No.115139

G×S!でチクタクな展開があったとしたら。Ⅲ

さん

わ、わかったぞ!この電波の発信源。

お前だな、キーやん!

『おや?ようやく気付きましたか』

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2009-12-29 13:53:08 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:4860   閲覧ユーザー数:4275

 

 

 

此処は過去の魔界のフォーベシィの館。

そして、その浴場の前の廊下。

 

リア「あ~、さっぱりした。まったく、アイちゃんてばお風呂長いんだから。しかも一緒に入ると自分が出るまで付き合わされるからアイちゃんが出るまで待たなけりゃいけないし」

 

忠夫(まったく……)

 

忠夫は未来においてシアの母親となるサイネリアが風呂から上がるのを待って浴室に掛け込んだ。

 

忠夫「ようやく風呂に入れる。この所ムズムズして仕方がなかったんだ」

 

忠夫は服を脱ぎ全裸になると【開】の文珠を使い、神魔人形体になると背伸びと同時にその翼も思いっきり広げた。

 

タダオ『う~~ん』

バサアッ

 

タダオ『この姿じゃないと羽は出せないし面倒くさいのよね。しかも一人じゃ洗いづらいし、だからと言ってネリネ達に頼むと散々弄られ回されるから一緒には入れないし…とにかく早く洗わなきゃ誰かが入ってきちゃ…』

 

ガラッ

 

アイ「やっぱり、もう一回入っちゃお♪」

 

タダオ『……うから急ごうと思った矢先に…』(涙)

 

アイ「・・・・・・・・」

 

タダオ『……あ、あの…アイさん…』

アイ「…ひょっとして忠夫くん?」

タダオ『はい…』

アイ「ご、ごめんなさい。私、気付かなかったわ」

 

ガラリ

 

そう言ってアイは浴室から出て行った。

 

タダオ『た、助かったのかな?とにかく今のうちに…』

 

ガラリ

 

リア「うわ~、本当だ。綺麗な翼」

アイ「でしょ。さあ、洗ってあげましょ」

タダオ『え、ええ~~!ち、ちょっとアイさん、何をするつもり?』

アイ「何って、一人じゃ洗えないけど私達には頼みづらくて一人で洗おうとしたんだよね。大丈夫よ、私達がしっかり洗ってあげるから」

リア「嬉しいなー、私小さい頃絵本を見て天使様の羽を触ってみたかったの。夢がかなって嬉しいわ、これも日頃のラヴの賜物ね♪」

タダオ『い、いや、一人で大丈夫よ。だからわざわざ一人で入ったんだから』

 

忠夫は背中の翼を庇うように後ろ向きで逃げるように下がっていくが無論、それを許すような二人ではない。

 

リア「大丈夫、大丈夫、たっぷりラヴを込めて洗ってあげるから♪」

アイ「そうよ、綺麗にしてあげるから安心して…諦めなさい♪」

タダオ『諦めろって言ったーー!』

 

手をワキワキさせながら近づいて来る二人からジリジリと下がりながら逃げようとするがいくら広いと言ってもやはり風呂場、壁はやはり存在する。

 

リア「つーかまえたっ♪」

タダオ『や、やめて。私、翼は敏感で』

アイ「どれどれ?」

 

サワッ

 

タダオ『ひゃんっ!///』

リア「・・・・」

アイ「・・・・」

 

カチリッ

何かのスイッチが入った。

 

タダオ『や、やめて、お願いだから。許してぇ~~~!』

リア「元は男の子なのに大きな胸ね♪」

アイ「なのにウエストは私達より細いわよ♪」

リア「それは許せないわね、もっとよく調べないと♪」

アイ「さあ、本格的に洗うわよ♪」

タダオ『ふわあぁぁ~~~~~~ん!///』

 

 

 

 

 

 

 

ネリネ「忠夫さま、何があったんですか?」

 

部屋のベットでネリネに介抱されながら忠夫は呟いた。

 

タダオ『…お、お風呂…』

ネリネ「お風呂がどうしたんですか?」

タダオ『…お風呂…キライ……』

ネリネ「あ~、何となく解りました…」

 

へとへとの忠夫とは逆にアイとリアの肌はツヤツヤだったそうな。

 

END

 

 

 

ああ、そうさ。

認めてやるよ。

 

書いてて楽しいよ!!

 


 
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