それは唐突すぎる知らせだった。
「亜矢が殺された」
その一言はなんともショックで言葉出てこなくて、なんの感情さえ出てこないくらいに打ちのめした。
ボクと亜矢と翔太は幼なじみだった。
家もお互い近くそれぞれの家にも遊びに行っていた。
けど、ボクは体が弱くなかなか寝込んでることが多かった。
小さい頃から上に二人いる姉たちの相手をしていた。
そこで姉のお古とか着ていたんだけど……なんかしっくり来る。
あれ、と思った時だった。
世間的にはボクは「女性」
そう、体は女性、でも心は……。
「男」
このあべこべな状態のままボクはいた。
「みのりぃ」
誰かが呼ぶ。
それはもういない人の声だった。
亜矢……どうして……。
Tweet
0
|
![]()
0
|
0
|
![]()
0
|
![]()
0
|
追加するフォルダを選択
自分の友人が突然殺されてから過去の自分を振り返っていく