No.1107395

不法侵入!6「侵入者!」

下からの怪しげな物音にビクッとしてしまった正幸は暗闇の部屋の中、何とか体重を背中に持たれたまま立ち上がると少しためらったが決心していやいやながら壁をつたいドアを開け暗闇の細いきしんだ木造の階段を降り始めた。
たぶん、ネコか何かだよね!林とか多いけど流石にクマとかはありえないだろうし!猿もちょっとな!(-_-)動物とは限らないけど、今まで感じてた得体がしれない気配とかからだと古い家だから座敷わらしとかゆうれい?25にもなってまともな思考が出来ないのが情けないな!てか、ほんとマジで勘弁してΣ(゚Д゚)
ガサガサ…!
まだ音が聞こえてきて、何度も降りるのをためらったが、眉間にしわをよせながら何とか下にたどりつきゆっくりと部屋を覗いてみた。だいぶ暗闇に目が慣れてきたことと小さく外からもれる月あかりを頼りに正幸はあたりを見渡し、やがて凍り付いてしまう!
音の出処は台所の方で、地べたを何かがゆっくりとうごめいて這いつくばるように入ってくる。それは、あきらかに、正幸の想像は外れて猫や幽霊ではなく、生身の人間のようだった。

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2022-11-22 19:28:58 投稿 / 535×768ピクセル

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