No.126906

そーじさん
魔法少女リリカルなのはF・番外編
高町なのは・9歳の決意なの 前編
高町なのは―彼女が魔法少女として、なぜ時空管理局と共に事件を追い、そして戦うことになったのか!?それは彼女が9歳の頃、プレシア・テスタロッサ事件が起きた頃だった。その事件の裏には、なのはと家族との間に生まれた決意があった。
6年前の高町家―そこでは、なのはの両親と兄姉が談話していた。
「…とうとう覚醒したのか」
なのはの兄・恭也が言葉を発す。
「このこと…なのはに話さなきゃならないんだね」
なのはの姉・美由紀が続いて言う。
「なのは…私の血を引いたばかりに」
母・桃子が残念そうに話す。そして父・士郎が胸のうちを語る。
「できるなら一生、魔法に目覚めないで欲しかった。しかし目覚めてしまったからには、もう俺達にはどうすることもできない。それだけなのはの持つ魔力は強大なものなのだ…」
どうやら高町家の人々は末娘・なのはが魔法少女であることに気づいていたそうだ。
「え?お父さん達なのはの魔法のこと知ってたの?」
なのはを囲んで、一家の談義が始まる。
「なのはが覚醒した時、お母さん達はもう既に気配を感じていたのよ。」
「俺に恭也、美由紀も修行していたから、なのはのただならぬ気配を感じ取っていたんだよ。」
母・桃子が自らの身の上を語りだす。
「なのは、お母さんの先祖はね、ミッドチルダの魔導師の一族・リリカル族だったのよ。今から100年ほど前…『時空の歪み』によってリリカル族の領土は失われた。でもリリカル族は最後の魔法の力を振り絞って各時空世界に転送し、移民になったのよ。命と引き換えに魔力を失ってしまった一族は、移転した地の人間として生活することになった。私の先祖が地球への移民だったの。しかし時の長老は予言していた。100年後、再び『時空の歪み』が生じた時、強大な魔力を持つ魔導師が現れると…それがなのは、あなただったのよ。」
「私が魔法に覚醒したのは…その血筋からなの?」
衝撃の事実を知らされたなのは。
「俺も美由紀も母親が違うし、しかも生粋の地球人だった…」
そう語る恭也は、父・士郎と桃子以前の恋人との間に生まれた子供だった。ちなみにその恋人は生まれたばかりの恭也を士郎に託して去っていった。美由紀は士郎の妹夫婦の娘だが、事故で両親が亡くなり、伯父にあたる士郎に引き取られた。美由紀は本来、恭也となのはにとっては従姉妹になるのだ。
「そして御神流の剣士・士郎父さんと、リリカル族の血を引く桃子母さんの実子であるなのは、お前こそ強大な魔力を持って生まれたサラブレットだったんだ。」
「そんな…私がそんな大それた存在だったなんて…」
「できればなのはには魔法に目覚めることもなく、人並みの人生を歩んで欲しかった。お前に運動音痴だと思い込ませてまでも。」
以前、なのはが体育の授業で失敗して運動音痴じゃないかと思い悩んだ頃があった。それを打ち明けた際に士郎は、運動音痴だというのをあえて肯定し、その分、他の得意教科をがんばればいいと諭した。なのはが魔法に目覚めないようにという、せめてもの抵抗だった。しかし魔法に目覚め、今日まで戦ってきたことから、なのはは決して運動音痴ではないことが分かってしまった。もはや抵抗する術もなくなってしまったのだ。
「魔法を持った私…これからどうしたらいいの?それに『時空の歪み』っていったい…」
この先、どうすればいいのか困惑し始めたなのは。その時、部屋の扉から…
「それは私から説明しますわ。」
「リンディさん!」
時空管理局の提督でアースラ艦長、リンディ・ハラオウンが一家の団欒に入ってきた。
つづく
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物語の続き描くの遅れてしまった><今回は番外編です。9歳の、そうPT事件の頃のなのはの決意を描いた物語です。リリカルなのははアニメから入ってもので、前身であるとらハ時代の設定も拝借してありますが、間違いなどありましたらご指摘よろしくお願いしますm(__)m
2010-02-27 01:14:53 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:763 閲覧ユーザー数:720