No.125166

前世の記憶を思い出し幻想入り&ルパン三世が幻想入り 15話

nanasinさん

投稿が遅くなり、申し訳ございませんでした。
サムネのイラストは漫画版 ルパン三世を模写させてもらい、
弾幕は動画などを見て書かせてもらったため、“下手”
です。そこはどうか温かい目で見てやってください。

2010-02-18 18:49:24 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:580   閲覧ユーザー数:548

お越しいただき有難うございます。

今回もコナン視点は意味不明な点がある可能性があります。

その点に関しましては前回のように大目に見てやってください。

なお、予告していたゆかりん絵につい手に謝罪文があとがきにあります。

それとくどいようですが遅れて申し訳ございませんでした

では、ゆっくりしていってね!!

 

【前世の記憶を思い出し幻想入り】

 

※ここは霊夢視点です。

 

【博麗神社 境内】

 

霊夢「ふぅ・・・・もう掃除はいいかな?」

 

博麗神社の巫女である霊夢は今、境内の掃除をしていた。

そして、たった今その掃除が終わったところである。

彼女は今から自室に戻り、お茶でも飲んで寛ぐ為に戻っているところだ。

 

【博麗神社 縁側】

 

縁側はいつもと変わらぬ気持ちいい太陽の日差しが照り付けていた。だが寒い。

その時、その縁側の近くに見慣れたスキマが開くのを丁度見かけたのだ。

その中から最初に出てきたのは見知らぬ男が一人。

その次に出てくるのは紫の式神である藍。藍に抱っこしてもらっている子供は・・・・。

 

霊夢「(・・・・誰、あの子。何処となく紫に似てるけど。まさか紫の子供かしら・・・・。)」

 

霊夢は三人に話しかけてみることにした。

 

※はい、ここからが鷲光視点です。

 

?「ねぇ、貴方達。」

 

鷲光「ん?」

 

声をかけられたほうを向くと、紅白の巫女服を着た少女が一人。

なるほど、この子が娘か。

何処となく似ているところがあるからわかったのだ。

 

?「何か家に用でもあるの?」

 

鷲光「いや、俺は何も用はないけれども.....」

 

ここに来た理由を言おうとしたその時、この少女から意外な言葉が出てきた。

正直言って、これは酷いと思った。

 

?「そう、なら早く帰ってくれない?

  ・・・・そうそう、お賽銭は入れていってね。」

 

鷲光「・・・・・は?」

 

?「は?じゃないわよ。お賽銭を入れていきなさいって言ったの。」

 

え、何これ。幻想卿の巫女がこんな事言っていいの?

何であんなに優しい母親が居るのにこんながさつな心の娘が生まれるの?

馬鹿なの?アホなの?死ぬの?

 

鷲光「何でここに来ただけなのに賽銭入れていかなければならないんだ?」

 

?「貴方もしかしてお賽銭入れていかないつもり?」

 

鷲光「意外に物分りがいいようで。」

 

藍「わ、鷲光!何をしているんだ?!」

 

この論争を見ていた藍が鷲光の隣に来た。

 

鷲光「何にもしてないが?俺はお賽銭を入れていかないと言っただけだ。」

 

藍「何!?あの巫女を怒らせるとまずい事になるぞ!?」

 

藍がいつにもなく焦っている。

つまり、今の巫女は藍よりも強い可能性が高いと言う事だ。

もし、弾幕ごっこに発展したら此方の身がどうなるか危うい。

 

鷲光「・・・・・分かった。だから早く用事を済ませてくれ。

   ついでに俺の分の賽銭もやっておいてくれ。」

 

紫「鷲光、もしかして怖気付いたのかしら?」

 

藍に抱えられている紫が鷲光に話しかけてきた。

そういえば、本題のことを忘れていた。

 

?「お賽銭払う気になったのなら早く入れていきなさいよ。

  そういえば、藍は一体何しにきたの?

  ・・・・・それと、まさかとは思うけどその子紫の隠し子?」

 

藍「今日は紫様の用事で来たんだが・・・・その・・・・。」

 

?「何よ。こっちは疲れてるんだから早く言ってくれないかしら?

  もしかしてまた紫が異変を起こそうとしてるんじゃないの?」

 

紫「私がその紫よ?」

 

?「・・・・・は?」

 

巫女は一体何が何だか分からない状況にあるようだった。

無理もない。年齢が千歳超えている妖怪がいつの間にかこんなに幼い姿に

変わっているのだから。

 

鷲光「紫、説明したらどうだ?」

 

紫「そうね。ここでの立ち話もなんだし、中で話さない?」

 

藍から下りて、紫は中に入ろうとしたが、

巫女によって阻まれる。

 

?「貴女が紫だっていう証拠がないわ。

  もしかしたら、偽者かもしれないのに易々と中に入れさせないわ。」

 

鷲光「(警戒心高いな。)」

 

それを見た紫はため息を着くと、鷲光に

 

紫「鷲光、ごめんなさいね♪」

 

鷲光「・・・・まさか・・・・。」

 

紫の言葉の意味を悟った鷲光はその場から離れようと動こうとしたその瞬間

足元に少し大きなスキマが開き、中に鷲光は落ちていく。

 

鷲光「アーーーッ!」

 

そして、スキマは閉じた。

 

霊夢「・・・・どうやら、紫のようね。」

 

紫「こんな姿していてもあなたならわかってたでしょう?」

 

霊夢「ええ。分かってたわよ?

   それよりも、あの人・・・・・・・。」

 

紫「・・・・・そうよ。私の知り合いなんだけど、結構危ない能力持ちなの。」

 

霊夢「もしかして、紫が入れたの?」

 

紫「そうよ。といっても、これが初めてじゃないけどね?」

 

霊夢「これが初めてじゃない?どういうことよ。」

 

紫「まぁ、その話は中でゆっくりと。藍、ちょっと持ち上げてちょうだい。」

 

藍「はい。」

 

藍に頼んで縁側に上った紫は障子を開けておいてあった机の前に座ろうとした。

しかし、座る直前に藍が

 

藍「紫様、鷲光は何処に落としたんですか?」

 

霊夢「そういえば、私もそれ聞こうと思ったのよ。」

 

紫は数秒考えた後、

 

紫「適当に開いたから何処に落ちたか分からないわ。

  てへっ♪」

 

藍「てへっ♪じゃないですよ!?

  鷲光がもし危険に陥ったらどうするんですか!?」

 

霊夢「どうせ、紫は大丈夫だと思ってるんでしょう?」

 

紫「あら、ばれちゃった?それより、あなたの子供のころの巫女服でいいから

  ちょっと貸してくれないかしら。」

 

霊夢「はいはい。」

 

 

妖怪の山

 

紫の開いたスキマに落とされた鷲光は数十分間気絶していた。

そして、気がついてみると自分は何処の山の中にいるのかがわからない状態だったのだ。

どうせ近くに落とすのだろうと思っていたのだが、落ちた後あたりを散策した後に

ここが博麗神社の近くではないと言う事に気づいたのだ。

しかも、周りには白い服を着た男たちが多数、そいつらの手には大きな刀が持たれている。

どうみても、鷲光のことを警戒している。

その集団の中から一人の右手に大剣、左手に盾を持った犬耳少女が出てきた。

 

?「・・・・ここは天狗の領域です。

  早々に立ち去らなければただでは置きませんよ?」

 

それと同時に、鷲光を取り囲んでいる白服の男たちが剣を構える。

この少女の言った天狗の領域と言う事はここが妖怪の山だということがわかる。

しかし、ここに来た事はないのでどうやって帰ればよいのかが分からない。

さて、どうしよう。

 

鷲光「・・・・・・・。」

 

?「・・・・仕方がないでありますね。

  やりなさい。」

 

? 【男】「はっ!」

 

男が一人、鷲光の前に来て、持っていた大剣を両手で振り上げ、

鷲光めがけて振り下ろされたその時、鷲光は自分の刀を引き抜き、

間一髪でそれをふさいだのだ。

 

? 【男】「!?」

 

鷲光「少しは人の話を聞こうとは思って欲しい。」

 

男を刀で押し戻し、一度間隔を取った鷲光はその男の腹を刀で強く

強打した。その男は腹を抱えこみ倒れ、気絶してしまった。

俗に言う峰打ちだ。

 

 

? 【男】2「貴様!」

 

鷲光「いきなり仕掛けてきた方が悪いんじゃないのか?

   ・・・・といっても、これでは俺が不法侵入者だが。」

 

?「やるであります!」

 

? 【男達】「はっ!」

 

男たちが一人ずつ鷲光に向かって斬りかかって来た。

鷲光はまず一人目の刀を自分の刀でふさぐと、腰のホルスターから特殊警棒を抜き、

それを力強く振り下ろし刀身を出した後、今刀でふさいでいる男の首下を強打し

気絶させた後、二人目の男の刀をよけ、横腹に刀で峰打ちを喰らわせる。

三人目の男の刀を自分の刀と特殊警棒をクロスさせ防ぎ、それを押し戻し、

特殊警棒で肩を強打する。

 

? 【男】「この男、強いぞ?!」

 

? 【男】2「白狼天狗相手に・・・・あの巫女と魔法使いでもないのに?!」

 

白狼天狗・・・・・。

確か、妖怪の山にある勢力の内の一つの部隊とか何とかと聞いたことがあるが、

これがそうなのか?実物を見たのはこれが初めてだ。

すると、先ほどの犬耳少女が男達よりも一歩前に出てきた。

 

?「次は私が相手をするであります。」

 

男たちはやられた仲間を抱え起こしながら撤退を始める。

そして、その犬耳少女は自分から名を名乗った。

 

?「私の名前は犬走 椛。」

 

鷲光「これは、ご丁寧な事で。

   俺の名前は鷲光 隆。」

 

それから数秒間沈黙のときが流れた。

そのときには、周りに居たはずの虫・鳥の鳴き声も聞こえなくなり、

木々の風によるざわめきも一瞬だけ聞こえなくなった。

 

椛「尋常に、勝負!」

 

鷲光は刀を構え、椛に向かって走り出し刀を右から斬りかかろうとしたが

彼女の持っている盾によってそれをふさがれ、逆に鷲光の真上から椛の持っている

大剣が襲い掛かる。それを見た鷲光は横に避け、体勢を立て直した。

そして再び、椛に切りかかる。だが、今回はフェイントをかけてみることにする。

次は、刀を下から振り上げた。

もちろん、椛はこれに対して後ろに引き下がる。

こういう体制になるのを鷲光は待っていたのだ。引き下がった直後はバランスが一瞬だけだが

弱くなる。そこを鷲光は付いたのだ。

特殊警棒で勢い良く椛を突こうとしたがそれを椛は持っている盾で防いだ。

しかし盾は勢い良く突かれたおかげで、椛に圧し掛かる。

盾の重みにましてバランス感覚が弱くなったため、椛は仰向けに倒れていく。

 

椛「えっ!?・・・・きゃっ!」

 

地べたに尻餅をつき、座り込んでしまった椛の喉下に鷲光の刀の先が突きつけられる。

 

鷲光「・・・・勝負あった・・・かな?」

 

椛「くっ・・・・・。」

 

白狼天狗 男1「負けた!?」

 

白狼天狗 男2「何なんだあの男は?!」

 

周りを取り囲んでいた白狼天狗達から驚きの声が上がっている。

それと同時に鷲光は特殊警棒を腰のホルスターに戻し、刀を鞘に戻す。

鷲光はその場から歩き出し、椛を通り過ぎ、白狼天狗達が道を開ける。

それを見ていた椛は

 

椛「鷲光 隆。貴様の名前は忘れないであります!」

 

名前を言われた鷲光は足を止め、

 

鷲光「これはまたご丁寧な事で。」

 

白狼天狗達は鷲光に対して何の攻撃も与えずにただ見送っただけだった。

しかし、その鷲光はというと内心冷や冷やしていたのだった。

 

鷲光「(あのフェイントに引っかかってくれて助かった・・・・・。

    もし、あの時バランス感覚が残っていたら態勢は立て直されて、俺が斬られる

    ところだった・・・・・。)」

 

白狼天狗達から少し離れた地点で鷲光の足元には地面の感覚がなくなった。

足元に何かが開いたのである。

 

鷲光「ん?アーーーーッ!」

 

鷲光はその足元に開いたスキマの中に落ちていった。

それを見ていた白狼天狗達は再び驚きの声を上げていた。

 

白狼天狗 1「瞬間移動!?あの男、普通の人間じゃないぞ!」

 

白狼天狗 2「あの男とは戦いたくないな・・・・・。」

 

白狼天狗 3「何だか落ちて行ったような気がしたが・・・・。」

 

【博麗神社 縁側】

 

鷲光「イテッ!」

 

落ちた先はさっきまで居た博麗神社の縁側だった。

しかし、紫と藍の姿は見えない。鷲光は縁側にある障子を適当にあけてみると、

中には紅白の巫女服を着た紫と藍と博麗の巫女が話していた。

・・・・・中々にあっていると思うのは俺だけだろうか?

何の話をしているか分からなかったが、紫が立ち上がり、こちらに向かってきて

障子を開いた。

 

紫「あら・・・・少し遠いところに落としたはずなのに、間違えてここに落としてしまったようね。」

 

鷲光「・・・・・?何故、少し遠いところに落とされなければならないんだ・・・・?」

 

?「いつの間にそこに居たの!?」

 

巫女が言う。

というよりも、障子を見なかったのか?完全にシルエットが出来てるぞ?

 

紫「それより、鷲光。」

 

鷲光「んあ?」

 

紫が縁側に腰をかけて、上半身障子の方に乗り出している鷲光を少しだけ険しい

表情をしながら聞いた。

 

紫「・・・・・貴方、私達の話を聞いていた?」

 

・・・・おかしい。

紫はともかく巫女と藍もじっと此方を見つめている。

一体何の話をしていたんだ?

人には聞かれてはならない最高機密の話でもしていたとでも言うのか?

 

鷲光「いや、聞いていないが?」

 

紫「・・・・・そう。」

 

鷲光「どうしてそんな事を聞くんだ?」

 

紫「何故って、女の子の会話を男の子が聞いていいわけがある?」

 

鷲光「誰が女の子だ・・・・・。(小声)」

 

紫「何か言った?」

 

鷲光「いえ、何も言っておりません。」

 

紫「そう。」

 

確かに紫の言うとおりだ。

女の子には男の子に聞かれたくない話などをするときもあるものだ。

しかし、紫は女の”子”から除外する。

紫は再び机の前に戻り、残っていたお茶を飲み終わると、気がついたかのように

 

紫「そういえば鷲光はまだ霊夢と自己紹介してなかったわよね?」

 

?「そういえばそうね。なら、今のうちに自己紹介をしておきましょうか。

  私の名前は博麗 霊夢。この博麗神社の巫女をやってるわ。」

 

おいおい、普通自己紹介するときは客人の近くまで着てするものだろう?

此方も対抗して、縁側で座ったまま挨拶することにする。

 

鷲光「鷲光 隆だ。

   まぁ、よろしく。」

 

霊夢「普通、自己紹介するときは相手の近くまで来てするものでしょう?」

 

え、ちょっと待って。

自分のことは棚に上げるつもりか?

自分は気持ち言い座布団の上に座ってお茶を飲みながらの癖に、

自分だけいい気分を堪能するつもりか?

こっちは直射日光のお陰でまぶしいんだぞ?

 

紫「そうよ、早くあがりなさいな。」

 

くっ、紫までもが霊夢に味方するつもりか?

・・・・そうだ、藍だ!

欄は一体どちら側についているんだ?

そして、鷲光は藍の方を見る。

しかし、藍は一瞬迷っただけで、直ぐに

 

藍「わ、私もそうだと思うぞ鷲光。」

 

・・・・・・負けたよ。

完全に霊夢に負けたよ。

何なんだろう。この屈辱感は。

まるで修学旅行で一緒の班になりたかったのにジャンケンで負けて

地味な奴らの班に組み込まれたときのような感じだよ。

俺は一体どうやってここから再起しろって言うんだ?

 

紫「・・・・・と言いたいところだったけど、私は用事があるから

  行くわね?藍、鷲光。」

 

藍「はい、紫様。」

 

鷲光「一体なんだって言うんだ?」

 

鷲光は一応、靴を脱いで部屋に入った。

そして、今は自分よりも背が小さい紫の近くまでくると

不意に足が止まった。

何だ?この嫌な予感は。

 

紫「じゃぁ、先に行って永遠亭の周りを警戒しててね♪」

 

鷲光「ちょ・・・・アーーーーッ!」

 

鷲光は今回3回目になる足元に開かれたスキマに落ちていった。

それから、紫、藍と自分の前にできたスキマの中に入っていく。

そして、その部屋にはただ一人、霊夢だけが残された。

 

霊夢「・・・・・「殺すと決めた人妖を確実に殺せる程度の能力」・・・・・

   完全に厄介だわ。

   もし、その能力が使われたらあの鷲光って人をどうすればいいのよ・・・。」

 

 

【博麗神社 居住区の一室 (鷲光は妖怪の山に居る時間帯。)】

 

霊夢「ねぇ、紫。」

 

紫「何かしら?」

 

霊夢の子供のころの巫女服に着替えた紫は霊夢と机越しに向き合って座っていた。

紫の後ろには勿論藍が付いている。

 

霊夢「本当に貴方があの男の人をここに入れたの?」

 

紫「(また、そのことについて聞いてきたわね・・・・。)

   えぇ。私が自分の意思で入れたわ。

   気まぐれなんかじゃなくてね?」

 

それを聞いた霊夢は驚愕の表情をする。

霊夢は外来人の持っている能力が分かる事ができる。

つまり、鷲光を見た瞬間に鷲光の持っている能力

「殺すと決めた人妖を確実に殺せる程度の能力」の存在が分かったのだ。

 

霊夢「あの男の人の能力はあなたでも少しはわかるわよね?」

 

紫「えぇ。何十年も前から知ってたわ。」

 

紫の言った何十年と言う単語についてはさすがに霊夢でも意味が分からなかった。

見かけは十代の男の人。しかし、紫の言ったのは”何十年”。

単なる人間がましてや外来人が不老不死の技術を持っているわけがない。

なのに、何故あれほど若いのに”何十年”と言うのだろうか。

 

霊夢「何十年?一体どういう事よ。

   あんなに若い外来人が30歳とかまで行ってるわけがないでしょう!?」

 

霊夢は少しイラついて机を手でバンっと打った。

無理もない、外来人が増え続けている今、問題事は多くおきている。

そして、危険な能力を持った男が幻想入りしてきてしまったのである。

それも紫の意志で入れさせられたのだ。

 

紫「霊夢、貴方“輪廻”ってしってる?」

 

霊夢「輪廻?あの、前世とか来世とかの?」

 

紫「そう。⑨ではない貴女の事だからそろそろ分かるでしょう?」

 

少しの間、頭の中で考えていたが

徐々に紫の行っている事が分かってきた。

あの男の人は前世でこの幻想卿に来たことがある?!

 

霊夢「まさか、紫。

   あの男の人、前世でここに来たことがあるの?」

 

紫はそれを聞くと、手で二回拍手をした。

 

紫「大正解よ♪前世で私が幻想卿に連れてきたの。

  もちろん、その当時にもその能力は持っていたわ。」

 

やはり、前世であの男の人は幻想卿に来たことがあるのだ。

しかし、紫は前世でもその能力を持っていたという。

前世でその能力が使われていたのなら絶対に何かの記録に残るはずだ。

 

霊夢「・・・・・あの人は前世でその能力を使ったの?」

 

紫「使ってないわ。

  しかも、そんな能力があることは彼自身前世、および現世でも気づいていないわ。」

 

それを聞いた霊夢は安心した。

前世でも現世でもその能力に気がついていないのならその能力を使う可能性は

凄く少ない。

 

霊夢「もしかして、前世でその能力が分かったのは

   母さんのおかげ?」

 

紫「また大正解♪つまり、貴女のお母さんと鷲光は面識があるわ。」

 

それを聞いた霊夢は一瞬罪悪感が出てきた。

自分の親と知り合いの人に対してあのような態度をとるのはどうかと

今頃認識してきたのだ。

だが、その罪悪感は直ぐに消えうせる。

霊夢は鷲光が前世で幻想卿にいたことなどを知らないのであのような態度を取ったと

言い通せる。

まさに博麗 霊夢!

ん?つまり、稗田 阿求とも知り合いなのだろうか?

それを聞こうとしたが、紫はピッと指を払った。

 

ここまでが、鷲光がいなかったときの会話であった。

 

 

【ルパン三世が幻想入り】

 

【魔法の森 魔理沙宅 (ルパン視点)】

 

魔理沙が魔法の森に帰ってきたのはアリスのルパンへの質問が始まってから

1時間後に帰ってきた。

どうして、あんなに速いのに帰りが遅くなったのかを聞いてみた。

 

ルパン「なぁ、魔理沙。どうして帰りが遅くなったんだ?」

 

部屋にあるソファに座りながらルパンの持ってきた本を読んでいた

魔理沙は一度、読むのをやめてルパンの方を見て言う。

 

魔理沙「いや、速く帰ることは出来たんだけれど、ちょっと帰りに人助けしてきた

    だからだぜ。」

 

アリス「人助け?」

 

シャンハイ「シャンハーイ?」

 

ルパンの座っている席の反対側に座っていたアリスが口を開ける。

それに答えるように魔理沙が言う。

 

魔理沙「そうなんだぜ。ミスチーと外来人が幽香と弾幕ゴッコしていたんだ。

    援護のために空からマスパをお見舞いしてやったんだぜw」

 

アリス「幽香って・・・・・あの風見 幽香?!」

 

アリスは立ち上がり魔理沙に聞く。

それをみた魔理沙は面白そうに答える。

 

魔理沙「そう。その幽香。その外来人凄いだろww」

 

ルパンにとってはまったく意味が分からない。

その風見 幽香という人物がどのような人物であるか分からないのだから。

そして、その人物の事を二人に聞いてみることにした。

 

ルパン「しつもーん。」

 

魔理沙「ん?」

 

ルパン「その風見 幽香って人はどういう人なんだ?」

 

それを聞いたアリスが答える。

 

アリス「風見 幽香っていうのは人じゃなくて妖怪なの。

    好きな物は花ね。そこから来てるのか知った事じゃないけど

    彼女の能力は「花を操る程度の能力」という、一見

    何にも役に立ちそうな能力だけど、その代わりに幻想卿内では

    上位の強さの妖怪なの。」

 

ルパン「ほへ~。つまり、その強い妖怪相手に外来人とミスチーっていう

    雑魚妖怪と戦ってたわけだ。」

 

ルパンへの幽香の人物象が伝わった後、魔理沙は驚くことを言った。

 

魔理沙「聞いて驚くなよ?外来人の方は、幽香の弾幕を一本の剣で全部斬ってたんだぜ?」

 

アリス「えっ!?弾幕を斬った!?」

 

ルパン「・・・・・まさかなwww」

 

魔理沙はマシンガンのように次々にその外来人について話していく。

 

魔理沙「その剣で周りの木を倒して弾幕避けに使ったり、避けられないと分かった弾幕は

    真っ二つに切り落としてたんだ。

    服装は・・・・・何だか古っぽかったなwww」

 

アリス「その人すごいわね・・・・。」

 

ルパン「あぁ・・・・。もう決まったな・・・・。

    魔理沙、その男の名前聞いたか?」

 

念のために魔理沙がその男に名前を聞いたか確認する。

可能性があるからだ。

ルパンファミリーの仲間でいまだに行方が知れていない最後の仲間。

 

魔理沙「勿論だぜ☆」

 

このときルパンは緊張した。

もし、魔理沙が言った名前が五ェ門だったら、明日にも探しに行く。

しかし、もし違ったら再び五ェ門の行方は分からなくなる。

どちらかというと、見つかった方がいい。

 

魔理沙「確か、石川 五ェ門って言ってた。」

 

ルパン「やっぱりか~www」

 

聞いた名前が最後のルパンの仲間である石川 五ェ門だったので、

ルパンは苦笑した。

苦笑をしていたルパンに対して疑問を抱いたアリスはルパンに尋ねる。

 

アリス「どうして笑っているんですか?」

 

ルパン「ヌフフ、実はその石川 五ェ門って奴は俺の知り合いだからなんだよ。」

 

魔理沙「そうなのか?だったら、連れて来たほうがよかったかなぁ?」

 

ルパン「いや、そこまでやらなくていいさ。

    連れて来るつったって、どうせあいつは来ないさ。」

 

アリス「へぇー・・・・・。」

 

それから数時間後、アリス上海人形と共に、自分の家に帰っていった。

そして、魔理沙はキノコ入りの夕食を作っている。

魔理沙の作るキノコ料理にはたまに試作品が入っていることがあるので恐ろしい。

だがたいていの料理はおいしい。

 

魔理沙「できたんだぜ。」

 

ルパンの座っているテーブルの上に料理が運ばれてくる。

見た目は試作品みたいな物は入っていないように見える。

 

ルパン「おっ、うまそうだなぁ。」

 

魔理沙「じゃぁ、いただきます。」

 

ルパン「いただきますよと。」

 

ルパンは手近にあったスープに手をつける。

・・・・・・クリア。

これは食べても平気だ。次に、キノコの入ったご飯を食べる。

・・・・・・これもクリアだ。

三つ目のキノコの入ったサラダを食べようとした瞬間にとある物が目に入る。

何か、キノコの入ったどす黒い物体が載った皿が目に入ったのだ。

・・・・これは危ない。

今皿に乗っている物体はなんにせよ、どす黒く変色している時点で

これは危険物になるだろ、jk

その皿をずっと眺めていたルパンに気がついた魔理沙が声をかける。

 

魔理沙「どうしたんだ?もしかして気分でも悪いのか?」

 

ルパン「え、いんや、そういうことじゃないんだけどな・・・・・。」

 

それを聞いた魔理沙は安心したような笑顔で

 

魔理沙「それは良かったんだぜw

    あっ、これルパンが持ってきてくれた魔道書

    に載ってた奴を私風にちょっと改造した奴なんだ。

    食べてみて?」

 

そういって、魔理沙は笑顔でそのドス黒い物体が載った皿を

ルパンに手渡す。

それを受け取ったルパンは少々不安になった。

もしかしたらこれを食べたらそのまま仰向けに倒れる可能性もある。

しかし、これを食べなかったら魔理沙は相当傷つくだろう。

 

ルパン「(女の子を傷つけるわけにはいかねーしなぁ・・・・。)」

 

そして、ルパンは意を決した。

そのどす黒い物体の一部分をスプーンで掬い上げて

口にゆっくりと移動させ、口の中に入れる。

 

ルパン「・・・・・・。」

 

魔理沙「ど、どうだ?それの感想は?」

 

そのどす黒い物体を口の中に移したルパンに

お味の感想を聞く。

しかし、返事が返ってこない。

ただのルパンのようだ・・・・・。

 

ルパン「・・・・・・・・・。」

 

それから数秒後、ルパンは仰向けに倒れた。

 

 

【紅魔館 進行阻止第2ブロック跡 [対紅い道化師用](次元視点)】

 

紅い道化師「はっはっは☆」

 

山狗1「撃て!奴は何なんだ?!」

 

突如、紅魔館館内に現れた紅い道化師を殲滅する為に前回の

ソウルブラザーズ対用の土嚢を再びおき、機関銃で警備は応戦しているが

まったく歯が立たない。これまでにも大勢の警備員が”アッー!”されている。

 

紅い道化師「ドナルドは男子がだあいすきなんだ♪(もちろん、♂的な意味で。)」

 

山猫1「がぁっ!」

 

山狗2「くそっ!」

 

山猫2「RPGもって来たぞ!」

 

山狗1「ファイア!」

 

山猫の一人が持ってきたゴム弾頭を装填したRPG-7が

山狗の掛け声によって発射される。

発射による噴煙が引いていく間もずっとAKやM63ででたらめに発砲していた。

そして、噴煙が徐々に消え始めると同時に撃ち方をやめる。

 

山狗1「・・・・・・何か見えるか?」

 

山猫2「いいや、何も見えない。」

 

山狗2「ん・・・・おい、まさかあれ・・・・。」

 

煙が引いていった紅い道化師がいた場所には・・・・・

 

紅い道化師「やぁ☆」

 

山狗1「に・・・・にげろぉぉぉぉぉ!」

 

それから数分後.......

 

次元「こりゃぁ・・・・・ひでえありさまだな。」

 

次元が到着したころにはここを守備していた警備員たちは全員

倒れていたのだった。そして、徐に懐から無線機を取り出す。

 

次元「・・・・俺だ。第二ブロックに救護班を送ってくれ。」

 

救護班を呼んだ後に次元は違うブロックに足を運んでいく。

 

【紅魔館 進攻阻止第12ブロック】

 

そのときにはもう既にこの館のメイド長である咲夜と美鈴が居た。

さすがに、この侵入者の存在に気づいたのだろう。

彼女達の前には紅い色の道化師が居た。

その周りに落ちているナイフと紅い道化師の顔にある痣から見るに

既に彼女たちは攻撃を下したようだ。

しかし、まったく体力が削られていないように見える。

・・・・・・そういえば、何故警備員たちは実弾を使わないんだろうか?

それよりも、まずはあの道化師をどうにかする必要がある。

 

次元「やれやれ、どきな若いの。」

 

山猫2「誰だあんなたは!」

 

山猫5「貴方は・・・・!」

 

次元「俺は、次元 大介だ。」

 

咲夜「・・・・何故貴方がここに居るんですか?」

 

彼女達の隣に立った次元に 咲夜は疑問そうに聞いてきた。

多分、屋上でまたサボっているのだろうと思われていたらしい。

 

次元「いや、なんとなくだ。

   それより、お前ら。こういう奴にはな、何も考えないで撃った方がいいんだ。」

 

山狗2「何も・・・考えずに・・・!?」

 

それを聞いた山猫隊員はこいつは馬鹿じゃないのかと見るような目で

次元を後ろから見る。

それと同時に、直ぐ斜め後ろの廊下の角から男の声が聞こえる。

 

?「・・・・あんたか。」

 

次元が見た先にはタキシード服を着た男が一人立っていた。

この男だ。先ほど屋上から見た男は。

 

咲夜「スネークさん!いつの間に帰ってきたんですか?」

 

スネーク「20分ぐらい前だ。」

 

スネーク・・・・。間違いない。この男が山狗・山猫混合部隊を統べている男だ。

それと同時にこの男がどのような男なのかが少しだけだが分かった。

 

次元「(この男、銃を長く扱っているな・・・。

    それも、この周りに居る隊員達よりも長く。)」

 

すると、そのスネークという男は自分から名乗ってきた。

 

スネーク「俺はスネークだ。よろしくたのむ。」

 

次元「俺は次元 大介。こちらこそ。(?)」

 

次元はぶっきらぼうに言った。

それと同時に一応握手もしておく。

その時だろうか、スネークは予想もしなかったことを聞いてきたのだ。

スネーク「君は、マグナムかリボルバーを使ってるな?」

 

次元「あぁ。それより、君はやめてくれ。次元でいい。

   (何故、俺が回転式拳銃を持っていることに気がついたんだ?

    ・・・・・そうか、俺の手に出来ているたこをみたんだな。)」

 

すると、後ろから咲夜が話しかけてきて、道化師に指を差す。

 

咲夜「そんな事よりも、早くあれをどうにかしてくださいよ。」

 

次元は咲夜の指差す方を見る。

その道化師は腕を振ってダンスらしき行動を取っている。

・・・・・どうせなら、あの紫って女に落としてもらった方がいいんじゃないのか?

しかし、その紫はこの場にはいない。

それにまして、この場にいる者達による攻撃は効かない。

だが、俺はまだあの道化師には攻撃をしていない。

・・・・・俺の攻撃が効くかどうか分からないが、やってみることにする。

 

次元「ここはまかせな。」

 

そういって、次元はスネーク達の前に立ち、道化師と向き合う。

 

ドナルド「次は何をしてくれるんだい?」

 

次元「次はな・・・・・

   お前の幕を閉じてやろうじゃねぇか!」

 

次元は、腰からコンバットマグナムをすばやく抜き取り、道化師の額に風穴を開けた。

道化師はその場に崩れ去った。

 

次元「これがお前の終幕だ。」

 

道化師の死体を背に向け、スネーク達の元へ戻る次元。

しかし、次元の後ろを見ていたスネークが大声を上げる。

 

スネーク「次元!うしろ、うしろ!」

 

そう言われ、チラリと横目で後ろを見ると、

血は出ていないが額に穴が開いている道化師がポテトを

次元に振りかざそうとしていた!

 

次元「しまっ・・・・・!」

 

それを見て状況判断した次元はとっさに腰にあるマグナムに手を

伸ばそうとしたその時

 

道化師「はっはっは・・・・ひでぶ!」

 

おかしな悲鳴を上げてその場に再び倒れた道化師。

その後ろには見かけは幼いが次元よりもはるかに年上の子供が一人。

 

次元「フランか。助けられちまったな。」

 

礼を言われたフランは照れくさそうに言った。

 

フラン「えへへへ・・・・。」

 

それを見ていた咲夜は直ぐにフランに近づき、

安否を確かめる。

 

咲夜「妹様!お怪我はありませんか!?」

 

フラン「ないよ?」

 

スネークは倒れている道化師を見ながら言う。

確かにこれは何なんだろうか。胸に書いてあるMという

文字はまるでフード店のマークのように見えた。

 

スネーク「それにしても、こいつは何だ?」

 

美鈴「まぁ、いいじゃないですか!

   咲夜さん!今日の門番はこれで・・・・」

 

咲夜「いいわよ、中国。

   次元さん、すみませんが門番をやってもらっても?」

 

咲夜がチラリと次元の方を見て聴いてくる。

門番での仕事だったらほとんど動かなくて済む可能性が高い。

ましてや、酒が飲める可能性もある。

 

次元「まぁ、いいだろう。暇だしな。」

 

スネーク「なら俺も少しやろう。」

 

それを聞いていた美鈴が

 

美鈴「えっ!?なら私も・・・・。」

 

咲夜「今日の門番は終わりよ、中国。早く寝なさい

   私は掃除をするから。」

 

しかし、その申請はメイド長により却下される。

・・・なんとなくだが、美鈴がスネークの事を気になっている

という事を感じてきた。

それと同時にその場に転がっていた銃の薬莢、ゴム弾の弾頭は消えてなくなっていた。

またお得意の時を止める能力を使用したようだ。

その時、次元はふと気がついた。

あの、道化師は何処に行った?

メイド長に聞こうとするがその前に悟った。

多分、メイド長が細かく刻んでどこかに埋めたのだろう。

そうだ。そうに違いない。

 

スネーク「次元、門に行かないのか?」

 

タキシード服を着たスネークが次元を呼ぶ。

それに答えるように、次元はスネークについていった。

 

 

【魔法の森 南西付近 [次元視点よりも数時間も前](五ェ門視点)】

 

今、五ェ門は幻想卿に来てからの日課となった散歩をしている。

最近は妖怪は襲ってこなくなっていたが、最初らへんは結構な数の妖怪が

五ェ門を襲ってきた。

だが、そのたびに五ェ門の斬鉄剣によって斬られている。

そのおかげで、このあたりの妖怪には「妖怪倒しの外来人」という名で

恐れられているのだった。

そして、そろそろその散歩も終盤に向かってきたときの事だった。

 

?「貴方が、”妖怪倒しの外来人”かしら?」

 

五ェ門「・・・・・・何者だ?

    (それよりも、拙者はそのような名で通っているのか?)」

 

声をかけられた方向に体を向ける五ェ門。

その先には緑色の髪をしたルックスのいい女性が一人立っていた。

 

?「私は、風見 幽香。しがないフラワーマスターよ。こうみえても実は妖怪なの。」

 

五ェ門「拙者に何か用があるのか・・・・?」

 

幽香「そうね。普段、自分から人間を襲わないんだけど

   私の畑の近くに面白い人間が最近現れると聞いたから

   ちょっと遊んでみたくなったの。」

 

五ェ門「何を・・・・・?!」

 

一体何を言っているのかを聞こうとした五ェ門を

幽香から放たれた弾幕が襲う。

それを見た瞬間に斬鉄剣を鞘から抜き弾幕を切り落とす。

 

 

幽香「あら、ただの外来人が私の弾幕を斬りおとすなんて・・・・・

   案外楽しめそうね♪」

 

五ェ門「・・・一体何のつもりだ?」

 

それを聞いた幽香は楽しそうに答えた。

 

幽香「だから、弾幕ゴッコで遊びたいの。

   使用スペルカードは一枚でいいわ。」

 

そして、次々と花の形をした弾幕が五ェ門に襲い掛かる。

それを五ェ門は自分の世界で向けられる幾多の機関銃の弾と

想定し、いつものように切り捨てていく。

 

幽香「フフッ、やっぱり面白い人間だわ!」

 

襲い掛かる弾幕の数がどんどんと増えてくる。

しかし、それらの弾幕は今までのように五ェ門の斬鉄剣により

すべて斬り捨てられる。

だが、徐々に増えていく弾幕の量にも耐えれなくなるときもある。

それに、体力も少しずつ減っていく。

そう判断した五ェ門は近くの木を斬りおとし、それで弾幕を防ぎ

間合いを取る。

 

幽香「何でも斬れちゃうのねぇ・・・・・その刀。」

 

五ェ門「(どうする?今、あの妖怪を切り捨てることは容易だが

     出来るだけ、女子供は傷つけたくはない・・・・。)」

 

五ェ門は迷っていたのだ。

女子供といえど斬り捨てるのはあまりしたくないのだ。

しかし、今そのような事を行っているといずれ追い込まれて

しまうのは目に見えている。

迷っている最中にも弾幕は撃ち続けられている。

すると、幽香に向かって横から違う弾幕が飛んでいく。

それを見た幽香は瞬時に地面をけり、空へ舞い上がる。

その放たれた弾幕の先には・・・・・

 

ミスティア「家の常連さんをどうするつもりだい?」

 

いつもの屋台での仕事をしているときとは違う服を着ていた

ミスティアがそこに立っていたのだ。

(五ェ門が行くときはいつも女将姿のミスティア。

 いわゆる、女将スティア)

 

五ェ門「ミスティア殿?!」

 

幽香「あら、夜雀が自分から私に弾幕ゴッコをけしかけるとはね。

   貴女、生きて帰れると思う?」

 

ミスティア「私の店にお客が来る限り、私は生きて帰らなくちゃいけないんだよ。」

 

それを聞いた幽香はまるで馬鹿を見たような目でミスティアを見下ろし、

あざ笑うかのような笑い方で笑う。

 

幽香「そんな事いっても、今日貴女は私に無事に勝てて屋台を開けるのかしら?」

 

実際はそのような事は凄く厳しい状態にあるのである。

風見 幽香

純粋で高い妖力を持つ幻想卿で上位に類する妖怪。

それを、ミスティアのような階級の妖怪が倒すというのは

とても難しい事だ。

 

五ェ門「あの者の弾幕は拙者が防ぐ。

    だから、ミスティア殿は弾幕を頼みたい。」

 

ミスティア「もちろんです!」

 

そして、五ェ門とミスティアの反撃が始まる。

まず、ミスティアが幽香に対して弾幕をお見舞いする。

それの報復として、幽香もおびただしい数の弾幕を放つ。

しかし、その弾幕は五ェ門によって防がれる。

これを続けて5分後.....

 

幽香「・・・・もう、埒が明かないわね。

   スペルカードを使おうかしら。」

 

そういうと、幽香は何処からか香森からはなしてもらったことのある、

スペルカードを手にしていたのを五ェ門は見た。

 

ミスティア「えっ!?こんなときにスペルカード!?」

 

幽香「幻想「花鳥風月、嘯風弄月」」

 

そのスペルカードを発動すると共に、幽香の周りを黄色い弾幕が囲み、

くるくると回転しながら広がっていき、五ェ門たちに襲い掛かる。

それを見た五ェ門は今回ばかりは避ける事にした。

 

五ェ門「ミスティア殿!ここは一旦避けるでござる!」

 

ミスティア「はい!」

 

襲い掛かる弾幕をぎりぎりで交わす五ェ門たち。

それを見ている幽香はこれはまた楽しそうな笑い声を上げた。

 

幽香「フフフ・・・・・さぁ、慌てふためきなさい!」

 

五ェ門「くっ・・・・!」

 

ミスティアは避けながらも弾幕を出している。

対して五ェ門は斬鉄剣で襲い掛かる弾幕を避けながら斬りおとすしかできない。

そして、徐々に弾幕は薄くなり始め、スペルカードの効果は途絶える。

弾幕が手薄になったこのときにミスイティアは五ェ門に聞く。

 

ミスティア「五ェ門さん!スペルカードの使用枚数は!?」

 

五ェ門「一枚だ!」

 

ミスティア「よし、だったらこっちだって!」

 

ミスティアはそういうといつの間にか出したスペルカードを使用する。

 

ミスティア「夜盲「夜雀の歌」」

 

そのスペルカードを発動した後に、幽香の周りを暗闇が覆う。

それにまして、幽香を襲う無数の弾幕。

 

幽香「やっぱり、このスペルカードは厄介わね・・・・!」

 

弾幕を避けながらも幽香は次々と弾幕を放つ。

もちろん、幽香には五ェ門達は見えないのででたらめに撃つしかない。

そんな弾幕は五ェ門とミスティアに対しては無意味であった。

「下手な鉄砲、数うちゃ当たる。」という言葉があるが

五ェ門に対しては無意味な行動にしかない。

 

五ェ門「ミスティア殿!もっと、弾幕を撃つでござる!」

 

ミスティア「言われなくとも!!」

 

結構な数の弾幕を放つ。

だが、幽香には当たらない。

流石は上位に類する妖怪。

幽香はスペルカードの効果がなくなるまで放たれた

弾幕をすべて避けきった。

 

幽香「さて、お返しさせてもらうわね♪」

 

五ェ門「くっ・・・・・!」

 

正直、五ェ門にはもうあまり体力は残ってなかった。

まだあの量の弾幕が着たらもう防ぎようがないだろう。

だが、ここで逃げようとしても背後から弾幕を撃たれ

当たるだけだろう。

どうすればいい・・・・・?

 

幽香「そろそろ貴方も体力がなくなってきたように見えるけど・・・・。

   簡単に逃がすほど私はお人好しじゃないわ。」

 

そういって、幽香は傘を五ェ門たちに向ける。

ミスティアは同じように、五ェ門の後ろにて弾幕を打つ準備をしている。

五ェ門は放たれた弾幕を斬りおとす為に体力を使い切る覚悟をする。

だが、それは空から放たれた弾幕により訪れない事となった。

 

幽香「!!」

 

その光線は真っ直ぐ幽香のほうに向かった。

それを見た幽香は間一髪で避ける。

 

幽香「魔理沙!勝負中に何するの!?」

 

五ェ門「(魔理沙・・・?)」

 

ミスティア「あっ!」

 

五ェ門はミスティアと幽香が見ている方向を見る。

その先には黒色と白色のエプロンのような服を着てでかい魔女が被るような

帽子を被り、一本の箒にまたがっている金髪の少女が居た。

・・・・・なんと、可憐な!!

 

魔理沙「幽香、いきなり弾幕ゴッコを外来人にけしかけたらいけないんだぜ?

    だから、私は外来人のほうに味方する・・・・ぜ!!」

 

魔理沙「恋符「マスタースパーク」」

 

幽香「くっ!」

 

スペルカードを使用後に魔理沙という少女は二人に対して

 

魔理沙「早く、逃げるんだぜ!」

 

ミスティア「一応、礼は言っとくわね!」

 

五ェ門「・・・・すまん。拙者、石川 五ェ門と申す。

    よろしければ、そなたの名前を教えてはもらえぬか?」

 

魔理沙「こんなときにかよ・・・・・。

    私の名前は霧雨 魔理沙!」

 

五ェ門「手間をかけさせた・・・・・では、ご免!」

 

魔理沙「(石川 五ェ門ねぇ・・・・。)

    幽香!もう一回仕切りなおすってのはどうだー!?」

 

その後、その要請を受託しなかった幽香はあきれて自分の家に帰っていった。

魔理沙は自分の家に帰っていく。

一方、五ェ門たちは、夜に再び屋台で八目鰻と酒を飲んでいたのであった。

 

 

【人里 集会場 (コナン・蘭・慧音視点)】

 

慧音「・・・・・だが、お面を大量に売っているとなると

   ここにいる者達以外にも疑いが掛かる事になるな・・・・。」

 

コナン「(確かに、そうなる・・・・。だけれども、ここにいる人たち

     の中に田吾作さんを殺す動機がある人がいれば話は別になる・・・・。

     ここは、慧音さんに提案して人里の人たちに話を聞いてみたほうがいい。)

     ねぇ、慧音さん。」

 

慧音「ん?」

 

コナン「ここにいる人にだけに話を聞いても埒が明かないから他の人里の人にも

    話を聞いてみない?」

 

それを聞いた慧音は数秒間考えた。

確かに、もしもここにいる容疑者たちが全員グルだったら

話を聞いてもうまく誤まかせられるだけだ。

 

慧音「よし、コナンと一緒に私は表に出てきますので

   見張りの方はお願いします。蘭は、ここで一緒に見張っておいてくれ。」

 

蘭「分かりました。」

 

自警団 男1「はい。」

 

蘭「いってらっしゃい。迷惑かけちゃ駄目だよ?コナン君?

 

コナン「分かってるよ。」

 

コナンと慧音は集会所の戸を開け表に出て行った。

 

【人里 大通り】

 

慧音「とは言っても・・・・・・。」

 

今、大通りには人は誰も出ていない。

それはそうだ。

先ほど、慧音自身が家にこもるように指示したのだから。

 

コナン「誰もいないね。」

 

慧音「私がさっき家にいるようにと言って置いたからな。」

 

コナン「へ~。(これだと、片っ端から家を訪問するしかねぇか?)」

 

〔一軒目〕

 

慧音「すみません。」

 

住居者「はい?おや、慧音先生じゃないですか。」

 

慧音「田吾作さんについて何か知っている事はありませんか? 

   例えば、最近様子がおかしかったとか。」

 

住居者「あぁ、あの亡くなったっていう田吾作ですね?

    最近はあんまし様子はおかしくなかったけどねぇ。

    そういえば、昔に事故があってそのときの生き残りだとかって

    いわれてたけどこれは関係ないねぇ。

    ごめんなさいね。力になれなくて。」

 

慧音「そうですか・・・。ありがとうございました。」

 

〔二軒目〕

 

慧音「誰かいらっしゃいますかー?」

 

住居者「はいはい、なんでしょうか。」

 

慧音「田吾作という男性のことをあなたは知っていますか?」

 

居住者「あぁ、今日の朝当たりに人里の外にある納屋で死体があったんでしょう?」

 

慧音「そうです。その田吾作さんについて何か知っている事はありませんか?

   恨みを買っていたとか。」

 

居住者「いや、そんなことは聞いたことはありませんね。」

 

慧音「そうですか・・・・。なら、次にいう人たちの中で知っている事はありませんか?」

 

そして、慧音は今疑いがかけられている人たちの名前をその居住者に言う。

その中で手ごたえがあったのは面職人である西木 准という男であった。

彼と田吾作は一緒に金貸しの“副業”をしていたそうだ。

だが、金の事で田吾作と喧嘩が生じたようだ。

それに西木の作る面はそれほど売れないらしく、生活に困っているらしい。

あまり売れないという点でコナンはほっとした。

もし、多く売れていたのなら慧音の言ったとおり、犯人特定に時間が掛かる。

どうといっても、西木も犯人であるという疑いはまだ消えてない。

 

〔三軒目〕

 

慧音「すみません、誰かいますか?」

 

住居者「何か御用ですか?」

 

慧音「朝に起きた事件について聞きたいことがあるんですが・・・・。」

 

居住者「いいですよ。」

 

慧音「私が言う名前の中で貴方が知っていることを教えて欲しいんです。」

 

その名前の中で次に手ごたえがあったのは

山田 利明と東方 堺だった。

山田は田吾作と殺し合いに近い喧嘩をしたそうだ。

だが、それらは近くに居た野次馬達によって防がれた。

だが、双方とも怒りは収まっていないようだったらしい。

東方の方は彼の妻を失ったのは田吾作のせいらしい。

一体何があったのかは知らないが境がそういっていたのを聞いたそうだ。

理由は、金のことについてらしい。

 

〔四軒目〕

 

慧音「ごめんください。」

 

住民「はい?」

 

慧音「今朝あった殺人について聞きたい事があるのですが、

   今から言う名前の中で以前に何か合ったとかありましたら是非教えて欲しいのですが・・・。」

 

名前の中で手ごたえが合ったのは斉藤だった。

彼は田吾作と西木の“副業である金貸し”から多額の借金をしていたそうだ。

彼の両親は結構歳をとっているから仕事ができないらしい。

金に困っている斉藤に目をつけた彼らは多額の借金をさせたらしい。

そして、今大工見習いをして借金を返していたそうだ。

借金の点から殺したとも考えられる。

 

〔五軒目〕

 

慧音「すみません。」

 

住民「へいへい。」

 

慧音「今朝あった事件(ry」

 

名前の中で手ごたえがあったのは山田 阿木沙だった。

彼女は以前、田吾作と口喧嘩になって女性が大工をしていることについて

凄い罵り言葉で言われたらしい。

 

そのあとも、数件家を回るが、手ごたえがなかった。

集会場へ帰る道の最中コナンはあの麻酔薬の入手ルート気になった。

明治時代以前に外の世界と隔離された幻想卿にどうやって麻酔薬が

伝わったのかが気になっていた。

 

慧音「どうしたんだ?」

 

慧音がコナンの顔を覗き込む。

それに驚き、変な声を出し驚くコナン。

 

慧音「何か分からない事でもあるのか?」

 

コナン「え、う、うん。あの麻酔薬をどうやって犯人は手に入れたのかなぁ。

    って思ってんたんだ。」

 

慧音「確かに・・・・あんな物はこの人里では売ってないはず・・・。

   となると、考えられるのは永遠亭と香森堂・・・・。」

 

コナン「(ビンゴ!)なら、そこに行ってみよう!」

 

慧音「そうだな。まず永遠亭から行ってみるか。」

 

そして、慧音とコナンは永遠亭がある竹林に向かっていった。

 

 

あとがき

 

いや、本当に、最近長いものばっかり描いて申し訳ございません。

短く区切ろうとしてるんですが何故か区切りが悪い事が多いんですいよねぇ・・・・。

それにまして、今回は初めてゆかりん(巫女服ver)を描こうと思いましたが、

失敗に終わってしまいました・・・・・因みに、投稿者が描いたゆかりん(巫女服ver)

(鉛筆画)はあまり、あの脇巫女とあまり変わらない姿になっていました。

やっぱり、絵は難しい・・・・。

五ェ門は見本があったため紫よりもやり易かったです。

では、これからもよろしくお願いいたします。

次のお越しもお待ちしております。

 

ぶりぶりざえもん「まったく・・・・今回は私の出番がなかったな・・・・。」

 

それはしょうがない事なんで勘弁してください。

 

ぶりぶりざえもん「しかも、慧音という女からはあの辞書でぶたれなかった・・・・。」

 

貴方はどれだけドMなんですか。

それほど叩かれたいのなら、私がここに呼びましょうか?

 

ぶりぶりざえもん「なん・・・・だと・・・・?」

 

幽香「あの豚をなんにでもしてもいいの?」

 

はい、どうぞどうぞ。

だけど、殺さないでくださいね?

殺してしまったら物語がかけなくなります。

 

ぶりぶりざえもん「た、確かこの女は本編で慧音先生よりも怖そうなお姉さん・・・・。」

 

幽香「あら、私のことを知ってるの?なら、これから私が何をするかわかってるわよね♪」

 

ぶりぶりざえもん「と、投稿者!一体これは?!」

 

・・・・・・ニヤッ・・・・。

 

ぶりぶりざえもん「わ、罠だ!これは罠だ!投稿者が私を仕掛ける為に仕組んだ罠だ!

私が慧音先生に叩かれたいといったのに極悪非道・冷血無慈の女を呼んだ

         のはおかしいじゃないか!

         この極悪非道・冷血無慈悲が言った「あの豚なんにでもしていいの?」という

         発言が証拠!(キラ様風)アッーーーー!!」

 

計画通り・・・・・・・・

では、次のお越しもお待ちしております・・・・・・。


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