今日は3月18日で『318(サイヤ)の日』！
そして今回ドラゴンボールと混ぜてみたのは思い出の作品『ＹＡＴ安心！宇宙旅行』です。

知らない人の為に一応解説↓(※無駄に長いですゴメンナサイ;)
『ＹＡＴ安心！宇宙旅行』

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ＮＨＫ教育(現:Ｅテレ)で放送されていたＳＦコメディアニメ。
1996年10月から1997年9月にかけて第１シリーズ(全50話)、
1998年4月から同年10月にかけて第２シリーズ(全25話)の
計75話が放送された。
舞台は誰でも気軽に宇宙旅行に行けるようになった未来の世界。
主人公の少年『星渡ゴロー』は自分が幼い頃に行方不明になった父親『星渡ダイゴ』を捜す為、
『ヤマモト・安心・トラベル』略して『ＹＡＴ』という名の宇宙旅行会社を訪ねる。
唯一の手がかりである父親が写っている写真から、撮影された場所がゴールド星と知り
ＹＡＴが企画したゴールド星ツアーへの参加をゴローは希望する。
しかしＹＡＴは必ずと言っていいほどトラブルを起こす悪評高い弱小会社だった。
観光宇宙船『ＹＡＴダブ』の発進も街のビルにぶつけながら飛び立つという有様だ。
ゴールド星にやって来たゴローはさっそく父親の手がかりを探そうとするが、
そこでトラブルに巻き込まれてしまい結果、ＹＡＴダブを壊してしまう。
さらに父と同じ写真に写っていた人物と接触したものの、結局有益な情報は得られず徒労に終わるという始末。
壊したＹＡＴダブの弁償金を払う為、ゴローはＹＡＴに入社して働くハメに。
その後ＹＡＴはツアーで様々な星を訪れ、その先々で毎回トラブルに見舞われる。
ＹＡＴの社長で元宇宙海賊の『ヤマモトカオル』からはいつもひたすらこき使われ、
ゴローが一目惚れしたＹＡＴの美人添乗員でヤマモトの娘『天上院桂』には
彼女の天然な性格のせいで想いがなかなか伝わらないという散々な日々を送るゴローだが
それでもめげずにツアー先で父親ダイゴを捜し求めるのだった。

ＹＡＴがツアーを企画してある惑星へ旅行客を伴って訪れる→主に事前の調査不足や
計算ミスが原因でトラブルが発生→その結果客共々何かしらの事件に巻き込まれる。
当然客は怒る→苦情を訴える客をなだめながらなんとか問題を解決しようと
主人公らＹＡＴの面々が奮闘する…というのが１エピソードの基本的な流れになっている。
しかしそういう一話完結のコメディばかりではなく
『主人公の父親捜し』という物語の本筋に大きく関わるシリアスな回もある。
第１シリーズの終盤ではついにゴローは父親と再会。ある事をきっかけに地球が危機に陥り
それを回避する為ゴローは父やＹＡＴら仲間達と力を合わせて地球の危機に立ち向かうという
壮大なクライマックスを迎える。まさに笑いあり涙ありの名作である。
主人公ゴローとヒロイン桂の恋の行方も見所。

第１シリーズ完結の半年後にスタートした第２シリーズは
ツアーをする話ではなく、別次元の宇宙に飛ばされてしまったＹＡＴ一行が元の世界に帰る為に
宇宙を征服しようと企む悪の帝国と戦う冒険活劇ストーリーになっている。
第２シリーズからの新キャラにも魅力たっぷりの人物が多く、相変わらず楽しい作品。

ただ放送当時ＶＨＳはリリースされたものの、ＤＶＤ、ＢＤは未だ発売されず…
現在では視聴難度が高い作品と言わざるをえない。
（かつてyoutubeで動画が公式配信されていたが今は既に公開停止。ＮＨＫアーカイブスや各放送局の
　番組ライブラリーでの公開も第１シリーズの第１話、第２話の二本のみ…)
様々な事情が絡んでいるのは推測できるが、いつの日かＤＶＤ化、ＢＤ化していただきたいものである。

なお、第１、２シリーズ共にアニメ放送と同時期に原作者の西川伸司先生の手による
漫画版がＮＨＫ出版から刊行された。本筋はアニメ版と同じだが異なる描写や展開も多い。
当然こちらも面白い作品ですのでもし古本屋等で発見したら手に取ってみるのをオススメします。

※中央の元祖女サイヤ人セリパさんっぽい格好の人は第１シリーズのキャラ『ドリス』。
　クールな天才女性技師でレギュラーキャラではないけど作品の割と重要な存在。
　(髪色は赤だけどもちろん超サイヤ人ゴッドてワケじゃないです。)
　左の少年期悟空の亀仙流道着を着てるのは主人公『星渡ゴロー』。
　不幸体質だけどやる時は熱い少年。何かと戦う時は主にデッキブラシを得物とする(如意棒カラーです)。
　右はヒロインの『天上院桂』。コスチュームはヒーローズの女サイヤ人アバターのヒーロータイプ。
　桂さんは怪力の持ち主で、巨大なスパナも軽く持ち上げられる。
　これで実際にＹＡＴダブの整備をしてしまう(これも如意棒カラー)。
　(水色っぽい髪ですがもちろんブルーじゃ…　ハイ。)
　ドリスさんに踏まれているのは第２シリーズに出てくるガノン帝国の戦闘員ガノン兵。
　とにかく数で勝負な奴ら。それでも桂さんやヤマモト社長には敵わない可哀そうな連中。
　後ろを飛ぶのはＹＡＴダブと一人用のポッド(親父ぃは乗ってないと思う)。
　背景の地球(一応;)と一緒に浮かぶのはガノン帝国の拠点デスガノンとゴローの父ダイゴが設計した次元トンネル。