メールアドレス
パスワード
?パスワードを忘れた方
新規登録 | SSLでログイン
/ / 楽天会員IDでログイン
プロフィール
作品投稿・管理
お気に入り
交流・上達支援
メッセージ
設定・その他
No.1058711
みらくる☆さん
「今は、まだ無力ですが 将来一緒になりたいです」 父親「な」 瑞貴「えっ!?」
続きを表示
お父さん以上に瑞貴さんが驚きの声をあげた 真っ赤な顔でこちらを向くなり、みるみるクールダウンしていく 俺の奥にその視線が向けられていた 父親「か、母さん」 瑞貴「私が連絡したのよ 見つけたら教えるように言われたの」 母親「瑞貴、外にタクシー待たせているから お父さん整形外科まで送って行って あんた、前捻挫したときに行ったでしょ 下ろしたらそのまま会社に戻りなさい」 瑞貴さんが無言でうなずくと お父さんを起こして背中を押す お父さんは 何も言わない。いや、何も言えないのだろうか ちょっとした力関係を見た感じがした でも、次に責められるのはこの人からになる 瑞貴さんは俺のことを話していると言ってたからな 覚悟を決めないと… 母親「お騒がせしてすみませんね」 「は、はい!」 母親「これからも娘のこと、宜しくお願いします」 そういってお母さんは俺に頭を下げた 「え?」 てっきりお父さんの方と同じ態度を取られるかと思った 「聞いてますよね?俺の方が彼女に頼りっきりの ダメな奴で」 母親「でも、あの娘が選んだんだもの 頑張っている人を応援するのは、あの娘らしいわ 私たちは、両方とも教師で 娘にも、それに恥じないような成長を期待していたの 瑞貴は、期待通り、それ以上に応えてくれたわ 真面目に、まっすぐにね でも その分人の気持ちの機微に疎いというか 人とのかかわり方が苦手になったのかなって 浮いた話もなくて、これも私たちの責任かなって 心配していたの それが、こんな素敵な男性と知り合ってくれて安心してるの」 「そ、そんなこと…」 ここで否定すると、瑞貴さんの選択まで否定してしまう気がして 俺は言葉をのんだ 母親「私も学校に戻らないと。お店もお願いしますね」 「い、いってらっしゃいませ」 さっきまで騒がしかった空間はあっという間に静まって ほっとしたような、寂しいような 複雑な気持ちに苛まれたのだった (続く) +++++++++++ 2かと思ったらまた1がずんずん来るんですよ! 結ばれたらお話終わりなんで、その日も近い? コメント、タグ付け、いつもありがとうございます
2021-04-08 05:46:11 投稿 / 889×1000ピクセル
コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。
この作品について報告する
追加するフォルダを選択
ユーザー登録してTINAMIをもっと楽しもう! ユーザー登録すると投稿された作品に支援やコメントをしたり、 クリエイターとして作品を投稿することができます!
「今は、まだ無力ですが
将来一緒になりたいです」
父親「な」
瑞貴「えっ!?」
続きを表示