塔』が反応してしまうのも仕方ない。

 

「すぴー……すぴー……。」

 

そして膝の上には、直ぐに酔いつぶれて眠ってしまったシャオ。

 

だがと置き折、ぴくぴく反応する『バベルの塔』に反応してか、

 

寝返りのようにごそごそ動いて、一刀の『バベルの塔』に直接刺激をあたえてくる。

 

此処までは問題ない……こともないが、概ね問題ない。

 

一刀が、我慢すれば良いだけなので。

 

問題なのは―――。

「ぐす……、おにいさまぁ……れんふぁのおさけ、のんでくれないのですかぁ?」

 

「の、飲みます! 飲ませていただきます!」

 

「♪」

 

そう問題なのは、右に、酒の入った徳利を常備して、無くなると注ぎ、俺に大胆に甘えてくる蓮華、

 

勿論注いだ酒を飲まないと、泣き出しそうな顔になって、上目遣い+うるうる眼にしてぐずるから大変。

 

「んぐっ……んぐっ……ぷはぁ~。(そういや孫権って酒癖悪かったんだっけ……俺酔いつぶれるまで、蓮華に酒飲まされるのか?)」

 

と、途方にくれてしまった。

・・・

 

・・・・・

 

・・・・・・・・

 

 

 

一方その頃、保護者陣営は―――――。

 

「あははははっ!! 見てよ結羽! 一刀がタジタジになってるわ!」

 

「ぷくくく……ほんと、ぷくくくっ! あはははははっ!!」

 

「あはははははっ!! 儂等とアレほどの闘いを演じた一刀様があんなになってしまうとはっ! あはははっ!!」

 

その様子を、酒の肴にして笑ってみていましたとさ♪

一刀が酔っ払いどもに絡まれて二刻、一刀は何とか酔いつぶれずに、

 

生還し寝てしまった皆を部屋に寝かせてから、今は保護者陣営でゆっくりしていた。

 

「一刀君、冥琳が迷惑かけて、ごめんなさいね。 あの娘だけじゃないけど、すごく貴方の事心配していたの。」

 

「良いんですよ。 俺は気にして無いから。」

 

申し訳なさそうな感じに、結羽は一刀に言う。

 

一刀も彼女達の気持ちが分からない程バカではない。

 

冥琳の母の結羽も、一刀を見つけたときは抱きついて泣いた。

 

勿論、冥琳の遺伝元である結羽の、お山に溺れて死にそうになったが―――。

 

「母さん、祭姉ちゃん、結羽さん。 大事な話があります。」

 

だから、一刀はもう秘密にする事は出来なかった。

 

三人が、急に雰囲気の変わった一刀に、真剣な表情で返す。

 

「母さんはもう知っているだろうけど……。

 

俺は、孫家の血を継いで無い。」

 

 

「「!?」」

 

「……。」

 

祭と結羽は、一刀の言った真実に言葉をなくし、目を見開いて驚いているが、

 

美蓮だけは予測が立っていたのだろうか、静かに目を瞑っていた。

 

やがて、目を開けて一刀に言った。

 

「……何処で聞いたの?」

 

「父さんと酒飲んでるときに、俺から切り出して、教わった。」

 

一刀は少しの嘘を織り交ぜ、父に心の中でゴメンと謝った。

 

「そう……。」

 

彼女はそうだろうと思っていたのだろう、疑う事も無くそう呟き、また目を瞑る。

 

気まずい空気が流れる中、一刀は「でも」とつづけ、

 

「俺は、王には成れねえけど、家族にはなれると思う。 だって、家族は血筋じゃない。 心の繋がりなんだから!」

 

と、言い切った。

 

「真実を知っているのに、親探しの旅に行かないの?」

 

「行くならとっくの昔に行ってるさ。 それに、俺の父は、孫子虎! 母は孫文台だ!」

 

そう言う一刀の笑顔に、美蓮は一刀を抱きしめてせきを切ったかのように泣きじゃくった。

 

隣で見ていた二人も、そんな二人の様子に、涙を流していた。

 

今宵一刀は母と子の絆を深めたのだった。


 
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