華琳「それで・・・・これはどうゆうことかしら?」
覇王、華琳の前に俺と人和・・・・それに三羽鳥に睨まれながら地和と天和がひざまずいてる
華琳「どうゆうことか・・・・一刀説明して頂戴」
一刀「ああ・・・・朝の軍儀の後からでいいよな?」
華琳「ええ、かまわないわ」
一刀「それじゃぁ・・・・あの後俺たちは彼女たちを案内するために街に出たんだが・・・。地和が空腹だと訴え、少し早めに昼を食うことにしたんだが・・・・」
一刀「そこで彼女たち・・・・まぁ主に天和と地和が支払いを俺に押し付け、好き勝手に注文した。ここまではいいよな?」
華琳「ええ・・・いいわよ」
一刀「その後おやっさんが金の請求したところ・・・・支払いは自分たちではなく俺に・・・・ってことなんだけど・・・・」
地和「私たちの付き人なら支払うくらい当たり前でしょ!いい加減縄解きなさいよ!」
凪「黙れ!」
天和「うえぇぇぇん、お姉ちゃん何も悪いことしてないよ~」
真桜「まだいうとんのか・・・・」
沙和「まったく反省してないの!」
華琳「それは事実なの?人和?」
人和「はい、華琳様・・・・確かに一刀さんの言ったことに間違いはありません・・・・ですが・・・・」
華琳「まだ何か?」
地和「さっすが、人和!ぎゃふんといわせなさい」
天和「お姉ちゃん期待してるからね~」
人和「その・・・申し上げにくいことなのですが・・・・・私たちは・・・・その・・・・」
華琳「はっきり言ってみなさい」
人和「はい・・・私たちは一刀さんに一口すら分けず・・・・勝手に食事をしたのです・・・・・」
華琳「それは本当なの!?」
凪「はい、私が到着したときにもそう聞きました・・・・間違いありません」
華琳「ただの無銭飲食なら何とかしようと思ったけど・・・・・そんなことをしていたとはね」
真桜「それだけやないで~、華琳様」
華琳「それはどういう意味かしら?」
真桜「この二人、隊長を自分の召使だと思ってこき使ってたみたいや・・・・」
地和「なっ!?それは当然でしょ・・・・ちーたちの歌を軍事利用しようとしてるんだし・・・!」
『ドタドタドタドタ』春蘭「華琳様!」
華琳「春蘭?どうかしたの?」
春蘭「はい!季衣が泣いているので訳を聞いたら・・・・」
華琳「季衣まで泣かせるとはね・・・・あなたたち覚悟はできてるのかしら?」
人和「華琳様・・・・姉さんたちを止められなかった私も同罪です・・・・どうか・・・・」
華琳「では、アナタも一緒に死んでもいいと?」
人和「はい」
一刀「華琳・・・・」
華琳「・・・・わかってるわよ、今回はお咎めなしとするけど・・・・もし同じ事をしたら・・・・・」
人和「はい、わかっています」
華琳「凪、その二人を放しなさい」
凪「はい」
天和「よかった~」
地和「まったくよ・・・・」
人和「姉さんたち・・・・」
華琳「あなたたちは出て行きなさい・・・・・」
三姉妹「はい」
華琳「それで・・・・春蘭、季衣は今大丈夫かしら?」
春蘭「はい、流琉と秋蘭が落ちつかせてます」
華琳「そう・・・・一体何があったというの?」
春蘭「はい・・・私が聞いたときには何でも地和に子供と馬鹿にされたと・・・・」
華琳「・・・・」
一刀「春蘭・・・・季衣は今どこに?」
春蘭「今は自室だ・・・・北郷、行くのか?」
一刀「ああ・・・様子を見るだけだがな・・・・・それと、華琳」
華琳「何かしら?」
一刀「今回は俺が何とかできる範囲だ・・・・間違っても殺そうとするなよ・・・・」
一刀「凪。真桜。沙和・・・・いくぞ」
三羽鳥「はい」
華琳「私の考えが見抜かれてるなんてね・・・・・一刀があそこまで言うなら今回は見逃してあげましょう」
華琳「春蘭・・・・街に行くのだけれども・・・・一緒に来ないかしら?」
春蘭「お供します」
・・・・・・
一刀「『コンコン』季衣・・・俺だ、一刀だ」
季衣「兄ちゃん?・・・・どうぞ・・・・」
一刀「失礼する・・・・・どうした?」
季衣「兄ちゃん・・・・僕ね・・・・悔しい・・・」
一刀「何もいえなかったことがか?」
季衣「・・・・・うん」
一刀「なぁ、季衣」
季衣「何?兄ちゃん」
一刀「俺は季衣が悔しいのがわからないよ・・・・だってそうだろ?季衣には武もある知もある・・・・それに比べて彼女たちには歌しかない・・・・優れているのは季衣の方なのになんでそんなに悔しいんだ?」
季衣「僕の方が優れてる!?」
一刀「ああ、武では親衛隊隊長。知はまだまだだが・・・それでも彼女たちよりは優れてると思ってるよ」
季衣「兄ちゃん」
一刀「それに・・・俺は季衣・・・いや、皆に笑っていてほしい・・・・つらい時代だからこそ・・・笑って」
季衣「うん・・・・僕、頑張るよ!兄ちゃん」
秋蘭「見事だな・・・・」
一刀「なにがかな?」
秋蘭「私と流琉がどう言っても笑顔にならなかった季衣がお前の言葉ならすぐに笑顔になったことだ」
一刀「そうかな・・・・でも、さっき言ったのは本当のことだ・・・・」
秋蘭「そうだな・・・・・考えは甘いが・・・・そうなってほしいよ・・・・」
一刀「それじゃあ俺はそろそろ寝るよ・・・・つき合わせて悪かったな・・・秋蘭」
秋蘭「そうでもないさ・・・・・お前といて楽しかったぞ、一刀」
一刀「秋蘭・・・今一刀って・・・」
秋蘭「ふふふ、少しよったかもな・・・・私も寝るとしよう」
一刀「そうか・・・・お休み・・・・秋蘭」
秋蘭「ああ、お休み。北郷」
一刀「・・・・・凪?」
凪「はい・・・・・」
一刀「そんなところにいないでこっちにおいでよ」
凪「はい・・・失礼します」
一刀「それで・・・・兵の調練の方はうまく言ってるかな?」
凪「はい・・・ですが、沙和がなにやら悩んでいるようでして・・・・」
一刀「沙和が?・・・うまく行ってないのかな・・・・わかった、明日それとなく聞いてみるよ」
凪「はい・・・・それと、新兵が来たのはいいのですが・・・・その、質に問題がありまして」
一刀「問題?」
凪「はい・・・・ごく一部ですが、隊長を軽んじてる者たちが・・・」
一刀「それは・・・・仕方がないんじゃないのかな・・・・俺は天の御使いって言う肩書きがあるだけの男だし」
凪「ですが・・・・」
一刀「俺は自分が侮辱されてもいいけど・・・・凪、わかってると思うけど、脱走兵なんか出さないでね・・・・訓練以外で・・・・」
凪「はい・・・・わかっています・・・・」
凪「隊長」
一刀「ん?」
凪「真桜が明日、工房に来てほしいと申してました・・・・行ってやってください」
一刀「わかった・・・それじゃぁ、凪。寝ようか」
凪「はい・・・・・あの、狭くないですか?」
一刀「大丈夫・・・・こうやって寝れば・・・・ね」
凪「・・・はい」
一刀「凪・・・お休み」
凪「はい・・・・一刀様も・・・・お休みなさい」
おまけ
地和「それで・・・・縄は解けたけど・・・・何この視線は」
天和「わぁぁぁ、皆私たちを見てるよ」
人和「・・・・私、怖い」
地和「何言ってるの?人和・・・・みんなぁ地和だよ~」
天和「天和だよ~」
人和「・・・・」
街の人たち「・・・・・・・」
地和「何よ・・・・態度悪いわねぇ・・・・」
天和「皆どうしたの~?」
男の子「・・・・・かえれ」
地和「え?」
男の子「かえれ、かえれ!かえれ!!かえれ!!!」
天和「ちょっと・・・・なに!?」
男の子「かえれ!」
女の子「かえれ!」
地和「何なの!?」
男の子「かえれ!カエレ!カエレ!」
女の子「かえれ!かえれ!かえれ!」
男「かえれ!かえれ!かえれ!」
地和「ちょっとほんと何なのよ!?」
天和「ふぇぇぇえん」
人和「・・・・・姉さん・・・・」
地和「あんたたちは私の歌を聞きに着たんでしょうが!?」
長老「・・・・・あんたたちかい?あのお方を侮辱したのは?」
地和「あのお方?だれのことよ」
長老「ワカラナイのかい?あのお方・・・・北郷様のことを・・・・」
地和「あんなやつをそんな風にいうなんてね・・・・あんたたちもおかしいじゃない?」
人和「いけない!姉さん!」
地和「何よ・・・その目は・・・・」
長老「・・・・お引取り願おう・・・・・わしらはお前たちを許すわけには行かない」
地和「はぁ?何言って・・・・きゃぁ」
男の子「カエレカエレカエレカエレカエレカエレカエレカレ」
女の子「カエレカエレカエレカエレ・・・・・シネシネシネシネシネシネ」
男「シネシネシネシネシネシネシネシネ」
女「ケセケセケセケセケセケセケセケセ」
街中「ころせ!ころせ!ころせ!ころせ!」
地和「ちょっと・・・一体何なの・・・・そこの兵・・・・見てないで助けなさいよ」
兵「はっはい」
凪「いい・・・・ほっとけ」
真桜「そうや・・・・自業自得ってやつや」
兵「・・・はい」
地和「ちょっと!聞いてるの!?」
沙和「何も聞こえないの~」
天和「ちーちゃん・・・・みんなが・・・・」
地和「ちょっと・・・何かってに登ってきてるのよ!」
男の子「オマエラナンテシンデトウゼンナンダ」
女の子「北郷様ヲブジョクスルモノハ」
男「ダレデアロウトユルサレルコトデハナイ」
女「ソウ、ソレガタトエ北郷様ガカクマッタモノダトシテモ・・・・」
人和「・・・・ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ・・・・・」
地和「ちょっと!人和・・・・!?」
天和「許してください許してください許してください・・・・」
地和「姉さんまで・・・・・」
一刀「皆どうしたんだ?そんな暗い顔をして・・・・」
凪「隊長」
真桜「あ、隊長や」
沙和「隊長なの~」
一刀「何かあったのか?・・・・・天和も人和もこんなに脅えて・・・・凪、何があった?」
凪「いえ・・・・皆の期待の目が怖くなったのでしょう・・・・」
一刀「そうか・・・・ほら、天和、人和立てるか?」
天・人(コクコク)
一刀「皆、期待するのはいいけど・・・・あんまり度が過ぎないようにな・・・・・もう大丈夫か?」
天・人「はい」
一刀「そうか・・・・沙和、話がある・・・・ついてきてくれ」
沙和「わかったの~、それじゃぁ凪ちゃん、真桜ちゃん後お願いなの~」
凪「わかった」
真桜「しっかりな~」
沙和「わかったの~」
・・・・・・
地和「あんたたち・・・・おかしいわよ・・・・・」
天和「・・・・・一刀さん・・・・」
人和「・・・・一刀さん」
地和「ちょっと・・・・姉さん!人和!」
凪「・・・・・・・堕ちたな」
真桜「そうやね・・・・・あとは・・・・」
凪「ああ・・・・・あとは・・・・・」
二人「この馬鹿を・・・・・」
地和「いっいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
あとがき
皆覚えよう・・・・・闇姫では一刀を侮辱したものは・・・・・罰を受けると・・・・・
たとえソレが・・・・神であっても・・・・・
彼を愛するものたちが黙っているわけないのだから
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今日は若干早く更新