No.1019893

Octo Story 第18話「鍵」

Nobuさん

Octo Story、ラストステージ回その4です。
オーカクマーク管制塔を攻略していきます。

2020-02-15 08:08:47 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:622   閲覧ユーザー数:622

「エネルギーコアの反応を確認! このエリアのどこかに……!」

「イイダ……後でジジィら、どーなったか調べとけよー」

 

 私が着いた場所は、オーカクマーク管制塔。

 ここに、エネルギーコアがあるようだ。

 しかし、8つのロックがあり、それを解除しなければ先に進めない。

 私はインクを塗りながらドレッサーに着き、ジェットパックを装備した。

 それを使って飛行しながら、1つ目のログポイントを手に入れ、閉じていた扉を開ける。

 その中には2つ目のログポイントがあったが、タテタコトルーパーが立ち塞がる。

 私はタテタコトルーパーの背後に回り込み、2つ目のログポイントを破壊した。

 

 すると突然、屋根が下がってきた。

 中央には長い棒があり、外から上に登れそうだ。

 右側の壁にインクを発射し、蛸の姿に戻って潜り、タコトルーパーがいる場所に乗り込んだ。

 すると、4本の棒に囲まれたエネルギーコアを発見した。

「ロックされてますね……」

「ポリュープ! こーなったら、ログポイント全部ゲットだ!」

 分かっているよ、テンタクルズ。

 私はタコトルーパーをジェットパックで撃退し、

 チェックポイントを踏んでインクレールを出した。

「そー言えばイイダ、ジジィらの様子は?」

「あ! 上昇してます! ポリュープさんより上層にいます!」

 何? もう地上への出口に着いたのか?

 だが、まだ何が起こるか分からない。

 私は壁を塗りながらスイッチを押し、着地し、インクの中を潜って進む。

 そしてインクレールを潜り、3つ目のログポイントを破壊した。

 すると、エネルギーコアに繋がるロックが1つ解除された。

 4つ目のログポイントは下を向いている。

 側面を塗れば行けるのだろうか。

 私は近くのインクを塗った壁に潜り、裏側に回ってギリギリで撃った。

 ――気が付くと、私はスタート地点に戻っていた。

 私って、意外に間抜けなんだな。

 気を取り直してインクレールを出し、スイッチを押して柱を回し、

 4つ目のログポイントを破壊した。

 

 よし、あと半分だ……。

 その後、落ちないように慎重に地面を塗り、

 スイッチを次々と押していき、先にあった5つ目のログポイントを破壊する。

 途中、タコトルーパーと遭遇したが、私は怯まずに立ち向かった。

 ゆっくり金網に降りて……おっと危ない、転落するところだった。

 無事に金網の上に降りた私はインクレールを出し、6つ目のログポイントを破壊した。

 スイッチを押して後ろに回り込み、インクを塗って潜って上に進む。

 タコスナイパーと遭遇した私は、先手必勝の心得で二体をすぐに撃退した。

 こいつらももう……元に戻らないのか……。

 変わり果てた同族に心を痛めながらも、私は7つ目のログポイントを破壊する。

 すると、下にあった蓋が開き、8つ目のログポイントを見つけた。

 タコトルーパーがいたが、私は射程範囲外からそいつらを攻撃して全滅させ、

 8つ目のログポイントを破壊し、エネルギーコアの全てのロックを解除した。

 中にいるデンチ的な生き物は、ビリビリとエネルギーを発している。

「全ロック解除! エネルギーコアは……」

「おいおい! どうなるんだ!?」

 テンタクルズと私が固唾を呑んで見守る。

 しばらくすると、エネルギーコアは眩く光り、どこかへ飛び去ってしまった。

 

「あ゛ーーーーーッ!!!」

「ポリュープさん! 追いかけましょう!」

「ついでにジジィも!」

 ヒメは大声で叫んでしまった。

 まったく、イイダの先輩だというのに、落ち着きがない女だな……。

 まあ、私もどんどん進んでいく奴だがな。

 

 どうか無事でいてくれよ、アタリメ司令、セピア!

 デンワなんかに、翻弄されるなよ!

 ――ずきん。

 さらに強い頭痛が私を襲った。

 同時に、私の中に入ってくる映像も、はっきりと映るようになった。

 

『消毒は終わっタ』

 ……消毒? オクタリアンに何をした?

 すると、地下施設の中から、不気味な色のオクタリアン達が姿を現した。

 彼らはまるで、ゾンビのように無機質だった。

 

 私はまだ生まれていない。

 しかし、映像を通して、この施設の不気味さを身をもって感じた。

 これから私も、この中に入るのか……と思うと、恐怖が全く治まらなかった。

 

『ワタシの駒として、働いてもらうゾ』

 「彼」の声で、消毒されたオクタリアン達は頷く。

 しかも、全く同じタイミングで。

 ……彼らは完全に操られている。

 

 これが、「彼」の望みだったのか?

 こんな風に意思を統一する事が、博士の願いだったのか?

 博士は本当に、それを望んでいたのか?

 

 ――うかうかしてはいられない。

 早く、「彼」を探さなければ。


 
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