日曜-自宅-
町内会長「本当にありがとうございました」
「は、はい」
用件だけ済ますと会長は帰り、俺はリビングに戻る

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奈々「なになに？何だったの」
「ほら、人命救助の件」
奈々「ああ」

百瀬を火事から救ったのを
防災の日の教訓として新聞記事にしたかったらしく
長い説得に負けて　結局折れ　
掲載を許可したお礼を言いに来たのだった

余り大事にしたくなかったのは理由があったんだけど…

奈々「そういえばあんた、消防署からの表彰も断ったそうじゃない」
百瀬「！？」
（おいおい、百瀬の前で言うなよ…）
俺が表彰されると、百瀬も被害者として担ぎ上げられるかもしれない
忘れたい辛い事件を、蒸し返される恐れもあるからな


「ま、まぁ　目立つためにやったわけじゃないから
それに表彰なんて、柄じゃないし」
奈々「お、いい事いうねぇ」
百瀬「…」
奈々「美沙ももっとお礼言ってもいいのよ
なんならほっぺにチュー位してあげてもいいのに」
「やめろよ　もう」
奈々「まるで映画みたいな九死に一生だったのよ
私なんてまるで何もできなかったもの」
百瀬が悩むように、口を開いた

百瀬「…あの、奈々さんはそう言いますが
興味のない女性からアプローチされて
喜ぶ男性はいるのでしょうか？」

奈々「わかってないわね～　そりゃ人にもよるけど
貴方だったらみんな喜ぶにきまってるじゃない」
百瀬「そんなことないです」
奈々「まぁ、あなたももうちょっと大人になったらわかるかもね
んじゃ、おじさんのお見舞いに行くでしょ？
車にガソリン入れてくるから、準備お願いね」
そういって部屋を出ていく

リビングには俺と百瀬…
なんか変な雰囲気になっちゃったな
「ま、まぁ奈々姉あんなだから、気にしないで　な」
百瀬「貴方も、嬉しいのかしら？」
「ん？」
百瀬「そ、その　キスとか」
「え？」
真顔の問いかけだが、声色は明らかに動揺しているような…
ここはどう返事しようか

１.　嬉しいに決まってる
２.　やっぱり恋人同士じゃないと駄目かなぁ
３.　パンツ見せてくれた方が　俺はいいぜ！

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ネットでいろんな方とやり取りしてびっくりしたのは
フローラ派の方との出会いですね
周りはみんなビアンカで…

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