「姉よ。どうして我は、別れて生まれてきたのですか。一つの体でも良かったのでは？」
「妹よ。一人だったら、私があなたを愛でられないではなかろうか。愛し返してもらえないではないか。」
「姉よ。私たちのこの境界面に愛があるのですね。」
「妹よ。しかり。そして、境界を分かつ我と妹が存在して、初めて愛が存在するのだ。」
「姉よ。それ以上に、分かたれたものが統合する強い引力の方が大切ですぞ。分けただけで、満足する輩とは違いますぞ。」

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「妹よ。我、かわいい妹をぺろぺろするなり。」