No.1036071

【サイバ】タヌキと刑事とロリロボと【交流】

Dr.Nさん

2020-07-20 20:29:58 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:32   閲覧ユーザー数:24

ここは長野屋酒店。

 

フク「さあさあ、いらっしゃい、いらっしゃい! 日本酒にビールにワイン、ウィスキー、何でも安いよー!」

 

今日も女店主・フクの元気な声が響く。

 

おれな「ごめんくださーい!」

 

そこへやって来たのは、おれな。

 

フク「おや、いらっしゃいおれなちゃん!」

おれな「はい、空き瓶持ってきました」

フク「わざわざありがとね。ところで」

おれな「はい?」

フク「酒屋のあたしが言うのもなんだけど、お酒はおひさまが沈んでからね。特に、日曜日に仕事が休みだからと言って朝から呑んでるなんてもっての外! お父さんにそう伝えておくれ」

おれな「分かってますってw 毎日明るいうちから呑んでるなんて、アルコール中毒&肝硬変一直線のゴミクズですよねー! …あれ?」

フク「どうしたんだい?」

おれな「あの桃色の豚型セリアンスロゥピィのおじさん…」

フク「なんかキョロキョロしてるね。こりゃもしかして」

おれな「あっ! お酒を鞄の中に入れたわ!」

フク「やっぱりか! こらあーっ!!」

桃豚男「げっ、やべっ!!」

おれな「逃げた!」

フク「待てーっ!!」

おれな「待ちなさーい! えーいっ!」

 

桃豚男にタックルし、足にしがみつくおれな。

 

桃豚男「離せ!! 離せこのガキ!! この俺様にマウント取ってんじゃねえ!!」

おれな「いーえ、離しませんっ! て酒くさっ!」

フク「よし、そのまま離すんじゃないよ! どおすこーい!!」

 

バーン!!

 

桃豚男「うげアっ!?」

 

フクの全体重かけたフライングボディープレスが炸裂!

 

フク「さ、今のうちに110番を!」

おれな「はいっ!」

雨天署、取調室。

 

ひろみ「全く、何度目だよ山取豚男! 酒中毒もいい加減にしろ! さ、早いとこ始めましょ、先輩」

味鋺「だな。それでは始めるぞ。毎回毎回言ってるが、山取豚男、お前には黙秘権があり…

 

ほわ~ん。

 

味鋺&ひろみ「「えええーっ!?」」

ひろみ「消えちゃいましたね…」

味鋺「消えたな…」

ひろみ「あの、目の前で容疑者が消えた場合はどうすればいいんでしょう?」

味鋺「そんなもん俺に聞くな!」

ひろみ「えーっ、ベテランの先輩だったら、こういうこと何度か経験したことあるんじゃないんですか?」

味鋺「あるわけねーだろ!」

桃豚男「へっへっへ、全く、世の中には不思議なこともあるもんだぜ。警察の取調室からテレポートで脱出とはなw でも、ここはどこだ?」

 

子供A「ごめんね、モモオ…」

子供B「本当にごめんね…」

子供C「バイバイ、モモオ…」

 

桃豚男「ん? なんだこのガキどもは? なんで全員泣いてやがる? てか、なんで俺四つん這い? ん、なんだこのトラックは? お、おい、俺様をどこに連れて行く気だ!?」

夜、鶴巻家。

 

夢見「えーっ、今日の晩ごはん豚肉ー!? 給食も豚づくしだったんだよママー!」

樹理「贅沢言うんじゃありません! 今日の給食に何が出たかなんて、ママに分かるわけないでしょ!」

 

テレビのアナウンサー『取調室から忽然と姿を消したHT市の公務員、山取豚男容疑者の行方は杳として知れず、警察では引き続き全力でその行方を追っています。

さて、話題変わりまして、今日、虹ヶ島市内の全小学生に、給食でトンカツ、豚キムチ、豚汁の豚づくしが振る舞われました。これは、地産品の豚肉をもっと食べてもらおうと、鶴巻虹ヶ島市長自ら企画したもので、豚肉の中には、食育と命の尊さを学ぶために虹ヶ島小学校の6年生が育てた豚も一頭含まれており──』

 

夢見「て下手人はママじゃん!」(ぷんすか!)

樹理「ごめんごめん、すっかり忘れてたわw」

 

 

=END=

 

 

 


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