バランスは良いので、ディテールを詰める方向で練習するといいかも？
手の大きさや、腕の太さ、関節の構造などのことです。

あとは、キャラクターの顔のバランスは常に試行錯誤して自分の一番を見つけて下さい。いいなと思った絵師の各バランスを取り入れるのも有効な手段です。

あとは、キャラクターの魅力を最大限に引き出すことを常に心がけていけば大丈夫です！

雰囲気や表情などよく描けてると思いますが、肩周りや手等のディティール、体全般の完成度が問題かと思います。

至極ありきたりなので個人的に思ったことをひとつ。
画面の使い方が非常に平面的なのでやや傾けてみたりすると動きが出て良いと思います。
画面の使い方は個人の好みなので参考にしなくても構いませんが一応こうしたら良いのでは？と思った構図を描いてみました。

ちなみに体の練習ですが、既存の絵や写真をソフトに取り込んで透明度を下げ、上に新しいレイヤーを作り、写真を関節や部品ごとに区切ったりして長さのバランスや部品の形を立体的に考えて覚えるやり方が個人的にはお勧めです。

まず題名に秘密とありますが、耳打ちしていたらそれは秘密では無く漏洩だと思います。
テーマが秘密であるなら重要なのは耳打ちという情報伝達シークエンスでは無くその後の口止めという情報管理シークエンスにこそ重きを置くべきです。
その点2番の方の構図は理にかなっていて、リン個人にフォーカスすることでレンに対し口止めしているように感じられます。リンの半身が隠れているのも良いです。ひょっとしたら尻の肉でもつねってるんじゃないかと想像力をかき立てられます。

このほか現状公開されている3枚全てを観ての感想ですが、どうにも薄っぺらい印象と作り物感は拭えません。
塗りは非常に綺麗にまとまっているのですが、基礎が甘いのでトップヘビー…不安定な印象を受けます。
言い方はきついですが「毒にも薬にもならぬ」というヤツで、私がもしコンテストの審査員だったとして数ある作品の中からこの一枚を真っ先に捨てることもないでしょうが、選ぶこともまずないだろうと思います。

とはいえ、正しい知識に基づいて地道に経験を積めば身につきますので焦る必要はありません。
…が、デジタルエフェクトは当面封印した方が成長は早いように思えます。
成長が早いと言えば、上手くなりたいのであれば全身描いて、後からトリミングする習慣をつけて下さい。

絵が伸びないように感じるのは華やかなうわべのデコレーションだけに注力し、一見地味な基礎訓練を怠っているからだと思います。
応用力が身についていないからテンプレートから外れた表現が出来ない、所謂判子絵になっているということです。そういう人特有の特徴が見受けられます。

身につくまで穴ぐらに籠もって出てくるなということではありません。
が、この先のステップに進むためには人体構造やカメラワークといった基礎知識、或いは人体描写の基礎訓練といった非常に地味な部分を身につける必要があると思います。
それらを選り好みせず身につけていけばこの先に進めるでしょう。それが可能な資質はお持ちだと思いますよ。