※ページ数が多すぎて画質がかなり悪化した為、解像度を下げて前編後編に分割しました。
※高画質版はnote、もしくはPIXIVにUPしてます。

初老の中年しか登場しない誰得な実録漫画。

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数十年ぶりに再会した同級生の１人が、とんでもない糞野郎のクズモンスターになっていました。
そうと知らずに関わって胃酸を沸騰させ、ブチ切れまくった私こと寺居五代とマスターは、この糞野郎を毎年の異次元不愉快ぶっ飛び演し物として招待。
楽しさよりもそのイカレた思考の恐怖を味わおうという非常に悪趣味なイベントは３年目の今年、遂に悲劇の結末を迎えることになった。
その顛末をまずは序章として６０ページ（これでも色々端折った）の漫画として公開します。

酷すぎる酒癖と言葉のDVで家庭を崩壊させた２代目社長プー太は、妻を追い出す裁判を起こすことで子供の独占を図った。
「子育てに一切関わっていなかった男に勝ち目は無い」と制止する同級生達を無視して決行した裁判は当然瞬殺。
その後の面会権を巡る調停では突然ブチキレて「判子なんていくらでも押してやるから子供に好きに会わせろ！」と怒鳴って一行も合意文書（公正証書）を読まずに捺印。
「合意文書なんて読んでないし、判子押すから会わせろって約束した」と子供に勝手に携帯渡して連れ回す暴挙に出る。
弁護士からも散々注意されても辞めようとしないプー太は、遂に面会自体が出来なくなってしまう。
そんなおり、プー太は恋をして結婚を宣言する。
相手は人妻。
御近所さん。
しかも自分の会社の取引先の会社の社長夫人。
デートは会長である父親の敷地内に有る自宅に堂々と連れ込む自宅デート。
一発で両親にバレ、会社巻き込んだ騒動に発展した挙げ句、その社長夫人にも捨てられてしまうのであった。
プー太は言う。
「勝てる筈の裁判に負け、前妻とむこうの弁護士の陰謀で子供にも会えなくなった。しかも恋を邪魔されて、するはずだった再婚も出来なかった。何故だ！？それは俺の運が悪いからだ。スピリチュアル使って運を取り戻し、子供と女（社長夫人）を取り返す！」
聞いていた寺居は目眩で暫く立ち上がることも出来なかった…。
スピリチュアルに嵌まったプー太は社長という大きな収入（その多くが前妻に行くとは言え）の大半をスピリチュアルセミナーや水晶玉、開運グッズにつぎ込む生活を始める。
そしてそのまま陰謀論の世界に真っ逆さま。
「コロナは存在しない！」
「トランプが選挙で勝つ！」
「バイデン、ヒラリー、オバマ、ブッシュ親子は逮捕される！」
「この世はエスタブリッシュの悪魔達に支配されている！」
「病気は農薬と医者の処方する薬によって作られている！自然な物を食べ、医者に一切掛からなければ一生病気にはならない！」
「今度のダボス会議で世界中のメガバンクの倒産と通貨体制の崩壊が宣言され、世界の通貨は缶詰になる！だから俺は家中に缶詰を貯めている！」
とどんどんエスカレートしてしまい…。
腹が立つので縁を切ろうとしていた寺居は、その行く末が面白そうで切りたくても切れないジレンマの海の中、今日も胃液を沸騰させてこのクズと対峙し続けるのであった。
つうかコイツがいれば、俺はゴルフでビリにならずに済むのである。

続く…